カテゴリー別アーカイブ: 03.研修日誌

大学サークルリーダー講座(20140206)

都内大学のサークルリーダー講座を担当してきました。概要は以下の通りです。

【大学サークルリーダー講座概要】

(テーマ) 「自分らしく輝くサークルリーダーとなる」

(ねらい)

   ①リーダーシップの原点となる自信と誇りの重要性を学ぶ。

   ②コミュニケーションのスキルを学ぶ。

    ・コミュニケーションの重要性

    ・コミュニケーションの改善ポイント

   ③リーダーシップのスキルを学ぶ。

    ・チーム力を引き出す前向きな生き方

    ・信頼関係をはぐくむ

       ④サークルリーダーとしての志・目標をつくる。

 

 新たに任命されたサークルリーダーであり、どんなことをすればよいのか、そもそも私でいいのかといった不安を抱えている人も中に入るわけですが、本講座で、リーダーとしての心構えやすべきこと、スキルを学び、自信と勇気をもってリーダーとして活躍していくための基礎を固めることが本講座のテーマとなります。

 50名程度の学生たちが集まってくれましたが、すばらしいメンバーのおかげで、すばらしい学びの場となりました。

 研修後、アンケートを書いてもらったのですが、すばらしいコメントもあり、以下、学生たちの感想をご紹介します。

【大学サークルリーダー研修感想】

・コミュニケーションが大切だと知れたが、短い時間の実習後の打ちとけさに驚いた。コミュニケーションや人と触れ合う大きさに時間は関係ないと感じた。

・今回、このプログラムに参加したことで、これから新サークル部長として、どのようにメンバーと接していくべきか、どうしていくべきか、またサークルだけではなく、人生のことについても知って行けたと思う。

・資料もそうでしたが、説明がとても聞きやすかったです。話が全部直接心に入ってくるようでした。私たちのように今後のヴィジョンに迷いがある人にとっては救いのような機会です!またお願いします!

・今後どのように行動していくべきか、目標がハッキリ見えました!!

・今日一日でコミュニケーション力が身に付き、多くのことを学べた。他人の意見を聞くことで自分では気づかなかったことも気づくことができ、新しい発見ができた。グループメンバーにほめられた部分は伸ばしていきたいと思う。

・サークルリーダーとして、同活動していくか不安でしたが、自尊心を持つことや目標を持つことなど、具体的なアドバイスがあり満足しました。

・様々な発見がありました!自分に少し自信が持てるようになりました。リーダーとしても、これからの私としても、今日学んだことを思いっきりいかしていきたいです!!

・今、就職活動中で、就職できる気がしない、や、社会人としてやっていけるかという不安でいっぱいでした。しかしそんな不安は無用だと今日の研修を通して思いました。長時間本当にありがとうございました。

・リーダーに必要な資質というより、人生についての考え方が変わるきっかけとなりそうです。

・話が全部自分が悩んでいることと重なり、全部が印象的でしたが、「幸せになるために生まれてきた」や「ミラクルは起こる」というお言葉が印象的で勇気づけられました。

・新2年で代表、人員不足など、さまざまな懸念があったが、他にも同じ境遇の団体がいることを知り、少し安心した。そして、これから、運営面をしっかりし、より大きく、より充実したサークルになるよう努めていこうと思った。

 

すばらしいメンバーのみなさん、共に学べて、とても楽しかったです。皆さんなら、かならずや素晴らしいリーダーとしてチームをよく引っ張っていけるでしょう。応援しています共にがんばりましょう!

新人フォローアップ研修感想

都内T社にて新入社員フォローアップ研修を担当いたしました。弊社の新入社員研修プログラムアトランティックプロジェクトをベースとしたプログラムであり、2日間で実施いたしました。

アトランティックプロジェクトとは、楽しくエキサイティングな経営シミュレーションを通して、会社の全体像や輝く企業人に必要な心構えやスキル、知識を学べる体験型のプログラムであり、2006年に発表以来、述べ120社、6000人以上の導入実績を持つプログラムです。

実習開始当初
実習終了間際
走行検査①
走行検査②
今回の研修は、このアトランティックプロジェクトを中心に2日間のプログラムを組み、実施しました。

プログラムの概要は、以下の通り。

新入社員フォローアップ研修「アトランティックプロジェクト」概要】

(テーマ) 「力強く輝く中堅社員に向けての第一歩を踏み出す。」

(ねらい)

①入社から現在までを振り返り自分の課題を整理する。

②企業経営の全体像を学び、全体から見た自分の役割を理解する。

③本音で関わる対話力を高める。

④自己理解を深め、自分の長所と短所を把握する。

⑤力強いキャリアを導くキャリアヴィジョンを設定する。

(プログラムの内容)

セッション1 「入社から現在までを振り返る」

・入社後半年が経過した新入社員の現状の課題と期待

・実習「四つの問い」

セッション2「企業経営の全体像」

実習「アトランティックプロジェクト」

・マネジメントの基礎

・企業財務の仕組みと分析方法

・チームワークとコミュニケーション

セッション3「本音で関わる対話力」

実習「高価な薬」

・価値観のコミュニケーション

・ディスカッションとダイアローグ

・受け入れるということ

セッション4「自己理解を深める」

実習「風の卵の物語」

・人の偉大なる可能性の探求

セッション5「ヴィジョンを作る」

・前向きな生き方の重要性

実習「私のキャリアヴィジョン」

 

