カテゴリー別アーカイブ: 04.大学授業日誌

今期の最終講

 大学で授業を担当しておりますが、後期はキャリア関係の2科目を担当しています。1科目は、おかげさまで昨年内に終了しており、もう1科目は、来週の月曜20日が最終講となります。

 昨年終了の科目は、業界研究をテーマとした授業であり、多くのゲストスピーカーのご協力を頂き、すてきなご講演を通して、業界について、会社について、社会人として働くということ、社会人として輝いて生きるために必要なこと、などについて学ぶことができました。学生たちも、ゲストスピーカーとのダイアローグセッションと称して30分程度の質疑応答の場を取り仕切るなど、  とても難しい課題に挑戦し、見事に乗り越えてくれました。とても勇敢で立派な学生たちでした。素晴らしいゲストスピーカーと学生たちにあらためて感謝申し上げます。ありがとうございました。

 残りのもう一科目はキャリア形成に関する授業であり、単に就活突破の方法ではなく、人生を力強く幸せに生きるためのポイントを学ぶ講座です。当講座では、社会人として輝いて生きるための心構え、コミュニケーションや人間関係のスキル、社会情勢、志とビジョンについて学ぶことができました。これまでのところ、学生たちは、講座に真剣に向き合い、単に授業を聞くだけではなく、グループワークやコミュニケーションスキルを学ぶための体験型の講座に対しても、決して逃げずに立ち向かい、乗り越えてくれました。きっと体験から大切なことを学んでくれたと思います。とても充実した意義深い学びの場、良い教室となっていると思います。これも学生たちのおかげです。本当にありがとうございました!

 来週の月曜が最終講なのですが、最終講のテーマは主体性とセルフリーダーシップです。簡単そうでとても難しいテーマです。これが当たり前にできていたならば、今芸能界で大炎上している事件も起こらなかったし、自民党の隠し金問題も起こらなかったし、もしかしたら、世界中の戦争や各種問題もとっくに解決できていたのかもしれません。

 ままならない人生、困難や苦悩は避けて通れないことではあり、時に忍辱、耐え忍ぶことも多々あろうかと思います。しかし、だからと言って、絶望して志を捨てて、流されるままに生きてもいけません。権力から命じられたからと言って自分の良心に反することに手を出してもいけません。どんなにそれが難しくとも、決して自尊心を捨てずに、希望を忘れずに、何度も反省し、舵をしっかりともって軌道修正し、少しずつ進むことが大切なんだろうと思います。

 最終講で、人には、どんなに困難な環境の中にあっても、人には自分らしく輝いて生きるための十分な可能性があること、自分を信じて勇気をもって生きることが予想もしていなかった偉大な未来をひらくことを伝えたいと思います。

 学生たちの未来にたくさんの愛、あふれるほどの豊かさ、そして最高の幸せがやってきますように!

大学も始まりました(2024前期)

 私は、大学の授業を3つもっています。一つは、キャリア形成論で自分らしく幸せな生き方を探求する講座です。二つ目は、プレゼンディスカッションスキル演習で、就職活動に必要なコミュニケーションやチームスキルを学ぶ講座です。三つめは、マーケティング業界研究で、マーケティングの視点から業界や会社について理解を深めていく講座です。いずれも半期の講座です。

 今週から、その二つ目のプレゼンディスカッションスキル演習が始まりました。半期ですので、全15講座、7月末まで続きます。

 今週は、第一回目の講座であり、3限と4限の2コマを担当してます。今期は、両方合わせて80人強の学生たちが集まってくれました。例年感じることですが、最近の若者は、実は、とても誠実で一生懸命な方が多いです。私は、今の若者たちが大好きです!今期も、まさにそのような素敵な学生諸君が集まってくれました。

 私もプロとして十分な準備を整えて真剣に授業に当たりますが、学生たちも、授業に真剣に向き合ってくれているようです。教員と学生が、ともに集中して真剣に向き合い、穏やかに楽しく意欲的に学ぼうとする場は、とてもエネルギッシュですがすがしく、そこにいるだけで癒され、元気を頂けるような充実した場になります。そうした学びの場だからこそ、質の高い、意義深い大切なことを学ぶことができるのだと思います。

 学生たちと共に、そうした学びの場を育んでいけることは、この上ない光栄なことで、楽しく、幸せなことだと思います。なんて恵まれた仕事をしているのでしょうか、本当にありがたいことだと思います。

 全15回、来週は、2回目となります。この授業が始まると、あっという間に夏になります。今期も、良き授業となるように、しっかりとがんばりたいと思います。願わくば、授業を取ってくれた学生たちにとって、価値ある授業でありますように!

