月別アーカイブ: 2011年6月

自尊心と傲慢の違い

自尊心と傲慢さは、違う。

むしろ傲慢さは、自尊心の無い人の特徴である。

 

傲慢な人は、自信がない。

本当のところ、自分の本質は、嫌なやつで、必ず人に嫌われるだろうと信じ込んでいる。

本当のところ、自分の本質は、矮小で弱く、真実がばれたら、誰からも相手にされないと信じ込んでいる。

本当のところ、自分は罪を持っており、醜い内面が暴露されたら、許されるわけがないと信じ込んでいる。

だから、人から嫌われまいとして演技をし、

     弱さがばれないように背伸びをし、

     裁かれまいとしてうそをついてしまうのだ。

 

傲慢な人は、自分の欠点を許せない。

傲慢な人は、常に、他人との比較の中で自分を認識するので、常に他人との競争の中で戦っている。

だから、競争の足を引っ張る自分の欠点の存在は、絶対に許せない。

結果として、他人からは見え見えの欠点を無いと言い切り、

完璧になどなれるわけがないのに、完璧なふりをするのだ。

 

本当の自尊心は、決して傲慢ではない。

自分がたとえ完璧ではなくとも、不完全な自分で十分に満足し、感謝できる。

自分は、発展途上であることを知っており、発展途上の自分を信じ、愛せる。

だから、人にも完璧さを求めない。

他人が例え欠点だらけの不快な存在でも、その可能性の壮大さにこうべを垂れて敬服する。

影を目ざとく見つけて責めるのではなく、光をみつめて賞賛するのだ。

 

人は、自分にするように人にする。

自分に攻撃的で、自分に暴言を吐く人は、

他人に攻撃的になり、暴言を吐いてしまう。

その傾向は、相手が自分に近いと思えれば思えるほど強くなる。

だから、自分に近づけば近づくほど、愛すれば愛するほど、その人を攻撃してしまう。

『あなたは私だ』と思えるほど近しく感じる最も愛する人を傷つけてしまうのだ。

 

その不幸の輪廻から解放されなければならない。

だから、自分を責めてはいけない。

だから、自分を大切にすべきだ。

自分を愛せるからこそ、本当に人を愛せるのだ。

自分を信じられるからこそ、本当に人を信じられるのだ。

「自分はだめだけど人は大切」ってどこかしら痛くないかい?

 

人は、ダイアモンドの原石、その輝きの可能性は、無限大だ。

あなたは、可能性の源、未来の種、

光と温度と水を得れば、美しい大輪の花を開かせる。

人は、自分が思っているほどちっぽけな存在ではない。

本当のところ、とてつもなくユニークで壮大で楽しい存在なのだ。

自分の人生がどんなに苦しく悲惨なものだと思っていても、

それは、世界でたった一人、宇宙の歴史でたった一回の、

とてつもなくかけがえのない尊い命だ。

そんな価値ある人生を大切にしよう。

自分自身を愛してみよう。

奇跡はそこから始まるのだから。

 

<関連>

ヴィーナスアソシエイションのメッセージ

サークルリーダー研修を担当しました(20110629)

先日の日曜日、都内大学サークルリーダー研修を担当してきました。概要は以下の通りです。

【K大サークルリーダートレーニング概要】

<プログラムのテーマ> 「自分らしく輝くサークルリーダーとなる」

<プログラムのねらい>
   ①リーダーシップの原点となる自信と誇りの重要性を学ぶ。
   ②コミュニケーションのスキルを高める。
   ③リーダーシップのスキルを高める。
       ④サークルリーダーとしての目標をつくる。

<プログラムの内容>
セッション1「自信と誇りの重要性」

セッション2 コミュニケーション・スキル

  ①コミュニケーションの重要性 実習「絵によるコミュニケーション」

  ②コミュニケーションの改善ポイント 実習「ひょうたん山」

セッション3 リーダーシップ・スキル

 ①力強いチームを作るためのポイント 前向きな風土を育むために

 ②信頼関係を育む 実習「15人の勇者」

セッション4 サークルリーダーとしての目標作り

<プログラムの時間> 9:30~5:30

 

