月別アーカイブ: 2010年9月

新しいモチベーションの理論

 ダニエル・ピンクによると、モチベーションの考え方は、以下の3つに分類できる。

【モチベーション1.0】  あめとムチによる動機づけ。企業経営の本質的な部分だとみなされてきたが、さまざまな実験で意図通りには機能しないことが分かった。

【モチベーション2.0】  交換条件付き報酬(成果型賃金制度の様な)。ほとんどの状況で効果がないばかりか、レベルの高い創造的で思索に富んだ才能をつぶしてしまう。

【モチベーション3.0】  自律性(自らの人生を管理したい)、熟達(自分の能力を広げて伸ばしたい)、目的(大義を持って人生を送りたい)、という人間に深く根差した欲求による動機づけこそが真の成長や高い成果につながる。

 

 ピンクは、著書「モチベーション3.0」の中であめとムチや報償によるコントロールが機能しないだけではなく弊害をもたらすことを多くの実験データを使って証明している。以降その実験を紹介していきたい。 

 

大手外食会社残業代不払いを認める

   すき家のゼンショー、残業代不払い認める 団交は応じず

           2010年9月8日20時17分asahi.com
    
. 牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショー(東京)のアルバイト店員が残業代の支払いを求めていた裁判が、原告の主張を会社側が全面的に認め決着した。だが、会社は店員と「雇用契約がない」との主張を変えておらず、店員が加入する労働組合との団体交渉には応じていない。

 訴えていたのは、仙台市の店舗で働く福岡淳子さん(43)ら3人。残業代の割り増し分約100万円の支払いを求めて2008年に東京地裁に提訴していた。争う姿勢だった会社側は8月下旬、原告の主張を全面的に認めた。

 福岡さんは00年にアルバイトとして入社し、調理、接客、事務などを担当していた。深夜や休日も働いていたにもかかわらず、支払われていないとして、05年10月から06年10月までの割り増し分などを請求した。

 8日に会見した福岡さんは「裁判の結果は大変うれしい。だが、会社は団交のテーブルにつかない。従業員が安心して働ける環境にはほど遠い」と話した。

 福岡さんは07年に首都圏青年ユニオンに加入。会社側が残業代の支払いについて団体交渉に応じないため、東京都労働委員会に申し立てた。会社は「(3人とは)労働契約ではなく、請負契約に類似した業務委託」などと主張して応じなかったため、民事裁判を起こした。

 東京都労委は09年、同社に団体交渉に応じるよう命令。会社側は不服申し立てをしたが、中央労働委員会は今年7月棄却した。ところが、会社側は「使用従属関係を有さず、(中略)労働条件等処遇について決定しうる権限を有しない」と従来の姿勢のままだという。

 ユニオンの河添誠書記長は「アルバイトだからといって労働者の権利が損なわれてはならない。今回の勝利はアルバイトとして働くすべての人を励ますものだ」と評価。一方で「労働委員会の命令を無視して団体交渉に応じないのは法律違反だ。大企業として許されない」と批判する。

 ゼンショーの広報担当者は「コメントは差し控えたい」としている。

 

 

 残業代不払いの問題が解決できてよかったですね。実はこの問題は、余話もありまして、訴えを起こしたアルバイト社員に対して、会社側が、逆告訴していたんですね。

 時間給であるアルバイトなのですから、残業代は支払うのが当たり前で、まともに訴えても払ってくれなかったから告訴したのですから、会社側としては、反省して直ちに支払うことが筋なのですが、残業代を支払わずに、逆告訴したのです。どんな理由で逆告訴したかというと、お客さんに出せない不具合のある米を捨てずにおにぎりにして食べたからという理由で窃盗だと告訴をしたわけです。こういうことを言いがかり、脅しというのですね。やることがブラックです。幸いなことに、会社側からのこの逆告訴は、嫌疑不十分で不起訴処分となりました。

 一連の事件を見ていると、こういう事件は、企業イメージを著しく損ねますよね。少なくとも私自身は、当社の商品は今後一切利用するつもりはありません。私のように思っている人は少なからずいるのではないでしょうか。

