月別アーカイブ: 2014年2月

kindle本「自尊心の重要性」を出版しました

 Amazon kindle向けに電子書籍「自尊心の重要性 」を出版しました。弊社のコンセプトとなっているいくつかエッセンスを網羅した、まさに弊社にとっての考え方の基幹本となります。

 

【電子書籍「自尊心の重要性 」目次】

第1章 自尊心の重要性
 1.自己イメージの心理学
  ①自分らしく輝く人生の基盤となる自尊心の重要性
  ②自己イメージとは
  ③自己イメージが人生に与える影響
  ④自己イメージとリアリティ
  ⑤認知のゆがみ
  ⑥自己イメージのチェック
  ⑦日本人の自己イメージ
  ⑧自己イメージの健全化に向けて

 2.自尊心とは
  ①いにしえから伝えらえれてきた自尊心の重要性
  ②自尊心は現代においても重要なテーマ
  ③自尊心を巡る誤解
  ④自尊心とプライドの違い
  ⑤自尊心の重要性
  ⑥欠点は直らない
  ⑦カマスの教え
  ⑧絶望を信じてはいけない
  ⑨自尊心の重要性

第2章 前向きな生き方
 1.認識の心理学

 2.学習性無力感
  ①心理学をこころざす
  ②きっかけとなった心理実験
  ③学習性無力感
  ④学習性無力感の教え

 3.楽観主義と悲観主義
  ①ものの見方、考え方が生き方を決める
  ②楽観主義と悲観主義
  ③Be→Do→Haveの原則

 4.エクササイズ「私のものの見方・考え方」

第3章 志を定める
 1.D動機とB動機
  ①D動機
  ②B動機
  ③D動機の生き方
  ④B動機の生き方
  ④B動機の時代がやって来る

 2.ハートに熱い志をもとう
  ①志とは
  ②志の構造

 3.基軸となる志
  ①どうありたいか(BE)
  ②どう活躍したいか(DO)
  ③何を得たいか(HAVE)

 4.ヴィジョンを定める
  ①ヴィジョンに関する名言集
  ②ヴィジョンの重要性
  ③リアルゴールとしてのヴィジョン
  ④まずは大きな夢をもとう
  ⑤効果的なヴィジョンの作り方
  ⑥自分のヴィジョンを作ろう
  ⑦ヴィジョンに向けて一歩踏み出そう

勇者と暴君
 1.勇 者
 2.暴 君
 3.自分を生きる勇者となるために

 

 多くが、すでにブログなどで発表されている文章ですが、今回の本は、それらを加筆修正し、自尊心をテーマにまとめ上げたものであり、整理統合されて読みやすい形になっています。

 きっと、人の本当にそう生きたい生き方を後押しできる力のある本だと思います。

 願わくば、この本が、かつての(今もときどきそうですけど)私のように自信を持てなくて困っている多くの人たちの参考、糧となることができますように!

オンラインショップ開店

昨日、弊社のオンラインショップを開店しました。
shop_botan.jpg

以前からネットショップを開きたいと願っていたのですが、ネットショップは、基本的に複雑なプログラムで作られており、私が従来から組んでいたhtml文書とは全く性質の違う難しいものなので、手を出せないでいたのです。

しかし、今年に入ってから、個人向けの商品もどんどん出していきたいし、グローバルにも展開していきたいとの思惑があり、インターネット店舗開設に向けて、挑戦した次第です。

このオンラインショップは、業者に頼ることなく、自前で作成しています。eccubeというすぐれたオープンリソースがあり、それをもとに作り上げました。一部、カスタマイズのためのソフトを購入、利用していますが、総額で4万円弱程度であり、相当の低コストで完成させることができました。

もしこうしたサイトをはじめから業者に依頼して作るとしたら、よくわかりませんが、数十万、数百万かかるのではないでしょうか。

実は、数年前にも挑戦したことがありますが、当時は、プログラムのあまりの難しさに、さじを投げてしまっていましたが、今回、eccubeをはじめとするいろんな出会いがあり、運よく開店にこぎつけることができました。

とてもうれしいです。

今後、店舗を生かしながら、より大きく仕事を広げていきたいと思っています。頑張ります!

大変な大雪です!

