カテゴリー別アーカイブ: 02.経営日誌

学会で発表してきました

 私は、神奈川県のT大学で、3つのキャリア関係の授業を担当しています。その中の一つが業界研究と言う授業です。
 業界研究の授業では、「業界や会社を理解し社会人として輝いて活躍するためのポイントを学ぶ」をテーマに、7人のゲストスピーカーをお呼びしてお話をお聞きする内容となっております。
 ただ、ゲストスピーカーのお話をお聞きするだけではなく、学生たちも企業研究をしてゲストスピーカーの皆様はじめ生徒たちの前で発表する手順となっております。
 さて、昨年度の授業のゲストスピーカーに、福祉業界の先生としてA先生もお招きしておりました。授業では、前半30分が学生たちの研究発表で、後半60分がA先生のご講演をしていただきました。すばらしいご講演で聴講した学生全員がとても良い学びができたと喜んだ次第です。
 ご講演の後、研究発表した学生たちとA先生で感想などのお話をしてくださったのですが、その中で、A先生から、
「今度、日本〇〇実践学会の研究大会があるから、その分科会で、今回の(学生たちのプレゼン)内容の発表をしてはどうか」というお話をいただきました。A先生は、当実践学会の理事長もおつとめになっていらっしゃるのです。
 思いもよらないお申し出で、とても驚いたのですが、もし本当に発表させていただけるとしたら、学生たちにとって貴重な機会であり、授業を担当する私としてもとても光栄なことでもあります。
 その後、〇〇実践学会の皆様からもご了承を頂き、また、大学の教務課にも話をしたところ、課外授業と言う形で実施することができるようになりました。
 そのようなプロセスを経て、正式に、学生たちが、学会で研究発表のプレゼンをさせていただく運びとなった次第です。
 発表者は、いずれも大学の3年生の5人です。
 何しろ、授業と言うとても短い時間の中で研究し、まとめあげたものであり、正式な研究学会の発表としては、他に発表される諸先生方のような充実した内容とはなっておりません。
 勢いで、是非にとこのお話を進めてきた私ですが、会場の本格的な雰囲気、他の諸先生方のしっかりされている研究発表を見るにつけて、とてもとても不安になってきた次第でした。

 分科会の6発表の中での4番目でしたが、とうとう順番が回ってきて、発表に入った次第ですが、なんと、私の想像をはるかに超えて学生たちが立派だったのでした!!
 内容も、ずいぶん詰めてきており、姿勢を正して前を向き、しっかりと声を出して、堂々たるプレゼンを展開したのです。
 私は、それを見て、ちょっと感動してしまいました。不覚ながら、少し涙ぐんでしまいました。
 子供の大きな舞台での発表を見る親御さんの気持ちがとてもよくわかったような気がします。

 学生たちは、この大きな舞台でこれだけしっかりとプレゼンをするために、ずいぶん練習を重ねたのだろうと思います。緊張して昨晩はよく眠れなかった学生もいたようですが、プレッシャーに負けずに、見事に乗り越えてプレゼンを成功させました。本当に立派な勇者たちだなぁと思いました。

 オーディエンスの方々も、結構厳しい質問など他のプレゼンでは出ていたのですが、とても暖かい思いやりのある感想や質問もいただき、本当にありがたかったです。終了後は、わざわざ我々のところにお越しいただいて、「感動しましたよ」と温かく感想を言ってくださった方もいらっしゃいました。本当にありがたいことだと思います。

 今回の発表は、学生たちにとって、とても良い思い出、体験になったと思います。ちょうど、来月の4月から4年になる学生たちであり、就活の本番に入っていくことになりますが、きっと、今回の体験は、良き糧となると思います。
 また、私にとっても、とても良い経験、学びになりました。人は、やはり、すばらしい!ということを実感した出来事でもありました。このような学びをさせてくれた実践学会の皆さん、オーディエンスの方々、そして、学生たちに心から感謝したいと思います。ほんとうにありがとうございました。

 学生の勇者諸君に幸多かれ!

あけましておめでとうございます(2023)

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

写真は、出雲大社のウサギさんです。インターネットの写真素材から提供いただきました。

卯年は、ウサギの跳躍力にちなんで「飛躍」の意味があるそうです。当社も、たくさんのお仕事を頂いて、大きく飛躍できますように!

