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あけましておめでとうございます。(2022)

あけましておめでとうございます。

 

 

写真は、当社より車で20分程度の立石公園という場所から富士山をとったものです。

私の妻がiphonで撮った作品です。私が撮影したものも含めて何枚か撮ったのですが、一番富士山がきれいに撮れたので、借用しました。

立石海岸の美しさもさることながら、遠くの幻影のように映りこんでいる富士山もとてもとても美しい。やはり、日本の正月は、富士山ですよね!!

 

もう一枚、ご披露したいと思います。

近くのスーパーの屋上で撮った写真です。

私には、竜神さまのように見えます。ちょうど目のところに太陽が隠れているので、目が光って見えるのです。

とてもかっこよく映ってますよね。怪獣映画のファンとしては、正月早々、大変なプレゼントです。竜神さま、ご縁を頂けてありがとうございました。

今年は、2022年。2022年と言えば、私が子供のころには、超未来の時代でしたね。車は空を飛び、宇宙船で太陽系を超え、宇宙には植民地ができていて超未来科学技術の中で何不自由なく楽しく暮らしている世界だったり、一方で、戦争の末に地球が滅亡して猿が社会を作っていたり、病原菌によって人類が滅亡してしまい、残っている人類は、そのほとんどがゾンビになってしまって夜な夜な徘徊している恐ろしく悲惨な世界になっていたりしました。

いずれにしても、子供のころに描いた2022年の地球の姿は、いまのようなものではなかったように感じます。超未来のSFの世界というわけでもないし、人類が滅亡して廃墟になって生き残っているのはゾンビだけという世界でもありません。

スマホやPCなどの日常生活を彩る技術の進化は目覚ましいものの、生活の基本は、それほど昔と違いを感じるものではなく、そう大きな変化のない日常を生きているようにも思えます。

ただし、だからと言って平凡で変わり映えのない平和な世界というわけでもないようです。変なはやり病が広がり、妙な空気が広がり、戦争の火種はあちらこちらに起こり、自然災害の警告も毎日のようにテレビで報道されています。先行きは決して安泰ではないように感じます。

しかし、だからと言って、怖気づいて引きこもるだけの生き方をする必要もないのではないでしょうか。私たちには、そうした困難を乗り越える力と可能性がある。

今年を生きるキーワードは、勇気、なんだろうと思います。

私は、決して勇敢な勇者ではないと自覚しています。子供のころから臆病で、幽霊がとても怖かったのです。私の妻だって、似た者同士で、ちょっとした事柄におびえてばかりです。

ただ、だからと言って、勇気を持てないわけではないだろうと思いってます。恐怖の奴隷となってただ従順に生きるなんてまっぴらごめんです。

蛮勇ではなくちょっとした勇気が私たちの未来を開いてきてくれたように思えます。

・失敗の恐怖で引きこもるよりも挑戦を選ぶ勇気

・俺は悪くないと攻撃するのではなく、ごめんなさいという勇気、

・脅迫や圧力に盲目に従うのではなく、自分で考える勇気、

・嫌いだと攻撃するよりも、愛していると言って和解する勇気、

そうした勇気が当社をいままでつなげてきてくれたのだと思います。

今年も、人としての美徳、勇気と愛を大切に、良い仕事に邁進していきたいと思っております。

スーパーの屋上の竜神さまのような雲からもそうした勇気のメッセージを頂いたように感じました。

良い仕事をたくさん受注して、多くの人たちに愛と勇気と信頼の回復のお手伝いをしたいと願っております。

おかげさまで昨年度は、創業以来最高の業績を達成することができました。

ことしも、すこしずつすこしずつ、私どもは、より成長していきます。

もっともっと輝いて、人と社会の平和に貢献していきます。

 

これも、ご縁あるみなさまあってのこと、心から感謝申し上げます。

今年も、ともに、良き仕事をして、日本、そして地球、時代の進化に貢献していきましょう!

