隣人同士仲良く暮らしたい

  隣人同士仲良く暮らしたい 小学校国際理解協力員 石井明静

        (朝日新聞朝刊 声 2010/9/29より引用)

 日本在住の中国人として、今回の尖閣諸島での漁船事件を複雑な気持ちで見守ってきました。正直に言うと、互いに納得できる知恵を出し合えないでいる状況に、素直に喜べません。

 私はわが道を行く性格なので、日本での暮らしは100%居心地がいいとは言えませんが、それでも日本の良さはいればいるほどたくさん見えてきます。勤勉、清潔、正直に生きること、驕らず常に謙虚であること、他人に押し付けがましくないように適当な距離感を保つこと、人の和を重んじハーモニーをつくろうと心掛けることなどです。

 急速に発展してきた中国はこれから様々な国内問題に直面しなければなりません。隣にあって平和を重んじる日本という国は中国にとって良い参考になると思います。大多数の日本人はモラルが高く、子どもを生活の中心に据える優しい心を持つことが、自常の暮らしを通してわかります。これは「和諧杜会(調和の取れた社会)」を目ざす今の中国にとって重要な鍵の一つだと確信します。

 中秋の名月」の日に奇麗なお月様が空に浮かんでいました。中国にいる友人とメールを通して一緒に月を鑑賞していました。そう、私たち中国人と日本人は海を挟んで同じ月を見るのです。

 

 朝日新聞朝刊の声欄に掲載された記事をご紹介します。折からの尖閣諸島をめぐる日中のトラブルに関しての意見です。一連の事件を巡って、中国が、国も国民も狂気とも思える間違えた認識や意見を公表し、態度や行動に現わしており、日本の一市民としては、怒りと不安と強い反感を覚えておりましたが、中国人の中には、こんな意見を持つ人もいるのかと改めて認識を新たにしました。

 さまざまな情勢や怨念のような国民感情、陰謀や戦略があっての今回の中国の振る舞いだと思いますが、時代は、そうした闇を嫌う流れとなっており、世界をめぐる平和を模索しようとする流れからは、今回の中国の振る舞いは、反感を呼び、今後中国がしようとすることに強い警戒感と抵抗をもたらすことになると思います。結局中国国内にうごめいている平和に反しようとする勢力は、最終的には力を失うことになるでしょう。光に勝る闇は存在することはできないのですから。

 記事を書いた石井さんの通り、世界は、同じ月を分かち合っている同じ地球の仲間であることには間違いがありません。私は、単純なので、ここ数日は、民族意識に火がついて猛烈な怒りがわいてきており、「中国製品なんか今後一切買うもんか!」など考えてしょうがなかったのですが、怒りにまかせて戦うことを選ぶことは、悲惨な戦争につながる一番の愚かな選択であり、間違えた戦略なのだということを改めて考え直させられました。良い記事に感謝したいと思います。

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