再生の春

寒さで止まっていた時が溶け出したように動き出す変化の季節、
梅、桜、野に咲く花がいっせいに顔をのぞかせて、豪華絢爛
ほととぎすは、早くも夏の到来を予言して
響き渡る声で唱っている。

長く厳しい沈黙の冬は終わりを告げた。
私も、生まれ変わった気持ちで新しい季節を迎えてみよう。

初めて体験するかのように風を感じてみよう。
今まで聞こえてこなかった風のささやきが聞こえてくるかもしれない。

初めて見たかのように朝日を見つめてみよう。
暖かい声でおはようと言ってくれるかもしれない。

初めて出会ったかのように家族と向き合ってみよう。
きっと今までとは違った思いが私の胸を満たすかもしれない。

初めて今日を迎えたように、今日、たった今ここに耳を傾けてみよう。
思いもつかなかった奇跡が私を訪問してくれるかもしれない。

浜岡原発全炉停止を歓迎します

 浜岡原発が全炉停止する方針となりました。私は、素晴らしい決定、日本や世界の未来に一石を投じる大英断だと思います。

 原子力の利害団体はすそ野が広く、またパワフルであり、白を黒と言いくるめる力があるように私には思えます。今回のこんなにひどい福島原発に事故があったにもかかわらず、明らかに事故を過小評価したり、重要な情報(放射能の分布予想図など)を後出し、または公表しなかったり、今後も原発推進路線を維持するのだと早々に発表する政治家がいたり、懲りもせずに他の原発には危険がないと言い切ったり、挙句の果てには、少量の放射能ならば体にいいなどと暴言を吐く原子力関係者がいたり、反原発の態度を取っている人たちを異端扱いにしたりなど、私には、原子力利害関係団体は、カルト集団のように思えます。

 現実に、今回の事件が起こってから、脱原発の態度表明をハッキリとした政治家や有名人は、さほど多くはありません。みんな原発が問題であることは知っているけれども、それに反対することは、何らかの危険をしょわなければならないことも知っているのだと思います。そんな中で、原発に反対する意見を表明した人たちは、勇気ある人たちなんだと思います。孫さんや城南信用金庫など、勇気ある先駆者たちは、尊敬に値すると思いますね。

 そのような事情があることを理解しているので、福島原発のほとぼりが冷めたころには、また原子力発電推進のプロパガンダが巧妙になされて、結局元通りになってしまうのではないかと正直恐れていたのですが、今回の浜岡原発の全炉停止の決定によって、そのような暗く厚い雲に風穴を開けることができたのではないかと感じます。どうしようもなく頑固な根城が決壊し始めているような気配を感じます。これを機に、私たちは、本気で脱原発の道に挑戦すべきです。多くの国民が、『危険―便利路線』よりも、『安全ーつつましさ路線』を選ぶのではないでしょうか。多くの国民が望む本来の路線を探求すべきです。私も一市民として、そのような脱原発の路線を応援していきたいと思います。

今日は第5講目です

 今日は、早くも、大学のプレゼンディスカッションスキル演習の授業の第5回目です。3時限目と4時限目に同じ授業を担当していますが、それぞれおよそ50名の学生が受講してくれています。

 今日のテーマは、価値観のコミュニケーションについてです。昨年新たに弊社で開発した価値観のコミュニケーションの実習「高価な薬」という実習を授業で使用します。今年はどんな展開になっていくのか、とても楽しみです。学生たちにとって価値ある充実した時間となれるように頑張りたいと思います。

 では、行ってまいります。

良い休みを取れました

おかげさまで、良い連休を取れました。

両国に500羅漢図を見に行ったり、私と妻の実家を巡ったりなど、のんびりと、楽しく過ごすことができました。

来週からは、夏場所の本番です。大学関係の仕事が続くと同時に、アトランティックプロジェクトをはじめ、どんどん営業展開をして、仕事のチャンスを広げていきたいと願っております。良い仕事ができるように、しっかりと頑張りたいと思います。

本日よりGWに入ります

 弊社も、本日から、GWに入らせていただきます。今年の前半戦は、大震災など、大波乱の年でした。大波乱の中でも、顧客や仲間の応援を頂いて、何とか無事に過ごすことができました。ご縁のある方々に心から感謝申し上げます。

 GWでゆっくりと英気を養い、後半戦に備えたいと思います。とは言え、実は、5月2日は、大学の授業があり、少々分断された連休となってしまうのですが、十分すぎるほどの連休です。楽しく過ごしたいと思います。

 本ブログも、連休中は更新しない予定です。連休後にまた再開します。皆さんも、良き連休をお過ごしください。

私とは

私とは一体何なのだろうか?