ことしも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

今日で仕事納め(2021)

早いもので、もう年末ですね。
私どもも、今日で仕事納めとさせていただきます。
今年は、経営環境は、決して甘いものではありませんでしたが、一生けん命にがんばって、なんとか乗り越えることができました。結果として、さまざまな挑戦、結果を残すことができました。

・アトランティックプロジェクトのオンラインバージョンを完成させて、実施し、大成功を収めることができました。
・多くの仲間たちにご協力いただいて、いくつかの大きく複雑で難しい研修プロジェクトを成功させることができました。
・オンライン研修を発展させて、多くの場で実施する機会を頂き、多くの方々にプログラムを楽しみ、喜んでいただくことができました。
・自尊心の心理学シリーズの3冊(自尊心の重要性、自尊心が全てを変える、To be a Hero)のペーパバッグ版を出版出来ました。
・たくさんの創意工夫、ITツールの改良で、当社全体のバージョンアップができました。
・おかげさまで、創業以来の高い業績を達成することができました。

これも、かかわる多くのお客様、仲間たち、受講者の皆さん、そして家族のおかげです。本当にありがとうございました。
このような激変の時代に、こうしてゆっくりとした時間の中で、思いのほか大きな幸せを感じることができるのは、大変な幸運だと思っております。
当社は、だんだんとゆっくりともっともっと良くなっていきます。
次年度以降も、もっともっと大きな幸運がやってくるように、日々の仕事を丁寧に、多くの方々に元気と勇気と信頼の回復を提供できるような研修、場を提供していきたいと思っております。

ご縁を頂きました皆様、本年は、いろいろとお世話になり、誠にありがとうございました。
どうぞお体大切に、良いお年をお迎えください。

来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

今期の授業が終了します

早いもので、今期の授業が明日、明後日で終了します。

明日は、キャリア形成論というキャリア形成の基礎、生き方を学ぶ講座であり、今期は、オンラインのオンデマンド授業となりました。

オンデマンドでありながらも、学生たちは、しっかりと授業に参加してくれて、毎回出題されるレポートにもしっかりと対応してくれていました。

明後日は、業界研究という就活支援の授業であり、今期は、ZOOMによるオンライン・リアルタイム授業となりました。

参加型の講座であり、ゲストスピーカーをお呼びして業界のお話を聞くだけではなく、自分たちもマーケティングの視点から業界研究を行い、理解を深めたうえで、ゲストスピーカーと対話セッションの時間を担当し、質疑応答などの対話をする内容です。学生たちにとって、社会人と話をすること自体が不慣れであり、困難な課題でしたが、見事にやり遂げてくれました。さすがはやる時はやるのだなぁ!と感じ入った次第です。

どちらの授業も、素晴らしい学生たちのおかげで、良き授業となりました。改めてお礼を言いたしと思います。本当にありがとうございました。

また、いろいろとご面倒をおかけして支援をしてくれました教務課の皆さん、それから、ほんのわずかな報酬しかないにもかかわらず、とても素敵な講演をしてくださったゲストスピーカーのみなさん。本当にありがとうございました。おかげさまで、学生たちにとっても貴重な学び、糧となりました。心から感謝申し上げます。

どちらの授業も、明日と明後日で終了となります。

最後の授業も、学生たちの人生を応援できる一つの学びとなるようがんばってきたいと思います!

勇気ある医師の告発

コロナ感染症とワクチンに関する医師の告発動画をご紹介します。

こうした告発をした医師たちは、とてつもない嫌がらせ、圧力を受けると言われています。先般ご紹介した北海道の医師たちも、解雇圧力にさらされているそうです。

この動画のシモン・ゴールド先生は、実際に、長年勤めた病院を解雇されたそうです。また、シモン先生の友人の医師は、医師免許を取り上げられたとこのと。

ですから、うした発言をするということは、とてもリスクがあることで、勇気が必要なのだろうと思います。

とても大きなリスクを冒してまでこうした発言をする理由は、ひとえに医師としての使命感、信念なのだろうと思います。まさに命がけで正義を全うする光の戦士です。

一人の誠実な医師の発言をぜひ共有したいと思い、本ブログでもご紹介します。

事実を事実と認識できる自由な考え方ができる人ならば、今進められている3回目の接種が妥当かどうかが分かるはずです。

理由はわかりませんが、ワクチンを接種させたいという異常なほどの強い圧力が存在していると思います。特に、若者たちに対するプレッシャーは相当です。「自分のためでなく、他人のために接種するのが正義」という偽善を真に受けないでほしいと願っています。ワクチン接種が行き届いているイスラエルのデータでは、ワクチンを接種しても感染するし、他者に感染させる可能性は、未接種者と同じです。

