カテゴリー別アーカイブ: 03.研修日誌

女性リーダー研修を担当してまいりました20150210

 都内で、労働組合女性職場リーダー研修を担当してまいりました。研修の概要は、以下の通りです。

【S社労働組合女性リーダー研修】

<テーマ> 「職場を活性化する力強いリーダーとなるために」

<ねらい>

   ①コミュニケーションやリーダーシップの基盤となる自尊心の重要性を学ぶ。

   ②コミュニケーションの重要性と改善ポイントを学ぶ。

   ③志の重要性を学び、ヴィジョンを定める。

<プログラムの内容>

セッション1「自尊心の重要性」

セッション2「コミュニケーションの重要性と改善ポイント」

  第1ステップ「コミュニケーションの重要性と業績に与える影響」

  第2ステップ「コミュニケーションの改善ポイント」

セッション3「ヴィジョンを定める」

 

 参加メンバーのみなさんは、すでに女性リーダーとして現場で活躍されていらっしゃる方々ばかりであり、もともと高い問題意識と意欲をもっていらっしゃる方々で、すでに力強く輝くリーダーシップを発揮されていらっしゃるわけですが、成長には限界がないとも言われておりますので、今回は、より自分らしく、魅力的に輝いて活躍していただくためのヒント、きっかけとしていただくことをテーマとして開催しました。

 私どもは、リーダーシップを発揮して活躍するための大切なポイントには3つあると考えております。一つは、健全な自尊心を持つこと。2つ目は、コミュニケーション。そして3つ目はこころざしをもつことです。

 今回の講座では、まさにそれらの3つの要素について学んでいく展開となりました。

 午後半日と言う短い時間ではありましたが、すばらしいメンバーとスタッフのみなさんに恵まれて、本当に充実した楽しくパワフルな学びの場となりました。

 今回の参加メンバーのみなさんは、すべて女性であり、みなさんが、もともとヒューマンスキルが高く、人間性の高いみなさんだったからでしょうか、雰囲気は、静かで穏やかで、やさしさと明るさに満ちた、繊細かつパワフル、光あるというか、その場にいるだけで元気になれる、幸せな気持ちになれるような、とても素敵な雰囲気でした。

 まさに、人間関係の本質が、豊かで尊いものなんだということを改めて教えてもらえた気がします。

 今回、当組合の女性リーダー研修を担当させていただくことは、初めてだったのですが、すばらしいメンバーのみなさんと共に学んでみて、まさにこの女性リーダーのみなさんこそが、全く新しい大いなる可能性なんだろうと確信しました。

 今、経済は、不安定であり、世相は、暗く、悲嘆、憎悪、絶望が蔓延する時代となっています。

 しかし、そのような時代の波に飲み込まれて、我々も同様に暗くなってはいけないんだろうと思います。

 天使に囲まれた中で天使として生きるのは簡単であり、誰でもできることですが、争い、残酷、闇の中で気高く生きることは、容易ではありません。しかしだからこそ、そんな暗さの中で天使として生きるあり方が、かっこいいのではないでしょうか。

 今回の参加メンバーのみなさんは、そんなかっこいいリーダーの素養を十分にお持ちの方々ばかりだと思います。

 メンバーのみなさんの輝きが、職場の健康、前向きな気持ちを引き出し、ひいては、会社全体、日本、世界をてらす力となりますように。

 そんな大きなヴィジョンを信じられるような、そんな素敵な場でした。

 メンバーのみなさん、そしてスタッフのみなさん、本当にありがとうございました。素晴らしいメンバーのみなさんと共に学べましたこと、大変光栄に思っております。

 いろんな困難はあるかもしれませんが、みなさんなら大丈夫!ともに頑張っていきましょう!