 本プログラムは、受講人数が多かったので、2回に分けて、2週にわたって実施されました。今回はその2回目です。人数は、50名弱。日曜日にもかかわらず、多くの学生が集まってくれました。

 当日は、ちょうどどんよりとした曇り空で、蒸し暑い一日であり、折からの節電の中、空調が28度に設定されているので、しかも、これだけの人数が集まると室温も相当上がってしまい、決して快適とはいけない状況の中でしたが、学生たちは、集中力を途切らすことなく、真剣に、積極的に、高い集中のもとで研修に参加してくれました。

 献身的で温かいスタッフの方々と、素晴らしい学生たちとともに、充実した価値ある学びの場を体験できたのではないかと思います。

 研修の終わりに学生たちがアンケートを書いてくれましたので、ご紹介します。

【K大サークルリーダー研修アンケート】

・自分の苦手な面である人見知りも、ワークを通して少しは克服できたのではないかとも思うし、サークルリーダーとしてだけではなく、自分の将来のことに対しても、とても役に立つ事柄だったので大満足です。

・ただ楽しい、と思う活動ではなく、その活動を通して多くのことを学べました。コミュニケーション力がなぜ必要なのか・・・、明確ではありませんが、自分の中に何かがしっかり入ったと思っています。今後、就活なり、さまざまな面なり、頑張ります。ありがとうございました。

・正直、就活で悩んで悩んで自分を追い詰めてネガティブになってたんです。それが、研修で、”ネガティブが自分を悪くする”というのを本当に学んだように思います。元気になりました。絶対何とかさせてみます。

・夢を決してあきらめないこと、自尊心をもつことって、すごく大切でステキなことなんだなと感じました。不安ばかりの今まででしたが、とても自信を持てたし、これからもポジティブにそして前向きに生きていこうと思いました。

・私は、今まで周りの環境に流されやすく、他人に流されやすい性格でしたが、今日の研修で、もっと自信を持ち、自分の信念を貫こうと決意しました。自分の持つ少しの可能性もムダにしないで伸ばしていこうと思いました。

・普段は勇気が出ず、ゼミなどでも自分から意見を言うことができないのですが、今日は、いつもと比べるとかなり積極的になれました。また、人にほめてもらったことで、自分を受け入れることができるようになれたことがとても嬉しいです。今日書いたヴィジョンに向かって生きていきます。本日は本当にありがとうございました。

・グループで情報を持ちより、地図を作ったあとのフィードバック。人から、しかも今日初対面の人たちから客観的に評価をもらい、グループの中での自分の立ち位置を知ることができました。もっと伸ばしたい点、新たに伸ばすべき点が見つかったことが良かったです。

・今日も部会があり、自信をなくしかけていた所だったので、すごくタイミングが良かったです。もっとかしこまった内容なのかと思っていたのですが、楽しい実習で、グループでわいわいとできたのでおどろきました。楽しいのにためになることをたくさん教えていただいて、満足しています。

・本当に諦めないことの大切さを教えていただき、一度、諦めていた夢をもう一度頑張ってみようと思えるようになりました。ありがとうございました。

・参加する前は、リーダーシップという言葉に少し抵抗があったのですが、実際参加してみて部員のどのようなリーダー像が求められているのか、また、それには自分がどのようにあるべきなのかなど、自分を見つめなおす良い機会となりました。

・普段考えないこと、考えようとしてないことなどを改めて考える機会になったと思います。まだ、人生の方向性を決められていない私ですが、これから先、今日の研修で学んだこと、感じたことを忘れずに、ぶれない人間を目指していきたいです。

 

メンバーのみなさん、素敵な感想をありがとうございます。私自身、一生懸命で、情熱的で、さわやかな素晴らしい皆さんと共に学べて、本当に楽しく、光栄でした。これからサークル活動に、就活に、みなさんでしたら、きっと素晴らしい活躍をしていくことだろうと思います。頑張ってください、応援しています!

