カテゴリー別アーカイブ: 09.その他

美しい紅葉

 紅葉真っ盛りです。

 私が授業を担当している大学の関係するお寺にある紅葉です。

 昨日、同じもみじの11月の様子をアップしましたが、12月に入ると様子が変わりました。紅葉真っ盛りです!

 これは同じ寺院内にあるちょっと種類の違うもみじ?(なのかな)

これはイチョウ

 

そして寺院内の別の場所の紅葉

 なんてきれいなたたずまいなのでしょう!見事な秋、すがすがしいありようです。

 気分がリフレッシュしますね!

 

 

紅葉の変化

 私が授業を担当している大学に併設されている寺院での紅葉の写真をご紹介します。
 毎週通っているので、11月の紅葉の週ごとの変化が分かります。

11月11日

11月18日

11月25日

 ほんとうに、ちょっとずつ色づいていくのが分かります。

 明日も大学の授業日なので、ついでに写真を撮ってきます。同様変わりしているかが楽しみです!

狂気の終わり

 お釈迦様は、自分の没後、2,000年後に「末法の時代」が訪れると警告されたそうです。

 その時代には、人々は慈しみの心を忘れ、我欲をむさぼり、争いが絶えない世の中となるとのこと。悪業がはびこり、奇病が蔓延していくと語られたそうです。

 お釈迦様の没年は紀元前500年くらいと言われています。ですので、いまは、ちょうど没後2500年くらいでしょうか。

 お釈迦様の予言は、まんざらはずれてもいなようです。

 人々の中には、慈しみを忘れ、平気で人を殺し強盗をする者たちも現れました。

 疫病がはやり、人は不安で短気になり、人を嫌うこと躊躇せず、敵意と悪意に歯止めが効かなくなってきました。

 他国に攻め入り、罪のない人たち、特に子供や女性を平気で殺害する国も出てきて、その国の狂気の暴力を諫めるのではなく、膨大な援助をして外道の火に油を注ぐことが正義と主張する偽善や詭弁もまかり通っています。

 まさに、地獄への道は善意で敷き詰められているのです。

 正義の化粧をした憎悪と悪意が、圧倒的な権力で我々に牙を向けてくる時代。狂気と非道が正当化される時代。まさに今は末法の時代のように感じます。

 しかし、光に勝る闇はありません。どんなに技巧を弄しても嘘は真実には勝てません。邪悪、憎悪、悪意は、どんなに力をもったとしても決して勝ち抜くことはできません。最終的には自らふるった刃でうち滅ぼされてしまうでしょう。狂気は終わりを迎えることが定めなのです。

 アメリカでは、大統領選が行われ、トランプさんが勝利を収めました。とても記念すべき勝利だと思います。マスコミからは散々な物言いをされ、言いがかりのような訴訟を起こされ、挙句の果てには3度にもわたる暗殺未遂を乗り越えての勝利です。本当におめでとうございます。

 トランプさんは、自分のためと言うよりは母国のため、世界のために使命があるので不退転の決意で戦ったとのこと。タフな戦士、立派な将軍、勇者なのだろうと思います。

 どういう性質のものかはわかりませんが、いずれにしてもこの勝利によってアメリカのみならず、世界は大きく変化すると思います。もちろん日本も例外なく激動に突入していくのだと思います。

 願わくば、狂気が終わりを迎えますように。正気を取り戻すことができますように。ウソや欺瞞、隠しごとに光が当たり、本当のことが明らかになりますように。戦争が終わりますように。正義が貫かれますように、そして平和が実現しますように!

正しいということ

 先月10月10日に妻の父、私の義父が亡くなりました。仕事などの関係上、葬儀を10月16日通夜、17日告別式を執り行いました。

 実は、昨年の2023年7月31日に妻の母、私の義母が亡くなっており、続けざまの不幸であり、私どもにとって、特に妻にとっては実母と実父の不幸なので、そのショックと痛みは相当なものだったと思います。それを乗り越えて葬儀をみごとに努め上げました。とても立派だと思います。おつかれさまでした。

 葬儀を主催してくださったのは、妻の実家が檀家となっているお寺、長願寺のご住職 海法龍師と若様です。師には、妻のおばあちゃん、母、そして、今回の父親の葬儀を主宰していただいている縁の深いご住職です。とても立派な私どもが尊敬するご住職です。