協力会の監督者研修2(20141203)

先日、大手製造メーカーの協力会の企業さんの監督者研修を担当してきました。この研修は、3回連続の講座であり、今回は2回目です。概要は以下の通り。

【協力会監督者研修2回目概要】

<テーマ> 「チーム力を引き出すポイントを学ぶ」

 

<ねらい>

 ①3人寄れば文殊の知恵、対話から英知を引き出すポイントを学ぶ。

 ②人とチームの力を引き出すポイントを学ぶ。

 

<プログラムの内容>

 セッション1「3人寄れば文殊の知恵」

 セッション2「信頼関係を育むコミュニケーション」

 

 おおよそ1か月前に第一回目を実施しており、今回は、その続きと言う位置づけとなります。前回のテーマは、「コミュニケーションの改善」であり、今回はステップアップして、「チーム力を高める」というより高次のねらいとなります。

 前回のチームをそのまま踏襲しての第二回目であり、メンバーのみなさんは、1か月ぶりの再会となります。ずいぶんコミュニケーションがとりやすくなっていらっしゃるからでしょうか、休憩時間等、みなさん楽しそうに対話されており、和やかな雰囲気のなか、研修を展開することができました。

 

 プログラムを通して、

・クオリティの高い対話は、まさに3人寄れば文殊の知恵を発動させ、イノベーションを生み出す。

・創造性を生み出す対話に必要なことは、ひとえに”聴く”ことである。

・表面的に利用しようと思って都合の良いところだけを聞くのではなく、相手に深い関心を持って快く受け入れ、すべて聴くことがイノベーションを生み出す。

・人の可能性は、思っているほどちっぽけではない。

・欠点を嘆くのではなく、長所をたたえ、前向きに力を育もう。

そんな大切なことを学ぶことができました。

 

 メンバーのみなさんは、まさに現場の監督、管理者、経営スタッフであり、現場で矢面に立って部下を引っ張っていく使命を持ったリーダーたちです。だから、コワモテでありますが、反面温かくやさしい人たちであり、熱い情熱を秘めた良い漢たちです。

 今回も、すばらしいメンバーと共に、とても充実したパワフルな場を共有できました。

 次回は、来年の2月です。テーマは、さらにステップアップして、組織開発です。

 次回も素敵な場となれるよう、頑張りたいと思います。

 

高校で「自尊心の重要性」講演(20141211)

 横浜の高校で、「自尊心の重要性」をテーマに、講演会を担当してまいりました。

講演の概要は、以下の通り。

 

【I高校講演会「自尊心の重要性」】

①古くから訴えられてきた自尊心の重要性

②現代心理学でも、自尊心は重要なテーマ(良くも悪くも影響が大きい)

③自尊心を巡る誤解(自尊心と傲慢さや自惚れの違い)

④日本人の自尊心の現状(諸外国と比較してとても貧しく否定的)

⑤自尊心を高めるために

 ・欠点を嘆くのではなく長所を讃えよう。

 ・人の可能性は、思っているほどちっぽけではない(事例紹介)。

 ・痛みや失敗にどう向き合うかで人生が決まる。

 ・ネガティブな思い込みを信じてはいけない。

⑥人は、断じて欠点だらけの無力な存在ではない。その可能性は、人の想像をはるかに超えて大きい。自分を信じ大切にして堂々と人生を生きよう。

  

 対象は全校生徒で、800人です。

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そうとう大きな講堂で、2階席もある所での講演でした。

とても緊張しましたが、すばらしい生徒たちと先生たちのご協力で、無事に終了してまいりました。

 担当してみて改めて実感しましたが、こうした自尊心教育と言うものは、本当に大切なんだなぁと思います。生徒たちも、最初は少々ざわついてましたが、1時間の講演の後半は、私語ひとつなく、本当に集中して聞いてくれました。まさに、生き方、自分自身との向き合い方、など、身につまされる話でもあるので、真剣に聞いてくれたんだろうと思います。

 

・人生には価値がある。

・何とかなる大丈夫。

・自分を大切にするからこそ、人も大切にできる。

・自分の大きな可能性を信じて、勇気をもって前向きに生きてみる。

そんな当たり前ではあるけれども、大切なことを学べたのではないかと思います。

でも、当たり前なこととは言え、こうした勉強をする機会は、とても少ないのではないでしょうか。

だって、「自尊心」については、誤解も多く、本当に大切だと主張され始めたのは、つい最近なのですから。だからなんだろうと思いますが、同業他社さんでも、こうした講演会を担うところは、まだまだ少ないのではないでしょうか。

 私どもが、こうした機会をいただけることは、大変光栄なこと。

子供たちにとって、若者たちにとっても、本当に生きる糧となる大切なことだと思っておりますので、今後もどんどん機会があれば、挑戦していきたいと思います。

A社中堅社員研修(20141116)

