都内のIT企業J社で新入社員研修を担当しました。J社では、新入社員が4名以下だったので、グループワーク中心のアトランティックプロジェクトは実施できず、少人数用のプログラムでの実施となりました。概要は以下の通りです。
<J社新入社員研修概要>
【プログラムの目的】
(テーマ) 「自分らしく輝く力強いビジネスパーソンとなる。」
(ねらい)
①輝く企業人の要件=自信と誇りの重要性を学ぶ。
②自己探求を深め、自分の強みを引き出す。
③ビジネスマナー(電話応対、客先訪問、営業活動の基礎知識)を身につける。
④企業人の基礎知識(会社の仕組み、仕事の進め方、報告連絡相談の仕方)を学ぶ。
⑤力強いキャリアを育む基盤となる前向きな生き方を学ぶ。
⑥キャリアヴィジョンを設定する。
【プログラムの内容】
(初日)
セッション1「力強く輝く企業人の要件=自信と誇りの重要性」
セッション2「ファイブファンクションによる自己探求」
セッション3「ビジネスマナーを身につける」 第1ステップ「電話応対」
・営業の基本(営業とは、営業の心構え、営業の全体像)
・マナートレーニング (電話応対関係)
・実習「日本商事を訪問せよ(電話応対編)」
(2日目)
セッション3「ビジネスマナーを身につける」 第2ステップ「来客応対・客先訪問」
・マナートレーニング(来客応対・客先訪問編)
・実習「日本商事を訪問せよ(客先訪問編)」
セッション4「企業人の基礎知識」
・会社とは
・効果的な仕事の進め方
・報告・連絡・相談について
セッション5「前向きな生き方」
セッション6「キャリアヴィジョン」
J社は、学卒採用が、今年で初めてとのことで、従って新入社員研修も今年が記念すべき第一回目となります。そのような大切な研修を担当させていただけましたこと、大変光栄に思っております。少人数での受講で、しかも、私のように暑苦しい講師と面と向かい合っての2日間で、受講された方々は大変だったと思いますが、意識と人柄が素晴らしい方々であり、集中を切らさず真剣に受講してくれました。素晴らしいメンバーとともに、素晴らしい学びの場を展開できたと思っております。メンバーの皆さん本当にありがとうございました。
J社は、社員スタッフの皆さんの人柄が素晴らしいだけではなく、会社自体の持っているテクノロジーも素晴らしく、ある意味で革新的なテクノロジーを扱っていらっしゃいます。ソフト開発にかかる経費や人材をおおよそ半分から3分の1にすることができるだけではなく、その難しさからすべてを外部委託せざるを得なかった情報システム構築を内製化できるという今までのソフト開発では考えられなかった、ソフト開発を根本から変えてしまうことができる革命的なテクノロジーを扱っている会社です。いろいろとお話をうかがって、私のベンチャー精神も大きく刺激されました。この会社は、間違いなく伸びますね。だって、ある意味でソフト開発のOSでもあり、あらゆる情報産業の基盤ソフトとなるものだからですよ。
社長さんのお話をお聞きして、日本で事業を開始した当初は、全く信じてもらえず、魔法のようなキワモノ扱いで、なかなか売り上げにつながらない苦しい時期だったけれども、リーマンブラザーズ以降、本格的にソフト開発に対するコスト削減が叫ばれてから一気に受注が拡大してきたとのこと。
こうした革命的なノウハウは、信頼が浸透し始めたら一気に大拡大するものです。いまがちょうどその時期に差し掛かっているのかもしれません。
新入社員のOさんは、就活で苦労されて、130社に断られたとこのと。130社と言うと相当の苦労です。そんな苦労にもめげず、あきらめずに、折れずに立ち向かっていったからこそ、こうした素晴らしい会社とのご縁ができたのだと思います。逆に、130社の中で、内定が取れなくて良かったですよ。本当の勝利の女神は、最悪の中でもあきらめないでもう一歩踏み出しいた時にやってくるもの。そんな勝利をOさんは得たのだと思います。これから、迎える現実には、厳しいものもあると思いますが、Oさんならば、大丈夫。私が保証します。素晴らしいチャンスを手にしたのですから、ぜひとも頑張って大きく成長してください。心から応援しております。
J社のみなさん、今回の新入社員研修でさまざまなご協力やご支援を頂けましたこと、心から感謝しております。皆さんの今後のご発展とご活躍を心からお祈り申し上げます。本当にありがとうございました。