月別アーカイブ: 2010年9月

UFOは核兵器に関心?

       UFOは核兵器に関心? 元米軍将校らが目撃談
                                               CNN,com 2010.09.29より引用

 米軍基地の核施設周辺で1960~80年代、未確認飛行物体(UFO)を目撃したとの報告が相次いだ。当時の空軍将校6人と兵士1人が27日、ワシントンでの記者会見で、自らの体験や部下からの報告を振り返った。

記者会見を主催したUFO研究家、ロバート・ヘイスティングズ氏は、核施設にUFOが飛来したと話す元米軍要員は120人以上に上ると説明。「宇宙からの訪問者が何らかの理由で、第2次世界大戦後の核軍拡競争に関心を示していた」との説を主張した。目撃談の多くはすでに本やインターネットなどで紹介されており、米政府はUFOの存在を認める時が来ていると同氏は強調した。

元空軍大尉のロバート・サラス氏ら3人は会見で、1967年3月にモンタナ州マルストローム空軍基地の人里離れた核ミサイル格納庫上空にUFOが現れたとされる報告を取り上げた。サラス氏自身は当時、地下にいて直接目にしなかったが、地上の警備員らによると、直径約9メートルの赤く光る物体がゲートのすぐ上に浮かんでいた。その間にミサイルが突然、発射不能の状態に陥った。同氏らは軍から、この出来事を口外しないよう命じられたという。サラス氏は後日、この体験に関する本を書いている。

ヘイスティングズ氏はミサイルが発射不能となった例について、「UFOの搭乗者から米国やロシアへのメッセージだ」との見方を示す。「米ロをはじめとする国々の火遊びを注意し、核兵器を保有したり使用をほのめかしたりすることによって人類と地球環境が破滅しかねないと訴えているのではないか」と同氏は語る。

またチャールズ・ホルト退役大佐は、1980年12月に英東部の空軍基地近くの森でUFOとみられる光る物体が動くのを見たと話した。基地周辺で不審な光が目撃されたとの報告を受け、治安要員とともに調査していたところ、「鮮やかな赤で中心が黒っぽい、目のような物体が上下に揺れながら木の間をすり抜けていった」という。物体からは溶けた金属のようなものがしたたり落ちていた。近付こうとすると森の向こうの野原へ遠ざかり、音もなく5つの白い物体に分裂して跡形もなく姿を消した。さらにその後、約900メートル上空に別の物体が現れ、同氏らの足元にレーザーのような光線を放った。ほぼ同じころ、基地内からの無線で「上空の物体から格納庫区域あたりに光線が送られている」との報告を聞いたという。同氏もまた、司令官らは関与を避けようとしていたと語る。

米空軍は1948~69年、公式にプロジェクトを設けてUFO調査を実施し、UFOの存在は確認されないとの結論を下した。これに対してサラス氏は、UFO現象は「想像の産物ではなく現実だ」と主張し、当局の「過度な秘密主義」を批判した。

 

 

 UFOが核兵器に関して警告をしたという体験報告内容もすごいことだと思いますが、こうしたUFOがらみの記事をCNNが報道することもすごい。ローカルでマニアックな影響力の小さい新聞社などに扱われるならば、さもありなんという感じですが、報道しているのは信頼の厚いCNNです。明らかにUFO問題を取り扱う風潮が変わってきている実感がします。

 UFO問題は、一部のマニアックでいかれた奇人たちがありもしない世迷言を言っているのだろうという固定観念が世論にあると思います。ですから、UFO問題をジョークとしてではなく、真剣に語る人は、嘲笑され、バカにされる可能性があり、それを語ることは、そんな軽蔑を覚悟しなければならないので、相当な勇気が必要だと思います。

 今回報告している方々は、本当に退役軍人のしかも責任のあった将校さんです。米軍でもあり、UFOを語る人がどう扱われていたかは痛いほどよくわかっている人たちだと思いますが、こうして体験談として発表していることは、よっぽど勇気が必要なことであり、使命感のような覚悟が必要なことだったのではないかと私は思いますね。

 それを聴く世論も、反射的にバカにして拒否するのではなく、しっかりと受け止めて耳を傾けるべきではないでしょうか。体験談をそのまま本当のことであるとうのみにする必要はありませんが、勇気をもって語られた言葉でもあり、いったんはしっかりと聞くことが礼儀であるように思えます。

隣人同士仲良く暮らしたい

  隣人同士仲良く暮らしたい 小学校国際理解協力員 石井明静

        (朝日新聞朝刊 声 2010/9/29より引用)