メンバーは、17名。入社後の厳しい現場体験を経て、皆凛々しい顔つきになっての再開となりました。入社後の半年~1年程度は、試練の時期とも言われており、「こんなはずじゃなかった」「不条理!」「辞めたくなってきた」など、不満やメンタル面の問題が現れる頃でもあります。そのような中で、本プログラムは、ちょっと立ち止まって激動の半年間を振り返り、自分を見つめなおして大きな可能性に改めて気づき、リフレッシュを図ると同時に将来のヴィジョンに向けての英気を養って、再び現場に立ち向かっていくことがテーマとなります。

プログラムは、素晴らしいメンバーとスタッフの皆さんに恵まれて、すばらしい、充実した学びの場となりました。受講メンバーのアンケートを頂いてきたので、こちらでご紹介します。

 

新人フォローアップ研修アトランティックプロジェクト受講者の感想】

・自分に足りない積極性やコミュニケーションの大切さを改めて学ぶことができました。普段からあまり積極的に話せず、職場の方々とも意思疎通が足りないためにミスをすることがたびたびあり、自分自身それについて悩んでいました。しかし、研修で積極的に会話をしていくグループのメンバーを見て、そして一緒に作業をすることで、お互いの情報や考えを共有し、理想のモノを作っていくということの大切さに改めて気づくことができました。またそうして「みんなで楽しく」するということはとても楽しいことなのだとも感じ、もちろん日々の仕事はそれだけではいかないこともあるとは思いますが、今後は自分からお客様や先輩方に話しかけていき、良い作品を楽しく作っていきたいと思います。また、他の事業部の人と話をする機会があまりないので、そういった点でも貴重な経験でした。事業部にいてもなかなか○○の専門家の方と話をする機会がなく、先輩ゆえに聞きづらいこともあるため、そういった心配なしに話を聞けて大変勉強になりました。まだ下積みの仕事としても未熟ですが、リーダー的な仕事もいつかはやってみたいと思います。自分の未来を具体的に想像できて、より一層今の事業部で頑張ろうと思うことができました。

・今回の研修で、自己理解を深めるとともに、自身の今後について改めて考えるいい機会になりました。そして、今後も必要になってくるコミュニケーション能力について、深く学ぶことができたと思います。また、違う事業部の方々とコミュニケーションをとる機会が基本的にないので、大変貴重な体験をさせていただいたと思います。今後、この研修での経験を活かして個人のスキルアップを目指すとともに、会社、事業部に貢献していければと思います。

・入社から現在までを振り返るとともに今後働いていくためにどうするべきか同期の話を聞きながら考えることができるいい機会となりました。それぞれが今行っている仕事の話を聞いていい刺激になりましたし、また今の職場の業務がどれだけ自分に様々なチャンスを頂いているかを感じ、このチャンスをもっと自分のものにしなくてはいけないという気持ちになりました。今後同期がこうして集まる機会を作るのは難しいですが、時々連絡を取り合いお互いを励ましながら切磋琢磨していける関係でいれたらいいと思いました。次、一緒に仕事するなどで会う時にはもっと働ける存在でいたいと思います。

・配属先の違いによってやっている業務内容は違いますが、それぞれ自分のできる仕事に対して責任を持っていて、今後学びたい、なりたい自分をしっかりと持っていたので、私も負けてられないなぁと感じ、そしてこれからももっと積極的に取り組んでいこうと思いました。同期の中には希望通りの業務ができていない人もいてその中で頑張っているので、私は希望通りの配属先で恵まれた環境で仕事をさせてもらっているということの感謝し、5年後、10年後のありたい自分になれるよう頑張っていきたいと思いました。このような研修をできたことをうれしく思います。ありがとうございました。

・協力して(アトランティックカーを)制作することでこんなに達成感が生まれて、グループの皆さんと仲良くなれるものなんだなと実感して、感激しました。一人のアイデアでは、絶対に作れないものが、みんなで協力して何かを作るということが、こんなに大切な事なんだと改めて思いました。

・2日間の研修の中でも一番印象に残った内容が、価値観のコミュニケーション「高価な薬」という実習を踏まえた研修だった。この実習で、自分の価値観を持つことも大切だが、相手の価値観も同様に理解しようとすることが大事だと気付いた。自分はこの実習の中で、自分の意見ばかりを主張し、価値観を押し付けようとしていた。だが、価値観を押し付け合うのではなく、ぶつけ合い、そして互いに分かり合うことが重要だった。

・お互いが納得できるような答えのない答えを生み出すための話し合いにおいて、それぞれが持つ人間性をより深く知ることができたと同時に、自分の持っていなかった考え方を知ることで、多面的なものの見方を学ぶことができました。また、互いの印象を当てはめる課題では、知らなかった自分を知ることができ、大変興味深いものでした。

・フィードバックと自己開示をし、他の人の性格を考え自分が他の人からどう見られているのかを知り、少し恥ずかしくもあり嬉しかったです。そして知らない部分を知ることができ、そうありたいと思う自分を見つけることができました。

・自分が今まで思っていた自分の枠を超え、周りの人から頼りになる人間だと思ってもらえていたことを知り、とても光栄なことだと思いました。この先もそうあれるように精進していきたいと思います。

・実習「高価な薬」のディベートを通して、自分にはない意見や考え方を聴くことで、感性が豊かになりスキルアップした気がしました。それと共に、こうも価値観の相違が明らかになるとは思っていなかったですし、話していてとても楽しかったことが印象に残っています。

・自分の知っている自分と他人から見た自分のイメージが全く違っていて、新しい自分を発見することができました。他人から見た自分のイメージは、恥ずかしくて照れることが多かったのですが、この実習から改めて、この半年で仕事以外に精神面でも自分が成長していたのだと気付くことができました。

・ヴィジョンの明確化の演習で、自分のヴィジョンを書き出すことで自分がどう思っていたのか、将来どうありたいのかが明確になり発表して伝え、他人のヴィジョンを知ることで事業部や部署は違えど、互いに頑張ろうと思え、将来そうあるためにこれからも努力していこうと思いました。

・ヴィジョンを書き出す際、自分がどうありたいかではなく、”こうある”と云う強い気持ちを言葉に記しました。描いたからには、現実になるよう今後もより一層、志高くと止めていきたいと思います!!