 先日、都内A社で、中堅社員研修を担当してまいりました。1日のプログラムであり、職場を活性化する力強いリーダーとなることをテーマとして、①リーダーに必要な要素を学ぶ、②コミュニケーションの重要性と改善ポイントを学ぶ、③チーム力を引き出すポイントを学ぶ の3つをねらいとしてプログラムが組まれています。

 A社の中堅社員のみなさんは、強い集中力と注意深さを必要とする仕事をするチーム、しかも、チームの多くは契約社員のみなさんで、年上の方も多いメンバーを束ねるリーダーたちであり、すでに力強いリーダーシップを発揮しているわけですが、より自分らしく力強くを目指して学んでみることに挑戦しようとすることが今回のテーマです。また、現在は中堅社員ですが、しだいしだいにより大きな役回り、例えばマネージャーのようなより大きな活躍を期待されるようになってきているわけであり、今回の研修は、そのような状況の下で、ステップアップに向けての第一歩を踏み出してみようとする試みでもあります。

 金融関係の職場でもあり、同じ社内といえども、セキュリティがかかっており、自由にフロアーを行き来できるような状況ではなく、今回会したメンバーのほとんどが初対面でもありました。

 当初は、ゆっくりと淡々と穏やかに関わり合いが始まり、次第に打ち解けあい、最終的には、よき家族、仲間のような温かく柔らかく力強く元気な雰囲気となりました。

 プログラムを通して

 ・リーダーシップの原点に自尊心があること

 ・コミュニケーションこそが、職場をよりよくするための原点であること

 ・前向きでたくましい風土を作ることこそがリーダーの勤めであること

 ・信頼関係は、育めるものであり、信頼の風土は、あらゆる問題解決につながるということ

そんな大切なことを学ぶことができたと思います。

 素晴らしいメンバーとともに、素敵な学びの場を作ることができたと思います。

 スタッフのみなさんとメンバーのみなさんに心から感謝申し上げます。

 今回のプログラムは、今月中にもう一度、他の中堅社員のみなさんに行う予定です。次回も大成功であるよう、頑張りたいと思います。

協力会の監督者研修(20140926)

 大手製造メーカーを中心とする協力会の監督者研修を担当しました。本研修は、全部で3回にわたる講座となりますが、今回はその第一回目です。研修の概要は以下の通り。

 

【T協力会監督者研修】

<プログラムの目的>
(テーマ) 「監督者としてのコミュニケーションとリーダーシップスキルを学ぶ。」

(ねらい)  ①コミュニケーションの重要性と改善ポイントを学ぶ。
        ②チーム力を引き出す。
            ③効果的な組織運営のポイントを学ぶ。

<プログラムの構造> 
第1回目「コミュニケーションの重要性と改善ポイント」

 1.リーダーの基盤となる自尊心の重要性
 2.実習「絵によるコミュニケーション」
 3.実習「ポスターを復元せよ」

第2回目「チーム力を引き出す」
 1.実習「脱出!スノーマウンテン」
 2.実習「15人の勇者」

第3回目「最強組織の法則」
 1.実習「アトランティックプロジェクト」
 2.前向きな風土の作り方

 

 各回が、おおよそ午後半日で、月に1回程度、数か月間で実施するプログラムとなります。

 先日は、その第1回目のコミュニケーションをテーマとしたプログラムを実施しました。

 参加メンバーは、30名強、協力会の企業の管理監督者のみなさんであり、ほとんどのみなさんが初対面です。

 当講座は、講義もありますが、大半はグループワークであり、ほとんどメンバーのみなさんにとっては、初めての体験で、戸惑われることもおありだったと思いますが、最終的には、見事なチームとなっていました。

・リーダーシップやコミュニケーションの原点として、自尊心が大切であり、自分にしろ部下にしろ健全な自尊心をはぐくむことは、よき職場を作るうえで大変重要な要素であること。

・コミュニケーションには大きな力があり、職場の生産性や創造性を劇的に高めること。

・コミュニケーションをよくするためには、小手先の技術と言うよりは、哲学を持った生き方であること。

と言った大切なことを学ぶことができたと思います。

 協力スタッフのみなさん、メンバーのみなさんありがとうございました。

 メンバーのみなさんは、管理監督者であり、見かけは少々怖い、いかつい顔の方々ばかりですが、気がやさしい、思いやりのある人間性豊かな方々ばかりでした。こうした素晴らしいメンバーと長期にわたり学べることは、大変光栄なことです。

