カテゴリー別アーカイブ: 03.研修日誌

ひと段落つきました

 当社は、新入社員研修向けのプログラムとして、アトランティックプロジェクトという経営シミュレーションのプログラムを提供しており、3月から繁忙期が続いておりましたが、ここにきてひと段落がつきました。

 目の回るような忙しさでしたが、おかげさまで大過なく乗り越えることができました。

 現在、ご縁を頂いたお客様のフォローに回っているところですが、どちらの研修でも、新入社員にとって意義深い研修、楽しく良き仲間を得ることができた研修だったと感想を頂いております。

 今年は、コロナが5類になったこともあり、研修スタイルは、ほぼ対面形式でした。私どもの強みは、体験学習を通したチームビルディングやコミュニケーション研修にあります。体験学習は、オンラインでも可能ではありますが、やはり、顔を合わせることができる対面形式に勝るものはありません。本年度は、私どもの強みを大いに生かしてダイナミックで楽しいパワフルな研修を展開することができたと思います。

 こうして、仕事を通してお客様に喜んでいただけることは、光栄でこの上ない喜びです。こうして良き学びの場ができたのも、ご支援いただいたご担当者の方々のおかげであり、温かいご協力、ご尽力のおかげです、本当にありがとうございました。

 また、共に学んだ受講者の皆さん、すばらしい皆さんのおかげで、とても充実した楽しくパワフルな学び、経験ができました。本当にありがとうございました。新入社員の迎えるこれからの現実は決して甘いものではありませんが、皆さんなら大丈夫、必ず乗り越えていけるでしょう。

 皆さんが、上手に職場にとけこんで、大活躍をしていくことをおいのりしています!

繁忙期に入ります

来月から新入社員研修シーズンに突入します。

当社で扱っている新入社員研修プログラムが、おかげさまで多くの企業様でご活用いただいており、その教材作成と出荷などで、繁忙期に突入しております。

アトランティックプロジェクトというプログラムであり、プロジェクトチームの経営シミュレーションを通して、社会人として必要な心構えや知識、スキルを体得していくプログラムです。

単に楽しく面白いというだけではなく、自尊心や前向きな生き方、チャレンジ精神やあきらめない心など、社会人としてキャリアを育む上で欠かすことのできない心構えを学ぶことができるプログラムであり、長年にわたりご愛用いただいている企業様が多くいらっしゃいます。

コンセプトに共鳴いただく企業様にご活用いただけることが、とてもとても光栄で、うれしく思っております。

先日、ちょうど去年の4月にこのアトランティックプロジェクトを3日間受講してくれた新入社員の皆さんのフォローアップ研修がありました。

3時間という短い時間でしたが、とても楽しく充実した時間だったように思えます。

新入社員の皆さんは、すっかり立派になって、もはや新人ではなく輝く若手社員です。このコロナ禍という過酷な環境の中にあっても、職場では、ずいぶんしっかりと活躍している様子で、とても頼もしく、うれしく思いました。

プログラムの中で、アトランティックプロジェクトで学んだことの復習や再確認がありましたが、皆さん、しっかりと覚えていてくれているようで、しかも何かとストレスフルな入社1年間の厳しい体験の中で、前向きさ、チャレンジ、不確実性への耐性、夢、志、などの大切な事柄を単なる知識ではなく、血肉として体得されてきているようでした。アトランティックプロジェクトの学びが、こうして生きてきているのだと実感できて、少しでもお役に立てていることがとてもうれしくて、やりがいを感じた次第です。

今年も、こうした良き学びを展開できるように、しっかりとがんばりたいと思います。

繁忙期は5月中旬まで続きます。

私だけではなく、多くの仲間たちもがんばっていただくことになります。

自他ともに、しっかりと、体を大切に、がんばっていきましょう!!

児童養護施設入職予定者研修を担当しました

 児童養護施設への内定者の研修を担当しました。コミュニケーションをテーマとしたオンライン研修で、10時から5時までの1日研修です。

 たくさんの方々がご参加いただき、各回30名程度で3回にわたっての講座でした。

 参加者の皆さんは、児童養護という難しく厳しくもまた誇り高い仕事に従事するという高い志を持った方々ばかりであり、高い興味と意欲をもって研修にご参加いただいたように感じております。

 当初は、緊張気味で、冒頭の自己紹介も、微妙にぎこちないやり取りから始まった研修ですが、セッションを乗り越えるうちに次第に心を開き、対話が活発で深くなり、チームとしての一体感、力強さ、信頼関係を育んでいく展開となりました。

