私は、神奈川県の大学のキャリア関係の授業を担当していますが、その中の一つの授業が、今日最終講を迎えます。就活関連の授業と言うよりは、キャリア形成の基盤となる考え方や理論、スキルを学ぶ講座で、いわゆる生き方講座と言われるタイプの講座となります。
実は、本講座は、2006年から担当していますので、今年でちょうど20年目になります。本当に月日は早いものです。担当し始めたころが昨日のようです。
この20年は、いろんなことがありましたね、ピンチもあれば順風の時もあり、いろんな体験を通して、大それた規模拡大はできませんでしたが、着実に成長することができたと思います。20年前の自分と今の自分を比べると、確実に今の方が好きですから!
荒波に沈没せずに(その危険はたくさんありましたし、今後もあるでしょうが)、何とか経営を続けることができたのは、ひとえに素晴らしいお客様、協力いただいている関係者の皆様、そして何よりも、支えてくれている家族があってこそだと思います。
仕事柄コミュニケーションの重要性を謳わせていただいておりますが、その通り、関係性に豊かな愛があるからこその持続的成長なんだろうと思います。あらためて、皆さんに、豊かな愛を頂けていることに感謝申し上げたいと思います、ありがとうございました!これからもよろしくお願い申し上げます!
さて、大学の授業では、生き方講座の最終講として、“主体性”について探求していきたいと思っています。よく耳にする言葉ですが、よくよく考えると体現することは難しい生き方なんだろうと思います。
個人的には、主体性は、①自分で考える力 ②勇気 ③自尊心 によって成り立つものと考えております。技術の進歩が激しく、反面、社会環境の不安定化とともに、不安や懸念の強い、ややもすると人間性を失ってしまっているこの現代社会の中で、最も大切なことは、冷たく無慈悲な風潮に流されることなく、自分の良心に従って生きること、すなわち主体性なんだろうと思います。
最終講である今日、学生と共に、個の主体性について探求していきたいと思います。学生たちに、強く生きること、やさしく生きることの重要性、メッセージを伝えたいと思います!