・今回の研修の最後に自分の5年後の目標を考えようということで、改めて自分がどうなりたいかを見つめなおすことができ、『プロフェッショナルとして賞を取る』『地元である○○支社へ行く』という目標を得ることができました。今後はこの目標に向かって頑張っていきたいと思います。

・相手を知ることであり、自分を知ってもらうことであり、つまりコミュニケーションを大切にすることが重要なのだと実感した。同期社員たちの自分とは違う現場での話を聞けることは、普段の自分を見直すきっかけとなりました。ひとところに留まると、どうしても小さなことしか見えなくなってしまうことがあり、今回のように、各地に散った同期社員たちに会えることで、自分がいる場所を改めて認識することができました。また、他事業部の仕事内容を聞けることで、○○社としての自分の今後として、挑戦してみたい仕事などを具体性を持って考えることができました。

・すべての研修で学ぶことがたくさんあり、一人じゃなしえないこともたくさんの人の協力でいいものができていくんだなと思いました。「みんな違っていい」っていう言葉がありますが、本当にそうだなと思いました。みんなそれぞれだからこそ、たくさんの面白いアイデアが生まれていくんだなと思います。

・半年ぶりに合う同期は、頼もしく見えてとても輝いていました。事業部や部署によってやっている仕事内容が違っていて、話しいていてとても刺激になり楽しかったです。大好きな同期とできる研修。めぇいっぱい楽しんでやろうと思いました。2日間の研修。私は半年ぶりに合う同期のことばかり考えていましたが、グループワークと課題を通して、学んだことも多かったように思います。特に価値観の課題は、今まで自分の考えの中になかった相手の考えを”受け入れる”ということの重要性を学びました。今回の研修で得たものを、今後の仕事で少しずつでも反映させていけたらと思いました。

・二日間とてもたのしく、ためになる研修を行うことができました。このように一回り成長できるような場を企画してくださりありがとうございました。この研修で得られたことを忘れずに、これからも努力し、頑張っていきたいと思います。二日間お疲れ様でした。

 

メンバーのみなさん、素晴らしい感想をありがとうございます。素晴らしい皆さんとともに学べましたこと、大変光栄に思っております。今後もいろんなことがあると思いますが、みなさんなら大丈夫!共にがんばりましょう。ありがとうございました。

内定者研修感想

 先日、弊社新入社員研修プログラムアトランティックプロジェクトをベースにした内定者研修を実施した企業さんから、受講者のアンケートをいただきました。

 素晴らしい感想を書いてくれており、当ブログでも一部ご紹介したいと思います。

【内定者研修アトランティックプロジェクト感想】

・とても満足できました。自分はコミュニケーション能力が低いと思うので、この研修でコミュニケーションの大事さと変わる勇気が必要ということを感じました。

・これから入社するにあたっての心構えなどを教えていただき、大変心に響きました。

・最初は緊張していましたが、思い切ってコミュニケーションを取ってみると、同期の方々がみな良い人柄であると感じることができたので、入社後の不安が解消されました。先輩の方々も気さくに声をかけてくださり、うれしかったです。

・楽しさの中にも、しっかりと自分の課題を見つけることができた。

・入社前にプロジェクトを行うということはどんなものかということが知れて良かった。リーダー役をやったが、みながサポートしあっていたので、初対面とは思えないほどスムーズに進んだのはうれしかった。

・純粋に楽しかった。負けず嫌いなところがあるので、少々熱くなってしまった。

・作業を通して、チーム一人一人の大切さを強く感じました。みな、一人一人が動いていることが、いつも以上に素晴らしい結果につながるんだということがわかりました。作品が完成した時の達成感は忘れられません。

・すごく良かったです。特にキャリアヴィジョン編のお話では、今からすぐに役立つことが多く、刺激になりました。

・研修を受けてみて、2日間で、自分の中で、考え方などが変わっていくのを感じました。どの学びも今後の自分に役立つもので、がんばろうという気持ちが強くなりました。

・チームワークの力が少し身についたと感じました。もともと就職活動をしていたころからグループワークが苦手だったのですが、今回プロジェクトリーダーの役割をして、みなからのメッセージで「まとめる力があってよかった」と言われてうれしかったです。

・さまざまな社会人としてのアドバイスをいただきました。コミュニケーションの面白さ、難しさというものを実感したので、今後活かしていきたいです。

・志を持つことで人は変われると感じました。今後仕事をするうえで、志を持つこと、そしてあきらめないで続けることを大切にしたいです。

・自分の未来を考えることで今のモチベーションも上がり、また周りの人の夢を聞くことで、さらに考えることがあり、良かったです。

・未来に向かって自信をもって進んでいきたいと思いました。いつまでも初心を忘れずに頑張っていきたいです。

・改めて自分はどのような人になりたいのか?また今日チームの皆が書いてくれたメッセージを読み返し、来年の4月には10月の研修よりもパワーアップして臨んでいきたいと思いました。入社が楽しみになりました。

 

メンバーのみなさん、すばらしい感想をありがとうございました。皆さんなら必ず立派な社会人として活躍できますよ。私が保証します。しっかりと単位を取って、英気を養って、4月入社に備えてください。応援しています!