後期授業が終了(2023)

 本日、後期授業の一つが最終講を迎えることができました。

 「マーケティングの視点から見る業界研究」というテーマの授業であり、7業種7名の輝いて活躍されている経営者や役員、人事ご担当者をゲストスピーカーにお招きして、業界について、会社について、社会人として活躍するということについてお話しいただく講座です。

 ただ、単にゲストスピーカーのお話を聞くのではなく、学生たちも業界や会社研究をして、研究成果を発表するというセッションもるので、参加型の講座となります。

 全15講の講座であり、学生たちは、1講~7講までは自分自身で企業、業界研究を行い、第8講から始まるゲストスピーカーに講演頂く授業から、30分程度の持ち時間で自分たちの研究を発表すると同時に、それを受けた形で残り60分ゲストスピーカーにお話しいただく展開となります。

 本講座は、学生から社会人への橋渡しをすることをテーマとした授業であり、ただ授業を受けていればいいという簡単な授業ではなく、相当な負担を強いられる講座となります。

 授業の前にはゲストスピーカーと名刺交換をしてあいさつをすること、授業が始まったら、自分たちが研究した内容を発表する、そして、ゲストスピーカーのお話が終わったら、質疑応答、挨拶を経て、後日ビジネスメールでお礼をお送りするという難易度の高いタスクをこなす必要があるのです。

 きっと、初めての体験だらけの挑戦だったでしょうが、学生たちは、見事に全工程をこなしてくれました。緊張している中で、とても見事な態度で終始課題をこなしており、私としてもとても誇らしい気持ちでした。

 難易度の高い講座を思い切って受講してくれて、難易度の高い課題に対して決して逃げずに見事に乗り越えてくれた学生著君に心から感謝したいと思います。みなさんほんとうにありがとう。

 ゲストスピーカーの皆さんは、実社会でご活躍されていらっしゃる方々ばかりであり、とても分かりやすく業界のこと、会社のことを話してくださいました。また、社会人としてのご自分の人生、うれしかったことや苦しかったこと、困難だったことそして乗り越えたドラマなど、社会人として輝いて活躍するための在り方を話してくださいました。学生たちが社会人として生きていく上で基盤となるとても大切なお話であり、学生たちも自信と勇気、そして、社会人としていくて行く上での最も大切な考え方を学ぶことができたと思います。ゲストスピーカーのみなさん、本当にありがとうございました。

 今日は、その講座の最後の授業であり、自身のプレゼンの振り返り、ゲストスピーカーのお話の振り返りをして、社会人として今後生きていく上での大切にしたいことをまとめた次第です。

 社会人として輝いて生きるために必要なことは、さまざまな考え方があると思いますが、私自身は、高い人間性だと思っています。

 単にテクニカルで小手先の技術では、社会人として直面する困難は乗り越えることはできません。また、困難に立ち向かうためにはさまざまな力が必要ですが、どんなに強い力を持っていたとしても、人と人との信頼関係を育めなければ、良い仕事はできません。

 社会人として活躍するためには、優秀である必要があると言えますが、優秀とは、人より優れているとか競争に打ち勝つ力があるとか超能力を持っているとか、そういう意味ではないと思っています。

 これは、友人から教えていただいたことですが、優秀ということばを日本語として理解すると、優はやさしいという意味であり、秀はひいでている、つまり「優秀」と言うことは、「やさしさにひいでている」という意味になります。