 今後の展開が楽しみであり、がんばっていきたいと思います。

新人フォローアップ研修20141009

 東京T社にて、新入社員フォローアップ研修を担当してまいりました。
 プログラムは、弊社の新入社員研修プログラム「アトランティックプロジェクト」をアレンジして、フォローアップ研修向けに再編しなおしたものです。概要は以下の通り。

 

【新入社員フォローアップ研修概要】

(テーマ) 「力強く輝く中堅社員に向けての第一歩を踏み出す。」

(ねらい)

 ①入社から現在までを振り返り自分の課題を整理する。
 ②企業経営の全体像を学び、全体から見た自分の役割を理解する。
 ③本音で関わる対話力を高める。
 ④自己理解を深め、自分の長所と短所を把握する。
 ⑤力強いキャリアを導くキャリアヴィジョンを設定する。

(プログラムの内容)

セッション1 「入社から現在までを振り返る」

  ・入社後半年が経過した新入社員の現状の課題と期待

  ・実習「四つの問い」

セッション2「企業経営の全体像」

  ・実習「アトランティックプロジェクト」

  ・マネジメントの基礎

  ・企業財務の仕組みと分析方法

  ・チャレンジ精神の重要性

セッション3「本音で関わる対話力」 

  ・実習「高価な薬」

  ・ディスカッションとダイアローグ

  ・受け入れるということ

セッション4「自己理解を深める」

  ・実習「風の卵の物語」

  ・人の偉大なる可能性 

セッション5「ヴィジョンを作る」

   ・前向きな生き方の重要性

  ・実習「私のキャリアヴィジョン」

 

 本プログラムは、新入社員フォローアップ研修であり、激動の新人時代を振り返り、英気を養い、中堅社員としての心構えや必要なスキルを学び、新人から中堅リーダーへと第一歩を踏み出してもらうことが研修テーマとなります。

 私は、当社において、4月の導入研修も担当させていただいているので、メンバーとは、半年ぶりの再会となりました。

 学生から社会人へ、新入社員としての激変、若手リーダーへの変容、そんな大激動の時代を担当できますことが、大変光栄です。この時期のメンバーひとりひとりの変化をみると、まさに人生の縮図を感じ、共感と感動を覚えますね。

 ついこの間は、単なる学生さんであったものが、もはや顔つきもしっかりしてきて、一丁前です。きっとこの半年で、ずいぶん苦労をして、ずいぶん磨かれたんだろうと思います。この激動の時代を、見事に前向きに乗り越えてきたようで、安心し、頼もしくおもえました。

 多少おっちょこちょいで、マイペースで、不器用なところが変わらずにありますが、実に気のいいかわいげのある若者たちで、きっと職場でも先輩たちから可愛がられ、しっかりと活躍していることなのでしょう。

 本プログラムでは、ゆっくりと激動の新人時代を振り返り、自分自身を改めて見直し、少々疲れている心をリフレッシュさせて、希望(こころざし)に向かう、そんな貴重な時間となりました。

 素晴らしいメンバーやスタッフの皆さんとともに、本当に素敵な場ができました。本当にありがとうございました。

 私自身も、すばらしいメンバーと共に学べて、大変爽やかで楽しく、逆に元気をもらえた気がします。

 本当に素晴らしいメンバーたち、きっと今後も、コツコツとよき仕事をして、着実に力をつけていくことでしょう。皆さんなら必ずよき未来を開ける。自分を信じて、共にがんばりましょう!