 そのご住職に、戒名を頂きました。義父の本名には“正”の文字が含まれており、その一文字を使った素敵な戒名を頂きました。

 戒名の発表の折に、“正”についての解説があり、その法話がとても印象に残ったので当ブログでもご紹介したいと思います。

 ご住職は、“正”という文字は、“いちにとどまる”と書かれており、対立、争いではなく、ひとつであること、共感すること、平和であることを意味するのだとおっしゃるのです。

 私は、それを聞いてとてもびっくりしました。

 私は、“正”と言う文字は、正義や正解を意味するものであり、悪や誤りに対峙するものであって、悪を滅ぼし、誤りを正すものであると思い込んでおり、あくまでも白黒2元の対立する世界の中の一方の在り方、力だと思っていたのですが、ご住職は、そうではないとおっしゃるのです。それは、分離したものではなく、一つであること。お互いに響き合える平和的な一体感、“和を意味するものだとおっしゃったのです。

 そうなんだ、正しいということは、悪者をやっつけて、正義を勝ち取るものではなく、悪者と決めつけずに、裁かないということ。距離を置いて分断せずに、関係の糸を切らないということ。それは、とてもやさしいということなんだと初めて知ったのです。

 私は、そのことを知って、ちょっと打ちのめされてしまいました。

 私にとって“正”とは、悪に勝利することであり、邪を正すこと、けがれを祓い清めることだと思っており、私にとって正しく生きるということは、戦いでもあったのです。

 ウルトラセブンが怪獣をやっつける、ガメラが体を張って悪をやっつける、人が勇気と協力でゴジラをやっつける、こういうことが正義だと思っており、ひそかにそういうヒーローにあこがれていた(る)のです。また、心の奥深くで、そうやって悪をやっつけたい、正義のヒーローになりたいという情熱をもっていたのです。

 しかし、ご住職は、そういう考えは、正しく“正”を理解していないとおっしゃるのです。相対二元の世界になると必ず争いが起こる。故に、二になること分離すること自体が誤りである。ひとつにとどまること、分離しないこと、やな奴だと裁かないこと、人を他人だと思わないこと、和をたっとぶことこそが“正”なのだとおっしゃるのです。

 ちなみに、この“正の意味に興味をもって、“悪”の文字の由来を調べてみました。悪は「亜」と「心」によってできていますが、亜と言う漢字は、「次ぐもの、2番目」と言う意味があるそうです。いわゆる悪とは、2番目の心、分離した心と読み取ることができます。

 また、“誤”と言う漢字の由来も調べてみました。そのままではよくわからないところがあったので、つくりである“呉の旧漢字を調べてみると、“吴”となり、上の“口”は、「神への祝詞を入れる器」と言う意味であり、下は、“人”と“二”で構成されています。(“天だと思いましたが、横棒の上下の長さが逆です)

 ですから、“誤”をわたしなりに分析すると、「神に言うことと人に言うことが異なり、二つになる」こと解釈することができます。(あくまでも私独自の解釈です。学者さんに言うと怒られるかもしれません。)

 なんと、悪と言う文字は、1つにとどまらずに二つになること、誤と言うことは、誰にも同じことを言うのではなく、神と人とで違えてしまうこと、つまり、悪は心が分離すること、誤は言うことが分離すること、どちらも“一つであることを捨てて分離することだと私は解釈しました。

 そうすると、ご住職が仰る“正”の意味がよくわかります。そして、私が解釈していた正のありかたが、いかに間違えていたかがよく分かります。

 なんと、私が正しいと思い込んでいた正義や正解は、決して正しくなかったのです。相手とどこかでつながっている一つの存在と言う感覚を捨てて、一線を引いて敵と認識すること自体が誤りであり、「悪をやっつける、邪を正す」と攻撃することは、まさに悪であったのです。正義の杖を振りかざして悪を責めるときに感じるあの快感は、決して天のものではないということが痛烈にわかりました。私は、反省しなければなりません、ある意味、正義を貫くという生き方がかっこよく感じ、そう生きていましたが、知らず知らずのうちに道を誤ってしまっていたかもしれません。悪だと決めつけた人を責めた時から、私が悪になってしまったのかもしれません。