 やさしくあることは、とても強くあるということだと思います。本当に人にやさしくあるためには、自分が抱えている恐怖や不安を乗り越える強さを持っている必要があるからです。恐怖や不安に強く支配されている人は、真にやさしくはあれません。それは、嫌われることを恐れるへつらいであり、見返りを求める取引であり、下心ある操作であって、愛を基盤とした思いやりではありえません。

 「タフじゃなければ生きていけない、やさしくなければ生きる資格が無い」レイモンド・チャンドラーの名言の通り、本当のやさしさの背景にはタフさ、強さが必要なんだろうと思います。

 今回お越しいただいたゲストスピーカーの方々は、そういう意味で、みな優秀な方々でした。やさしく、しかも強い方々でした。まさに学生たちにとって生きる見本になる方々だったと思います。本当にありがとうございました。

 学生たちも、これから、就活を経て社会人へとなっていくことになります。きっと素敵な社会人になっていくのだろうと思います。願わくば、今回の講座で学んだ優秀(やさしさ、強さ)さ忘れずにいてほしい。社会人生活の中で出会う出来事は、甘く楽しいことばかりとは限りません。本当の困難や痛みに出会う中であっても、絶望することなく、くさることなく、魂を売ることなく、あきらめることなく、優秀であってほしい、つよくやさしい人であってほしいと願った次第です。

 受講してくれた学生たちの今後の活躍を心からお祈りしたいと思います!

今日から前期授業の開始(2023)

 今日から、担当している大学の前期の授業が始まります。「プレゼン・ディスカッションスキル」をテーマとした講座で、就職活動に役立つプレゼンスキルや対話スキル、チームスキルを学びます。
 全15回の講座で、最終講は、7月17日です。いつもあっという間で、例年本講座が始まると、あっという間に夏になります。
 学生たちにとって、本講座が、有意義な価値ある講座になるようがんばりたいと思います。
 最近、感染症、戦争、経済破綻など、何やら世相がやたらにきな臭くなってきており、まさに黙示録の様相を呈していますが、願わくば、本講座が終わるまで、大過なく過ごせますように。そして、学生たちとともに、平和で充実した楽しい学びができますように!

学会で発表してきました

 私は、神奈川県のT大学で、3つのキャリア関係の授業を担当しています。その中の一つが業界研究と言う授業です。
 業界研究の授業では、「業界や会社を理解し社会人として輝いて活躍するためのポイントを学ぶ」をテーマに、7人のゲストスピーカーをお呼びしてお話をお聞きする内容となっております。
 ただ、ゲストスピーカーのお話をお聞きするだけではなく、学生たちも企業研究をしてゲストスピーカーの皆様はじめ生徒たちの前で発表する手順となっております。
 さて、昨年度の授業のゲストスピーカーに、福祉業界の先生としてA先生もお招きしておりました。授業では、前半30分が学生たちの研究発表で、後半60分がA先生のご講演をしていただきました。すばらしいご講演で聴講した学生全員がとても良い学びができたと喜んだ次第です。
 ご講演の後、研究発表した学生たちとA先生で感想などのお話をしてくださったのですが、その中で、A先生から、
「今度、日本〇〇実践学会の研究大会があるから、その分科会で、今回の(学生たちのプレゼン)内容の発表をしてはどうか」というお話をいただきました。A先生は、当実践学会の理事長もおつとめになっていらっしゃるのです。
 思いもよらないお申し出で、とても驚いたのですが、もし本当に発表させていただけるとしたら、学生たちにとって貴重な機会であり、授業を担当する私としてもとても光栄なことでもあります。
 その後、〇〇実践学会の皆様からもご了承を頂き、また、大学の教務課にも話をしたところ、課外授業と言う形で実施することができるようになりました。
 そのようなプロセスを経て、正式に、学生たちが、学会で研究発表のプレゼンをさせていただく運びとなった次第です。
 発表者は、いずれも大学の3年生の5人です。
 何しろ、授業と言うとても短い時間の中で研究し、まとめあげたものであり、正式な研究学会の発表としては、他に発表される諸先生方のような充実した内容とはなっておりません。
 勢いで、是非にとこのお話を進めてきた私ですが、会場の本格的な雰囲気、他の諸先生方のしっかりされている研究発表を見るにつけて、とてもとても不安になってきた次第でした。