この文章をここまで読んでいる人は、今の情勢が何かおかしいと気づいているはずです。自分の気づきを大切にしてください。おかしいと感じるならば、決して、圧力や脅迫に服従するべきではありません。少なくとも、自分の内面で感じた違和感を検証してみてほしい。できれば、いまこそ、勇気を振り絞って、自分が本当だと思う決定をしてほしいと心から願っています。

ちなみに、私は、今まで一度もコロナワクチン接種をしていませんし、今後も受けるつもりはありません。

万が一、そのような方針でいることによって、不具合が起こると警告されてもその方針は変えるつもりはありません。

これは、知性がないからそうしているわけではありません。さまざまな事実、データから判断していることであり、私にとっては科学的なことだと思っています

他者への思いやりがないからそうしているわけでもありません。私は、自分自身が健康であることが他者への思いやりの基盤だと思っています。ですから、食べる物や飲み物、見るもの聞くものには気を配っています。ましてや体に直接入る注射は、なおのこと注意深く判断しています。

コロナワクチンは、効果よりもリスクの方が圧倒的に大きいと私は認識しており、打ちたくもないのに健康目的ではない他の社会的都合のために打つことは、自分を愛する人への裏切り、とりわけ、自分自身への裏切りだと思っています。

目を開いて起こっている現実をしっかりと見れば、脅されて委縮した心ではなく、自立した自由な心で現実を見ればわかるはずです。

願わくば、愛する人たちには、これ以上のワクチン接種をしてほしくありません。

どうぞ、この世に生まれてきた自分の肉体という奇跡を大切にしてほしいと願っています。

ご賢察をお祈り申し上げます。

内的家族システムによるセルフリーダーシップ ⑦セルフリーダーシップを回復するために

7.セルフリーダーシップを回復するために

 前節で、自分らしく幸せに生きるためには、Selfとパーツが信頼しあい、協調しあえる調和の状態であることが必要だということが分かりましたが、では、どのようにすれば、そのような調和や統合が可能なのでしょうか。IFSでは、まずは、自分の中に、自分が見捨ててしまったパーツがあることを受け入れること、そして傷ついたインナーチャイルド、追放者と和解し、癒し、再統合を図ることが必要だと考えています。どのパーツも見捨てずに歓迎する、全てのパーツに尊厳と感謝をもって癒しを深めていく自己への共感によるヒーリングが必要だと考えているのです。
 私の中の追放者は、私が見捨ててしまった小さな私であり、私の顕在意識の手の届かないところに追いやってしまったために、もはやコントロールすることはできません。戦うことはもちろん、突き放す、無視する、脅す、褒美を与える、取引する、など、追放者が自分の一部ではなく分離した対称という認識を持ったままでは、どのようなテクニックを弄しても、問題を解決することはできません。
 本質的な問題解決に必要なことは、もともと私だった追放者を再び迎え入れること、私の中の痛みの存在を認め、ありのままを受け入れ、共感し、再び自分として統合を図ることなのだと言えましょう。そもそも、追放者は、困難な人生を生き残るための適応方法として生み出されたものであり、それが無ければ私は生きてこれなかったかもしれないのです。私に不本意な問題を引き起こす原因なので厄介者扱いされますが、実は、私が生き残るために体を張って戦ってくれた勇者であり、私を愛してくれている大切な家族なのです。追放者と向き合うために必要なことは、暴力ではなく、ひとえにおもいやり、やさしさ、共感であり、高い精神性なのだと言えましょう。

内的家族システムによるセルフリーダーシップ ⑥Selfとパーツの関係がもたらす「私」の3つの状態

6.Selfとパーツの関係がもたらす「私」の3つの状態

 Selfとパーツの関係の在り方によって、「私」は、⑴調和の状態 ⑵葛藤の状態 ⑶機能不全の状態 の3つの状態に変容していきます。それぞれの状態の特徴について以下解説していきましょう。

⑴調和の状態
 Selfの働きによってパーツが十分に癒され、ネガティブのエネルギーの束縛から解放されると同時に、Selfとパーツの信頼関係が育まれて、基本的な安心感、世界と向き合う上での確固たる基盤が出来上がります。また、世界に対する信頼感、前向きな思いを取り戻し、チャレンジ精神や粘り強さ、明るさや勇気といった本来の美徳、問題解決能力を取り戻して、たくましく力強く人生を切り開いていきます。この状態こそが、人本来の可能性が表現されている状態であり、もっともその人らしく幸せに輝いて生きている状謡といえます。