 ご住職の法話を通して、そうしたとても強くて痛くてありがたい学びをさせていただきました。今後は、対峙してやっつける強さではなく、理解して受け入れて癒やすやさしさを身につけていきたいと思います。なんとなく漠然とは感じていたことですが、和尚さんのお話をお聞きして、はっきりと分かりました。義父の葬儀を通して、とてもありがたい学びを頂くことができました。ありがとうございます。

 義父は、まさに“正”の人だったと思います。人の欠点や間違いに寛容で、いつもフレンドリーでいてくれました。考えてみれば、生意気で攻撃的な私をも、ふわっと包んでくれていた、決して見捨てることはなかった、そんな気がします。長年にわたってご縁を頂けて、とても光栄に感じています、いろいろと不快な思いをさせたこともあったと思いますが、どうぞご容赦ください。

 父ちゃん、わたしには気づけなかったけど、いろんな愛をくれていたんだね、やさしさをありがとう。心から感謝申し上げます。

 父ちゃん、長年にわたり本当にごくろうさまでした。そして、ありがとうございました。 合掌

 

社会がこんなになった原因

映画「図書館戦争」より

隊員「どうしてこんな世界になっちゃったんでしょう」

司令「人々の無関心です。多くの人は自分には関係ないことだと思っていた。」

  「表現が制約されるということの本当の意味を理解できなかった。」

  「すまない、我々大人が君たちにこんな世界を残してしまった。」

タッカー・カールソン氏のプーチン大統領との対談

 アメリカのジャーナリスト、タッカー・カールソン氏が、危険を顧みずにロシアにわたり、プーチン大統領との対談に成功しました。私は、歴史的な快挙だと思います。彼の勇敢な仕事は、きっと世界の未来を大きく変えると思います。当ブログでも、対談の日本語バージョンをご紹介したいと思います。

 当動画は、X(旧ツイッター)に投稿されてから約23時間で再生回数が1億5000万回を突破したそうです。1億5000万とは、日本の人口1億2409万人以上です。そのまま見た人の人数と解釈するのは危険ですが、あえてそう解釈して計算すると、世界人口の80億人に対しておよそ2%、つまり、23時間ですでに世界中の100人に2人は当動画を見たことになります。マスコミ以上です。

 動画をご覧いただければおわかりの通り、プーチン大統領は、西側諸国の一般の人たちが認識している世界観とは全く異なる視点を提示してくれています。

 願わくば、世界中に存在しているうそや隠し事に光が当たり、真実が明らかになることを通して、支配や暴力、無益な戦争が終わり、平和が実現しますように。

勇気あるジャーナリスト

 アメリカのジャーナリスト、タッカー・カールソン氏がモスクワに渡り、プーチン大統領とインタビューを決行したというニュースをご紹介します。

 タッカー・カールソン氏は、もともとFOXテレビのニュース番組の人気司会者でしたが、突然解雇されてしまいました。しかし、ジャーナリストとしての仕事を辞めることなく、その後、独自で動画を作成し、X(旧ツイッター)で発表しています。

 彼の発表する動画は、驚異的な視聴者数をカウントしており、ドナルドトランプ氏との対談は2億3000万回以上も再生されています。

 今回、プーチン大統領との対談が発表されれば、それと同等かそれ以上のとてつもなく多くの人たちがそれを見ることになると思います。

 今までの私たちが認識してきたプーチン氏は、侵略者であり、独裁者であり悪者でしたが、それはあくまでも私たちを取り巻くマスコミの情報によってつくられているイメージであり、真実ではありません。今回、プーチン氏との対談を見ることによって、本当のプーチンさんの姿を見ることができることになります。

 タッカーカールソンは、西側諸国のテレビは、ゼレンスキーのインタビューはたくさんするけれどもプーチン氏の意見や発言は無視していると言ってます。また、それは、プロパガンダ(宣伝)だとも言っています。戦争が関わっている、人を殺す最も醜いプロパガンダだと言ってるのです。

 タッカー・カールソンは、一人のジャーナリストとして、正しいことを報道する使命を遂行することに挑戦しています。正しいことには危険がつきものであり、彼も当然、とてつもない危険を冒して行ったことになります。

 すでに、彼のインタビュー内容がまだ発表されていないにもかかわらず、欧州議会ではEU国家への入国禁止を含む対ロシア制裁の対象リストに名前をいれるべきだという主張が出てきています。