 

 

内定者研修を担当(20131018)

 都内K社で、内定者研修を担当しました。プログラムは、弊社新入社員研修プログラムアトランティックプロジェクトを基盤として内定者研修向けにプログラムしたものです。概要は以下の通りです。

【K社内定者研修アトランティックプロジェクト概要】

<テーマ>「自分らしく輝く魅力的なビジネスパーソンとなるための第一歩を踏み出す。」

<ねらい>

 1.企業活動の全体像を理解する。

 2.ビジネスパーソンに必要なチームワークやコミュニケーションのスキルを学ぶ。

 3.ビジネスパーソンに必要な知識(損益のしくみ、仕事の進め方、組織のしくみ、創造性の大切さ、など)について学ぶ。

 4.キャリアヴィジョンを定め、入社までの行動計画を策定する。

<内容>

第1部「キックオフ編」

第2部「プロジェクト編」

第3部「キャリアヴィジョン編」

 

 受講メンバーは、39名。内定を得ているものの、現在は、学生であり、中には、4月からの入社に不安を持っている人もいるかもしれません。そのような中で、本プログラムは、自分らしく力強く活躍できる企業人となるために必要な心構えやスキル、知識を身に着けて、十分に準備を整えて、4月には勇気をもって前向きに入社に臨める体制を整えることがテーマとなります。

 プログラムは、弊社のアトランティックプロジェクトであり、経営シミュレーション体験を通して、企業人にとって必要な様々なことを学ぶ展開となります。

 メンバーは、学生であり、こうした長丁場の研修は、生まれて初めての体験だと思いますが、元気よく真剣にプログラムに取り組んでくれました。

 やはり、若いっていいですね。朝の段階では初対面でぎこちなかった関係性が、夕刻には、すっかりと打ち解けて、よき仲間となったようです。

 素晴らしいメンバーとスタッフのみなさんのご協力に恵まれて、充実した元気で楽しくパワフルな学びの場となりました。

・力強く企業で活躍していくために必要なポイントは、自己信頼、コミュニケーション、そしてこころざしである。

・仕事は確かに厳しいものだが、その本質は、喜びであり、ロマンであること。

・コミュニケーションは、企業にとっても、個人のキャリアにとっても、新入社員にとっても大切であること。

・コミュニケーション改善のポイントは、テクニックではなく、誠実で正直で前向きな生き方であること。

・プロフェッショナルな仕事には、プロとしての仕事の進め方があること。

・企業財務の仕組み。

・若手社員の成長格差が極めて大きいことが問題となっており、その差の原因は、能力や才能ではなく、ひとえに覚悟と心構えであること。

・新入社員として大切にすべき心構えは、Never give upの精神であること。

・困難な時代は、大きな志をもって乗り切るべし。

・どんなに高い壁であっても、乗り越えられない壁など存在しない。志を大きく、前向きに挑戦しよう!

 

など、大切なことを学ぶことができたと思います。

まじめで、真剣で、顔に似合わず優しく誠実で、少々負けず嫌いで、ガッツあるメンバーのみなさん、みなさんと共に学べて、私も、さわやかな気持ちになりました。共に学べて大変光栄でした。

皆さんなら必ず未来をひらくことができる。応援していますので、頑張ってくださいね。

 

新人フォローアップ研修「アトランティックプロジェクト」

東京都のA社にて、新入社員フォローアップ研修を担当してまいりました。プログラムは、弊社の新入社員研修プログラム「アトランティックプロジェクト」をアレンジして、フォローアップ研修向けに再編しなおしたものです。概要は以下の通り。

【新入社員フォローアップ研修概要】

(テーマ) 「力強く輝く中堅社員に向けての第一歩を踏み出す。」

(ねらい)

 ①入社から現在までを振り返り自分の課題を整理する。
 ②企業経営の全体像を学び、全体から見た自分の役割を理解する。
 ③本音で関わる対話力を高める。
 ④自己理解を深め、自分の長所と短所を把握する。
 ⑤力強いキャリアを導くキャリアヴィジョンを設定する。

(プログラムの内容)

セッション1 「入社から現在までを振り返る」

  ・入社後半年が経過した新入社員の現状の課題と期待

  ・実習「四つの問い」

セッション2「企業経営の全体像」

  ・実習「アトランティックプロジェクト」

  ・マネジメントの基礎

  ・企業財務の仕組みと分析方法

  ・チャレンジ精神の重要性

セッション3「本音で関わる対話力」 

  ・実習「高価な薬」

  ・ディスカッションとダイアローグ

  ・受け入れるということ

セッション4「自己理解を深める」

  ・実習「風の卵の物語」

  ・ほめることの重要性

  ・人の偉大なる可能性 

セッション5「ヴィジョンを作る」

   ・前向きな生き方の重要性

  ・実習「私のキャリアヴィジョン」

 

 本プログラムは、新入社員フォローアップ研修であり、元気と勇気と自信を回復し、新入社員意識から中堅リーダーへの意識転換を図ることが研修のテーマとなります。

 当社は、放送業界であり、新入社員のみなさんは、入社当初より、極めて専門性の高い責任ある仕事を早くから期待されることが多く、ゆえに、この6か月間は、しかられたりプレッシャーを感じたりなど、大変な厳しさを体験し、そんな中で頑張り、激動の時代を切り抜けてきたことになります。