 分科会の6発表の中での4番目でしたが、とうとう順番が回ってきて、発表に入った次第ですが、なんと、私の想像をはるかに超えて学生たちが立派だったのでした!!
 内容も、ずいぶん詰めてきており、姿勢を正して前を向き、しっかりと声を出して、堂々たるプレゼンを展開したのです。
 私は、それを見て、ちょっと感動してしまいました。不覚ながら、少し涙ぐんでしまいました。
 子供の大きな舞台での発表を見る親御さんの気持ちがとてもよくわかったような気がします。

 学生たちは、この大きな舞台でこれだけしっかりとプレゼンをするために、ずいぶん練習を重ねたのだろうと思います。緊張して昨晩はよく眠れなかった学生もいたようですが、プレッシャーに負けずに、見事に乗り越えてプレゼンを成功させました。本当に立派な勇者たちだなぁと思いました。

 オーディエンスの方々も、結構厳しい質問など他のプレゼンでは出ていたのですが、とても暖かい思いやりのある感想や質問もいただき、本当にありがたかったです。終了後は、わざわざ我々のところにお越しいただいて、「感動しましたよ」と温かく感想を言ってくださった方もいらっしゃいました。本当にありがたいことだと思います。

 今回の発表は、学生たちにとって、とても良い思い出、体験になったと思います。ちょうど、来月の4月から4年になる学生たちであり、就活の本番に入っていくことになりますが、きっと、今回の体験は、良き糧となると思います。
 また、私にとっても、とても良い経験、学びになりました。人は、やはり、すばらしい!ということを実感した出来事でもありました。このような学びをさせてくれた実践学会の皆さん、オーディエンスの方々、そして、学生たちに心から感謝したいと思います。ほんとうにありがとうございました。

 学生の勇者諸君に幸多かれ!

最終講を迎えます(2022)

 私は、横浜の大学で、キャリア関係の授業を担当しています。前期一つ、後期2つの授業を担当しており、その後期の授業も残すところ、あと1回となりました。
 授業の一つは、業界研究に関する授業であり、企業のゲストスピーカーをお呼びして、業界に関する情報を得ると同時に、学生たちも自ら業界や企業の研究をして、ゲストスピーカーも含めた多くの人の前でプレゼンテーションをするという内容となっています。
 学生たちにとっては、単に話を聴いているだけではなく、自らも研究発表するという、しかも、企業の人事担当者の前でプレゼンをするというとても負担の大きな課題を乗り越えなければなりません。
 本授業は、ですから、学生たちの協力なくしては成り立たないタイプの授業なのです。
 学生たちに相当大きな負担をかけることになるのですが、研究発表のセッションは、全員無事に終了し、見事に立派に発表をしてくれました。私もとても誇らしい思いです。
 おかげさまで、通常の企業研究や業界研究にはない深い学びができる場となったと思います。これも、ゲストスピーカーの皆さんはもちろん、学生たちのおかげです。本当にありがとうございました。
 学生たちは、入学から現在まで、コロナ禍で振り回されるような学生生活を送ったものも多いと思います。時には期待と違う体験をしたり、思い通りにはならない理不尽さを感じた人も少なくないと思います。その意味では、気の毒な世代でもあります。しかし、困難の中でこそ成長は起こるものです。時代の犠牲者ではなく、それを乗り越える勇者として成長を遂げてほしいと常々願っており、その意味では、今回の授業を受けてくれた学生諸君は、みな勇者だったと思います。
 これから、就職活動に取り組む学生も多く、また大きな課題や壁にぶつかることがあると思いますが、彼ら彼女らならきっと乗り越えられると思います。
 学生たちの今後の活躍を心から応援したいと思います!