名古屋の労組でコミュニケーション研修(20140916)

 先日、名古屋で、労組のコミュニケーション研修を担当してまいりました。

 研修の概要は以下の通りです。

【S労働組合コミュニケーション研修概要】

<テーマ>「コミュニケーションを改善し、チーム力を高める。」

 

<ねらい>

   1.コミュニケーションの基盤となる自尊心の重要性を学ぶ。

   2.コミュニケーションの重要性を学ぶ。

 3.コミュニケーションの改善ポイントを学ぶ。

 

<プログラムの内容>

 セッション1「自尊心の重要性」      

 セッション2「コミュニケーションの重要性」

 セッション3「コミュニケーションの改善ポイント」

 

 参加メンバーのみなさんは、総勢40名弱。4時間にわたる講座でした。

 スタッフの皆さんの心強いご支援と、すばらしいメンバーの皆さんに恵まれて、楽しく充実したよき学びの場をともに共有することができました。みなさん本当にありがとうございました。

 午前中に会議があり、研修は、午後からの開始となりました。

 メンバーのみなさんは、研修の始まる前から、和気あいあいとした雰囲気があり、フレンドリーでよく通じ合えるものをもっていらっしゃるご様子で、普段からコミュニケーションを大切にしていらっしゃるんだなぁと実感いたしました。

 メンバーのみなさんにとって、研修日は休日であり、休日を押してのご参加にもかかわらず、研修当初から、真剣に、集中してプログラムに参加してくださいました。

 やはり、普段からコミュニケーションを大切にしていることもあり、メンバー個々人のみなさんのコミュニケーションスキルやチームスキルは高く、即席のチームに関わらず、あっという間にまとまりのある力強いチームとして様々な課題に取り組んでいただきました。

 お互いに気のおけない仲間として受け入れ、心を開き、本音で語り合うメンバーのみなさんを見て、まさに信頼関係の重要性とその大きな力、可能性を実感することができました。メンバーに恵まれた素晴らしい組織だなぁと実感した次第です。

 最近の経営学の傾向では、強欲で酷薄な施策や行き過ぎた成果主義などが、失敗し、非難されるようになってきており、人間性の重要性が改めて主張されるようになってきています。私も、全く同感であり、人や組織が、本当の意味で成長し、活躍していくために必要なことは、暗い陰謀ではなくて、もっともっと単純でシンプル、分かりやすくて暖かい、まさに信頼、思いやり、気高いこころざし、まさに人間性なんだろうと思います。

 今回担当させていただいたS労組さんは、全国組織でもあり、実は、他の地域でも研修を担当させていただいているのですが、そんな関わりから、当労組さんは、まさにそうした人間性を大切に、体を張って信頼の大切さを訴え、愛と絆を守ってきている組織だと思います。そうした普段からのご努力が、こうしたイベントにまさに具体的に反映されていらっしゃる。

 今回も、こうした素晴らしい方々の研修を担当させていただいたこと、大変光栄に思っております。

 厳しい時代の中で、大切な価値を守り通すことは、簡単なことではありませんが、私どもも同志と考えております、共にがんばりましょう!

歯科医院でイノベーティングプロジェクト20140612

 歯科医院にて、イノベーティングプロジェクトを担当してきました。概要は以下の通りです。

 

【歯科医院によるイノベーティングプロジェクト概要】

<テーマ>「共有のビジョンを設定し、それに向けて医院全体で問題解決を図る体制を作る。」

 <ねらい>

 1.強いチームとなるためのポイントを学ぶ。
  2.より強いチームとなるための課題を明らかにする。
  3.チームとしての共有のビジョンを明確化する。
  4.ビジョンを実現するための協力体制とアクションプランを確定する。

<内容>

1.チームの強み

  ①強いチームの基盤となる自尊心の重要性

  ②話し合いのルール

 ③チームの強み

2.チームの課題

 ①前向きな生き方の重要性

 ②チームの課題

3.チーム共有のビジョン

4.イノベーティングプロジェクトの発足

 

 イノベーティングプロジェクトとは、弊社の問題解決ミーティングのプログラムです。職場の現状を整理して、課題を抽出し、共有のビジョンを設定すると同時に、目標に向けて一致団結して事に当たるための協力体制を作るといった展開となります。

 イノベーティングプロジェクトの特徴は、超前向きな問題解決プログラムであるということでしょうか。通常、問題解決プログラムは、私が感じるには、深刻で重くて暗いというイメージがありますが、本プログラムは、明るく元気で、根本的かつ軽快な雰囲気で進められていきます。

 そんな陽気でたくましい風土の中で話し合い、目標に向けた協力体制を作り上げることによって、従来のやり方では思いもつかなかったような新しい可能性を引き出そうとする試みです。今までの延長線上では思いもつかなかったようなまったく新しい可能性とは、それはすなわちミラクルなのです。本プログラムは、まさにミラクル=奇跡を引き出すことに挑戦しようとする試みなのです。