 パトリシアアバディーン著のメガトレンド2010によると、今、経済はひそかにただならぬ革命が起こっているとのこと。その革命とは、強欲の資本主義から意識の高い資本主義に変容する革命であるとのことです。強欲の資本主義の乱暴で傲慢で犯罪的な振る舞いをする企業は、消費者から嫌われて商品が敬遠されて次第に売り上げが落ちてゆき、株価も下がってしまうとのこと。逆に社会貢献やエコに取り組む企業が売り上げが伸び、大きく成長しているとのことです。

 この現象は、企業もしっかりと認識しておくべきでしょう。恐怖と不安で人を支配する強欲で乱暴な企業は、成長した力で滅びるのですよ。こうした事件が明るみに出て報道されていくことは素晴らしいことだと思いますね。どんどん闇に光が照らされて、この世界からうそや偽り、暴力やけがれが一掃されていきますように。

幸福は金では買えない

        カネで買えぬ?幸福感、年収7・5万ドルで頭打ち
              Yomiuri online 2010年9月7日(火)13:16

 【ワシントン=山田哲朗】収入が上がるにつれ生活の満足度は上がるものの、必ずしも幸福感が増すとは限らないとする調査結果をダニエル・カーネマン米プリンストン大教授らがまとめ、米科学アカデミー紀要で7日発表する。

 「幸福は金で買えない」という通説を裏づける報告と言えそうだ。カーネマン教授は、米国人45万人以上を対象に調査会社が実施した電話調査のデータを基に、年収と幸福の関係を統計的に分析した。暮らしに対する満足度を10段階で自己評価してもらう「生活評価」の数値は、年収が増えるにつれ一貫して上昇した。

 しかし、「昨日笑ったか」などの質問で測る「感情的幸福」の度合いは、年収7万5000ドル(約630万円)前後で頭打ちになっていた。

 教授は「高収入で満足は得られるが、幸せになれるとは限らない」と結論している。

 

 幸福感と年収の関係の調査、面白いですね!本調査によると、幸福感は、年収約630万円で頭打ちとのこと。それ以上は、所得が増えても幸せ感が増すとは限らないのでしょう。

 お金持ちが幸せを実感しているとは限らない。よく言われる言葉ですが、本当に実証されると、なるほどなと思いますね。

 私は、年収は、世間的には多いほうではありませんが、本当に幸せですね。愛する家族や友人たちに恵まれて、大好きな仕事を思いっきり一生懸命にできて、本当の意味で人に貢献することができて、ときどき感謝してくださって、・・・。こんな幸せを体験できるのも周囲の愛と思いやりがあってこそ。そのすべてに感謝、合掌です!

検察捜査は「魔術のような怖さ」

     検察捜査は「魔術のような怖さ」村木・厚労省元局長語る

                   Asahi.Com(2010年9月5日3時1分) 
    
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 郵便割引制度をめぐる偽の証明書発行事件で起訴され、無罪を主張している厚生労働省元局長の村木厚子被告(54)が10日の大阪地裁での判決公判を前に、朝日新聞の単独取材に応じた。164日間の逮捕・勾留(こうりゅう)中に検事とのやり取りを記したノートなどを手にしながら、「(公判では)やれることをすべてやった。真実は強いと思っています」と今の心境を語った。

 元局長は昨年6月、自称障害者団体が同制度を利用するための偽の証明書を発行するよう部下に指示したとして、虚偽有印公文書作成・同行使容疑で大阪地検特捜部に逮捕された。元局長と弘中惇一郎・主任弁護人から判決前の記事化について承諾を得た上で、2日に埼玉県内の元局長の自宅で取材。元局長は容疑者自身が取り調べ状況などを記す「被疑者ノート」などの記録をもとに振り返った。

 ■大阪地検特捜部の捜査について

 取調室は私、検事、事務官の3人。そこで、検事は特捜部が作った私が知らない事件の「ストーリー」を繰り返しました。途中で「そうかもしれない」と思い、自信を持って否定できなくなる。「魔術」にかけられそうな怖さがありました。