また、出雲大社でお祭りされているウサギさんは、大国主命(おおくにぬしのみこと)と八上比売(やがみひめ)の縁つなぎをしたことから、良き縁をもたらしてくれると言われています。当社も、たくさんの良きご縁に恵まれて、良きお仕事がたくさんできますように!

皆様におかれましても、2023年が、良き年になりますように!

本年もありがとうございました

 年の瀬ですね、今年もあとわずかとなりました。
 当社も、今日で仕事納めとさせていただきます。
 皆様方には、本年もいろいろとお世話になり、誠にありがとうございました。
 このコロナ禍の逆風にあっても、なんとか経営を維持できて、しかも、さまざまな新しいプログラムにチャレンジする機会をたくさんいただき、当社としてもとても冒険心あふれるドラマティックな一年となりました。
 これも当社を支えてくださるお客様、ご縁のあるあらゆるお取引先、友人たちのおかげです。本当にありがとうございました。
 おかげさまで、とても充実した、楽しくワクワクする、そして何よりも、新しいチャレンジを通して大きく成長することができた1年となったのではないかと思います。

 私も、今年で61才になりましたが、世間でいう定年だとか引退だとか全く考えていません。むしろ、ここからようやく始まることができたような気もしています。
 もっともっと教育者としてのスキルを上げたい、もっともっと多くの方々のお役に立ちたい、もっともっと多くの方々の幸せな人生の後押しをしていきたい、もっともっと人への真の支援ができる存在へと成長をしていきたいと願っています。
 願わくば、当社がこの黙示録の時代において、世界をよりよくできる愛と勇気と信頼の回復の拠点となれますことを、日本、世界がより平和に、うそと暴力のない幸せな社会へと変容をしていけますように!

オンラインプログラムの発足

 かねてより、オンラインによる学校を開きたいとこころざしており、実験的にオンラインスクールのオープンソフトであるmoodleを導入してみたり、youtubeで動画を公開して見たりなど、チャレンジを続けてきていたのですが、なにしろ、それをビジネスとして展開していくための仕組みや、セキュリティの問題など、簡単には解決しない問題ばかりであり、企画はあったものの長い間実現できていませんでした。

 そのような状況の中で、株式会社ファシオさんと仰るオンライン教育を配信されている大手の企業さんとご縁を頂き、「デリバル」と言うオンラインセミナーサイトの公式チャンネルとして当社のオンラインコンテンツを発表させていただけることになりました。

 当社ヴィーナスアソシエイションのデリバルにおけるトップページはこちらとなります。

デリバル  ヴィーナスアソシエイションtop

 

  私も、オンラインスクールの構築に挑戦しようとしていた人間なので少しだけその難しさが分かっておりますが、ファシオさんがおつくりになったデリバルと言うオンラインスクールは、とても優れていると思います。

 オンデマンドによる教育コンテンツに対応していただけるのはもちろん、オンラインリアルタイムのセミナーや講座も可能です。オンライン講座運営に必要な要素がしっかりときめ細かく整備されており、もしかしたらZOOMによる講座運営よりもやりやすいかもしれません。

 しかも、オンラインスクールとしての機能はもちろんのこと、オンラインショップとしての機能も兼ね備えており、直接ビジネスとして展開することができるのです。

 さらに、官公庁がお客様の場合もあるそうなので、個人情報や決済システムに関するセキュリティがとてもしっかりと整備されており、その完成度は驚くべきものがあると思います。

 可能であれば、ヴィーナスアソシエイションオンラインスクールとして独立したサイトを構築したいという願いはあったのですが、素人ではとてもとてもシステム構築はむずかしく、きっと億単位の投資が必要となると思います。その点で、デリバルは、私がまさに構築したいと夢見ていたシステムであり、今回、その公式チャンネルとして仲間入りできたのは、願ってもないチャンスでもあると思っています。

