狂気の終わり

 お釈迦様は、自分の没後、2,000年後に「末法の時代」が訪れると警告されたそうです。

 その時代には、人々は慈しみの心を忘れ、我欲をむさぼり、争いが絶えない世の中となるとのこと。悪業がはびこり、奇病が蔓延していくと語られたそうです。

 お釈迦様の没年は紀元前500年くらいと言われています。ですので、いまは、ちょうど没後2500年くらいでしょうか。

 お釈迦様の予言は、まんざらはずれてもいなようです。

 人々の中には、慈しみを忘れ、平気で人を殺し強盗をする者たちも現れました。

 疫病がはやり、人は不安で短気になり、人を嫌うこと躊躇せず、敵意と悪意に歯止めが効かなくなってきました。

 他国に攻め入り、罪のない人たち、特に子供や女性を平気で殺害する国も出てきて、その国の狂気の暴力を諫めるのではなく、膨大な援助をして外道の火に油を注ぐことが正義と主張する偽善や詭弁もまかり通っています。

 まさに、地獄への道は善意で敷き詰められているのです。

 正義の化粧をした憎悪と悪意が、圧倒的な権力で我々に牙を向けてくる時代。狂気と非道が正当化される時代。まさに今は末法の時代のように感じます。

 しかし、光に勝る闇はありません。どんなに技巧を弄しても嘘は真実には勝てません。邪悪、憎悪、悪意は、どんなに力をもったとしても決して勝ち抜くことはできません。最終的には自らふるった刃でうち滅ぼされてしまうでしょう。狂気は終わりを迎えることが定めなのです。

 アメリカでは、大統領選が行われ、トランプさんが勝利を収めました。とても記念すべき勝利だと思います。マスコミからは散々な物言いをされ、言いがかりのような訴訟を起こされ、挙句の果てには3度にもわたる暗殺未遂を乗り越えての勝利です。本当におめでとうございます。

 トランプさんは、自分のためと言うよりは母国のため、世界のために使命があるので不退転の決意で戦ったとのこと。タフな戦士、立派な将軍、勇者なのだろうと思います。

 どういう性質のものかはわかりませんが、いずれにしてもこの勝利によってアメリカのみならず、世界は大きく変化すると思います。もちろん日本も例外なく激動に突入していくのだと思います。

 願わくば、狂気が終わりを迎えますように。正気を取り戻すことができますように。ウソや欺瞞、隠しごとに光が当たり、本当のことが明らかになりますように。戦争が終わりますように。正義が貫かれますように、そして平和が実現しますように!

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