 プログラムは、体験型であり、チームで協力し合って課題を成し遂げていく必要があります。しかも、その課題は、決して簡単なものではなく、しかもオンラインという制約のある環境の中で問題を解決していかなければなりません。社会人向けの研修を初めて受けるであろうメンバーにとっては、決して容易なものではなかったと思います。

 しかし、そうした逆風の中にあっても、けっして後ろ向きになることなく、楽しく明るく元気に課題に立ち向かい、挑戦して、課題を乗り越えてくれました。そうした意味において、受講して下さったメンバーは、皆さん前向きさと勇気を持ったたくましい若者たちなのだろうと思いました。今後の児童養護を担う若者たちであり、頼もしさを感じた次第です。

 プログラムを通して、コミュニケーションの重要性、自他ともに尊重し、思いやる心、誠実さや正直さこそが信頼関係を育むこと、そして、信頼関係は、生産性や創造性を高めるだけではなく、人を癒し勇気づけ、人やチームの大きな可能性を引き出すのだということを学べたのだろうと思います。

 子供たちが環境に恵まれなかったことは、不幸であったとも言えますが、逆にだからこそ大きく成長できる可能性があるのであり、成長に向けてのチャンスでもあったとも言えましょう。勇者の人生にはドラゴンがつきものなのです。痛みや困難の無い勇者の人生は存在しません。そして、ドラゴンが強ければ強いほど、困難が大きければ大きいほど勇者は強くなるのです。

 子供達には、そうした可能性があるのだろうと思います。私たちは、多くの場合、痛みや困難を後ろ向きにとらえがちですが、それを前向きにとらえて自分らしくたくましく人生を生きることも可能です。

 きっと、今回研修の中で、受講メンバーが表現した自他ともに尊重する気持ち、勇気、信頼関係は、子供たちの人生の強力な後押し、応援となることでしょう。

 受講してくれたメンバーなら、きっとそうした応援ができると思います。素晴らしいメンバーの皆さん、共に学べましたこと、とてもとても光栄に思っております。

 皆さんでしたら、きっと、魅力的であたたかい、やさしくもまた力強いリーダーとして、今後大活躍をしていくと思います。一人の応援団として、今後もエールをお送りしていきたいと思います!

児童養護施設入職予定者研修を担当します

来月、児童養護施設への入職予定の新入職員の皆さんを対象としたオンラインコミュニケーション研修を担当します。

大学教育でお世話になっているT先生とS教授のご縁によるものです。

私どもに、こうした大任を委ねてくださって、大変光栄に思っております。

委ねてくださったT先生とS教授に恥じぬよう、良き研修としたいと思います。

 

本プログラムは、テーマがコミュニケーションです。

児童福祉施設でこれから働こうとされる方々にとって、このコミュニケーションは、とても大切なテーマなのだろうと思います。

相互理解、思いやり、愛こそが、痛みや傷を癒し、自分らしくたくましい態度、行動、生き方の後押しをするのだろうと思います。

本プログラムでは、「人は断じて欠点だらけの無力な存在ではない。その潜在性と可能性は今の想像をはるかに超えて大きい」と考えています。

自分自身にもそうした素晴らしい可能性があること、他者にも偉大なる輝きがまどろんでいること、そして、豊かな人間関係こそが、そうした潜在性を引き出すきっかけとなることを本講座で学んでいきたいと思っています。

本研修を受講してくれる方々にとって、人や人間関係の可能性を信じ、大切にして、自分や他者の自分らしく幸せにたくましく生きる力を引き出せるような、そのようなリーダーへの一歩としていただけるよう、がんばりたいと思います!

オンライン研修が続きます

おかげさまで、10月に入ってから、研修ラッシュとなっております。

コロナ禍も、徐々におさまりつつあり、集合研修も増えてきましたが、実は、圧倒的にオンライン研修が多いのです。

オンライン研修は、交通費と宿泊費、研修会場費が削減できます。

実は、研修を実施する際には、これらの費用がばかになりません。多分、研修そのものにかかる経費、講師料であるとか教材費よりも数倍かかるのではないでしょうか。

オンラインの場合は、それが全くかからなくなるので、極めて経済的です。もしも、集合研修と遜色がないくらいに効果があるのならば、オンライン研修の方が圧倒的に効率的と言えましょう。