 私は、当社の新入社員導入研修も担当しているので、彼ら彼女らとは、2度目の再会となりますが、新入社員当時とはずいぶん変わって、たくましく、一回り大きくなったような雰囲気となっていました。やはり、困難は、人を育てるのですね。激動の時期を見事に乗り越えた顔は、みな立派でした。

 しかし、そうした激動の時代もすでに半年が経過しており、新入社員という位置づけも次第に薄まり、周囲からは徐々にもっと大きな役割を期待されるようになってきています。

 今回のプログラムは、そうした状況を背景に、新入社員のみなさんが、より大きな役割である中堅社員として必要な心構えやスキル、知識を学び、もっとスケールの大きな存在として、若手リーダーとして活躍していく基礎作りをすることがテーマとなります。

 プログラムの展開は、

 ①入社から現在までの激動の体験を振り返り、整理すると同時に、同期とその体験を分かち合う。

 ②共同作業を通して、仕事の喜び、挑戦心、自己信頼と他者への信頼、情熱を回復、確認する。

 ③自己理解を深め、自分の留意する点と偉大な可能性に気づく。

 ④志の重要性を学び、志を定める。

 という流れとなり、不慣れな企業社会へのランディングで、大きく成長を遂げたと同時に、少々疲れている心身を癒し、元気と勇気と自信を回復し、新たな気持ちで、さらに一回り大きな存在となって職場に立ち向かっていく準備を整えていく展開となりました。

 メンバーは、思いのほか元気であり、癒される必要があるほどへこたれていないように私には感じましたね。これは、当社の現場の教育力が影響しているのかもしれません。初日の夕刻に懇親会があり、現場の部長や新人の教育担当の方々とお話ししましたが、本当にメンバーを大切に育てている様子がよくわかりました。当社は、やはり人を大切にする会社であり、彼ら彼女らは、なんだかんだ言って恵まれています。厳しくも温かく育む風土があるからこそ、新入社員も短期間で凛々しくたくましく元気を失わずに育ったのでしょう。メンバーのみなさんは、誰ひとり斜に構える者はおらず、元気に楽しく真剣に講座に参加してくれました。

 素晴らしいメンバーのおかげで、プログラムも大変楽しく元気で力強い雰囲気の中で、大切なことを学ぶことができました。

 ・仕事は確かに厳しく苦しい側面があるが、その本質は喜びであり、楽しくロマンあふれる挑戦であること。

 ・流されてはいけない。自ら考え行動し反省するという主体性(マネジメント)を放棄してはいけない。

 ・企業財務は、会社のドラマ、血と汗と涙を読み解く暗号である。

 ・コミュニケーションから逃げてはいけない。向き合えば必ず展望が開ける。

 ・自分の注意すべき欠点と偉大なる長所。

 ・人は、断じて無力ではない。その可能性は、人の想像をはるかに超えて大きい。

 ・あなたはダイヤの原石。磨いて大いに輝こう。

 ・若手リーダーに必要なものは、コミュニケーション、自己信頼、そしてこころざしである。

 ・ハートに熱い志を持ち、勇気をもって冒険へと繰り出そう。

 

 そんな大切なことを学ぶことができました。

 すばらしく充実した学びの場となったのは、ひとえに素晴らしいメンバーとスタッフのみなさんにに恵まれたからこそ。

 ともに研修運営を担ってくださったスタッフのみなさんに心から感謝申し上げたいと思います。

 そして、メンバーのみなさん。入社時は、やさしくさわやかで人懐っこいけれども少々傷つきやすさのある若者たちでしたが、半年たって見事に成長し、そんな素敵な基盤の上に、負けん気と粘り強さとチャレンジスピリットを身に着けたみなさん。本当によく成長してくれたと思います。私もみなさんの研修にかかわれて大変光栄です。これからもいろんな課題が出てくるでしょうが、みなさんなら大丈夫。何とかなりますよ。

 ともに頑張り、自分らしく力強く活躍していきましょう。

新人フォローアップ研修を担当(20130830)

 先日、新入社員フォローアップ研修を担当しました。プログラムは、アトランティックプロジェクトのキャリアヴィジョン編を活用した内容となっております。当企業さんでは、新入社員導入研修時にアトランティックプロジェクトの起業編とプロジェクト編を実施されており、6か月たった現在、その続編であるプロジェクトを編をフォローアップ研修として実施していただいた流れとなっております。

 今回の研修の概要は以下の通りです。

 

【M社新入社員フォローアップ研修概要】

<プログラム>アトランティックプロジェクト キャリアヴィジョン編

<テーマ>「力強く輝く中堅社員に向けての第一歩を踏み出す。」

<ねらい>

   1.入社から現在までを振り返る

   2.若手リーダーに必要な心構え=自信と誇りの重要性を学ぶ。

   3.若手リーダーに必要な対話力を磨く

   4.自己理解を深め、自分の長所と短所を把握する。

   5.力強いキャリアを導くキャリアヴィジョンを設定する。

<プログラムの内容>

 セッション1「入社から現在までを振り返る」    

  ・嬉しかった事、苦しかった事、できるようになった事、今後の課題

 セッション2「若手リーダーに必要な心構え」

  ・前向きで粘り強い生き方の基盤となる自信と誇りの重要性

 セッション3「対話力を磨く」

  ・実習「高価な薬」

  ・受け入れるということ

 セッション4「自己理解を深める」

  ・実習「風の卵の物語」

  ・長所を伸ばし可能性を引き出す

 セッション5「こころざしを定める」

  ・中堅社員としての心構え

  ・こころざしの重要性

  ・実習「私のキャリアヴィジョン」

 