⑵葛藤の状態
 Selfは、活発なパーツの活動に打ち消されて、背景に隠れてしまい、もはや主導権を失った状態です。Selfを自覚できなくなると、私は、一部のパーツと同一化し、一部のパーツを私と認識するようになります。しかしそのパーツは、Selfとは違い、癒す力や人徳によるリーダーシップを発揮する能力はありません。時には、取引や計算高さ、あめとムチ、脅しや操作などの質の悪い管理者のするようなふるまいで他のパーツをリードすることはあるでしょうが、決してSelfの発揮する効果は期待できません。リーダーとしての限界があるのです。また、パーツは、内面に複数存在し、その目的や利害が一致しているわけではなく、かならずしも同一化したパーツに、他のパーツがすなおに従うわけではありません。ですから、一部のパーツが主導権を握った「私」の内面は、反論、抵抗、攻撃、など、パーツ同士が絶えず主導権を巡って戦いあう葛藤状態となります。
 パーツ同士の葛藤が深まり、分離が強くなればなるほど、「私」の自己イメージは悪化し、自尊心を損ない、自己嫌悪が激しくなっていきます。
 この状態になると、パーツの主導権が、頻繁に移行するようになります。要するに、ニコニコ笑っているかと思うと、いきなり怒り始め、暴言を吐くなど、他者から見ると、まるで人格が変わったような(実際に変わっているのですが…)現象が起こるのです。こうした症状は、境界型パーソナリティ障害としても知られています。この段階では、急激な人格交代は起こりますが、全ての人格の発言や行動の記憶が途絶えることはありません。自分(のパーツ)がやっていることの全ては、まだしっかりと把握できているのです。

⑶機能不全の状態
 自分で自分だと認めたくない部分、自己嫌悪の対象、追放者が多くなればなるほど、自分の領域は狭くなり、自分は不自由で制限のあるふるまいしかできなくなり、無力感は増していきます。また、追放者を扱う管理者や消防士などのプロテクターにもエネルギーを注がなければならないので、自分のエネルギーはどんどん枯渇し、常に疲労している不活性な状態になります。そして、次第に自分の内面をマネジメントすることに対して絶望し、責任を持てない混乱の状況になっていくのです。
 この状態になると、パーツ同士は、協調するというよりは、自分勝手にふるまい始め、相互の分離感は強く、壁が厚くなり、主導権を争う葛藤も激しくなります。また、「自分」は、増々無力で不活性状態になっているので、容易にパーツの影響を受けるようになり、主導権を奪われ、自分の意思というよりはパーツの意思で生きるようになってきます。
 こうした症状は、統合失調症や多重人格としても知られています。この段階になると、もはや、パーツが主導している間の記憶が飛んでしまうことが多くなります。「私」は、私の場で起こっているすべてのことを把握することが出来なくなってしまう、まさに無秩序、混乱の状態、「私」の機能不全の状態となってしまうのです。

北海道の勇気ある医師たちの提言

コロナワクチンに関する北海道の医師たちの提言です。

新型コロナウイルス対策の抜本的変更とコロナワクチン接種の即時中止を求めます!

こうしたデータを読むと、テレビなどで広く一般的に報道されていることをうのみにする危険性がよくわかります。

医学界でもワクチン擁護、反ワクチンに対する嫌悪が相当強く進んでいると聞いています。

そのような中で、実名を挙げての告発、提言は、相当な勇気が必要だったのだと思います。

告発した諸先生方は、何のメリットもないはずです。医学界からは異端のレッテルを張られ、社会全般からは反逆者、自分勝手のそしりを受け、悪くすると、業務上のもろもろの嫌がらせが起こり、収入も減るかもしれません。

そのような中で、こうした主張をされるのは、相当な覚悟と勇気が必要だったと思います。

勇気ある医師たちの活躍に、エールをお送りしたいと思います!

