原子力委員会に反原発の意見を送りました

 原子力委員会が、原発に関する意見の公募をしていますので、私も、反原発の意見を送りました。

 原発は、そこから上がる利益が相当美味しいらしく、電力会社、政治家、マスコミ、メーカー、関連会社、関連団体など、相当広い裾野にわたって原発を作ることによって利益を得る利益団体が広がっています。だから、これほどまでにひどい福島原発の様な事故が起こっても、マスコミがこぞって原発反対ののろしを上げていませんね。もしかしたら、それらの利害団体の圧力によって、これから上手に世論が誘導されて、原発は今後もやはり必要なんだという強引で狂気な主張が通ってしまうかもしれません。

 だから、原発に反対する人は、しっかりと声を上げていかないといけないのだと思います。何も知らないでいるときには仕方がありませんが、孫子の代まで禍根を残す大変危険な存在が原発なんだということを一旦を知ったからには、それを見過ごしたり許してしまうのはいけないことなんだと思います。そんな思いがあり、小さいことですが、原子力委員会の意見公募に意見を送りました。800字以内だのこまごましたルールだのいろいろとややこしいこともありましたが、とりあえず、まとめて送りました。参考までに、以下に送った内容を公開したいと思います。

 

【原子力委員会への意見書】

<公募URL>

http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/tyoki_oubo.htm

<意見の概要>

 原発はいらない事。新しい原発はもう作らない事。企画中または建設中の原発は、全て中断する事。既存の稼働中の原発も全て停止させて廃炉にすることを求めます。

<意見及びその理由>

 原子力発電所は、①核廃棄物の最終処理の方法が確立していない ②メンテナンスのために人命を犠牲にせざるを得ない ③今後も事故が起こる可能性がある 等の理由で、不完全で不自然で猛烈に危険なエネルギーだと私は思います。

 福島原発事故を厳粛に受け止めて、今までの原子力擁護推進という狂気なあり方を反省し、見直さなければなりません。一市民として、あらゆる原発に反対を唱えます。

 現代社会を支える電力を賄うためには原発が必要だという意見は、詭弁ですよ。原子力以外の発電所で、十分に賄うことができる。例え電力が不足しても、今回のように、国民は節電に応えることができる。さらに、原発にかけるお金を回せば、いくらでも新しいエネルギー源を発明することができる。

 一国民として、そんなに危険な発電に頼るよりも、つつましく許されるだけの電力で暮らすほうが、よっぽど安心で幸せを感じます。少なくとも、私は、原子力の危険性を受け入れてまで贅沢な生活を保障してくれなどと望んでいません。むしろ、原子力の危険性は、万難を排して無くしてくれと訴えたい。私は、原発がなければ、まともな日常生活を営めないなどという脅しに絶対に屈しません。

 多分国民の大半が、原発の危険性の真実を知ったらそう思うことでしょう。驚くべきお金を使った広告宣伝等で安全であると思い込まされてしまったけれども、今後は、そのような操作を簡単に鵜呑みにして、洗脳されてはいけないのだと思います。今回の事故は、原発建設を許してしまった国民にも責任の一端がある。もうこれ以上の悲劇を広めたくないならば、私たちも、「原発は嫌だ」と声をあげて行く必要があると私は思います。

 私は、「原発はいらない事。新しい原発はもう作らない事。企画中または建設中の原発は、全て中断する事。既存の稼働中の原発も全て停止させて廃炉にすることを求める。」とハッキリと要求します。

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