 こちらの歯科医院さんは、弊社とずいぶん長くお付き合いをいただいています。もうかれこれ十数年になるのではないでしょうか。その間で、幾度も研修を担当させていただき、チームビルディングやリーダーシップの開発、組織風土の分析や改善に関わらせていただいております。

 こんなに大切な様々な事柄を担当させていただいていることは、本当に光栄に思っております。寄せてくださっている深い信頼に心から感謝しております。

 実は、当医院は、昨年、自前の病院施設(土地建物)を購入されて、新社屋に移転されました。その建物がとても素敵なのです。純和風の建物であり、病院の通常のイメージとは全く異なった木のぬくもりと落ち着き、温かい雰囲気が漂っているのです。

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 とても立派で大きな和風建築です。歯科医院さんには見えませんが、立派な歯科医院なのです。

 この落ち着いた和風の暖かい雰囲気は、建物だけではなく、内部も同様です。

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 写真にはありませんが、治療中、特に子供たちが治療を怖がらないように、一台一台の椅子の天井にテレビがつけられていたり、絵や花、水槽、ぬいぐるみが備え付けられていたりなど、さまざまな配慮がなされています。さらに、当医院は、こうした見えている部分だけではなく、治療器具や消毒、水道水などにもきめ細やかな配慮がなされています。たとえば、当医院で使っている水は、すべて殺菌処理されているのです。

 立地上、都心から離れていることもあり、引っ越し伴う不安も大きかったのですが、実際に移転してみると、その懸念の多くが杞憂に終わっており、患者さんが減るどころか、むしろより一層増えている状況にあります。患者さんが少ないことではなく、多すぎることが現在の心配の種となっている状況です。

 引っ越しから1年経過し、ある程度落ち着きを取り戻した現在で、今回の研修が企画されました。新しい病院で、新たな気持ちで仕事に向き合うための一つのきっかけとしたいという願いから、前向きな問題解決プログラムとしてイノベーティングプロジェクトを実施することになった次第です。

 今回の研修には、10名の医院スタッフが参加してくれました。メンバーは、多くは長年にわたってスタッフとして働いている方々であり、私も、十数年にわたってメンバーのみなさんと関わらせていただいております。一人一人がご縁を感じる方々ばかりであり、久しぶりにファミリーに再会したように私は感じております。

 メンバーのみなさんは、明るく、元気で、てきぱきとしており、やさしく深い配慮と思いやりのある素敵な方々です。まさにそうしたあり方が建物になったならば、こうなるであろうと思える建物こそが新社屋なのです。

 気のおけない仲間であり、率直、かつ正直で、明るく思いやりを持った風土が確立されているので、問題解決の話し合いも、まさに、オープンで、陽気に、しかも本音で根本的な問題にも向き合いながら進んでいきました。

 長時間にわたる話し合いの結果、共有できる短期的戦略ヴィジョン=チャレンジングでわくわくする半年後までの目標とそれを実現するための組織=協力体制を確立することができました。

 私のスケジュール見積もりに甘いところがあり、予定時間をかなりオーバーするなど、メンバーに負担をかけてしまったことが心残りですが、疲れた顔一つもすることなく快くプログラムを受け入れてくださって、楽しくプログラムに参加してくださったメンバーに心から感謝したいと思います。

 完成した目標と管理体制は、今後の毎週のミーティングにて進捗が管理されていくことになりますが、このメンバーでしたら、半年後に見事な成果を出されることだろうと確信しました。

 研修が終わって、日本にも、こうした素晴らしい医院があるんだということを、もっと多くの人たちに知ってもらいたい。そんな気持ちになりました。メンバーのみなさん、本当にありがとうございました。設定したヴィジョンに向けて、共にがんばっていきましょう!

