大学で授業を担当しておりますが、後期はキャリア関係の2科目を担当しています。1科目は、おかげさまで昨年内に終了しており、もう1科目は、来週の月曜20日が最終講となります。
昨年終了の科目は、業界研究をテーマとした授業であり、多くのゲストスピーカーのご協力を頂き、すてきなご講演を通して、業界について、会社について、社会人として働くということ、社会人として輝いて生きるために必要なこと、などについて学ぶことができました。学生たちも、ゲストスピーカーとのダイアローグセッションと称して30分程度の質疑応答の場を取り仕切るなど、 とても難しい課題に挑戦し、見事に乗り越えてくれました。とても勇敢で立派な学生たちでした。素晴らしいゲストスピーカーと学生たちにあらためて感謝申し上げます。ありがとうございました。
残りのもう一科目はキャリア形成に関する授業であり、単に就活突破の方法ではなく、人生を力強く幸せに生きるためのポイントを学ぶ講座です。当講座では、社会人として輝いて生きるための心構え、コミュニケーションや人間関係のスキル、社会情勢、志とビジョンについて学ぶことができました。これまでのところ、学生たちは、講座に真剣に向き合い、単に授業を聞くだけではなく、グループワークやコミュニケーションスキルを学ぶための体験型の講座に対しても、決して逃げずに立ち向かい、乗り越えてくれました。きっと体験から大切なことを学んでくれたと思います。とても充実した意義深い学びの場、良い教室となっていると思います。これも学生たちのおかげです。本当にありがとうございました!
来週の月曜が最終講なのですが、最終講のテーマは主体性とセルフリーダーシップです。簡単そうでとても難しいテーマです。これが当たり前にできていたならば、今芸能界で大炎上している事件も起こらなかったし、自民党の隠し金問題も起こらなかったし、もしかしたら、世界中の戦争や各種問題もとっくに解決できていたのかもしれません。
ままならない人生、困難や苦悩は避けて通れないことではあり、時に忍辱、耐え忍ぶことも多々あろうかと思います。しかし、だからと言って、絶望して志を捨てて、流されるままに生きてもいけません。権力から命じられたからと言って自分の良心に反することに手を出してもいけません。どんなにそれが難しくとも、決して自尊心を捨てずに、希望を忘れずに、何度も反省し、舵をしっかりともって軌道修正し、少しずつ進むことが大切なんだろうと思います。
最終講で、人には、どんなに困難な環境の中にあっても、人には自分らしく輝いて生きるための十分な可能性があること、自分を信じて勇気をもって生きることが予想もしていなかった偉大な未来をひらくことを伝えたいと思います。
学生たちの未来にたくさんの愛、あふれるほどの豊かさ、そして最高の幸せがやってきますように!