いったいどこからどこまでが私なんだろうか?

私と私以外を区切る境界線てどこなんだろうか?

肉体の輪郭だろうか?

だとしたら、私が出したため息は、どこまでが私でどこからが私じゃなくなったのか?

汗が滴り落ちた時、その汗は、いつから私じゃなくなったのか?

抜け落ちた髪の毛は、私なのか私じゃないのか?

いったい何が私で何が私じゃないのか?

目の前にあるクッキーは、今は、私じゃないけれども、食べれば私になるのか?

しかし、クッキーは食べようが食べまいが中身に変わりがあるわけではない。

いったい何がどう変化していつからどこから私になるのか?

そもそも、目の前のクッキーが私じゃないって一体誰が決めたのか?

目の前にある水は、今は私じゃないけれども、飲めば私になるのか?

しかし、水は、飲もうが飲むまいが中身に変わりがあるわけではない。

いったい何がどう変化していつからどこから私になるのか?

そもそも目の前の水が私じゃないって一体誰が決めたのか?

そもそも目の前のペンが私じゃないって一体誰が決めたのか?

そもそも目の前のあなたが私じゃないって一体誰が決めたのか?

ここからが私だと思い込んでいる境界線は、実は根拠がない。

そして、そこからが私じゃないと思い込んでいる境界線も、実は、相当いい加減だ。

私と他を引き離す境界線は、現実には存在していない。

その境界線を引いているのは、私の頭の考えだけだ。

私と他の境界線は、単なる言葉のあや、空想の産物なのかもしれない。

では、私とは一体何なのだろうか?

探求は続いていく。

T社新入社員研修を担当しました(20110427)

T社新入社員研修を担当しました。概要は以下の通りです。

 

T社新入社員研修概要】

(テーマ) 「自分らしく輝く力強いビジネスパーソンとなる。」

(ねらい)
   ①輝く企業人の要件=自信と誇りの重要性を学ぶ。
    ②コミュニケーションスキルを高める。
   ③ビジネスマナーを身につける。

 

(プログラムの内容)

セッション1「力強く輝く企業人の要件=自信と誇りの重要性」

セッション2「コミュニケーションスキルを学ぶ」

セッション3「ビジネスマナーを身につける」

 第1ステップ「電話応対」

 第2ステップ「来客応対・客先訪問」

 

 T社は、東北に多くの支店があり、東日本大震災で、大きな被害を受けた会社です。4月上旬に新入社員研修を予定していたのですが、被災対応でそれどころではなくなり、いったんキャンセルとなっていました。しかし、役員や人事スタッフの皆さんが、社員の安全確保や調整をやり遂げた上で、新入社員研修も、粘り強く開催できるように奔走頂いて今回の4月下旬の開催を実現することができました。弊社としても、そのような大切な思い入れのある研修を担当できますこと、大変光栄であると同時に大きな責任を感じながら担当させていただきました。

 研修は、9時から3時半までの短時間の研修でしたが、スタッフの皆さんや参加メンバーのご協力を頂いて、楽しく充実した学びの場となることができたのではないかと思います。

・輝く企業人として力強いキャリアを育むために必要なことは、自信と誇りであること。

・どんなに能力があっても、職場でかわいがってもらわなければ新入社員は使い物にならないということ。

・コミュニケーションは、テクニックではなく、感謝、思いやり、謙虚、自尊心と言った哲学や生き方であること。

・ビジネスマナーはテクニックよりも誠実さ、丁寧さが大切であり、下手は下手なりに一生懸命にすることが大切であること。

・職場で、不安をもたずに電話応対や来客応対ができるようになるということ。

・新入社員として当面大切にすべきことは、あきらめない気持であること。

など、新入社員にとって、大切な事柄を、学ぶことができたと思います。

 新入社員の皆さんは、一様に真剣で集中して学んでくれました。やはり、東日本大震災のショックはまだ残っているのでしょうか。例年にも増して、一言一言がハートに響いている様子が分かりました。中には、大震災でお父さんを亡くされた方も一人いらっしゃいました。大変厳しい体験の直後で社会人として再出発することになった皆さんですが、一様にいい顔をしていましたね。きっと彼ら彼女らならば、いい仕事をしますよ。私が保証します。素晴らしい可能性と潜在性をもった皆さん、当面いろいろと大変な思いをすることもあろうかと思いますが、何があってあきらめずに、共にがんばりましょう。 