 新入社員のみなさんは、現時点でちょうど入社から6か月経過したことになります。とかく新入社員のころは、大激変の時代と言われており、何かと過酷な時代でもありますが、そんな時期もすでに6か月経過し、もはや新入社員という位置づけが薄まり、周囲からは、もっと大きな期待、たくましく力のある戦力としての中堅社員としての役割を期待されるようになってきています。

 そのような状況の中で、今回のプログラムは、ちょっと立ち止まって入社から現在を振り返ると同時に、力強く輝く中堅リーダーに必要な心構えやスキル、知識を学び、より大きな存在として活躍していくための第一歩を踏み出していこうという趣旨で企画されたものです。

 メンバーのみなさんは、厳しい新人としての激動期を見事に乗り越えてきたので、概してたくましく、凛とした強さがにじみ出ている様子であり、頼もしきさわやかな若者たちという印象でした。

 研修も、メンバーのみなさんの積極的なコミットメントをいただいて、大変楽しく、ハートフルで、静かで穏やかではありながらも、パワフルで充実したよき学びの場となりました。

 プログラムを通じて、

・中堅社員として活躍していく基盤となるものは、前向きな考え、粘り強い態度、自己信頼にあること。

・コミュニケーションは、器用さではなく、生きざまであり、逃げずに向き合うこと、あきらめないこと、勇気をもって語ること、そして受け入れることが重要であること。

・人の可能性は、たいていの場合、思っているほどちっぽけではない。その潜在性と可能性は、思い込みをはるかに超えて壮大であること。

・自分の大きな可能性を引き出す責任者は、自分であること。

・中堅社員の迎える現状は、決して甘くはないこと。

・若手社員の成長格差の問題が、大きな経営課題となっていること。

・若手社員の成長格差を生み出す原因は、能力でも才能でもなく、ひとえに心構えであること。

・若手社員として持つべき心構えは、修行マインドであり、ネバーギブアップの心であること。

・修行時代を導く支えとなる杖こそが、こころざしであること。

・胸にこころざし、理想を持つことこそ、自分の大いなる可能性を引き出すことにつながること。

・無駄になる苦悩はないこと。あらゆる失敗は、成功の糧となること。挑戦を忘れずに、勇気をもってたくましく生きよう。

 

 以上を学ぶことができたと思います。

 メンバーのみなさんは、人間力と問題解決力のある素晴らしい若者たちであり、私も、共に学べて、とても楽しく元気をいただいた気がいたします。

 さわやかで正直で気の置けない仲間として職場できっとかわいがってもらえることでしょう。そして、きっと良い活躍をされていくと思います。

 今後の展開は、楽しいことばかりとは限りませんが、みなさんでしたら、きっと乗り越え、逆風を糧として大きく飛翔していかれると思います。共にがんばりましょう。

 皆さんのご活躍を心から応援しています!

新入社員研修に自尊心教育が必要な訳

 新入社員研修プログラムアトランティックプロジェクトの目的の一つは、”企業人としての心構えを学ぶ”と言うことです。企業人として活躍していくために必要な心構えには、様々なものがありますが、弊社では、”自尊心”が特に重要であると考えています。

 『何とかなる』『大丈夫』と考えることができるからこそ、粘り強さ、前向きな姿勢、高い志、チャレンジ精神を生み出すことができるのだろうと考えているからです。

 ただ、この自尊心は、とても勘違いされやすいものでもあります。よく、「新入社員には自尊心なんていらないよ」などと言われることがありますが、これは、傲慢さや自惚れと混同されているからこその誤解であり、私どもにとっては、この自尊心は、不要のものどころか、最近の若年層の問題となっている早期離職や成長格差、メンタルヘルスなどのあらゆる経営問題を解決するカギとなる重要テーマであると考えております。

 自信と傲慢さは、明らかに違うものです。日本では、「自信のある人、自尊心の高い人」と言う言葉は、ほめ言葉と言うよりは、陰のある言葉として認識されているようで、自信や自尊心は、持つべきではないというニュアンスがあるように感じます。しかし、英語では、この2つは、はっきりと違うものと認識されています。

 自尊心はSelf-esteem、傲慢さやうぬぼれはPrideであり、両者は、まったく違うもので、Prideには影がありますが、self-esteemは、持つべき美徳であると認識されていているのです。

 うぬぼれや傲慢さは、決して自信からは生まれません。むしろ、自信の欠如から生まれます。傲慢な人は、『自分の本質は、いやなやつで、ダメ人間だ』と思い込んでおり、そんな本当の姿がばれてしまったら、誰からも相手にされるわけがないと思い込んでいるので、本当の自分の姿が絶対にばれないように強がりで煙幕を張っているだけであり、その根底にある心情は、自信ではなく劣等感です。

 本当に自尊心を持っている人は、決して自惚れないし傲慢にもなりません。腰が低く、友人が多く、謙虚です。しかし、だからと言って決して卑屈ではない。堂々たる紳士淑女であって、誇り高き存在なのです。

 真の自信に裏付けられている人は、ぶれません。生きる機軸がしっかりしているので、目先の損得で振り回されたり、人によってコロコロ態度を変えたりしません。だから、周囲からは、分かりやすく信頼できる人と感じられます。

 また、真の自信に裏付けられている人は、簡単にあきらめません。困難にぶつかり窮地に陥っていても、未来の可能性を信じているうえに、使命感があるので簡単にはあきらめることなんかできないのです。だから、周囲からは、頼りがいのある存在と思われるので、リーダーとして活躍することが多いと言えましょう。

 様々な考え方の一つに過ぎませんが、私どもは、人が力強く輝いて活躍していくために必要な要素として、最も大切なものが、そのような意味での自尊心であると考えております。