この研修効果に関しまして、当社は、オンラインでも体験学習を展開していますが、今のところ、リアル集合研修とオンライン研修を比較して、効果に全く遜色はありません。

むしろ、オンラインの場合には、さまざまなITツールを駆使して、チームワークができること。オンラインによるチームワークが難しいからこそできたときの達成感が大きいこと。オンラインという制約があるからこそ、逆に集中度が増すこと。などなど、オンライン体験学習には、リアル研修では味わうことができない特典、おもしろさ、高い効果があると言えましょう。

おかげさまで、リピートオファーが多くなっており、他の階層に実施したいというご要望が多くなってきております。

とてもありがたく、光栄なことだと感じております。

今月は、これまでも、これからも多くのオンライン研修のお仕事の機会を頂いております。

せっかくのチャンスですので、受けて良かったと思えるような価値ある充実した場にしたいと思っています。

オンラインチームビルディング研修が連続します

今日から3日間、オンラインチームビルディング研修が連続します。

オンラインによるチームビルディング研修は、昨年末から、急にご依頼が多くなってきてはおりましたが、今月に入ってから本格的な開催ラッシュとなっています。

月初に3日連続で実施、そして、今日からまた3日連続で実施となります。

おかげさまで、月初に行った研修は、無事に成功しました。

これも、ご依頼いただくお客様や信頼して仕事を任せてくれるエージェントの皆さん、ともに運営をサポートしてくれるグループファシリテーターの皆さん、オンライン下においてもろもろの手続き、操作を助けてくれる仲間たち、そして、快く研修に参加してくれて、素敵な場をともに作り上げる素晴らしい参加メンバーのおかげです。

心から感謝申し上げます。

ご存じの通り、コロナ禍によって、リモートワークが広まり、それに伴って社内コミュニケーションのあり方が劇的に変わり、対応を余儀なくされています。

オンライン下のコミュニケーションは、何かと制約が多いと言われています。直接会って話し合えば何の事なく分かり合い、協力し合えるものが、オンライン下になると途端に難しくなる。

私の実感では、オンライン上では、リアルに比べて、何をするにも3倍時間がかかると感じています。

それに伴って、現代のビジネスパーソンは、ストレスをため込んでいるともいわれています。確かにオンラインによるワークは困難が多いのだろうと思います。

ただ、制約や障害が多いからと言って、伝わらないというわけではないと私は考えています。やり方によっては制約を乗り越えることは可能だと考えているのです。

このオンラインチームビルディング研修では、オンライン下におけるコミュニケーションに必要な心構えや知識、スキルを学び、オンライン下においても、相互理解、信頼関係を育み、良いチームを作り上げるための方法を探求していきたいと思っております。

今日の研修は、午後から半日のコースとなります。素晴らしいメンバー21名が参加してくださいます。全員管理職のそうそうたるメンバーです。

価値ある、充実した研修となるよう、しっかりとがんばりたいと思います。

では、行ってまいります!

あけましておめでとうございます(2019)

明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

今日から当社も仕事始めとなります。とうとう2019年が始まりましたね。

今年は、平成の終わりでもあります。

アメリカの動向、世界の動き、経済の激変、などなど、単に元号が変わるということだけではなく、色々な意味で大きな変化が起こる気配を感じています。

何かが終わり、何かが始まる。時代の大きな転換点となるような年となるのではないでしょうか。

そんな中で、当社もしっかりと成長をしていきたいと思っております。

当社はもともと元気と勇気と信頼の回復をテーマとした教育を展開しており、その意味で、人にやさしく、暖かく、誠実な人材育成プログラムを展開するという基軸は決して変えることはありませんが、もっともっと多様な表現、新しい挑戦に取り組んでいきたいと思っております。

昨年度は、まったく新しい挑戦に向けての種まきの時期でしたが、今年は、芽を出し、茎が伸びて葉を広げ、花を咲かせることがテーマの年となります。

色々とやってみたいことがたくさんありますね。

・新プログラムとして発表したいアイデアがいくつかあります。新商品として完成させて発表していきたい。

・電子書籍「自尊心の心理学シリーズ」の新作も発表したい。

・大学の新授業、マーケティング業界研究がおかげさまで順調に運んできており、このまま成功でゴールを迎えたいことと、せっかくの良き授業をより充実させるような教科書をつくっていきたい。

・新しいパートナー企業とのご縁が深まってきており、今年はその縁をもとに具体的に仕事につなげ、表現の場を広げていきたい。

・たくさんの良いお仕事をして、豊かになり、より大きな職場環境を手に入れたい。

などなど、挑戦したいことは山ほどあります。

まずはできることから一つずつコツコツと取り組んでいきたいと思います。

そんな志で今年も頑張っていきたいと思っております。どうぞご支援、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

皆様にとっても、今年が良いお年になりますように!