前期授業が終了202207

 昨日、大学の前期授業、プレゼンディスカッションスキル講座が終了しました。

 就職活動やキャリアを形成する上で大切な自己表現やプレゼンテーションのスキル、チームワークやコミュニケーション、対話のスキルを学ぶ講座であり、全15回の講座となります。

 本年度も、すばらしい学生たちに恵まれて、とても良き学びの場となったと思います。

 受講してくれた学生諸君にとっては、大学生活において、予想だにしなかったような出来事=コロナ感染症の広まり、ロックダウンや、人間関係に関する事細かい規制、それに伴って希薄になる人間関係、などなど、さまざまな困難がつき次と起こって、そんなことが起こってない時代に比べてずいぶんと不自由で不安なキャンパス生活を送っている学生が多いのではないでしょうか。

 さまざまな障害や問題が次々と起こるので、戸惑って、少々気持ちが疲れている学生も多いと思いますが、受講してくれた学生は、そんな困難な中にあっても、決してめげることなく、授業に向かってくれたと思います。逆に、そうした困難があるからこそ、普段は考えないような人生の深い意味、生き方、哲学を考えることができたと思います。

 授業の中では、グループワークが多く、人間関係に不慣れな学生たちにとっては、少々ストレスフルなところもあったかもしれませんが、逆に、寂しさを強いられる環境の中だからこそ、人間関係の価値や大切さを理解し、高い意識をもってグループワークに参加してくれたと思います。

 その意味で、環境の厳しさとは逆に、学びも深く、意義深いものがあったのかもしれません。

 良い授業となったと思います。これもひとえに受講してくれた学生の皆さんのおかげです。あらためて感謝したいと思います。本当にありがとうございました。

 コロナ以前まではせっかく回復基調にあった経済も、コロナ後の世界的な混乱を受けて、好調や安定とは決して言えない状況となっています。

 きっと今後学生たちが迎える就職活動は決して甘くはないのだと思います。もしかしたら、そうした逆境の中で、とても苦労をする学生たちも出てくるかもしれません。

 しかし、彼ら彼女らでしたら、逆にそうした環境を逆手にとって、大きく成長していくことでそう。決してくじけることなく、本当の自分の幸せなキャリアに向かって立ち向かっていってくれると思います。

 授業が終了したとはいえ、今後も、受講してくれた学生たちに心からエールを送りたいと思います。何かできることがあれば、心から応援していきたいと思います。彼ら彼女らの人生に幸ありますように!

現代社会の基盤となる考え方の検討

「現代社会の基盤となる考え方の検討」をテーマとした動画をyoutubeにアップしました。

大学のオンデマンド授業で活用した動画の一部となります。

私たちが当たり前のように常識だと思っている弱肉強食、適者生存、等の考え方を検討し、それらの考え方にまつわる勘違いや思い込みを解消していく展開となります。

決して派手ではない、演出もない素朴なものですが、大切なことだと思っています。よろしければご覧ください。

 

 

 

 

今期の授業が終了します

早いもので、今期の授業が明日、明後日で終了します。

明日は、キャリア形成論というキャリア形成の基礎、生き方を学ぶ講座であり、今期は、オンラインのオンデマンド授業となりました。

オンデマンドでありながらも、学生たちは、しっかりと授業に参加してくれて、毎回出題されるレポートにもしっかりと対応してくれていました。

明後日は、業界研究という就活支援の授業であり、今期は、ZOOMによるオンライン・リアルタイム授業となりました。

参加型の講座であり、ゲストスピーカーをお呼びして業界のお話を聞くだけではなく、自分たちもマーケティングの視点から業界研究を行い、理解を深めたうえで、ゲストスピーカーと対話セッションの時間を担当し、質疑応答などの対話をする内容です。学生たちにとって、社会人と話をすること自体が不慣れであり、困難な課題でしたが、見事にやり遂げてくれました。さすがはやる時はやるのだなぁ!と感じ入った次第です。

どちらの授業も、素晴らしい学生たちのおかげで、良き授業となりました。改めてお礼を言いたしと思います。本当にありがとうございました。

また、いろいろとご面倒をおかけして支援をしてくれました教務課の皆さん、それから、ほんのわずかな報酬しかないにもかかわらず、とても素敵な講演をしてくださったゲストスピーカーのみなさん。本当にありがとうございました。おかげさまで、学生たちにとっても貴重な学び、糧となりました。心から感謝申し上げます。

どちらの授業も、明日と明後日で終了となります。

最後の授業も、学生たちの人生を応援できる一つの学びとなるようがんばってきたいと思います!