 取り調べが始まって10日目、検事があらかじめ作った供述調書を持ってきました。それには、これまで言ったことがない元上司や部下の悪口が書かれていました。「こんなものにサインできない」と断ると、検事は「私の作文でした」と認めました。

 逮捕から6日後の昨年6月20日の取り調べでは、検事に「容疑を認める気持ちはないか」と説得され、さらに「執行猶予付き(の有罪判決)なら大したことはない」と言われた時は、怒りで涙が出ました。「一般市民には犯罪者にされるかされないか、公務員としてやってきた30年間を失うかどうかの問題だ」と訴えたことも覚えています。

 私の指示で偽の証明書を発行した、と捜査段階で説明した当時の係長(上村勉被告、同罪で公判中)らを恨む気持ちはない。逆にそういう調書を作った検事が怖い。公判では、凛の会側から証明書発行の口添えを依頼されたという国会議員が、その日に別の場所にいたことも明らかになりました。私たちは検察を頼りにしているし、必要な組織。捜査のプロとしてきちんとやってほしかった。

・・・(中略)・・・

 〈郵便不正事件〉 障害者団体向けの郵便割引制度を悪用し、実態のない団体名義で企業広告が格安で大量発送された事件。大阪地検特捜部は昨年2月以降、郵便法違反容疑などで強制捜査に着手。自称障害者団体「凛の会」が同制度の適用を受けるための偽の証明書発行に関与したとして、村木厚子元局長や同会の元会長ら4人を虚偽有印公文書作成・同行使罪で昨年7月に起訴した。

 捜査段階で元局長の指示を認めたとされる元部下らは公判で次々と証言を覆し、地裁は供述調書の大半を証拠採用しないと決定。立証の柱を失った検察側は6月、推論を重ねることで元局長から元部下への指示を説明し、懲役1年6カ月を求刑した。

 

 こういうことを、まさに、でっち上げというのではないでしょうか。何の罪もない村木厚子さんを、検察が用意したでっち上げの脚本どおりに極悪人に仕立てあげてしまう。なんとも恐ろしい陰謀。まさにご本人がおっしゃっていますが、悪徳の卑劣な黒魔術そのものだと思います。

 検察が何を目的としてこんなでっちあげをしたかったのかはよく分かりませんが、インターネットの情報をいろいろと集めると、なぜ何のためにこんなことをして、結果的にどんな状況にしたかったのかが、何となくわかります。素晴らしい時代です。あらゆる隠し事ができなくなり、あらゆるたくらみが明るみに出てしまう。まさに、光に勝てる闇などないということなのだろうと思います。

 しかし、こうして罪もない人を陥れたりすることを罪に問えないものなのでしょうか。ありもしないでっち上げの犯罪脚本を作って、自分たちの明るみに出せないやましい目的のために、罪もない人たちを無理やり脅し追い込んで強引に自白をさせて結果的に犯罪を創造してしまう。これは、犯罪ですよ。こうした極悪非道なことをする人は、人の人生をもてあそんでいったい何をしたいのでしょうか?何をしたいにしてもその浅ましさにあきれてしまいますよ。

 今回のこの事件は、村木さんの部下たちが、勇気を持って真実を語ったので、非道な脚本通りにはならずにすんだわけであり、また、朝日新聞が、正面からこうした問題を報道したから、私自身も関心を持てたのであって、勇気の連鎖がなかったらと思うと、空恐ろしいものがあります。

 こうした検察のでっち上げの事件は、三井環さん(検察の裏金を告白しようとして明らかに不自然な逮捕をされた)の事例を見ても、現実にはかなり多く発生しているのではないかと思ってしまいますね。