 ファシオさん、ご縁をありがとうございます。大変光栄に存じます。

 早速、当社の代表的な講義となる「自尊心の重要性」のコンテンツを作成し、発表しました。

 今後、たくさんのコンテンツを作成して発表していく予定です。

 願わくば、私どもが発表するコンテンツをご覧いただいて、少しでもお役に立てれば、元気と勇気と自信、信頼の回復に貢献できればこの上ない喜びと感じております。

尊敬する経営者のご逝去

 稲盛和夫さんが、今月の24日にご逝去されました。

 稲盛さんは、私が尊敬する経営者の一人で、彼の経営や生き方についての考え方に共感し、私自身の糧とさせていただいてきました。

 稲盛さんは、以下の言葉で、仕事の大切さを伝えられていました。

「一つのことに打ち込んできた人、一生懸命に働きつづけてきた人というのは、その日々の精進を通じて、おのずと魂が磨かれていき、厚みのある人格を形成していくものです。働くという営みの尊さは、そこにあります。心を磨くというと宗教的な修行などを連想するかもしれませんが、仕事を心から好きになり、一生懸命精魂込めて働く、それだけでいいのです」

 仕事をするということは、単なる生活の糧や金儲けではなく、修行を通して心魂を磨くことであり、とても大切な聖なる尊い営みだとおっしゃっています。

彼は、「言い訳をしない」「謙虚にして驕らず」「世のため、人のために尽くす」と言った人として尊敬に値する生き方を実践されていましたが、真剣に仕事に向き合うことによって、そうした気高くも厳しい生き方が実現できるのだと思います。

 正直私にとっては、まだまだその境地に至れてはいませんが、稲盛さんのおっしゃる、「仕事が大好きで、一生けん命に仕事に向き合い、常に成長しチャレンジする生き方」は、実践しているつもりです。稲盛さんがおっしゃるようにそうした生き方こそが厚みのある人格の形成につながることを信じて、いつかは、私も「人のせいにしないで反省する」「文句ではなく感謝をする」「謙虚にしておごらない」「利他」「仲間のために汗を流す」そんな生き方が自然にできるように、これからも精進していきたいと思います。

 大きな存在がご逝去されて、とても寂しい気持ちではありますが、見事に良き仕事をされて、見事に指導者として、経営者としての人生を全うされた生きざまに敬意を表し、ご冥福をお祈りしたいと思います。

合掌

事務所の模様替え

 先日、事務所の模様替えをしました。 

 以前は、書棚が上についている学習机を使っていましたが、事務所用のオフィス家具に変えることにしました。

 以前の学習机は、40年以上にわたって使っていたものであり、もちろん会社の創業からずっと一緒だった机です。

 ずいぶん長く愛用した机でしたので、忍びなかったのですが、今期で法人成して20周年目(創業からは23年目)となるのもあって、思い切って模様替えをしました。

 長年にわたって使っていた机ですので、整理が大変で、結局のところ落ち着くまでに3~4日かかりました。ちょっとした引っ越しです!

 事務所の机部分だけの模様替えであって、バックヤードは何も変えていないのですが、事務所の雰囲気がずいぶん変わるものですね。

 雑然とした感じは、以前と変わりないのですが、こどもっぽさや素人っぽさが抜けて、本当のプロフェッショナルに変容したようです。においも、新しい家具のにおいがして、とても新鮮な気持ちになります。

 事務所の役割も、ここ数年ずいぶん変わりました。単なる事務所ではなく、オンライン研修などの際には、発信するスタジオとなります。そして、そのような機会がとても増えてきたし、今後ももっと増えていくことでしょう。今回の模様替えは、今後会社がますます発展する上での基盤となると思います。

 20周年を迎えて、当社も随分良い会社に育ってくれたと思います。これもひとえに当社にご縁を頂けているお客様や支えてくれている友人たち、ご縁ある方々のおかげです。本当にありがとうございました。皆さん、ぜひ安針塚に足をお運びいただいて、新しい事務所をご紹介させてくださいませ!

 事務所の雰囲気も新たにして、新たな気持ちで今後もよりよいお仕事をさせていただくよう、がんばりたいと思います。

 今後ともどうぞよろしくご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます!!