大学授業前期終了(2021)

大学の前期の授業が先日終了しました。「プレゼンディスカッションスキル」という授業です。自分らしく幸せなキャリア形成に必要なコミュニケーションのスキル、特にプレゼンテーションとディスカッションのスキルを高めることに焦点を当てた授業です。

同じ授業を3限と4限の2コマを担当しており、総勢で約80名の学生が受講してくれました。

素晴らしい学生諸君の協力を得て、充実した楽しく意義のある授業ができたと思います。学生の皆さんには、心から感謝したいと思います。半年間ありがとうございました。

コロナ禍に伴って、学校の授業形態も、さまざまなバリエーションがとられており、どのようなありかたがよいのか、現在模索中のような状態です。

一般的に、コロナ感染者は20代が最も多く、まさに学生たちの年齢層が、最も感染リスクが高い年齢層となります。ですので、私の知っている限りでは、多くの授業は、オンデマンド授業(ビデオや録音と資料による授業)か、zoomやteamsなどを活用したオンライン双方向授業となっています。

実は、私自身も、昨年度は、大学の方針としてすべての授業で教室による対面授業が禁止されたので、オンデマンドやオンライン双方向授業となりました。とはいえ、今までにやったことがない、にわか仕立ての授業だったので、いろいろ戸惑ったところもありましたが、なんとかやり遂げることができた次第です。それなりに授業満足度も高く、オンラインでも授業は可能なのだということを学びましたが、実際に学生たちと会わないので、授業としては成立したとはいえ、一抹の寂しさを感じたものでした。

本年度は、リアル対面授業が解禁されて、選択肢が増えたので、どうしたものかといろいろと悩みましたが、やはり、授業の成果を最大限に発揮できる教室による対面授業とした次第です。

対面授業にして感じたことは、学生たちが思いのほか喜んでくれるということ。2020年度以降に在学している学生たちは、かわいそうです。せっかく大学生になったのに、キャンパスにも入れず、友人とも会話できず、そもそも大学の友人も作ることはできずに、ただ悶々と家の中でpc画面と向き合わざるを得ません。オンライン授業になると、宿題が多くなって、提出レポートがばかにならないくらいに増えてしまうので、自由時間がごっそりと削り取られてしまいます。彼ら彼女らのはじけるような青春は、どこかに消えてしまい、夢や喜びは見事にしぼんでしまったようです。

そうした1年間を体験し、たとえつまらない授業であっても、実際に大学に行って授業を受けたい!というちょっと切ない願いがわき起こったように思えます。ですから、前期の対面授業でも学生たちは、真剣にこれまでにないくらいに出席率も高く全員が集中して受けてくれました。静かで穏やかで、充実した共感しあえるパワフルな教室が実現したように思えます。

できるだけつまらない授業にならないよう、せっかくの貴重な時間を最大限に有意義にできるように私自身も真剣に取り組ませていただきました。前期が終わって、良い授業の余韻を感じています。いろいろと迷いましたが、対面授業にしてよかったと思います。

学生たちも、感染リスクを背負って、良く授業に参加してくれました。学生たちの真剣さ、意欲、集中があったからこその良い授業だったと思います。本当にありがとうございました。

コロナ禍はじめ、学生たちが迎える未来、将来のキャリアには、明るい希望ばかりとは限りませんが、天使に囲まれて天使として生きるのは簡単、誰でもできることなんだろうと思います。しかし、決して天国の平和を望めないところ、困難や障害、痛みや苦悩がある中で、絶望せずに天使として生きることはとても難しい。だからこそ、そういう生き方がかっこいいのだと思います。

学生たちには、そうしたかっこいい生き方、大人になってもらいたい。そういう生き方の後押し、応援をしていきたいと思った次第です。

学生たちの未来に、大きなエールを送りたいと思います!