内的家族システムによるセルフリーダーシップ ⑤本当の私=Selfによる癒しと統合

5.本当の私=Selfによる癒しと統合

 IFSでは、人にはパーツを超えた意識、人の「本来の自己」であり、力強く輝く気高い意識があると考えており、その意識をSelfと呼んでいます。
 Selfは、普段は、パーツの活発な活動の背景に隠れており、容易には知覚できませんが、パーツとの同一化を止めて距離を置き、パーツへの負荷を低下させていくと姿を現してくると考えられています。
 Selfは、思いやりややさしさ、穏やかさや平和、明晰さや創造性、勇気や自尊心などの気高い価値に満ちており、癒しや統合、問題解決の驚くべき力を持っており、一旦Selfが目覚めたならば、多くのパーツが癒され、一致団結して、一つの調和した健康で元気な自分として活躍できるようになると考えられているのです。
 ですので、自分が自分らしく力強く幸せに生きようとこころざした場合には、このSelfを呼び起こし、本当の自分自身であるSelfによるリーダーシップを発揮して生きることが必要なのだと言えましょう。

内的家族システムによるセルフリーダーシップ ④誰もが持っている傷ついたインナーチャイルド

4.誰もが持っている傷ついたインナーチャイルド

 IFSの言う追放者、自分の中に存在する傷ついた孤独な子供は、何も、病気で苦しむ人たちだけではなく、誰にでも存在するパーツであると考えられています。人の人生には、一つや二つの言葉にならない苦悩、人に言えない恥、思い出したくない恐怖や悲しみはあるものです。また、思い出すことができる痛みならまだしも、その記憶すらないトラウマも人には存在すると考えられています。
 心理学で「幼児期健忘」という言葉があります。これは、3歳くらいまでの記憶がない人が多く、幼児期には記憶が残りにくい現象を言います。この幼児期健忘がなぜ起こるのかの原因は、明確にはなっていませんが、有力な説の一つが言語脳の機能説となります。
 人は、幼児期は、まだ言葉を扱うことができません。ですので、左脳がまだ未発達なのです。その時期に自分をコントロールし自分を生きている主体は右脳である可能性が高いと考えられます。右脳は、イメージ記憶をもつ部位であり、幼児期の赤ちゃんは、右脳で周囲の様子、体験をイメージや感情で記憶していると考えられています。しかし、その後発達し自我意識を担うことになる左脳は、幼少期の右脳の記憶は感知しません。普段私たちが私であると感じている統一感は、前章でも述べた通り、左脳の言語機能、インタープリターから出来ていますので、解釈者としての私が感知できない記憶は、私にとっては「存在しない」と感じるのです。
 こうして、右脳ではしっかりと印象記憶が為されているにもかかわらず、左脳でキャッチできないがゆえに記憶がないと感じる「幼児期健忘」という症状が起こるのではないかと考えられているのです。
 幼児期の環境が、愛と思いやりとやさしさに満たされて、幸福に過ごすことができた人は幸運です。幼児期の右脳の記憶には、両親に対する信頼と愛情、周囲に対する信頼と安心感の思い出がたくさん残されており、意識できようができまいが、その人のその後の人生に、基本的安心感、勇気と粘り強さと前向きさ、明るさをもたらし、たくましく生きる生き方を後押ししてくれるからです。
 しかし、幼少期の体験が完璧なものだったという人は、どのくらい存在するのでしょうか?一切の痛みや苦しみ、トラウマ的な体験が無かったと言える人がどの程度存在するのでしょう?痛みや恐怖は、両親の養育態度だけからもたらされるものではありません。たとえそれが完璧なものだったとしても、医者に行って身体を拘束されて痛い注射を打たれた時の恐怖、不注意によって転倒し怪我をした痛みとショック、心無い大人から向けられた悪意ある視線、人生には、多くの困難や痛みはつきものです。また、両親も完璧な存在ではなく、いつも愛情深く思いやりに富んでいる存在で居続けることはできません。時には、赤ちゃんにとっては、不本意で苦痛、悲しみ、恐怖を感じる対処もあったことでしょう。ですので、幼少期の体験が、人生を豊かにしてくれるようなポジティブなものばかりとは限らないのです。「私の子供時代は幸せで何一つ問題なかった」という人は、自分が自分の一部(追放者)に最悪の痛みを押し付けているという可能性を忘れてはいけません。そう考えられるのも、私の中の小さな犠牲者(追放者)のおかげなのかもしれません。
 幼少期のトラウマは、左脳の自己意識では感知できませんが、それは、右脳にしっかりとそのままの形で記憶されており、トラウマがフラッシュバックの苦しみをもたらすように、本人が大人になっても、時と条件が整えば、その記憶はフラッシュバックし、その時に感じた痛み、悲しみ、恐怖と同じ感情が沸き起こってきます。大人の私は、沸き起こってくる激情の理由は分かりませんが、その感情や苦しみはリアルであり、理由の分からない理不尽なさまざまな心身トラブル、問題にさいなまれることにつながる可能性があります。人が感じる生きづらさや人と話すときの過度の緊張、さまざまな困難は、そうした幼少期の痛みに由来するのかもしれません。
 幼少期のトラウマに代表されるように、人には多くの気づいていない痛み、苦しみ、トラウマを抱えている可能性があります。そう、IFSで言う追放者、傷ついたインナーチャイルドは、特別なことではなく、私たち一人一人の中で、その存在に気づき、関心を持たれ、癒してもらえることをいつまでもいつまでも待っているのかもしれません。