プレゼンテーション研修を担当しました(20110628)

K大学で、プレゼンテーション研修を担当しました。概要は以下の通りです。

K大学プレゼンテーション研修

(テーマ) 「プレゼンテーションのスキルを高める」

(ねらい)
   ①プレゼンテーションの基礎を学ぶ。
   ②プレゼンテーションのスキルを高める。

 

(プログラムの内容)

セッション1「プレゼンテーションの基礎」

    ・プレゼンテーションとは

    ・プレゼンテーションの心構え

    ・プレゼンテーションの技術とポイント

    ・プレゼンテーターに必要な要素

セッション2「プレゼンテーションのスキル」

    実習「フォーチュンプロジェクト」

(時間)午後1時~5時

(対象)奨学金を受けている非常勤職員

 

 半日という短い時間でしたが、素晴らしいメンバー、スタッフとともに、とっても素敵な楽しく充実した学びの場を体験することができました。

 受講メンバーは、18名。非常勤職員とはいえ、奨学金を受けている大学生であり、単に金銭的な支援をするのではなく、就労体験をさせることを通して、支援される金銭の意義と意味を明確にすると同時に、社会に出て活躍していくための基礎を学ぶ機会を提供しようとする制度に自ら参加している学生たちです。

 それにしても、K大学は、学生を思いやり愛し育もうとするその心意気と、気前の良い面倒見の良さをもっていますよね。だって、就労させるということは、できれば学生には見せたくない組織の内面を直接見せてしまう恐れがあるということでもあり、手間暇かけて、一人前にさせるべく教育するということであり、ちょうど教育し終わったころには卒業してしまうのです。学校の将来の労働力としては、期待できないのです。まさに、自分のためではなく、学生のため、奨学金を受け取る学生を思いやって作った制度であり、学校としては献身的な制度なのですよ。しかも、その学生たちに、私のような外部講師(外部講師を呼ぶということは、相当なお金がかかるということ)を呼んで研修を受けさせる。しかも研修は、他にマナー研修など、いろんなバリエーションがあるとのことです。私は、K大学の学生を思いやる愛情の深さに感動しました。

 また、そのような、深い思いやりの結果として出てきた研修企画を担当できる責任の重大さに身が引き締まる思いになると同時に、任せていただいたことに大変光栄に思った次第です。

 研修は、冒頭の1時間で、プレゼンテーションの基礎について学び、その後、体験実習を通してプレゼンスキルを磨いていく展開となります。もともと持っている学生たちのメンタリティが、前向きで、元気で明るいからなのでしょう。全体的に楽しく明るく元気な雰囲気で展開していきました。短い時間でしたが、さまざまな体験を通して、次のような事柄を学ぶことができたのではないかと考えております。

 ・プレゼンテーションとは、メッセージを相手のハートに届けること。

 ・大切なことは、カッコよさや形式ではなく、場の信頼関係である。

 ・大切なことは、技巧ではなく、誠実さである。

 ・プレゼンテーターに必要なことは、超能力ではなく、今の自分を信じる自尊心である。

 ・良いプレゼンテーションに必要な最低限のポイント(目的、脚本、裏付け)

 ・前を向き、目をそらさずに、大胆に表現すること。

 ・誠実さは、どんなテクニックをも凌駕する。

 ・完璧じゃなくとも大丈夫、発展途上の自分を信じて堂々と表現しよう。

 

 当日は、受講者だけではなく、受講者の職場で受講者を指導している大学職員の方々も、応援に駆け付けて参加してくれました。どこまでも面倒見の良い大学です。そのような大きな愛情の中で、本当に充実した良い学びの場となることができたと思います。素晴らしいメンバー、そしてスタッフのみなさん、本当にありがとうございました。

明日はプレゼンテーション研修

明日は、K大学の職員の方々を対象としたプレゼンテーション研修を実施します。概要は以下の通り。

【K大プレゼンテーション研修】

(テーマ) 「プレゼンテーションのスキルを高める」

(ねらい)
   ①プレゼンテーションの基礎を学ぶ。
   ②プレゼンテーションのスキルを高める。

 

(プログラムの内容)

セッション1「プレゼンテーションの基礎」

セッション2「プレゼンテーションのスキル」
    実習「フォーチュンプロジェクト」

 

