カテゴリー別アーカイブ: 09.その他

危機を乗り越えたか

     「より制御された状態」「悲観的なシナリオない」 米露幹部相次ぎ表明
                              2011.3.21 18:27  MSNニュース

 【ワシントン=柿内公輔、モスクワ=遠藤良介】チュー米エネルギー長官は20日、米FOXテレビの番組に出演し、福島第1原発の事故について「より制御された状態にある」と述べ、日本政府と東電による安全確保作業は進展しているとの見方を示した。

 長官は放水・冷却作業について「海水を使えば原発は利用できなくなるが、最も重要なのは原子炉を冷やすことだ」と述べ、事態収拾に向けて作業が「進展した」との認識を示した。

 チュー長官は16日の米下院公聴会では日本側からの情報不足に不満を表明したが、その後「日米間の情報共有化が進み始めた」(日米関係筋)可能性がある。

 一方、ロシアの国策原子力統合企業「ロスアトム」のキリエンコ総裁は21日までに国営テレビ番組に出演し、福島第1原発の状況はすでに安定しているため、「悲観的なシナリオは全くない」と述べた。

 総裁は、被害の最も大きかった原子炉3基から放出された放射性物質は基本的に太平洋方面に流れたと指摘。今後も水素爆発などは起こり得るものの、「これまで以上に放射性物質が大気中に放出されることはない」との見方を示した。   MSNニュースより引用

 

 福島原発の問題が、より制御可能になってきているとのこと。大きな危機を乗り越えたように見えます。数日前の手に負えない状態に比べたら、奇跡が起こっている状況と言えるのだろうと思います。

 これも、決死の覚悟で原発事故に立ち向かっていった自衛隊、消防隊、レスキュー隊、東電関係のスタッフ、メーカー社員のおかげです。とてつもない勇気だろうと思います。まさに、日本や世界を救う勇者たちです。本当にありがとうございます。

 とは言え、根本的な解決には至っておらず、綱渡りの状況で一進一退を繰り返しており、まだまだ予断を許しません。すでに放出されてしまった放射能の問題も次第に深刻化してきています。まだまだ危機であることには変わりはありませんので、私たちは、十分に注意深くある必要があると思います。私も、まだまだ気を抜かずに、慎重にありたいと思っています。

松本に行きます

さまざまな情報を集めて自分なりに判断し、長野の松本にしばらく行くことにしました。

甲信越にしたって、この間から大きな地震が頻発している危険地域であり、正直に言ってどちらが危険なのかは分かりません。

『こういうときは下手に動かないほうが良いのだろうか?』『本拠地で待つということも大切だ』などとも考えましたが、家族といろいろと話し合って、避難をすることにしました。

いずれにしても、後日、「あの時にこんなに大げさに反応したんだよ」であるとか「よっぽど怖かったんだね」などとみんなで笑い話ができる日が早く来ることを切に願っています。

私も、この年になって、決して人様に自慢できるような人生を歩んできているわけではありません。若いころに比べたら、おなかも出てきているし、髪の毛も薄くなっている。人間関係のトラブルだって、他の人には負けないほど体験してきました。しかし、こんな問題のある欠点の多い私だって、この広い世界の中でたった一人、この長い宇宙の歴史の中でたった一回、かけがえのない大切なものなのです。

そして、これは、あなたにもそっくりそのまま言えること。あなたは、とてつもなくかけがえがなく、大切な存在です。だから、この危険な状況の中、どうぞくれぐれも御身大切に、できる最善を尽くしてください。一生懸命に生きようとすれば、必ず未来が開けると信じています。ともに、頑張りましょう。

ヤマタノオロチ

 福島第一原子力発電所における1号機から4号機までは、危機的な状況であり、5号機と6号機も予断を許しません。福島第二と女川原発も、冷温停止に至ってはいるものの、周辺の放射能汚染で作業ができなくなってしまった場合は、すぐに危機に陥ってしまう状況です。まさに、ヤマタノオロチです。

