先日、大手製造メーカーの協力会の企業さんの監督者研修を担当してきました。この研修は、3回連続の講座であり、今回は最終回の第3回目です。概要は以下の通り。
【協力会監督者研修3回目(最終回)概要】
<テーマ>
「プロジェクトチームのシミュレーションを通して、効果的な組織運営のポイントを学ぶ。」
<ねらい>
①戦略の基礎と効果的なあり方を学ぶ。
②マネジメントの効果的なあり方を学ぶ。
③企業財務の仕組みと分析方法を学ぶ。
④効果的な組織運営に必要な要素を学ぶ。
②人とチームの力を引き出すポイントを学ぶ。
<プログラムの内容>
組織実習「アトランティックプロジェクト」
・組織編制
・経営計画の策定
・実習の実施
・損益計算と決算報告
本研修は、3回にわたって実施されており、それぞれのテーマが、第1回目「コミュニケーション」、第2回目「チームビルディング」、第3回目「最強組織の法則」と言う展開となっています。今回は、その最終回の組織をテーマとしたセッションとなりました。
プログラムは、弊社の組織実習「アトランティックプロジェクト」です。アトランティックプロジェクトは、現在は、新入社員研修プログラムとして販売しておりますが、もともと企画した時は、リーダーシップ研修の教材として開発したものでした。それが、想像以上に力強い実習であり、お客様からのおすすめもあり、それを中心として総合的な新入社員研修プログラムとしても開発したのですが、もともとは、リーダーシップ研修プログラムであり、現在でも、新人以外の階層で多くご活用いただいております。
今回も、まさに、マネージャー研修プログラムとして、アトランティックプロジェクトを実施いたしました。
1回目、2回目と、コミュニケーションとチームビルディングを学び、チームは、よき仲間として、十分な力を発揮できる体制が整っております。そのような状況で、困難な課題に挑戦する形となりました。
結果は、見事に全チームが大成功となりました。もともとは、初対面の全く他人同士だったチームが、徐々に心を通わせて、よきチームとなり、最終的には、困難な課題に立ち向かって見事に成功する。そのダイナミズムは、圧巻でした。
最終的には、チームが作り上げたアトランティックカーの走行検査を行うことで売上が確定することになるのですが、その検査の際に、努力の結晶となる作品が見事に検査をクリアーするシーンは、感動的でもありましたね。
自画自賛ではありますが、アトランティックプロジェクトは、すごいプログラムです。
いやいや、参加いただいたメンバーのみなさんが素晴らしかったからこそ、プログラムが生きたのです。
改めて、スタッフのみなさん、メンバーのみなさんに心から感謝申し上げたいと思います。
メンバーのみなさんは、みなさんこわもての顔であり、現場のリーダー然としていらっしゃる方々ばかりです。しかし、顔からはわかりませんが、とても温かい心の持ち主たちであり、そうは見えませんが、優しく、不器用ではあるものの心配りが細やかで、熱い情熱を胸に持った、すばらしいメンバーたちです。
最終回でもあり、研修終了後、懇親会を開催してくださったのですが、その際に、メンバーのみなさんと職場のことについていろいろとお話をさせていただきましたが、みなさん職場を愛し、真剣に良くしようと熱い思いを語っていらっしゃいましたね。こうしたリーダーが製造の現場を指揮しているということは、日本もまだまだ捨てたものではない。明るい希望を持てたような体験でした。
素晴らしいメンバーのみなさん、そしてスタッフのみなさん、こうした学びのチャンスを頂けたことは、大変光栄で、また貴重な体験でした。本当にありがとうございました。情勢は依然厳しくはありますが、みなさんならば、大丈夫。自信をもって立ち向かってい行きましょう!