コミュニケーション研修を担当しました(20140603)

 労働組合のコミュニケーション研修を担当してまいりました。概要は以下の通りです。

 

【労働組合コミュニケーション研修】

<テーマ> 「コミュニケーションとチームビルディング」

 

<ねらい>

 1.コミュニケーションの基盤となる自尊心の重要性を学ぶ。

 2.コミュニケーションの重要性を学ぶ。

 3.コミュニケーションの改善ポイントを学ぶ。

 

<内容>

 1.自尊心の重要性

  ・古から伝えられてきた自尊心の重要性

  ・現代においても重要なテーマである自尊心

  ・自尊心を巡る誤解

  ・自尊心の日本における現状

  ・欠点を責めるのではなく長所を伸ばそう

  ・できないという呪いにとらわれてはいけない

  ・人の可能性は想像をはるかに超えて大きい、自尊心をもって堂々と生きよう。

 

 2.コミュニケーションの重要性

  ・コミュニケーションは、信頼関係をはぐくむ。

  ・信頼関係は、チームの偉大な力と可能性を引き出す。

 

3.コミュニケーションの改善ポイント

  ・機関車型のチームと新幹線型のチーム

  ・新幹線型のチームとなるために必要なコミュニケーション

  ・コミュニケーションスキルは、技術ではなく生き方

  ・自尊心、勇気、あきらめない心

 

 会場は、都内。約70名のメンバーのみなさんで実施いたしました。

 本研修は、不思議なご縁をもとに開催に至った研修です。

 実は、私は、30年くらい前に、とある研修プログラムの講師養成のビデオに出演しているのですが、今回の研修の主催のリーダーである執行委員長が、そのビデオをご覧になられて、しっかりと覚えていてくださっていたのです。そんなご縁もあり、いろんな話し合いのプロセスを経てまとまった企画でした。

 執行委員長は、哲学の通った人間性を大切にするリーダーです。小賢しいテクニックを嫌い、正直で飾らないコミュニケーション、思いやりや人間性を大切にしたポリシーを大切にされていることが、よくわかります。

 リーダーとして、コミュニケーションや人間性を大切にするスタンスを取ることは、そんなに簡単なことではありません。どちらかと言えば、冷たく、頭がよく、アメとムチで厳格に部下たちをコントロールできる人の方が、高い評価を受ける時代です。人間性を前面に押し出したからと言って、それに応えてくれる保証なんかありません。忍耐強く、人の情熱に本当の火がつくことを待たなければなりません。その間、効率一辺倒の現代の風潮のプレッシャーや攻撃にさらされることもあるでしょう。そんなリスクに立ち向かってでも、自分の信じる大切なもの、思いやりや信頼と言った哲学を揺るがせずに貫く必要があるのですから。

 委員長は、まさに、そんな人間性のリーダーです。だからこそ、弊社のようなコンセプトに共感して、大切な研修の場を担当させていただけるのです。大変光栄なことだと感謝しております。

 それから、この研修のご縁を取り持ってくれた友人のTさん。なんと、私と誕生日が同じなのです。同じ年の生まれと言うだけではなく、月も日も同じなのです!私も長く人生生きておりますが、そこまで誕生日が一致する人と出会ったのは初めて。顔も体つきも性格も何もかも全然違う2人ですが、なぜか何となく共通するものを感じるのは、運命なのでしょうか?本当に不思議なご縁の巡り会わせに感謝です。

 さて、研修ですが、午後1時半から5時までと言う短い時間でしたが、組合リーダーのみなさんのものすごいパワーと個性と明るさで、本当に楽しく、エネルギッシュで、暖かい雰囲気の、知的で元気な場となりました。

 70名の参加者は、男性であり、全国の組織のリーダーのみなさんです。要するに、親分ばかりであり、研修開始当初は、親分たちの男っぽさと迫力でむんむんしており、気の小さい私は、少々圧倒されて、いったいどうなることかと少々心配しておりました。

 しかし、いったん対話が起こり、仲間として活動が始まると、快くメンバーを受け入れ、陽気に課題に立ち向かい、見事に問題を解決してくれました。

 今回のプログラムは、そうそうたるメンバーが集まるとのことだったので、弊社として、最も難易度の高い実習を用意しており、今回のように即席のチームで事に当たった場合、クリアーできる可能性は、ほとんど少なく、成功することはミラクルに近いものがあったのですが、実際の結果は、ほぼ全チームが成功であり、まさにミラクルが起こりました。

 体験学習の場合は、実習がうまくできようができまいが、それは大した問題ではなく、成功であれ失敗であれ、体験から学ぶことが大切で、できたできないはとやかく言うべきではないのですが、今回のメンバーの皆さんの見事な結果には、本当にびっくりしました。

