人間関係の本質は、静謐な愛と神聖さ、力強いやさしさだ。
それを信じられないのは、あなたがそれを忘れたからだ。
あまりに強い恐怖と不安、欠乏感と飢餓の雲があなたを取り巻き、長年にわたって光がさえぎられてしまったから、太陽なんて存在しないと勘違いしているのだ。
太陽は、あなたの思惑のいかんを問わず、いつも必ずそこにある。
もしあなたが、太陽の無さを恨み、怒り、報復したとしたら、その言動は、他人に連鎖的に影響を与え、時を経てパワーを増してあなたに戻ってくるだろう。
もしあなたが、自分よりも光を見失った人の怒りや苦しみを悪とみなし、攻撃をしたならば、相手は喜んであなたの暴力に対抗し、大義名分を得てますます意気盛んとなり、あなたを攻撃するだろう。
そうしてあなたの前に、対立と不信、怒りと悲しみの複雑な世界が立ち現れてくるのだ。
もしあなたが、光の無さは自分の問題と気づき、太陽の存在を信じて、かすかな光を愛し感謝したならば、その言動は、他人に連鎖的に影響を与え、時を経てパワーを増してあなたに戻ってくるだろう。
もしあなたが、自分よりも光を見失った人の怒りや苦しみを理解し、自分の中にある痛みを鏡の中に見るように見て、その痛みが癒されるように祈れば、相手とあなたの“が(我)”が癒され、力を失い“”かがみ”は“かみ”となるだろう。
どう生きるかは、太陽や雲が決めるのではない。
それは、あなたが決めるのだ。
あなたの認識と意志が、あなたの未来を作る。
そう、あなたには未来を作る偉大なる力がまどろんでいる。
あなたは文字通り、未来を作る創造主なのだ。
自動反応として沸き起こってくる怒り、恐怖、不安のままに生きてはいけない。
自分を信じて気高くいきなさい。
意識的に自分の本質である愛と感謝と喜びを感じ、表現しながらあなたらしく生きなさい。
生き方を選択すると、一瞬で奇跡が起こる。
ふりまわされていた人生から軸の通った生き方になる。
されるがままの人生から自ら舵を切る人生になる。
脇役の人生から主人公の人生になる。
そもそもあなたはあなたの人生の中の王様であり王女様なのだ。
どんなに苦しいからと言って、その玉座を明け渡してはいけない。
被害者として嘆き、恨み、絶望するのではなく、勇者として自分の中のドラゴンに立ち向かい、勝利して未来を拓こう。
なぜなら、あなたはもともと勇者なのだから。