 今回は、プレゼンテーションのスキル研修ということで、短い時間の中ですが、プレゼンテーションのポイントである心から心へのメッセージの伝達に必要な要素を学んでいきたいと思っております。

 明後日は、同じくK大学のサークルリーダー研修の2回目が開催されます。こちらも、充実した時間となるように頑張りたいと思います。

 さらに、来週の月曜日は、大学の12回目の授業であり、その翌日は、J大学のキャリアアドバイザーと連日仕事が続きます。

 どの講座も、楽しく充実した良き学びの場となれるように頑張ってきます。

自己PRのポイント

 就活において、自己PRをプレゼンする際に、自分の強みだけを一生懸命に語ることが大切なのだと思いがちですが、実は、そのような現在の個人能力やスキルは、それほど重視されません。

 採用とは、現在のその人の能力を買うことではありません。生涯賃金である3億円をかけて買いたいと思っているものは、その人の現在の能力ではなく、その人の潜在性、将来にわたる可能性なのです。

 ですから、採用担当者が最も知りたいことは、現在のスキルや技能と言うよりはむしろ、その人の将来の可能性を引き出す”生き方、哲学、理想”や”夢、ヴィジョン、志”なのです。

 採用担当者は、その人の哲学や志、ヴィジョンをさまざまな視点から問うてきます。ですから、就活生も、真正面からそのような問いに応えていかなければなりません。その問いかけに答えることなく、現在の自分の強みや能力だけを一生懸命に語っても、的外れとなってしまうのです。現在の自分の能力は、自分の将来のヴィジョンを実現するための武器や戦略であり、「能力を生かして、○○を志している」という自分のヴィジョンを語らなければならないのです。

 以上のことから、自己PRを語る際には、「私の強みは、○○です。」で終わるのではなく、「私の強みである○○を活かして、私の社会人としての夢である~という存在になりたいと志しています。」という文脈で表現していくことが大切です。

志望動機の準備

 最近、最終面接で落とされたという相談が相次いでいます。せっかく最終面接までこぎつけたのに、あと一歩で落とされたそのショックは、相当なものがあると思います。ショックでしばらく何もする気にならないというその気持ちが良く分かります。

 しかし、最終面接で落とされる人には、一つの特徴がある。それは、志望動機が甘いということ。最終面接まで残った学生は、すべて自社にとっては活躍できる素質をもった学生だと人事は認識しています。できれば、すべて採用したいのです。しかし、枠の関係上、どうしても落とさなければならない。そんなとき、誰を落とすだろうかと考えると、やはり情熱が比較的足りない人、志望動機が比較的弱い人と言うことになってしまう。だから、志望動機は、最後の詰めで勝利するためにも必須の要素となります。

 どうすれば、良い志望動機をかけるでしょうか?実はこればかりは、テクニックはありません。どれだけ本気で企業研究を為したかに尽きるのですよ。企業研究と言っても、的をしっかりと得た研究である必要があります。企業研究すべきポイントは、以下の通りです。

<志望動機の準備としての企業研究のポイント>

・取扱商品

・最近のヒット商品

・今後開発しようとしている商品

・商品の素材、部品、部品製造会社の特徴

・現商品のパッケージの特徴

・商品開発の組織の仕組み(部門、人数、等)

・主な顧客、市場、商圏

・今後開拓したい市場、商圏

・営業組織の特徴(どのような部門、各人数、)

・人事考課制度

・報奨制度

・営業教育制度

・販売促進の特徴(パンフレット、販促企画)

・売上と利益の推移

・経営理念

・社風の特徴

・会社の将来の夢

・先輩社員の活躍事例(誰がどんな事を、憧れる事)

・モデルとなるキャリアパス

・教育制度

・資格取得支援

 

以上の項目について、徹底的に調べて、自分は、それらの要素とどうかかわりたいか?10年後の最高に成功した自分ならば、それらの要素を活用してどんなことに挑戦したいのかを真剣に考えてみるのです。まさに、それがヴィジョンであり、入社後の企画提案とにつながるのです。