 日本在住の中国人として、今回の尖閣諸島での漁船事件を複雑な気持ちで見守ってきました。正直に言うと、互いに納得できる知恵を出し合えないでいる状況に、素直に喜べません。

 私はわが道を行く性格なので、日本での暮らしは100%居心地がいいとは言えませんが、それでも日本の良さはいればいるほどたくさん見えてきます。勤勉、清潔、正直に生きること、驕らず常に謙虚であること、他人に押し付けがましくないように適当な距離感を保つこと、人の和を重んじハーモニーをつくろうと心掛けることなどです。

 急速に発展してきた中国はこれから様々な国内問題に直面しなければなりません。隣にあって平和を重んじる日本という国は中国にとって良い参考になると思います。大多数の日本人はモラルが高く、子どもを生活の中心に据える優しい心を持つことが、自常の暮らしを通してわかります。これは「和諧杜会(調和の取れた社会)」を目ざす今の中国にとって重要な鍵の一つだと確信します。

 中秋の名月」の日に奇麗なお月様が空に浮かんでいました。中国にいる友人とメールを通して一緒に月を鑑賞していました。そう、私たち中国人と日本人は海を挟んで同じ月を見るのです。

 

 朝日新聞朝刊の声欄に掲載された記事をご紹介します。折からの尖閣諸島をめぐる日中のトラブルに関しての意見です。一連の事件を巡って、中国が、国も国民も狂気とも思える間違えた認識や意見を公表し、態度や行動に現わしており、日本の一市民としては、怒りと不安と強い反感を覚えておりましたが、中国人の中には、こんな意見を持つ人もいるのかと改めて認識を新たにしました。

 さまざまな情勢や怨念のような国民感情、陰謀や戦略があっての今回の中国の振る舞いだと思いますが、時代は、そうした闇を嫌う流れとなっており、世界をめぐる平和を模索しようとする流れからは、今回の中国の振る舞いは、反感を呼び、今後中国がしようとすることに強い警戒感と抵抗をもたらすことになると思います。結局中国国内にうごめいている平和に反しようとする勢力は、最終的には力を失うことになるでしょう。光に勝る闇は存在することはできないのですから。

 記事を書いた石井さんの通り、世界は、同じ月を分かち合っている同じ地球の仲間であることには間違いがありません。私は、単純なので、ここ数日は、民族意識に火がついて猛烈な怒りがわいてきており、「中国製品なんか今後一切買うもんか!」など考えてしょうがなかったのですが、怒りにまかせて戦うことを選ぶことは、悲惨な戦争につながる一番の愚かな選択であり、間違えた戦略なのだということを改めて考え直させられました。良い記事に感謝したいと思います。

キャリアアドバイザーが始まります(20100928)

 J大学において、後期のキャリアアドバイザーが始まります。景気が冷え込み、行き先不安な経済社会環境の中、そのしわ寄せが一気に来ているのが就活であり、就活生は、相当な苦戦を強いられていると思います。少しでも学生の人生の糧となれるよう、就活戦線の名参謀として頑張ってきたいと思います。

友人が訪ねて来てくれました

 長年にわたる友人Fさんが訪ねてきてくれました。ちょうど彼の誕生日が近かったので、バースデーケーキを前にとった写真です。

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 Fさんは、本当に優しくジェントルな人で、自分のことよりも、弊社のことを心配してくれて、弊社の未来の戦略について、熱くアイデアを語ってくれました。こうした良き仲間がいるからこそ、頑張っていけるんだとつくづく思います。Fさん、ありがとうございました、そしてこれからもよろしくお願いします!

インターンシップ講座が終了しました

 大手IT系企業で、インターンシップ講座として、アトランティックプロジェクトをご利用いただいております。今期は、計11回にわたる開催で、昨日がその最終日となりました。

 当社では、自社のスタッフが自らファシリテーターとなり、アトランティックプロジェクトを運営されています。おおよそ2カ月にわたるインターンシップであり、計11回、延べ人数400名弱の学生さんが受講してくれたそうです。これだけの長期にわたる連続の講座は、私どもでさえあまり経験がありません。スタッフのみなさん、本当によく頑張られたと思います。しかも、研修自体のクオリティも非常に高いものがあったとのこと、スタッフの皆さんの力量がなければ不可能だったと思います。本当にお疲れさまでした。

 弊社としても、これだけ多くの学生たちに、その社会人としての第一歩を踏み出す契機となるインターンシップ講座として、会社の仕組みを理解するための講座としてアトランティックプロジェクトをご利用いただけたこと、大変光栄に思います。願わくば、受講してくれた学生たちが、未来に希望を持って、会社との良きご縁をはぐくんで、本当に幸せにつながるキャリアをはぐくんでいくかれることを祈りたいと思います。

 F社のスタッフのみなさん、本当にありがとうございました。弊社としては、教材を提供するだけで何もできませんでしたが、これだけの結果を残されましたこと、本当に感服いたします。弊社のプログラムが今後の展開にお役に立てますこと、心から願っております!