 スタッフのみなさん、そして新入社員の皆さん本当にありがとうございました。皆さんのご活躍を心からお祈り申し上げます。

原子力委員会に反原発の意見を送りました

 原子力委員会が、原発に関する意見の公募をしていますので、私も、反原発の意見を送りました。

 原発は、そこから上がる利益が相当美味しいらしく、電力会社、政治家、マスコミ、メーカー、関連会社、関連団体など、相当広い裾野にわたって原発を作ることによって利益を得る利益団体が広がっています。だから、これほどまでにひどい福島原発の様な事故が起こっても、マスコミがこぞって原発反対ののろしを上げていませんね。もしかしたら、それらの利害団体の圧力によって、これから上手に世論が誘導されて、原発は今後もやはり必要なんだという強引で狂気な主張が通ってしまうかもしれません。

 だから、原発に反対する人は、しっかりと声を上げていかないといけないのだと思います。何も知らないでいるときには仕方がありませんが、孫子の代まで禍根を残す大変危険な存在が原発なんだということを一旦を知ったからには、それを見過ごしたり許してしまうのはいけないことなんだと思います。そんな思いがあり、小さいことですが、原子力委員会の意見公募に意見を送りました。800字以内だのこまごましたルールだのいろいろとややこしいこともありましたが、とりあえず、まとめて送りました。参考までに、以下に送った内容を公開したいと思います。

 

【原子力委員会への意見書】

<公募URL>

http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/tyoki_oubo.htm

<意見の概要>

 原発はいらない事。新しい原発はもう作らない事。企画中または建設中の原発は、全て中断する事。既存の稼働中の原発も全て停止させて廃炉にすることを求めます。

<意見及びその理由>

 原子力発電所は、①核廃棄物の最終処理の方法が確立していない ②メンテナンスのために人命を犠牲にせざるを得ない ③今後も事故が起こる可能性がある 等の理由で、不完全で不自然で猛烈に危険なエネルギーだと私は思います。

 福島原発事故を厳粛に受け止めて、今までの原子力擁護推進という狂気なあり方を反省し、見直さなければなりません。一市民として、あらゆる原発に反対を唱えます。

 現代社会を支える電力を賄うためには原発が必要だという意見は、詭弁ですよ。原子力以外の発電所で、十分に賄うことができる。例え電力が不足しても、今回のように、国民は節電に応えることができる。さらに、原発にかけるお金を回せば、いくらでも新しいエネルギー源を発明することができる。

 一国民として、そんなに危険な発電に頼るよりも、つつましく許されるだけの電力で暮らすほうが、よっぽど安心で幸せを感じます。少なくとも、私は、原子力の危険性を受け入れてまで贅沢な生活を保障してくれなどと望んでいません。むしろ、原子力の危険性は、万難を排して無くしてくれと訴えたい。私は、原発がなければ、まともな日常生活を営めないなどという脅しに絶対に屈しません。

 多分国民の大半が、原発の危険性の真実を知ったらそう思うことでしょう。驚くべきお金を使った広告宣伝等で安全であると思い込まされてしまったけれども、今後は、そのような操作を簡単に鵜呑みにして、洗脳されてはいけないのだと思います。今回の事故は、原発建設を許してしまった国民にも責任の一端がある。もうこれ以上の悲劇を広めたくないならば、私たちも、「原発は嫌だ」と声をあげて行く必要があると私は思います。

 私は、「原発はいらない事。新しい原発はもう作らない事。企画中または建設中の原発は、全て中断する事。既存の稼働中の原発も全て停止させて廃炉にすることを求める。」とハッキリと要求します。

本が売れています

 弊社より出版しております「実践就活マニュアル」と「To be yourself」が最近本当によく売れていま す。Amazonに掲載しておりますが、こことのころ、頻繁に注文が入ってきているのです。こうして購入いただけるお客さんが出てきてくださると、本を作ってよかったなとつくづく思います。

 キャリア形成支援や就職活動支援には、もってこいの本であると自負しております。願わくば、この本が、もっともっとたくさんの人たちのお役に立てますことを祈ります!