J大学で、就活グループワーク面接講座を担当しました。2ステップの授業をそれぞれ3回ずつ、計6回にわたって実施しました。概要は以下の通りです。
【就活グループワーク面接対策講座】
<1回目>
(ねらい)
1.グループワーク面接を突破するためのスキルを学ぶ。
2.就活に必要なコミュニケーションスキルを学ぶ。
(内容)
1.採用面接の進み方と対策
2.グループワーク面接に立ち向かうために
①グループワークの基盤は信頼関係
②感情に支配されるのではなく、感情の主人となる
③勝つ人や目立つ人が採用されるわけではない
④小さな勇気が未来を開く
⑤初期の面接は減点法
3.グループワーク面接の採用基準とチェックポイント
4.チームワークの要素と自分の強み
5.実習「ポスターを復元せよ」
6.就活を勝ち抜くためのポイント
<2回目>
(ねらい)
1.グループディスカッション面接を突破するためのスキルを学ぶ。
2.就活に必要なコミュニケーションスキルを学ぶ。
(内容)
1.グループディスカッションとは
2.グループディスカッションに参加する心構え
3.グループディスカッションの標準的な展開
4.私のグループディスカッションへのかかわり方
5.グループディスカッションの討議テーマとかかわり方
6.演習「グループディスカッション」
7.グループディスカッションに立ち向かうための3カ条
各回とも70名~80名の学生が集まってくれました。環境が厳しいだけに、真剣そのものです。
ワークを見ていると、J大学の学生は、本当に良い学生ばかりですね。
よく、プロジェクトチームの中で、とりたてて技術スキルはないのだけれど、人間的に温かく、人を勇気付けたりコミュニケーションを良くしたりしてチームを元気づけることによって、その人がいるだけでチームが明るくなり、結果的に納期が早くなったりよい作品ができたりなどの大きな成果につながる人がいますが、J大学の学生は、まさにそういう人たちだと思います。エコや高い意識をもった企業活動を期待されているこれからの企業にとっては、こうした人たちこそが会社の宝になるのではないでしょうか。採用担当者の方々には、学生たちのこうした人間性をぜひ評価してほしいですね。
いずれにしても、こんなに厳しい時代に、好むと好まざるとにかかわらず立ち向かわなければなりません。学生たちにとっては、台風の中に踏み込むような心境でしょう。大変だと思います。しかし、いつか、こうした時代に生まれてよかったと思える日がきっと来るはずです。こうした苦しみにもきっと必ず意味があるのだから。だから、しっかりと苦労をして、逃げずに立ち向かって、全力で頑張ってほしいと思います。私もできる限りバックアップしてあげたいと思います。