 

恩人の訃報

 私は、現在、ラボラトリーメソッドによる体験学習を基盤とした教育研修の会社を営んでおりますが、この体験学習は、以前勤めていた会社、P社で学ばせていただいたものです。

 P社では、ラボラトリーメソッドの基礎理論や哲学、ファシリテーターとしてのスキルなど、今の私を形作る多くの部分の基盤を学ばせていただきました。

 当時、人間関係に不器用であり、自分に自信がなく、他人にも心を開かない人間だった私が、仕事やご縁ある多くの方々との出会いを通して、徐々に徐々に生きづらさが解けて行って、自信と信頼を回復しはじめ、人間関係訓練や教育に対する情熱が芽生え始め、現在のようなキャリア、生き方に変わることができたのは、一種の奇跡のように思えます。

 P社は、私にとっては、そうした奇跡を起こしてくれたとても大切なありがたい場所でもありました。

 昨日、P社の創業者だったOさんが先月2022年6月26日に亡くなったということを知りました。

 Oさんとの出会いが無ければ、今の私のキャリアが起こりえなかったわけであり、彼は、まさに私にとっての恩人だと思っております。

 Oさんは、私にとって、失礼ながら、長年お付き合いした友人のようでもあり、仲良くともに仕事をしたこともあれば、けんかをして戦いあったときもありました。親しく感じるがゆえに、甘えもあったのだろうと思います、私からの当たりもきつく、攻撃的なところもあったと思います。最終的には私は、会社を離れて独立し、違う人生を歩み、Oさんとは物別れに終わっておりました。

 生きてまたいつか会えると思っていたのでそれもよしと思っていましたが、亡くなってしまうと、もう少しお互いになんとかならなかったのかなぁと、少し残念な思いがやってきます。

 Oさん、いろいろとお世話になりました、当初私が入社したころは、会社にOさんを含めて3人しかおらず、私が4人目でした。事務所は小さく、奥の窓の横に応接の長椅子があって、いつも寝転んでましたよね。小さいながらも、ユニークな独創的な教材の種がたくさんあって、今後成長していくものすごく大きなエネルギーが満ち溢れていたように思えます。いわば夢と希望に満ち溢れていたように思えます。

 私も、仕事がとても楽しかったです。おかげさまで、営業、ファシリテーター、体験学習、素晴らしい先生方とのご縁など、とてもとても貴重な学び、体験を得て、私自身も大きく成長することができました。

 また、当時、会社も毎年びっくりするほど大きくなっていきましたよね。その成長に私も少しご縁を頂くことができてとても光栄でした。

 Oさんは、親分肌の人で、不器用で問題が多く、そのくせプライドが高い私をあたたかい目で見てくれて、公私にわたって面倒をとてもよく見てくれました。Oさん、本当にありがとうございました。

 Oさんの意向に沿えなかったこともたくさんあったと思います。また、失礼なこと、傷つけたことも多々あったかと思います。改めてお詫び申し上げます、どうぞご容赦ください。

 また、私もOさんに頭にきたこと、不満だったこと、傷つけられたこともありましたが、それは実は、全て今の私の学びにつながっております。私は、Oさんが大嫌いでしたが、大好きでもありました。良くも悪くも私の良き先生、親分であったOさん、いろんな形で良き学びをくださって、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 日本における体験学習の草分けでもあり、これだけ日本にラボラトリーメソッドが広がって、研修の場や学校教育など多くの学びの場で体験学習が活用されるようになっていったのも、Oさんの仕事によるものだと思います。Oさんの為した功績は偉大だと思います。

 Oさん、本当におつかれさまでした。そして、ほんとうにありがとうございました。

 Oさんから頂いた学びを、今後も大切にして、Oさんに誇りに思ってもらえるような良き教育を今後も展開していきたいと思います。

 Oさんのご冥福を心からお祈り申し上げます。 合掌

日光でチームビルディング研修

 先日、日光で、チームビルディング研修を担当してまいりました。

 17年来のお付き合いをさせていただいている労働組合さんのリーダーの皆さんを対象とした研修でした。

 参加者の皆さんは、とても意識の高い方々ばかりであり、素晴らしい方々、共に学ぶことができてとても光栄でした。

 人間関係論では、良いチームとは、機関車のように先頭車両(リーダー)だけが頑張り、あとはついていくだけというチームではなく、新幹線のように全車両にモーターがついているチーム、チームメンバー全員が個性に応じて活躍し、全員の力を引き出せるチームだと言われています。