 新入社員がたくましく成長していく基盤となる重要なメンタリティもしかりであり、私どもは、健全な自尊心を育むことによって、若者の様々な問題(=早期離職問題、成長格差問題、メンタルヘルス問題)を根本から解決していくことができると考えています。

 そのような考え方をもとに、アトランティックプロジェクトでは、折に触れてそうした考え方やメッセージを提供しています。本プログラムを通して、新入社員が自らの力でたくましく輝くキャリアへの第一歩を踏み出す後押しをしていきたいと願っております。

イノベーティングプロジェクト(20130623)

K大学のイノベーティングプロジェクトの第2回目を実施しました。

サークルのファミリー(チームぐるみ)トレーニングとして実施したプログラムであり、いわば超前向きな問題解決ミーティングとでも言いましょうか、チームの現状の問題を整理し、共有ビジョンを設定して、チーム一丸となってビジョンを実現する体制を作ることがテーマのプログラムです。

第2回目も、1回目同様、すばらしいメンバーに恵まれて、充実した力のある学びの場となることができました。以下、参加してくれたメンバーの干渉をご紹介しましょう。

【イノベーティングプロジェクト受講者感想】

・こんなに楽しく、密度のある研修になると思っていなかった。何でも挑戦することの重要さを学んだ。消極的にならず、何事も積極的に活動していきたいです。

・チームの中で役割を見つけ、率先して行動することによって、個人ではできない大きな力を発揮することができることを学んだ。

・メンバーひとりひとりの意識が高いことがすごいと思った。

・今日学んだことは、サークル以外の日常のなかでも活用できると思いました。

・第1部のアトランティックプロジェクトの実習で、協力性やコミュニケーション力、自分で考えて行動することの大切さを実感した。また、夢中になって作るのが久し振りでとても楽しかった。

・普段では話さないサークル内の問題点などを話すことができて、もっと良くしなくてはと向上心が上がった。

・私が思っていたよりも、1年生が積極的で自主性があった。

・「多少大きなことを言うくらい問題ない。理想は高くもて」というお言葉。できるかできないかを考えてしまう自分にとっては衝撃的でした。

・みんなの意見を隠さず述べ合うことが大切で、会議としての内容が深まることを学んだ。

・今日のような場を設けて頂き、自分がもっとちゃんと考えるべきことがたくさん見えてきて、すごく良かったです。活動に対するモチベーションが上がりました。

・ちょうど私たちの部にまとまりがなく困っていた時期でしたので、今日のチームワーク研修の内容は、非常にためになりました。ここで話し合ったことを部に持ち帰って会議し、「日本一」を目指したいです。ありがとうございました。

・久々のオフ(休日)の日に丸々一日時間を取られて最初は嫌でしたが、前半のアトランティックカーはとてもわくわくしたし、後半のイノベーティングプロジェクトもとても興味深い内容ばかりだったので、参加してよかったと思います。

・いつも一歩踏み出せない私にとって、背中を押してもらった気分になる研修でした。やっぱり私は自分の団体が大好きだし、もっと部のために貢献したいと思いました。

 

 メンバーのみなさん、素敵な感想をありがとう。こちらこそ、素敵な皆さんと共に学ぶことができて、とても楽しかったです。みなさんでしたら、必ずもっと力強く魅力的なチームや個人になっていきますよ。私が保証します。

 ビジョンの実現を目指して、共にがんばりましょう!

 最後に、2週にわたる手のかかる研修の面倒を見てくださったK大のスタッフのみなさん。本当にありがとうございました。温かいご支援、細かいご配慮、そして学生たちへの深い愛情に心から感謝申し上げます。

 

イノベーティングプロジェクトを担当(20130616)

先日、都内大学にて、サークルのチームワーク研修として、イノベーティングプロジェクトを担当しました。概要は以下の通りです。

【イノベーティングプロジェクト】

<テーマ>共有ビジョンを設定し、チームで一丸となって協力し合える体制を作ることによって、従来の延長線上では思いもつかなかったような可能性=奇跡を引き出す。

<ねらい>

  1.強いチームとなるためのポイントを学ぶ。

  2.より強いチームとなるための課題を明らかにする。

  3.チームとしての共有のビジョンを明確化する。

  4.ビジョンを実現するための協力体制とアクションプランを確定する。

<内容>

第Ⅰ部「アトランティックプロジェクト」

 ①実習「アトランティックプロジェクト」

 ②最強組織の条件

 

第Ⅱ部「イノベーティングプロジェクト」

 ①チームの課題

  ?現状の問題

  ?問題とは

  ?問題をビジョンに変える

  ?フィードバックと自己開示

 

 ②チーム共有のビジョン

  ?戦略的ビジョンの条件

  ?戦略的共有ビジョンを作る

 

 ③イノベーティングプロジェクトの発足

  ?ビジョン実現に導く最強組織(=曼荼羅組織)の構築

  ?ミッションリストの設定

  ?進捗管理体制の構築

 

 当大学では、昨年もチームワーク研修を実施しており、中には、重なる参加者もいたので、本年度は、昨年度とは内容を変えて、昨年が基礎編だとすると今年は実践編で、昨年が成果を出すための知識やスキルを学ぶものだとすると、今年は成果を出すことを狙っていくことがテーマとなる研修プログラムとなりました。

 第Ⅰ部のアトランティックプロジェクトにおいて、『体験的に強いチームのポイントを学ぶ』をテーマに、

 ・最強チームは、共有ビジョン、対話力、そしてシステム思考が必要。

 ・システム思考とは、『問題は自分を含めた全体にある』という新しい問題解決の考え方。悪い部分を探し出して交換するという考え方は、こと人がらみの問題については、時代遅れで、たいていの場合機能しない。