 問題解決型の実習であり、それを解決するためには、きちんと話すこと、しっかりと聴くことと言った基本はもちろん、アイデアを生かす、問題解決のための工夫をする、戦略的な見地に立つ、へこたれない、あきらめない、挑戦する、などの高度なスキルが必要であり、今回のメンバーのみなさんは、そうした素晴らしいスキルを兼ね備えた方々なんだということがよくわかります。

 結果的には、明るく陽気で力のある、個性的でクールで情熱的で、厳く顔に似合わず優しく温かい、楽しく一致団結したよきチームだなぁと実感した次第です。

 こうした、素敵な場を共にできましたこと、本当に光栄に思っております。ご協力いただいたスタッフのみなさん、共に学んだメンバーのみなさん、本当にありがとうございました。今後とも、ともに頑張ろうではありませんか!

大学サークルリーダー講座(20140206)

都内大学のサークルリーダー講座を担当してきました。概要は以下の通りです。

【大学サークルリーダー講座概要】

(テーマ) 「自分らしく輝くサークルリーダーとなる」

(ねらい)

   ①リーダーシップの原点となる自信と誇りの重要性を学ぶ。

   ②コミュニケーションのスキルを学ぶ。

    ・コミュニケーションの重要性

    ・コミュニケーションの改善ポイント

   ③リーダーシップのスキルを学ぶ。

    ・チーム力を引き出す前向きな生き方

    ・信頼関係をはぐくむ

       ④サークルリーダーとしての志・目標をつくる。

 

 新たに任命されたサークルリーダーであり、どんなことをすればよいのか、そもそも私でいいのかといった不安を抱えている人も中に入るわけですが、本講座で、リーダーとしての心構えやすべきこと、スキルを学び、自信と勇気をもってリーダーとして活躍していくための基礎を固めることが本講座のテーマとなります。

 50名程度の学生たちが集まってくれましたが、すばらしいメンバーのおかげで、すばらしい学びの場となりました。

 研修後、アンケートを書いてもらったのですが、すばらしいコメントもあり、以下、学生たちの感想をご紹介します。

【大学サークルリーダー研修感想】

・コミュニケーションが大切だと知れたが、短い時間の実習後の打ちとけさに驚いた。コミュニケーションや人と触れ合う大きさに時間は関係ないと感じた。

・今回、このプログラムに参加したことで、これから新サークル部長として、どのようにメンバーと接していくべきか、どうしていくべきか、またサークルだけではなく、人生のことについても知って行けたと思う。

・資料もそうでしたが、説明がとても聞きやすかったです。話が全部直接心に入ってくるようでした。私たちのように今後のヴィジョンに迷いがある人にとっては救いのような機会です!またお願いします!

・今後どのように行動していくべきか、目標がハッキリ見えました!!

・今日一日でコミュニケーション力が身に付き、多くのことを学べた。他人の意見を聞くことで自分では気づかなかったことも気づくことができ、新しい発見ができた。グループメンバーにほめられた部分は伸ばしていきたいと思う。

・サークルリーダーとして、同活動していくか不安でしたが、自尊心を持つことや目標を持つことなど、具体的なアドバイスがあり満足しました。

・様々な発見がありました!自分に少し自信が持てるようになりました。リーダーとしても、これからの私としても、今日学んだことを思いっきりいかしていきたいです!!

・今、就職活動中で、就職できる気がしない、や、社会人としてやっていけるかという不安でいっぱいでした。しかしそんな不安は無用だと今日の研修を通して思いました。長時間本当にありがとうございました。

・リーダーに必要な資質というより、人生についての考え方が変わるきっかけとなりそうです。

・話が全部自分が悩んでいることと重なり、全部が印象的でしたが、「幸せになるために生まれてきた」や「ミラクルは起こる」というお言葉が印象的で勇気づけられました。

・新2年で代表、人員不足など、さまざまな懸念があったが、他にも同じ境遇の団体がいることを知り、少し安心した。そして、これから、運営面をしっかりし、より大きく、より充実したサークルになるよう努めていこうと思った。

 

すばらしいメンバーのみなさん、共に学べて、とても楽しかったです。皆さんなら、かならずや素晴らしいリーダーとしてチームをよく引っ張っていけるでしょう。応援しています共にがんばりましょう!