 また、そのようなリーダーシップを分かち合えるチームになるためには、心理的安全性という要素が大切だと言われています。

 人間関係がやっかいなところは、そこに必ず恐怖が付きまというところだと言えましょう。拒絶される恐怖、見下され、嘲笑される恐怖、仲間外れにされる恐怖、いじめ虐待される恐怖、傷つける恐怖、傷つけられる恐怖。人間関係には、もろもろの恐怖がつきものです。

 人間関係論では、チームには偉大なる潜在性や可能性があると考えています。しかし、もしチームが十分に機能を発揮できていないとしたら、それは、何かが足りないから…、能力が足りないから、問題解決の方法が足りないから、優秀なコーチがいないから、などの欠乏から起こるというよりは、人間関係に付きまとう恐怖が過剰だからと考えます。

 光が不足しているわけではないのです、太陽が存在していないわけではないのです。あまりに厚い雲(恐怖や不安)が立ち込めていて、本来の光が見えないだけなのです。

 心理的安全性とは、人間関係に付きまとう恐怖を上手に乗り越えられた状態を言います。

 恐怖を持ってはいけないというわけではありません。私たちは天使に囲まれて生きているわけではありません。悪意をもって他人を操作、コントロール、支配、搾取しようとする人もたくさんいることは事実です。私たちは、そのような人たちから身を守るための注意深さや防衛力が必要であり、恐怖や不安は、そうした注意深さをもたらしてくれますので、役に立つ感情であり、不要なものでもなければなくすべきものでもありません。

 ただ、悪い奴らがいるからと言って、全面的に心を閉じて生きるということも本意な生き方ではないでしょう。豊かで平和な愛ある関係性が育めるものならば、そちらの関係性の中で生きることの方がより幸せな生き方であることは明らかなことです。

 ですから、私たちは、防衛とオープンマインドという相反する力を同時に働かせる必要があります。矛盾する機能を上手にバランスを取りながら、ゆっくりゆっくりと信頼を育んでいくのです。

 心理的安全性とは、そうした努力の成果として起こる高い次元の関係性、意識状態を言います。

 心理的安全性が起こっている状態では、チームメンバーは、拒絶されたり乱暴に扱われたりする不安から解放されています。誰もが誰もを尊重し、親しい家族、兄弟としてかかわります。ですから、演技や演出、仮面をかぶる必要がなくなります。顔色を窺ったり忖度したりのような面倒くさい疲れることをする必要がなくなり、だれもがリラックスと集中、普段通りのその人らしい自然な表情や振る舞いでチームにあるようになります。

 どんなことを言ってもバカにしたり見下したり嘲笑されたりすることはないと分かっており、そのような不安から解放されているので、心は自由であり、質の高いクリエイティブなアイデアが次々と創造されていきます。

 お互いに共感しあえる関係性が育まれており、だからこそ、話には嘘が排除されていきます。ウソがばれてしまうのです。ですから、話される内容は真実であり、個々人が持っている勘違いや偏見が修正されて、より正しい現実をありのままに見ることができるようになると同時に、打つ手も的を得たものになっていき、問題解決能力が格段に高まることになります。

 また、真実の関係性には、あたたかさややさしさ、思いやりと言ったパワフルな気高いエネルギーが交流することになります。そのような真の愛の関係性の中で、人は、癒され、元気を取り戻し、本来の自分となり、本来の輝く魅力的な表現ができるようになるのだと思います。

 今回、共に学んだリーダーの皆さんは、そうした心理的安全性を獲得できている素晴らしいチームでした。皆さん気のいい仲間であり、兄弟です。思いやりの中で本音が飛び交い、何しろそこにいるだけで楽しく、元気をもらえるような高い雰囲気のチームでした。

 今回、そのような素晴らしいメンバーとともに学べましたこと、とても光栄でした。皆さん本当にありがとうございました。

 やっかいなはやり病、戦争、経済の不安定、など不安要素が大きな激動の時代でありますが、どのような時代であれ、そのような真実味を身にまとうことこそが、大きな問題を乗り越える秘訣だと思っております。皆さんでしたら、きっと良き未来を開かれると確信しました。ともにがんばっていきましょう!