 ・システム思考においては、問題を解決するカギとなる人は、リーダーでも権威者でもなく、その問題に気付いている自分自身となる。

主に、以上のことを学びます。

引き続き、第Ⅱ部では、イノベーティングプロジェクトにおいて、第Ⅰ部で学んだポイントをリアルチームで活かし、リアルチームに奇跡をもたらそうという試みとなります。

流れは、一言でいうと超前向きで明るくガッツのある問題解決ミーティングとでもいえばよいでしょうか、弊社が長年携わってきたコミュニケーション論を活用して、深く話し合い、気合の入ったパワフルなビジョンを設定し、実効性のある組織編成とアクションプランを練り上げる展開となりました。

今回の流れは、まさに、経営改善をテーマとする経営コンサルティング時代のコンサルティングの流れであり、学生のサークルを対象とした場合は、きつすぎるのではないだろうかなどと少々懸念を持ちながらの実施でしたが、ふたを開けてみると、私の想像をはるかに超えた成功となりました。

最後にアンケートを書いてもらったのですが、満足度に関しては、10段階中9.4と高く、また、多くのコメントも書いてくれました。以下、そのいくつかをご紹介します。

 

<イノベーティングプロジェクト感想>

・本当に○○(サークル名)部に入ってよかったです。これからは、仲間たちと一緒に華道界のなでしこJapanを目指したいと思います。

・協力することの大切さに改めて気づいた。2年生、3年生との年齢差、学年問わず部活の中の問題を共に考えることができて共有することは重要だと思った。

・皆、本当にいろいろなアイデアを持っていて、すばらしいと思った。だからこそ、コミュニケーションを取ることで高めあっていける人たちだと感じた。計画を立てて、見直してというプロセスは、一見時間がかかりそうで苦手だったが、まさに「急がば回れ」だと思った。

・今、それぞれに不安や不満があったと思うので、それを聞けて本当に良かったと思う。それと「問題は期待や理想があるからこそ生まれる」という言葉は、なるほどと思った。

・部内の意識が変わった。何かをこんなに話し合う機会は今までになかった。楽しかったし、部員を好きになれた。

・無理と決めつけず、高い目標を設定することで意識が高まった気がします。

・今まで何となく流していたり、心に小さくもやついていることを真剣に話すことができて良かった。また、話したり、笑って協力したりできるチームで本当に良かったと改めて思いました。

・楽しかったです、モチベーションを上げることができました。プロになります!応援よろしくお願いします。一日楽しかったです。企画しいてくださり、ありがとうございます。

・先輩たちと部内の問題、未来について話したのは初めてだったため、今後活動していく中で自分がどのように行動していくべきか考える機会を得ることができました。先輩方が部活を大切に思っているということがこの研修で非常に伝わってきたうえに、自分のするべきことも見えました。今後の活動がより充実したものになると感じました。

 

皆さん、素敵な感想をありがとうございました。まさに、コミュニケーションを通して、みなさんの情熱と大いなる可能性が引き出されてきたことを実感できる一日でした。皆さんは、間違いなく素晴らしい力を持っている。その元気で明るくパワフルな情熱を生かして、ぜひビジョンを実現してください。私も心から応援しています!

大学コミュニケーション講座を担当(20130601)

都内J大学のコミュニケーション講座を担当しました。

講座は、インターンシップ対策講座の一環として実施されたものです。

受講学生は、35名。

もともとの希望者は100名くらいいたとのこと。選抜によってこの人数になったとのことです。

3倍の競争を勝ち抜いた学生たちであり、モチベーションはもともと高く、一様に真剣な学生たちです。

素晴らしい学生たちのおかげで、充実した講座となりました。

・コミュニケーションは、21世紀の重要な経営課題の一つであり、良くも悪くも経営に重大な影響を及ぼすこと。

・就活における会社選びのポイントの一つとして、コミュニケーション施策をよく見極める必要があること。ないがしろにする会社ではなく、大切にする会社を選ぶこと。

・個人の力強く輝くキャリアにとってもコミュニケーションは重要であること。活躍する人は、裏切らない仲間が多く、強い絆のネットワークを持っていること。

・就活生にとってもコミュニケーションは重要であること。多くの採用担当者が、究極の採用基準としていることは、「共に働きたくなるかどうか」であること。

・コミュニケーションは、生来のもので、なおらないという説は、思い込みであり、勘違い。人は、話す口と、聴く耳と、理解するハートを持っており、その潜在力は、想像をはるかに超えて大きい。誰にでも備わっているその力を自然に引き出すことができれば、誰もがもっと力強く輝くことができる。人は、もっともっと魅力的になれる。コミュニケーションスキルは磨き、高めることができる。

・コミュニケーションスキルは、小細工やテクニックではない。どんなにコミュニケーションテクニックのある人でも、裏切らない友人を得られるとは限らない。むしろ、強いきずなを持てている人は、決して器用ではない。コミュニケーションにおいて重要なことは、生き方だ。

・コミュニケーションスキルを高める生き方の重要なポイントは、自己信頼であること。自分を大切にできるからこそ人を大切にできる。自分を信じることができるからこそ人を信頼できる。自分を受け入れ愛すことができるからこそ、人を受け入れ真に愛することができる。

 

こうした大切なことを学ぶことができました。

学生たちのみなさん、短い時間でしたが、貴重な時間でした。本当にありがとう。

そして、これからの人生、ともに機嫌よく、楽しく、元気に頑張っていきましょう!