要素の中には、簡単には調べられないものもあるかもしれませんが、投資情報やOB,OG訪問なども含めて、粘り強く調べれば、何とかなるはずです。ここ一番本気を出して、しっかりと調べ、ヴィジョンや入社後に挑戦したい企画案につなげてみましょう。もしもこの準備がしっかりとできれば、確実に内定につながるでしょう。やろうと思えばできる努力なので、学生には、ぜひ挑戦してもらいたいですね。

サークルリーダー研修を担当しました(20110621)

週頭の日曜日に、東京都K大サークルリーダー研修を担当してきました。概要は以下の通りです。

【K大サークルリーダートレーニング概要】

<プログラムのテーマ> 「自分らしく輝くサークルリーダーとなる」

<プログラムのねらい>
   ①リーダーシップの原点となる自信と誇りの重要性を学ぶ。
   ②コミュニケーションのスキルを高める。
   ③リーダーシップのスキルを高める。
       ④サークルリーダーとしての目標をつくる。

<プログラムの内容>
セッション1「自信と誇りの重要性」

セッション2 コミュニケーション・スキル

  ①コミュニケーションの重要性 実習「絵によるコミュニケーション」

  ②コミュニケーションの改善ポイント 実習「ひょうたん山」

セッション3 リーダーシップ・スキル

 ①力強いチームを作るためのポイント 前向きな風土を育むために

 ②信頼関係を育む 実習「15人の勇者」

セッション4 サークルリーダーとしての目標作り

<プログラムの時間> 9:30~5:30

 

 

 参加者は、23名。アットホームな人数であり、非常に和気あいあいとした、平和で充実した学びの場となることができました。

 学生たちは、すでに、4月よりサークルリーダーとして活躍している人たちが大半ですが、成長には限界がなく、より自分らしく力強くチームをリードしていくための基盤づくり、ヒントを得ることができたのではないかと思います。素晴らしい感想を頂いたのですが、うっかりして学校にアンケート用紙を忘れてきてしまいました。来週もう一度同じ講座があるので、その時に受け取って、後日ご紹介したいと思います。

 大震災明けの、とても不安で悲しいメンタリティを吹き飛ばせるような、元気と勇気と信頼の回復を体験できる素晴らしい講座でした。そんな講座にしてくれたメンバーに感謝したいと思います。学生のみなさん、共にがんばりましょう。応援しいています。

サークルリーダートレーニングを担当します

来週頭の日曜日から2週連続で、大学のサークルリーダートレーニングを担当します。概要は以下の通り。

【K大サークルリーダートレーニング概要】

<プログラムのテーマ> 「自分らしく輝くサークルリーダーとなる」

<プログラムのねらい>
   ①リーダーシップの原点となる自信と誇りの重要性を学ぶ。
   ②コミュニケーションのスキルを高める。
   ③リーダーシップのスキルを高める。
      ④サークルリーダーとしての目標をつくる。

<プログラムの内容>
セッション1「自信と誇りの重要性」

セッション2 コミュニケーション・スキル

  ①コミュニケーションの重要性

  ②コミュニケーションの改善ポイント

セッション3 リーダーシップ・スキル

 ①力強いチームを作るためのポイント

 ②信頼関係を育む

セッション4 サークルリーダーとしての目標作り

 

 

 1日の講座であり、受講者数が多いので、同じプログラムを2週にわたって実施します。実は本プログラムは、今年の3月末に実施する予定だったプログラムであり、東日本大震災でいったんキャンセルとなったものでした。 今回、スタッフの皆さんにご尽力いただいて、再び開催できる運びとなった次第です。

 関係各所の皆さんには、心からお礼申し上げたいと思います。さまざまな障害を越えて粘り強く開催にこぎつけたプログラムでもあり、価値ある学びの時間となるように頑張りたいと思います。