 ちょうど、今日、鈴木宗男さんの罪が確定してしまいましたが、彼自身は、これは国策捜査であり、自分は無実だと主張しているわけであって、もしかしたら本当に無実なのかもしれません。村木さんの様な問題が背景にあるのかもしれません。今までは、検察やマスコミが悪人というならば悪人なんだろうと思いこんでいましたが、一市民として、もはやそんな信頼を検察に寄せることはできませんね。鈴木さんだけではなく、古くは田中角栄の事件、最近は小沢さんをめぐる様々な事件も印象に残りますね。小沢さんは無実だと主張しているにもかかわらず何度もしつこく検察が捜査をして、結果的に検挙できなかったにもかかわらず、国民の多くは小沢さんはダークで疑わしいというイメージが定着してしまっていますよね。

 闇を見つめると、頭がくらくらするほどその闇の深さに圧倒されそうになりますが、真実に勝るうそはないし、光に勝る影もありません。願わくば、真実が明らかになり、正義がなされる世の中が早く実現することを祈ります。

就活を勝ち抜くための秘訣

     内定率まだ7割弱…大卒の就職戦線”超氷河期” 
        MSN産経ニュースWEB(2010.9.4 01:51)より引用

  長引く不況で、大学生の就職戦線は”超氷河期”状態のまま9月の「秋採用」シーズンを迎えた。来春卒業する大卒者の内定率は7月現在7割以下で、10年前の就職氷河期並みに落ち込んだ平成22年度をさらに下回る見通しだ。秋採用とはいえども、大手企業の採用はすでに終了。前年からの就職浪人組も多く、残り少ない求人枠を奪い合う熾烈(しれつ)な戦いとなるのは必至だ。(蕎麦谷里志)

・・・・・・

厚生労働省によると、大卒者の就職内定率は”就職氷河期”といわれた12年度の91・1%を底に、一時は96・9%(20年度)まで回復した。しかし、以降は下落が続き、22年度は氷河期並みの91・8%にまで落ち込んだ。加えて23年度はさらに悪化することを多くの専門家が予測している。

 就職サイト「ディスコ」が行った調査でも、7月時点の内定率は68・7%と前年同期を0・9ポイント下回った。同社は「今年の学生は昨年の厳しい状況を目の当たりにしており、現実路線で大手志向は弱い。にもかかわらず内定率が下がっているのは、それだけ厳しいということだ」という。

 ツイッターで就職情報を交換するサイト「就活なう」を運営する山川雄志氏も「内定をもらえる人は5、6社からもらっているが、もらえない人は全然もらえない。二極化がいっそう進んでいる」と分析する。

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 ニュースの通り、就活戦線は、相当厳しい状況にあります。ここまで過酷になることは、めったにないのではないでしょうか。運命とはいえ、自分ではどうしようもない景気に翻弄される学生たちが、本当にかわいそうで胸が痛みます。

 ただ、こんな環境下でも、内定をいくつも取る学生がいるわけなのです。その秘訣を身につければ、苦戦している学生も、必ず有利に戦うことができる。私自身は、このキャリア教育に携わるようになって5年目となります。始めたころには、内定を取れる学生というのは、成績優秀でサークルなど実績があり、能力が高く、容姿端麗で、派手な学生が内定を取るだろうと思いこんでいましたが、実際にこの仕事に長年携わって分かったことは、実はそうした優等生的な要素は、内定にはほとんど関係がないということ。どんなに優等生な条件を兼ね備えている学生でも、内定をとれない人はとれません。逆に、全然優等生の素養のない学生でもどんどん内定を取る学生もいるのです。

 私なりに、体験を通して、内定を獲得するための要件、就活を勝ち抜くための秘訣を3つにまとめています。その3つを簡単に言うと、以下の通りです。

①自信と誇りを持つこと

②志を持ち、哲学や夢が自己PRや志望動機などすべてを貫くこと

③徹底的に準備をすること

 現在、これらのテーマを、就活に直面している学生たちにプログラムとして展開しています。受けてくれた学生は、もちろん、その後の戦いは優位になり、成功報告を送ってくれて、講師冥利に尽きる喜びを感じております。

 こうした戦い方、戦略的な就活方法をぜひいろんな学生たちに教えたいですね。就活は戦いであって、武器と防具を身につけていない無防備な学生は、どんなにいい人でも勝てるわけがありません。

 やはり、戦場では戦い方を心得た人が勝つのですから。一方で、多くの学生たちは、就活の場を戦いの場とは思わずに、のんきに丸腰でお人よしの状態で向かうものが多いように感じております。

 多くの若者たちが自分らしい、本当に幸せな人生に向かって、最善のファーストキャリアを踏み出してもらえるために、これからも頑張って仕事をしたいと思います。頑張れ学生たち!