こんな雪は、関東では初めてではないでしょうか。

DSCF2131.JPG

自宅兼事務所の庭の様子ですが、これはもはや雪国です。

まだふりやんでいませんので、もっと積もるかもしれません。

こんなときは、観念しておとなしくしているに越したことはありませんね。

皆さんくれぐれもお大事になさってくださいね。

 

大学サークルリーダー講座(20140206)

都内大学のサークルリーダー講座を担当してきました。概要は以下の通りです。

【大学サークルリーダー講座概要】

(テーマ) 「自分らしく輝くサークルリーダーとなる」

(ねらい)

   ①リーダーシップの原点となる自信と誇りの重要性を学ぶ。

   ②コミュニケーションのスキルを学ぶ。

    ・コミュニケーションの重要性

    ・コミュニケーションの改善ポイント

   ③リーダーシップのスキルを学ぶ。

    ・チーム力を引き出す前向きな生き方

    ・信頼関係をはぐくむ

       ④サークルリーダーとしての志・目標をつくる。

 

 新たに任命されたサークルリーダーであり、どんなことをすればよいのか、そもそも私でいいのかといった不安を抱えている人も中に入るわけですが、本講座で、リーダーとしての心構えやすべきこと、スキルを学び、自信と勇気をもってリーダーとして活躍していくための基礎を固めることが本講座のテーマとなります。

 50名程度の学生たちが集まってくれましたが、すばらしいメンバーのおかげで、すばらしい学びの場となりました。

 研修後、アンケートを書いてもらったのですが、すばらしいコメントもあり、以下、学生たちの感想をご紹介します。

【大学サークルリーダー研修感想】

・コミュニケーションが大切だと知れたが、短い時間の実習後の打ちとけさに驚いた。コミュニケーションや人と触れ合う大きさに時間は関係ないと感じた。

・今回、このプログラムに参加したことで、これから新サークル部長として、どのようにメンバーと接していくべきか、どうしていくべきか、またサークルだけではなく、人生のことについても知って行けたと思う。

・資料もそうでしたが、説明がとても聞きやすかったです。話が全部直接心に入ってくるようでした。私たちのように今後のヴィジョンに迷いがある人にとっては救いのような機会です!またお願いします!

・今後どのように行動していくべきか、目標がハッキリ見えました!!

・今日一日でコミュニケーション力が身に付き、多くのことを学べた。他人の意見を聞くことで自分では気づかなかったことも気づくことができ、新しい発見ができた。グループメンバーにほめられた部分は伸ばしていきたいと思う。

・サークルリーダーとして、同活動していくか不安でしたが、自尊心を持つことや目標を持つことなど、具体的なアドバイスがあり満足しました。

・様々な発見がありました!自分に少し自信が持てるようになりました。リーダーとしても、これからの私としても、今日学んだことを思いっきりいかしていきたいです!!

・今、就職活動中で、就職できる気がしない、や、社会人としてやっていけるかという不安でいっぱいでした。しかしそんな不安は無用だと今日の研修を通して思いました。長時間本当にありがとうございました。

・リーダーに必要な資質というより、人生についての考え方が変わるきっかけとなりそうです。

・話が全部自分が悩んでいることと重なり、全部が印象的でしたが、「幸せになるために生まれてきた」や「ミラクルは起こる」というお言葉が印象的で勇気づけられました。

・新2年で代表、人員不足など、さまざまな懸念があったが、他にも同じ境遇の団体がいることを知り、少し安心した。そして、これから、運営面をしっかりし、より大きく、より充実したサークルになるよう努めていこうと思った。

 

すばらしいメンバーのみなさん、共に学べて、とても楽しかったです。皆さんなら、かならずや素晴らしいリーダーとしてチームをよく引っ張っていけるでしょう。応援しています共にがんばりましょう!

立て続けに起こるイノベーション

最近の日本人の科学者による2つの快挙の記事をご紹介します。

 

新万能細胞―常識を突破する若い力

朝日新聞web 2014年1月31日02時03分より引用
   
 輝かしい新星が現れた。

 理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダー(30)らのグループが、まったく新しい万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の作製に成功した。

 筋肉や神経など、さまざまな細胞に変化できるのが万能細胞だ。万能性があるのは、生命の初期である受精卵など、特殊な細胞に限られるというのが生物学の常識だった。

 だが近年、万能細胞を人の手で生み出す研究が進み、すでに、受精卵を壊してつくるES細胞、山中伸弥・京都大教授らが遺伝子を導入する方法で開発したiPS細胞がある。

 STAP細胞の大きな特徴は、弱酸性の液体に浸すなど細胞を外から刺激することで、ずっと簡単につくれるところだ。

 一昨年英科学誌ネイチャーに論文を投稿した当初は突き返された。だが追加の証拠をそろえ、掲載にこぎ着けた。最初に拒絶した専門家は「何百年にもわたる細胞生物学の歴史を愚弄(ぐろう)している」と激しい意見を付けてきた。これはいまや最大級の賛辞と読まれるべきだろう。

 まさに教科書を書き換えるような大発見である。

 博士号をとってわずか3年。若い小保方さんの研究過程は、決して順風満帆ではなかった。

 「誰も信じてくれない中で、説得できるデータをとるのは難しかった」「泣き明かした夜も数知れないですが、今日一日、明日一日だけ頑張ろうと思ってやっていた」と振り返る。