 私は、タッカー・カールソン氏の勇気に敬服します。本当に勇敢な戦士、真のジャーナリストなのだと思います。

 今回紹介した動画は、プーチン氏とインタビューする前の動画作成の意義と意気込みを告知するためのものです。本動画で、カールソン氏は、

「(西側諸国の政府は)自分たちがコントロールできない情報を恐れているのです。
でもあなたがおそれることはありません。
我々はこのインタビューでのプーチンの発言に同意するよう勧めているわけではありません。
見ることを勧めています。
できるだけ多くのことを知るべきです。
自由な市民のように奴隷ではなく自分で判断するのです。」

と仰っています。本当にその通りだともいます。

「人間にとって最大の罪は、他者への憎しみではなく、他者への無関心である。つまり無関心こそ、非人道的な行為の源泉なのだ。」ジョージ・バーナード・ショー

 名言にもある通り、無関心は罪なのだと思います。戦争で亡くなった人が何万人いようともそれは単なる数字であって私には関係ないと感じることは、決して名誉なことではないのだと思います。

 この黙示録ともいえる時代、わたしたちは、何らかの使命をもってこの時代を生きているのだと思います。まずは、世界に対して関心をもって真実を知ろうとすることは、その使命の第一歩なのではないでしょうか。

現代の武士

 京都大学 ウイルス・再生医科学研究所 ウイルス共進化分野准教授 宮沢孝幸氏の動画をご紹介します。宮沢氏は、コロナウイルスやコロナワクチンの分析を通して、ウイルスが明らかに人工的なものであること、コロナワクチンが効果が無いだけではなく毒になり犠牲者が出ていることに気づき、このままでは日本がなくなってしまうという危険的な事態になるとお考えになって、仙台での講演の前に、通行人の人たちを相手にビラを配り、演説をされています。

 宮沢氏は、職を賭してこうした主張をしているとのこと、むろんお金儲けのためではなく、大好きな日本のためだとのことです。

 しかし、宮沢氏のそうした、ある意味で命がけの主張にもかかわらず、通行人は耳を傾けません。誰も聞いてくれないし、冷たい目で通り過ぎていきます。

 宮沢先生は、大学の研究者であり、テレビにもよく出ています。きっと、こうして、見ず知らずの通行人にビラを配ったり、話しかけたりなどすることは初めてのことだったと思います。命がけの本気のメッセージであるにもかかわらず、通行人がまったく反応してくれない、聴く耳を持ってくれないことに、失意と恥辱を感じたのではないでしょうか。

 しかし、そのような逆風の中であっても宮沢氏はひるむことなく、損得で言えばむしろ損になるにもかかわらず、自分の信念、考えを主張されています。

 私は、宮沢氏の姿に武士を感じました。自分の使命のためにまさに命がけで、体を張って戦っている。彼の正直さ、勇敢さにとても感動しました。

 ワクチンを信じる信じないは別として、一人の戦士の生き方として、必見だと思います。

「新型コロナワクチン接種と死亡事例の因果関係を考える」勉強会

 昨日(2022年11月25日)に、厚労省役員の方々と政治家、コロナワクチンの被害者代表、大学の先生(名誉教授)を交えた勉強会(討論会)があり、その動画をご紹介します。

 新型コロナワクチンの危険性や被害のとても悲惨な現状が生々しく語られています。

 ワクチン被害者の遺族の方々や大学の諸先生たちが、ワクチン行政の現実のでたらめさに対して本気で怒って声を上げていらっしゃるのに感銘を受けました。おかしいと思っていながらも、何もできない自分に忸怩たる思いでいたのでとても勇気をもらえました。

 この動画は、すでにYouTubeではブロックされたそうです。マスコミ関係者もたくさん参加していたようですが、きっとまともには報道しないと思います。微力ながら当ブログでもご紹介したいと思います。何よりも、今見るべき動画だと思います。

地球の生命は宇宙由来?