アトランティックプロジェクトファシリテーター養成講座を担当します

明日、都内大手コンサルタント会社でアトランティックプロジェクトファシリテーター養成講座を担当してまいります。

アトランティックプロジェクトとは、経営シミュレーションによる教育プログラムであり、2004年の発表以来多くの企業様でご活用いただいているプログラムです。

今回、大手コンサルタント会社がプログラムの趣旨と方法に共感いただき、タイアップして広げていただけることになり、その一歩としてファシリテーター養成のための講座を開いていただくこととなりました。

アトランティックプロジェクトの良さをご理解いただき、こうした講座を企画いただけることは大変光栄な事、私どもが築き上げたノウハウを伝授させていただき、良き仲間として今後ともにプログラムを広げていければと願っております。

こうした流れもあり、アトランティックプロジェクトは、人の前向きな気持ち、やる気を高め、リーダーシップを発揮する基盤を育むプログラムでもあり、今後ますます広まっていくものと思います。

良き講座となるよう、がんばってまいります。

ビジネススキル研修③ ロジカルシンキングーその2
実習「正直村人は誰?」(正解)

実習「正直村人は誰?」の正解は、以下の通りです。

【実習「正直村人は誰?」正解】

第1番目の男と第2番目の男が正直村人

 

【理由】

第1番目の男が発した答えについて、

荒波で聞こえなかったとのことだが、論理的に推定できる。

もし正直村人ならば「正直村人です」となり、

もし嘘つき村人ならば、必ずうそをつくので「うそつき村人です」とは言えずに「正直村人です」と答えることになる。

よって、第1番目の男の発した答えは、どちらの村人であれ「私は正直村人です」となる。

第2番目の男について、

第1番目の男が「正直村人だと言ってる」と言えるのは、正直村人だけなので、第2番目の男は正直村人である。

従って、第2番目の男の言うことはすべて正しいことになるので、第1番目と第2番目の男は正直村人となる。

第3番目の男について、

第1番目の男の言ってることが嘘だと言えるのは嘘つき村人だけなので、第3番目の男は嘘つき村人となる。

©2017 Venus Association

※実習「正直村人は誰?」の著作権は有限会社ヴィーナスアソシエイションに帰属しています。ご利用の際は、かならず引用元の明記をお願いいたします。

 

ビジネススキル研修② ロジカルシンキングーその1
実習「正直村人は誰?」(問題)

「ロジカルシンキング 問題解決スキルアップ研修」の中で使っている実習を特別にご紹介します。

実習「正直村人は誰?」です。演繹法と呼ばれる論理的思考力の演習として活用している実習の一部です。

「問題」と「答え」があるのですが、ここでは「問題」の方だけをご紹介します。ご興味のある方は挑戦してみてください。もし答えがお分かりでしたら、よろしかったら「コメント」欄に書いてみていただければ幸いです。

なお、「答え」は数日後に当ブログにてご紹介しましょう。

 

【実習「正直村人は誰?」】

問題 次の文章を読んで誰が正直村人か答えてください。またその理由も説明してください。

嘘つき村、正直村という2つの村人が住む島がありました。
嘘つき村の村人は、必ずうそをつき、正直村の村人は、常に正直であることは、世界中の誰も知らない人がないくらいに有名な事でした。
ある嵐の夜、一隻の船がその島の近くで座礁しました。夜明けに一人の船員が助けを求めてボートで島に近づいてみたところ、島には3人の男が集まっていました。
船員はこの島に住む2つの村の話を知っていたので、3人のうち誰が正直村人であるかを知ろうとしました。
そこで岸にいる第1の男に向かって「君は嘘つき村人か、それとも正直村人か」と聞いてみました。しかし荒波のため、第1番目の男の声は聞き取ることが出来ませんでした。
しかし第2番目の男がこう叫んでいるのが聞こえました。
「彼は正直村人だと言ってますよ。彼も私も正直村人なんです。」
すると第3番目の男が1番目を指さしてこう叫んでいるのが聞こえました。
「うそをついてますよ。彼はうそつき村人なのです。私の方が正直村人です。」

©2017 Venus Association

※実習「正直村人は誰?」の著作権は有限会社ヴィーナスアソシエイションに帰属しています。ご利用の際は、かならず引用元の明記をお願いいたします。