巨悪の検察組織

   改ざん「上司に報告」 前田容疑者、村木氏初公判の直後

             Asahi.Com 2010年9月22日3時0分
    
 証拠隠滅容疑で逮捕された大阪地検特捜部検事の前田恒彦容疑者(43)が地検の内部調査に対し、「今年1~2月に当時の特捜部幹部や同僚に押収したFDのデータを書き換えてしまったかもしれないと伝えた」と説明していることがわかった。検察関係者が朝日新聞の取材に対して明らかにした。

 前田検事の地検側への説明によると、東京地検特捜部に応援に行っていた1月下旬、同僚検事に電話で「(上村被告側へのFD返却直前の昨年7月に)データを変えてしまった可能性がある」と打ち明けたという。この時期は、郵便割引制度をめぐる偽の証明書発行事件で起訴された厚生労働省の元局長村木厚子氏(54)の初公判の直後だった。

 当時の特捜部幹部に対しても、電話で同じ内容を報告したという。

 前田検事はその後、この幹部から「地検幹部らに報告した」と聞いたが、どのように報告されたかについては知らないと地検の調査に答えたという。

 一方、検察関係者によると、当時、特捜部内では前田検事がデータを書き換えたとのうわさが広まっていた。地検幹部は朝日新聞の取材に対し「書き換えという報告は聞いていない」と答えている。

 

 今までは明るみに出ることはなかった検察の巨悪がとうとう暴露されましたね。朝日新聞のスクープがきっかけとなったわけですが、朝日新聞の大手柄ですよ。明るみになったとはいえ、一市民としての私の感想では、相当たくさん隠されている巨悪のほんの一部、ほこり程度が明るみに出ただけだという感想です。最高検察で徹底的に調べるとありますが、どこまで調べてどこまで公表するのかわかりませんが、明らかになったすべてをありのままに徹底的に発表してもらいたいと切に願いますね。

 この記事を読む限りでは、直接犯罪を犯した前田容疑者のみならず、その上司や幹部も同罪であり、でっち上げ悪代官であり、人の人生を自分の都合のためにもてあそぶ陰謀家、巨悪であるといえますよ。また、この事件には、裁判の中で、小泉純一郎の秘書官飯島勲がかかわっていることが公表されています。一度だけテレビで公表されてから、その後何の報道もありませんでしたが、あの件はどうなっているのでしょうか?一市民としては疑問と疑惑を大いに持ってしまいます。最高検察は、前田容疑者のみならず、組織やさまざまな背景を徹底的に調査して、市民が納得し再び信頼が持てるような報告をすべきだろうと思いますし、切にそう願いたいと思います。

 さらに、この前田容疑者は、本件だけではなく、小沢一郎氏の一連の捜査にもかかわっています。逮捕された秘書の大久保隆規氏の担当だったとのこと、この事件もでっち上げの気配濃厚ですよ。また、前田容疑者の上司である大坪弘道部長は、でっち上げ事件として名高い三井環さんの事件の担当だったとのこと。この際、さまざまな疑わしい事件の見直しと再捜査を徹底すべきではないでしょうか。これは、単なる検察官の犯罪ではなく、法治国家日本の存続にかかわる問題だと思います。今後の最高検察の出方に注目すると同時に、国民もこの問題から目をそらさずに、不正を許さない姿勢でチェックする必要があるのだと思います。

新しいモチベーション理論 ③

【成果主義の弊害の事例】 モチベーション3.0 ダニエル・ピンク著より引用

ダン・アリエリーも含めた四人の経済学者たちは、インドのマドゥライに仕事場を構え、外発的動機づけが成果に及ぼす影響を研究した。・・・彼らは八七人の参加者を集め、何種類かのゲームをしてほしいと頼んだ。たとえば、的に向かってテニスボールを投げるとか、・・・インセンティブの影響を調べるために、あるレベルの成績を達成した場合の報酬として、被験者に対して三種類の金額を提示した。
参加者の三分の一は、目標成績を達成した場合に、四ルピーという少額の報酬を与えられる
(・・・アメリカのおよそ五〇セントに相当)、もう三分の一の参加者は、四ルピーだ(およそ五ドルに相当)、残りの三分の一は、四00ルピーというたい一ん高額な報酬を呈られることになっていた。