日本人の研究グループが、隕石から遺伝子(DNA,RNA)に含まれる塩基のすべてを発見したという快挙が発表されましたね。

以下、そのプレスリリースの概要をご紹介します。

<以下、北海道大学プレスリリースより引用>

炭素質隕石から遺伝子の主要核酸塩基 5 種すべてを検出
~地球上での生命の起源・遺伝機能の前生物的な発現に迫る~
ポイント
・最古の太陽系物質である炭素質隕石から,遺伝子の主要核酸塩基 5 種すべての検出に初めて成功。
・生命誕生前の物質進化の過程のうち,初生的な遺伝機能の発現候補となる分子進化を解く鍵になる。
・炭素質小惑星探査「はやぶさ 2」「OSIRIS-REx」による地球帰還サンプルからも検出が期待。
概要
北海道大学低温科学研究所の大場康弘准教授,海洋研究開発機構の高野淑識上席研究員,九州大学
大学院理学研究院の奈良岡浩教授,東北大学大学院理学研究科の古川善博准教授らの研究グループ
は,最古の太陽系物質である炭素質隕石から,全ての生物の DNA・RNA に含まれる核酸塩基 5 種(ウ
ラシル,シトシン,チミン,アデニン,グアニン)すべての同時検出に世界で初めて成功しました。
生命誕生前の原始地球上でどのように最初の生命が誕生したのか,という科学における究極の謎に
ついて,炭素質隕石や彗星など地球外物質によって供給された有機化合物がその材料となったという
説が提唱されています。しかし,生命の遺伝機能を担う DNA や RNA の構成成分,核酸塩基について
は地球外物質からの検出例が少なく,地球上での初生的な遺伝物質の分子情報や生成機構を含め複素
環分子*1の多様性に関する基礎情報は,断片的な記載にとどまっていました。
本研究では,独自に開発した高精度な核酸塩基分析手法を駆使して,マーチソン隕石やタギッシュ
レイク隕石など 3 種の炭素質隕石から前生物的な遺伝子の候補となる核酸塩基 5 種すべてを含む 18
種類の核酸塩基類を網羅的に検出することに世界で初めて成功しました。それら核酸塩基の種類や存
在量の分析により,少なくともその一部は太陽系形成前の星間分子雲という環境で生成した可能性が
示されました。本成果によって,生命誕生前にも多様な核酸塩基類が地球上に供給されていたことが
強く示唆され,始原的な分子進化における最初の遺伝機能発現の過程を読み解く鍵になると期待され
ています。
なお,本研究成果は,2022 年 4 月 27 日(水)公開の Nature Communications 誌に highlighting
paper としてオンライン公開されました。

あらゆる生物の根幹となる遺伝子の構成物質である塩基が全て隕石の中で発見できたということであり、正式に発見され公表されたのは、有史以来初めてのことだと思います。

この発見は、いくつかの可能性を示唆してくれますよね。

一つの可能性は、地球の生物を形作る遺伝子は、宇宙由来かもしれないということ。

私は、地球の生物は、海の波が起こす泡から生まれてきたと習ってきた記憶がありますが、実際はそうではなく、宇宙由来である可能性があるということ。

これは、大きな発見、可能性であり、地球上の科学のみならず、哲学や宗教にもコペルニクス的な大転換を起こす可能性がありますよね。

もう一つの可能性は、隕石に遺伝子の基礎物質が存在したということは、広い宇宙にも当然存在しており、宇宙には、多くの生命があるかもしれないということ。

私は、宇宙全体において生命が存在する可能性は低いと教わってきましたが、実際はそんなことはなく、宇宙には、豊かな命にあふれている可能性があるということなのだろうと思います。

これも、大きな発見、可能性であり、地球上の科学のみならず、哲学や宗教にもコペルニクス的な大転換を起こす可能性がありますよね。

もし宇宙に生命が想像以上に豊かに存在しているとしたら、想像はもっと膨らみます。

私は、人類のように知性のある生命が存在する可能性は極めて低く、ゼロに等しいと教わってきましたが、そんなことはない可能性があります。

広大な宇宙においては、太陽のような恒星が文字通り星の数ほど存在しており、その周辺に存在する惑星は、それこそ天文学的な数が存在しています。

その多くに豊かな生命が存在しているとしたら、人類のような知性ある存在に進化している可能性が全くないと考える方が不自然です。

もしかしたら、想像をはるかに超えるような文化や文明が存在しているのかもしれません。

もしかしたら、われわれは孤独ではないのかもしれません。

繰り返すようですが、この発見は、地球上の科学のみならず、哲学や宗教にもコペルニクス的な大転換を起こす可能性があるように思えます。

こうした偉業が、日本の中から生まれたことに、日本人としてうれしさ、誇りを感じます。

研究者の皆さん、素晴らしい研究をありがとうございました。

願わくば、もっともっと研究を進めて、まだ見たことも想像したこともないワクワクするような可能性を切り開いてくださいますように!