 

 

 

就活対策講座を担当しました

 昨日、東京都のS短期大学において、就活対策講座を担当しました。概要は以下の通りです。

 

【後学期就活リベンジマッチ 講座概要】

<カリキュラムの目的>

テーマ「就活を継続中の2年生を対象として、就活のスキルをバージョンアップして、就職活動後半戦に立ち向かう体制を作る。」
 
1.就活を勝ち抜くための心構えを学ぶ。

2.「自己PR」の見直しと再構築

3.「志望動機」の見直しと再構築

4.面接を勝ち抜くための実践スキルを体得する。

 

<カリキュラムの内容>

セッション1 就職活動を勝ち抜くための心構え

1. 就職活動の目的は、自分が幸せになる事であり、内定を取る事ではない。
2. 就職活動において貫かなければならない基軸は、自分の幸せ(夢と哲学)、そして自信と誇りである。
3. 就職活動とは戦いである。
4. 戦いに勝ち抜くために必要な事は、戦略と武器と防具である。
5. 戦略を練り、最強の武器と防具を作って後半戦に立ち向かおう。

 

セッション2 自己PRの見直しと再構築

1. 就活は、戦いの場。自己PRは、戦いを勝ち抜くための、最強の防具でなくてはならない。
2. 自己PRは、体系的・戦略的に作らなければ、威力を発揮しない。
3. 自己PRをつくるときには、弁護士・宣伝局長の立場で書くべし。検事・裁判官の視点はNG。
4. 最強の自己PRの作り方

 

セッション3 志望動機の見直しと再構築

1. 就活は、戦いの場。志望動機は、戦いを勝ち抜くための、最強の武器でなくてはならない。
2. 志望動機は、体系的・戦略的に作らなければ、威力を発揮しない。
3. 最強の志望動機の作り方

 

セッション4 面接スキルを高める

1. 勝利の方程式を作り、徹底的に練習し、戦場に臨むべし。
2. 実践面接マニュアル
3. 面接突破のための秘訣

 

<時間>1日間 10:00~17:00

<人数>約30名

 

 おおよそ30名の学生たちと、終日、就活をテーマに、熱く学ぶことができました。学生たちは、就活戦線の真っただ中にあり、しかも、前半戦は不調に終わり、後半戦に向けて待ったなしの厳しい状況の中での勉強であることもあり、本当に真剣なまなざしで、講座に向き合ってくれました。弊社独特のグループワークなどの動きのあるワークがまったくないシンプルに勉強だけの講座でしたが、彼女らの集中力と真剣さで、教室は、強いエネルギーに満ち溢れていました。私自身も、素晴らしいメンバーと終日かかわることができて、とても楽しく、さわやかな気持ちになりました。こんなにも素晴らしい学生たちを、企業は、採用しないほうがどうかしている。しっかりと素晴らしさを見て、内定をあげてほしいですね。

 講座の終わりに書いてくれたアンケートの一部をご紹介します。素晴らしいメンバーのみなさん、素敵なアンケートを本当にありがとう。皆さんは、若く、エネルギッシュで、明るく元気で、困難な状況にあっても逃げることなく立ち向かって壁を乗り越える素晴らしい力のある人です。自分の潜在性と可能性を信じて、就活戦線を勝ち抜き、ぜひとも幸せに人生を力強く生きてください。心から応援しています!