 

内的家族システムによるセルフリーダーシップ ③追放者の悪影響から全体を守る防衛者というパーツ

3.追放者の悪影響から全体を守る防衛者というパーツ

 追放者のエネルギーは、残りのパーツにとっての脅威となるので、追放者の悪影響から全体を守るために、残りのパーツは団結して対処する必要が出てきます。そうした追放者から全体を守る役割を担ったパーツを防衛者(protector)と呼んでいます。また、防衛者は、その働きから、2種類に分けることができます。一つは「管理者(manager)」と呼ばれるパーツ、もうひとつは「消防士(firefighter)です。それぞれの特徴と機能を以下解説していきましょう。

⑴管理者(manager)
 管理者は、追放者が目覚め、騒ぎ出さないように戦略的に自分の環境や人生を管理しようとします。主な働きは、消極的なものと積極的なものの2種類あります。
 積極的な管理者は、追放者を抑圧封印できるように、追放者を無視し、関心を他に向けようとする働きをします。例えば、「仕事にエネルギーのすべてを注ぎ、経済的な成功を目指す」、「論理性を武器に理路整然と相手を批判し、自分の正しさを主張する」、「何事も完璧を目指し、確実に賞賛を受ける結果を出す」、「戦いに圧勝できる非の打ちどころのない強さを持とうとする」などのふるまい、生き方を促します。それが成功する場合は、勝利、安定、成長につながりますが、機能不全になると、ハラスメント、パニック、強迫、攻撃的などの問題につながることもあります。
 もうひとつの消極的な管理者は、追放者を刺激しないように、刺激しそうな事柄や場を避けたり、追放者の信念や感情(ダメ人間、無力、絶望、自罰、恥)に従おうとする働きをします。例えば「人と会わない、話さない」、「できるだけ出かけない」、「自分を犠牲にして人の世話を焼く」、「身を低くして葛藤を避ける」、「注目を集めないよう目立たないようにする」、「受け身でしてくれるのを待つ」などのふるまい、生き方を促します。それがうまく機能する場合は、危険回避、慎重さにつながりますが、機能不全になると、うつ、無力感、引きこもり等の問題を引き起こす可能性があり、注意が必要です。

⑵消防士(firefighter)
 管理者が追放者を目覚めさせないようなさまざまな活動をしているにもかかわらず、努力が及ばなかった時に登場するのが消防士です。消防士は、追放者が目覚め、感情が炎上してしまった緊急時に、その感情の炎を消すためのあらゆる努力を行います。傷つき暴れる感情の炎を消すためには、その感情を麻痺させること、その感情を開放すること等の対処法があります。消防士は激情を麻痺させるためにあらゆる方法を模索します。例えば、アルコール、薬物、食べ物、ギャンブル、セックス、ショッピング、などです。それらは、ある程度の気晴らし、楽しみとしてたしなむのでしたら問題は起こりませんが、時に消防士の行動は衝動的で、依存症につながってしまう可能性があるので注意が必要です。
 また、消防士は、追放者の激情を小出しに解放することで消火しようとしますが、その場合は、怒りの表出、自傷行為、他者への暴力など、衝動的な行動につながります。
 いずれにしても、消防士が出動した場合の本人の行動は、衝動的で問題行動につながることが多く、本人も自分のふるまいに戸惑い、困惑、後悔、自責の念を感じることが多いと言えます。顕在意識では、原因の根本が自分の傷ついたインナーチャイルド、追放者であることもわからないし、傷の記憶もありません。また、その傷の痛みを避けるための衝動ゆえの行動であることもわからないので、自分でそれが問題であることを知っていながら、それを止めることができない可能性が高く、強い無力感、自分を持て余すような絶望感を感じてしまうことが多いと言えましょう。