 化学畑の出身で、生物学の既成概念にとらわれず、自らの実験データを信じた。一人また一人と周囲の研究者を味方につけ、数々の壁を乗り越えた。

 変わってきたとはいえ女性の働きづらさが指摘される日本で、これほど信念に満ちた研究成果を上げた小保方さん、そして彼女を支えた共同研究者のみなさんはすばらしい。

 「21世紀は生命科学の時代」といわれ、日本政府も力を入れる。小保方さんの属する理研の発生・再生科学総合研究センターは00年に神戸市にできた。基礎研究から治療への応用まで、再生医学を総合的に進める態勢づくりが結実したようだ。

 特大ホームランを放った小保方さんに限らず、きっと同じように「もう一日だけ」と頑張っている研究者がたくさんいるだろう。そう考えると、日本の科学への希望も膨らむ。

 教科書を学ぶ学習を卒業し、教科書を書き換える研究の道に進む。強い信念と柔らかな発想に満ちた若い世代の飛躍を、もっともっと応援したい。

 

 極めて自然に近い形で作られた万能細胞であるので、応用の可能性も壮大です。きっと医学の根本を変えてしまうかもしれません。大快挙と言えましょう。それにしても、小保方さんのスタンスは素晴らしい。あきらめない心、仲間との協力、まさに勇者としての成功譚です。

 もうひとつすごい記事をご紹介します。これも、がんの克服につながる大発見です。

 

がんの征圧は間近か!? – 鳥取大、悪性度の高い未分化がんを正常細胞に転換
    デイビー日高  マイナビニュース2014/01/28より引用
 
鳥取大学は1月25日、クローニングしたRNA遺伝子に関連して発現変動する単一の「マイクロRNA」を悪性度の高い未分化がんに導入したところ、容易に悪性度を喪失させることができ、正常幹細胞へ形質転換できることを発表した。

成果は、鳥取大 医学部病態解析医学講座 薬物治療学分野の三浦典正 准教授らの研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、1月24日付けで英オンライン総合学術誌「Scientific Reports」に掲載された。

三浦准教授は、自身のクローニングした遺伝子がRNA遺伝子であり、がんの第1抗原と目されてきた「ヒトテロメレース逆転写酵素遺伝子(hTERT)」と関連して、特に未分化なヒトがん細胞において、その発現を制御させる性質を持つ特異な遺伝子として、また発がんやがんの悪性度に関わる遺伝子として機能解析をこれまでしてきた。

また、「未分化型悪性黒色腫」でも当該RNA遺伝子が増殖抑制できることを、製剤候補として「ハイドロゲル」や「アテロコラーゲン」を用いて確認してきた。そして今回、そのRNA遺伝子を「shRNA法」という遺伝子発現を抑制する手法により、10種程度のヒトマイクロRNAによって発現変動することが究明されたのである。そしてその1つ1つをがん細胞の中へ導入することで、最もがんを制御できる有効なものが検討された次第だ。その結果「miR-520d」が三浦准教授らが”驚異的”とも表現する現象を誘導したのである。

2012年2月に、京都大学の山中伸弥教授らが当初iPS作製に使用した「293FT細胞」、または未分化な肝がん細胞、膵がん細胞、脳腫瘍、悪性黒色腫細胞で、球状の幹細胞または「がん幹細胞様」の細胞へ容易に変化させ、その細胞は「P53」というがん抑制遺伝子を高発現していることが見出されている。それまでは、マイクロRNAのがんや再生医療の報告として、「miR-302」family、「miR-369」「200c」に関して多数種の併用でリプログラミングの試みがなされているが、1つでこのような効果をもたらす報告はなかった。

今回の研究では、まず未分化な肝がん細胞がmiR-520dにより、12時間程度でP53、Nanog、Oct4陽性の細胞へ変化し、miR-520d導入細胞がマウスでそのがんとはまったく異なる組織(奇形腫や正常肝臓組織)を形成したり、腫瘍をまったく形成しなかったりすることが確認されたのである。高分化型がんでも1カ月程度で同様の細胞へ変化することも判明した。

このことは、悪性度の高い低分化なものほど容易に良性形質になりやすいことを意味するという。この結果からメカニズムの解析が進められると同時に、治療的効果の検討も行われており、脱メチル化による脱分化誘導がその原因の1つであることが証明された。

ほかのがんでも派生元の細胞の性質をより強く持つまったく異なる細胞へ形質転換できることから、多くの未分化ながん細胞で有用な分子であることがわかったとする。たった1つの生体分子が、このように劇的にがん細胞の状態を変えてしまうことは、がん根絶の夢が目前に来ており、この領域の研究および製剤開発が推し進められることで早期に実現する可能性が高まったとした。

 

 私は専門外なのでよくわかりませんが、要するに、がん細胞を健康細胞に転換できる遺伝子を発見(開発?)したということなのでしょう。しかも、悪性度の高いものほど効果があるということらしいので、大変な快挙です。この研究が順調に進んだら、まもなくがんは、撲滅することになるでしょう。

 まさに2大快挙です。まったく新しい、想像もつかないような未来の幕開けともなるかもしれませんね。2つの研究にエールを送りたいと思います。