生命の源は宇宙に? 隕石からDNAの成分発見 NASA
CNN 2011.08.12 Fri
米航空宇宙局(NASA)は、生命の設計図といわれるDNAの基となる物質が隕石から見つかったと発表した。宇宙からの隕石や彗星が、地球上の生命の形成を促す役割を果たした可能性があることを示すものだとしている。
NASAの研究チームは炭素を多く含んだ隕石12種類について調べた。その結果、DNAを構成する核酸塩基の主要成分であるアデニンとグアニン、および生体内の筋肉組織に含まれるヒポキサンチンとキサンチンが見つかった。
さらに、核酸塩基に関連した3種類の分子も微量に含まれていることが分かったが、このうち2つは生物にはほとんど見られないことから、宇宙で形成されたことを裏付ける根拠になるとしている。
隕石からのDNA成分は1960年代以降、何度か発見されているが、それが宇宙で形成されたものなのか、地球上の生命に汚染されたものなのかははっきりしなかったという。
しかしNASAが今回調べた12個の隕石のうち9個は南極大陸にあったもので、汚染された可能性は極めて少なく、見つかった物質が宇宙で形成されたのは確実とみている。
生命の源となる物質が小惑星や彗星で形成されているとの説は有力視されるようになっており、今回の発見はその説をさらに裏付けるものといえそうだ。
以上cnn.co.jpより引用
最近、宇宙関連で、次々とビックリするような新事実が明らかにされてきていますので、少しずつご紹介していきたいと思います。 今回は、生命の起源の問題について。宇宙からの隕石にDNAの痕跡が残されており、地球上の生命の起源は、宇宙に由来するのではないかという考え方が、ますます信憑性が高まってきたとのことです。
私自身は、理科の授業で、生命は、地球上の活動(海の満ち引き、雷、などなど)によって偶然出来上がったと習っているので、もし、この記事が真実だとすると、世界観が変わるような情報です。
もし、記事が本当だとすると、地球の生命は、宇宙に由来するものであること、この宇宙には、地球同様にたくさんの生命がある可能性があることが、必然的に事実となりますよね。私としては、宇宙には想像をはるかに超えるたくさんの生命があって、生き生きと美しく豊かな生命を宇宙全体が育んでいると考えたほうが、楽しくてうきうきとしてきます。
生物が存在するのは、地球だけではない。地球は孤独ではない。なんてロマンのある響きでしょうか。早く真実を知りたいですね。今後の研究を期待します。