4月の山を越えました

 当社は、新入社員研修向けのプログラムとして、アトランティックプロジェクトという経営シミュレーションのプログラムを提供しておりますが、昨日の月末を迎えて、大きな山を越えることができました。

 おかげさまで、たくさんの大切なお仕事を頂けて、とてもとても光栄でした。

 私どもの講師派遣による実施のプログラムのみならず、企業の人事ご担当者の方が自ら教材を活用して内製で実施頂くスタイルも多くご実施頂けました。

 うれしい悲鳴で、たくさんのお仕事への対応で、テキスト作成、教材のセット組と出荷、研修準備など、3月から息を抜けない時期が続いておりました。研修は、緊張度が高く、巻き起こるエネルギーが強い特殊な場であり、教材などに不備があると、一瞬で場が崩れてしまうこともあるので、ミスの無いように、慎重に慎重を期し、万全を尽くす必要があります。

 ただでさえおっちょこちょいで不注意なところがある私ですので、ハラハラドキドキしながら仕事を進めておりましたが、家族や仲間たちのおかげで、大過なく、4月の月末を迎え、大きな山を越えることができました。

 これもひとえに、私どもを応援してくださって、プログラムを愛し、プログラムをご活用、ご利用いただいたお客様たち、同志の皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。

 そして、支えてくださった仲間たち、家族のおかげでもあります。あらためて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 写真は、4月末の研修で出張していた品川のホテルから見た富士山の写真です。ともに出張に出向き、事務局的な全般的なお仕事を担ってくれた当社のキャプテン、妻が撮った写真を転用させてもらっています。

 4月末の研修は、アトランティックプロジェクトの3日間にわたるプログラムであり、単にマナーや新入社員としての知識教育にとどまることなく、社会人として輝いて活躍するための心構え(前向きな生き方、チャレンジ精神、レジリエンスなど)や人間関係スキル、社会人として成長や生き方、夢や志などと言った社会人人生自体を応援する内容でもありました。

 先方の企業のご担当者の方々と何度も打ち合わせをして、ご担当の熱い思い、新人に向けての愛と勇気づけを具現化すべくプログラムを改訂し、独自のオリジナルプログラムとして作成した思い入れのあるプログラムでもありました。

 ご担当の方々の願いがこもったプログラムのすばらしさもさることながら、受講してくれた素晴らしい新人の皆さんのご協力もあり、とても穏やかで楽しく、パワフルで充実した良き学びの場となったと思います。

 富士山は、木花咲耶姫命(このはなさくやひめ)様とおっしゃる女神様の山と言われています。富士山の神様が、4月末の研修はもちろん、全ての研修を受講してくれた全ての新人たちが、将来、大きな花を咲かせることを応援してくださいますように!

 とはいえ、連休明けには、他のテーマ、階層の研修、および、新入社員研修としてのアトランティックプロジェクトのお仕事も続きます。

 私だけではなく、私の仲間も研修のファシリテーターとしてプログラムを担当してくれることになります。心強い仲間とともに、5月から、新たな幕開けとなります。

 どうぞ、5月以降も、みんな健康で、元気で仕事ができて、楽しく充実した意義深い学びの場を育んでいけますように!!

児童養護施設入職予定者研修を担当します

来月、児童養護施設への入職予定の新入職員の皆さんを対象としたオンラインコミュニケーション研修を担当します。

大学教育でお世話になっているT先生とS教授のご縁によるものです。

私どもに、こうした大任を委ねてくださって、大変光栄に思っております。

委ねてくださったT先生とS教授に恥じぬよう、良き研修としたいと思います。

 

本プログラムは、テーマがコミュニケーションです。

児童福祉施設でこれから働こうとされる方々にとって、このコミュニケーションは、とても大切なテーマなのだろうと思います。

相互理解、思いやり、愛こそが、痛みや傷を癒し、自分らしくたくましい態度、行動、生き方の後押しをするのだろうと思います。

本プログラムでは、「人は断じて欠点だらけの無力な存在ではない。その潜在性と可能性は今の想像をはるかに超えて大きい」と考えています。

自分自身にもそうした素晴らしい可能性があること、他者にも偉大なる輝きがまどろんでいること、そして、豊かな人間関係こそが、そうした潜在性を引き出すきっかけとなることを本講座で学んでいきたいと思っています。

本研修を受講してくれる方々にとって、人や人間関係の可能性を信じ、大切にして、自分や他者の自分らしく幸せにたくましく生きる力を引き出せるような、そのようなリーダーへの一歩としていただけるよう、がんばりたいと思います!