今日は、自己PRの授業

 今日は、大学の授業であり、テーマは、自己PRの書き方です。自己PRは、確かに工夫すればするほど、磨けば磨くほど内定率が高まります。また、内定率を高めるための、必須の要件というものもあります。ポイントだけ申し上げると、①自信と誇りを持って書くこと ②ヴィジョナリーであること ③問題解決能力を主眼とすること となります。今日は、そのような要件を満たす自己PRの書き方を学び、実際に自分の自己PRを作り上げるという重要な内容の授業となります。学生たちの最高最善のキャリアを応援するべく、頑張ってきたいと思います。

高校生4人に一人がウツ状態

    高校生4人に1人は「うつ状態」…大分大・県教委調査

                    yomiuri onlineより引用

. 高校生の4人に1人がうつ状態――。大分大教育福祉科学部と大分県教委が高校生の指導に役立てるため、県立高3校の生徒を対象にしたアンケートで、こんな結果が出た。

 「気分が落ち込み、意欲がわかない」「空虚感や孤独を感じる」などの症状を「うつ状態」と判断したもので、同大の武内珠美教授(臨床心理学)は「結果を軽視せず、学校が対応することが大切だ」としている。(釈迦堂章太)

 「心身の健康状態」を調べるアンケートで、昨年10月、1~3年生2451人を対象に実施。94%に当たる2306人から分析可能な回答を得た。

 質問は「生きていても仕方がないと思う」「とても退屈な気がする」「おなかが痛くなることがある」「食事が楽しい」など18項目。「いつもそうだ」「ときどきそうだ」「そんなことはない」の三択で選んでもらった。後ろ向きな答えが高い得点配分として、合計点が基準を超えた場合、うつ状態と判断した。

 うつ状態だったのは、2306人中621人(26・9%)。男女別にみると、男子が1338人中320人(23・9%)、女子が968人中301人(31・1%)で、女子の割合が高かった。

 また、うつ状態だと「人に相談する意欲もわかなくなる」とされるため、相談に対する意識も尋ねた。

 「相談しても、いいことがない」「話したことは他人にばらされる」「人に相談するより自分で解決したい」など17項目の質問に「非常にそう思う」「全くそう思わない」などの五択で答えてもらった。

 回答結果をみると、うつ状態と判定された生徒の方が、そうでなかった生徒よりも後ろ向きな答えが多かったという。

 武内教授は「うつ状態の生徒の多くが相談することに期待感を抱けず、誰にも打ち明けられずにいるようだ」と分析。「ネット社会を背景に、対面で相談することを嫌う若者が増えている。学校は相談しやすい環境を整え、解決に力を尽くしてほしい」としている。

(2011年6月9日  読売新聞)

 

 

 4人に一人の高校生がウツ状態とは驚きです。これは大変な問題ですね。青春の真っただ中の若者たちが、「気分が落ち込み、意欲がわかない。」「生きていても仕方ないと思う」と本当に思いこんで、青春の輝かしい時期を、不健康なうつうつとした心境で費やしてしまうのは、なんとも胸が痛む思いです。

 これは、本人たちの問題もさることながら、我々大人やマスコミにも大きな問題がありますよ。彼ら彼女らに熱い思いや希望を持てるような社会を作っていない。テレビで放映されている内容も、せつな的で暗いものばかりであり、明るい希望や元気、愛のある関係性、情熱や気高さと言った心を奮い立たせられるような番組が本当に少なくなってしまったように思えます。まずは、我々大人が、絶望を解き、前向きになる必要があると思いますね。

 また、ウツの原因の一つとして考えられる自信の無さに関して、確かに環境の問題も大きいのですが、どんな環境であれ、それをどう受け止めてどう生きるかは、個人の自由と責任でもあります。だから、いつまでも、心の中に、絶望や陰気臭さをため込んではいけないんですよ。自分の心の花壇は自分で管理しなければならない。雑草や害虫に踏み荒らされ放題ではいけないんです。人は確かに欠点はありますが、断じて無力ではない。自分の心の内面は自分で管理する力は十分ある。だから、注意深く、自分がどう感じてどう生きるかをしっかりと意識して生きることが大切なのだろうと思います。まずは、自分を大切に、自分の人生を信じてほしいですね。私も微力ながら、責任ある大人として、若者たちにそうしたメッセージを送っていきたいと思います。