 

【就活対策講座 就活リベンジマッチ アンケート】

・ふだん聞くことのできない貴重なお話をたくさん聞けました。落ち込んでいましたが、いろいろなお話を聞いていやされました。

・今までダメだったのは準備が足りなかったことに気づかせていただきました。私を否定された訳ではないこと印象に残りました。

・今日の講座で自分に自信がつきました。ありがとうございました。

・自分に自信が持てたし、長所がいっぱいあることに気づいた。

・今日学んだ事を活用して、これからの就職活動をさらに努力して、内定を勝ち取りたいと思います。このような講座を開いていただき、ありがとうございました。

・今までの就活講座と比べて、とても具体的でリアリティがあり、参考になるものだった。

・これからの面接に本当に役立つ講座でした。今日、この講座に参加してよかったです。面接に対する意識がだいぶ変わりました。

・今日講座に参加してよかった。今まで自分の何が良くなかったのかが少しわかったような気がした。自己PRや志望動機を見てくれたから自分の自信にもつながると思う。

・自分を責めてはいけないということを学んだ。

・就活に対するまた頑張ろうという気持ちが高まった。今までとは違う新鮮な気持ちになれた。

・今までとは違う志望動機や自己PRの書き方を知れた。

・志望動機の書き方があることにビックリした。

・私の何が問題で、何がポイントで、何をすべきかがはっきりした。

・今まで就活うつで、暗くて仕方なかったが、前向きに取り組むこと、超強気で行くことの大切さを知れて、自分に少し自信がついた。

・受かるためのパワーをためるようなプログラムでした。

就活対策講座を担当します

 来週の月曜日は、東京のS短期大学にて、2年生向けの就活対策講座を担当します。講座の概要は以下の通りです。

 

【後学期就活リベンジマッチ概要】

<カリキュラムの目的>
テーマ「就活を継続中の2年生を対象として、就活のスキルをバージョンアップして、就職活動後半戦に立ち向かう体制を作る。」

<ねらい> 
1.就活を勝ち抜くための心構えを学ぶ。

2.「自己PR」の見直しと再構築

3.「志望動機」の見直しと再構築

4.面接を勝ち抜くための実践スキルを体得する。

 

<日程>1日(10:00~5:00)

 

 就活も後半となっています。まだ内定を得ていない学生にとって、この厳しい就活戦線を勝ち抜いていくことは容易なことではありません。

 今回のプログラムは、私が、キャリア教育の実践を通して得てきた様々なノウハウのすべてを提供するつもりです。

 私は、就活を勝ち抜くためのポイントとして、①自信と誇りを持つこと ②自分の幸せ(志)をあきらめないこと ③「志(哲学)-夢-自己PR-志望動機」とすべてに自分の哲学を貫き、筋を通すこと ④徹底的に準備を整え、武器と防具を身につけること 以上の4つに尽きると考えております。今回のプログラムでは、これらのポイントに従って、確実にバージョンアップを図り、就活スキルを高めて、戦いに立ち向かっていくための後押しをしたいと思っております。

 厳しい戦いに直面している学生たちの少しでも役に立てるように、しっかりと頑張りたいと思います。

道元禅師

立松和平さんの「道元禅師」を読みました。全3巻にわたる大作です。私自身が、現在、禅師由来の大学で講座を担当しているので、とても興味深く読ませていただきました。

「人は生まれながらにして仏であり悟っているとしたら、なぜ修業をしなければならないのか?」の問いについての答えを求めて漂流した若者時代。

ついにその答えを得て、中国より正法を持ち帰り、日本で教えを広めた壮年時代。

権力や富の一切を受け取らず、誰にこびることなく、おもねることなく、ただひたすらに真実を貫いた晩年時代。

そんな、素敵な男の生き方を学ばせていただきました。

個人的には、作法やさまざまな戒が細かすぎるのと厳しすぎるので、とてもとても修業に入るのは耐えられそうもありませんが、大切なものを貫く生き方や志を生きる覚悟、禅の重要性を学ばせていただき、私もできる限り実践してみたいものだと感じ入った次第です。

実は、道元禅師の「正法眼蔵」の全巻を以前に購入しているのですが、第一巻のほんの走りを読んだだけで、あまりの難解さに挫折してそのままになってしまっています。これを機に、再挑戦したいと思います。