 どのような結果が出ただろうか、報酬金額の違いは、目標の達成具合を反映していたのだろうか?答えはイエスだ。だが、その答えの中身はあなたの予想に反しているかもしれない。中問の四0ルピーを提示された人たちは、四ルピー提示された人たちよりも成績が悪かった。では、四00ルピーという、高額のインセンテイブを提示されたグループはどうだ一たのだろうか?このグループの成績は最悪だった。ほとんどすべてのゲームで、少額の報酬グループにも中問の報酬クループにも、後れをとっていた。・・・・

このように一見矛盾する結論に達したのは、アメリカの研究者だけではなかった。ノーベル経済学賞を11人輩出しているロンドンスクール・オブ・エコノミクスの学者が、二〇〇九年、五一社の成果主義の給与体系を分析した。その結果、「経済的なインセンティブは、全体的な成績に悪影響を与えるおそれがある」という結論に達した。

大学の授業が始まります

 今日から、後期の大学の授業が始まります。キャリア形成論という授業であり、半期2単位の授業です。本来であれば、毎週月曜日に開催される講座なのですが、ハッピーマンデーの影響で、月曜日は休日が多く、代替の授業として今日からの開催となっています。

 「自分らしく輝くキャリアをはぐくむために必要な知識や考え方、スキルを体得する」ことをテーマとした講座であり、大学1年生を主な対象として、長期的な生き方、人生について考えるという生き方を学ぶ講座です。

 3時限目と4時限目の2クラスがあり、同じ授業を続けて2回担当します。人数制限を設けている講座であり、定員は100名なのですが、両教室とも定員いっぱいの履修届が出ています。それだけ学生たちに期待されている講座なのだろうと思い、大変光栄に思っておりますが、反面、人数が多すぎるので、しっかりした授業を展開できるか不安もあります。しかし、本講座は、若者たちに、本当にそういきたい生き方を応援できる講座でもあり、自分らしくたくましく幸せに輝いて生きるキャリアをはぐくむ上での背中を後押しできる講座でもあり、とても重要かつやりがいのある仕事と思っております。多少の問題はおいといて、全力で、良い授業にできるように一生懸命に頑張りたいと思います。

 今日から12回、12月末までの長期戦となります。1回1回の授業が、学生たちにとって価値のある意義深いものであるように頑張りたいと思います。願わくば、学生たちに、本当に貢献できる良い授業ができますように!

新しいモチベーションの理論 ②

【成果主義の弊害】 モチベーション3.0 ダニエル・ピンク著より引用

レッパーとグリーンの初期の研究・・・は、・・・モチベーシヨン関連でもっとも引用される論文となった。この三人の研究者は、幼稚園児を数日問にわたって観察し、「自由遊び」の時間に絵を描いて過ごす子どもたちを見つけた。次に、この子どもたちが楽しんでいる活動に対して、報酬を与えた場合の影響を調べる実験を考案した。

彼らは子どもたちを三つのグループに分けた。1つ目のグループは、「賞がもらえることがわかっている」グループである。一人ひとりに「よくできました」と書いた賞状-青いリボンをつけて、子どもの名前が記されている-を見せ、「絵を描いて、この賞状をもらいたいか」と子どもたちに訊ねた。二つ目のグループは、「賞をもらえることを知らない」グループだ。研究者らは子どもたちにただ、「絵を描きたいか」とだけ訊ねた。そして子どもたちが絵を描き終えると、「よくできました」という賞状を渡した。三つ目のグループは、「何ももらえない」グループだ。「絵を描きたいか」と子どもたちに訊ねたが、絵を描く前に子どもたちに賞を約束したわけでもないし、終了後に賞状を渡したわけでもなかった。

それから二週間後の自由時問に、幼稚園の先生は紙とフェルトペンを用意した。一方、研究者らは密かに子どもたちを観察していた。「賞をもらえることを知らない」グループと「何ももらえない」グループの子どもたちは、実験前と同じくらいたくさんの絵を、実験前と同じくらい熱由心に描いていた。ところが、賞をもらえることがあらかじめわかっており、そのとおりにもらえたグループの子どもたちは、実験前より絵に対する興味を大幅に失っており、絵を描く時問も格}段に少なかった。