 日本は、こんなに恐ろしい化け物を作ってしまったのです。それらに関心を持たずにやりたいようにやらせてきてしまった我々にも責任があると思います。これを機に、原発についてしっかりと見極める必要があるでしょう。参考になるwebサイトをご紹介します。よろしければご覧ください。

http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html

http://www.jca.apc.org/mihama/rosai/elmundo030608.htm

http://diamond.jp/articles/-/11514

 

 現状を見る限りでは、すべてが冷温停止に至ることは極めて難しい。ヤマタノオロチは、スサノオさまがやっつけてくれましたが、それに匹敵するくらいの奇跡が必要です。私たちは、最悪の事態を見越して、行動する必要があると思います。

 チェルノブイリの時は、半径300kmまで居住禁止になりました。福島第一から300kmと言うと、神奈川、山梨、長野まで含まれます。最悪の状況になれば、関東以北は、人体に危険な放射能で汚染される可能性があります。もちろん、私の自宅兼事務所である東京都稲城市も200kmの位置にあり範囲内です。

 危機をあおるわけではありませんが、だからと言って、現状を見ずに受身で依存的にのんびりといるのも良くありません。自分の身は自分で守らなければなりません。愛する家族もしかりです。どんな状況になっても、生きている限りは、頑張って生きなければなりません。だから、できれば、どんな事態になっても窮地に追い込まれないように、準備をお願いいたします。私たちは、危機が起これば、車に非常用品を詰め込んで西に逃げます。

 人には、正常化バイアス(偏見)という傾向があり、強い刺激があっても落ち着こうとし大したことがないと思い込んでしまう勘違いの傾向があります。現状は決して大したことがない状況ではないと私は思います。大変な危機状況ですよ。だから、皆さんも、最悪に備えて、最善を尽くしてください。お互いに、この困難を頑張って乗り切りましょう!

立ち上がる人間性の輪

この事態に至って、人の温かさや優しさ、人間性が、強くなってきていますね。

事態の深刻さや過酷さが厳しければ厳しいほど、そうした思いやりがはっきりと見えてきます。

世界各国からの祈りと寄付と援助。被災した人同士の思いやりと助け合い。流れてくる情報を見ると、人の潜在的に持っている偉大さに改めて感動します。

たった今、九州の友人から、「何かあったらこちらに避難してください、いつでも待ってます」とのご連絡を頂きました。避難するしないは別として、こうした温かい心遣いや思いやりが、とても心に響きます。もつべきものは良き友だと改めて思います。

いま、日本の至る所でこうした温かい交流、絆の確認、本当の優しさや思いやりが起こっています。

→ https://docs.google.com/document/pub?id=1UmFXi9xxYkZcNLIC-q4RsdrbhCDk8PisESXoxlGmRCY&pli=1

 

東電の福島原発の問題が刻一刻と深刻化していますが、この問題にしても、数十年も前から、とても分かりやすい説明で、そのいい加減さと不完全さと不正義さが訴えられてきたにもかかわらず、それに関心を持たずに、推進派と称する権威者の言うがままにさせてきてしまったわれわれ国民にも責任の一端はあると思います。

東電や原発メーカーや政府を責めるのではなく、事態がここに至ってしまったからには、何とか事態が改善するように、応援し祈るよう努力したいと思っています。

今は、試練の時期で、頑張りどきなんだと思います。権威に依存するのではなく、自分で自分の家族と愛する人たちを守るために、できることを精いっぱいすることが大切なんだと思います。こういう時だからこそ、人の本当の力が試されているのだと私は思います。

願わくば、人として助け合い、誇りを持って、たくましく、しぶとく、この事態に対処していきたいと思っています。皆さんも共にがんばりましょう。

東北関東大震災について

東北関東大震災において、明らかになる被害状況に直面し、言葉もありません。

被害にあわれて、亡くなられたたくさんの方々のご冥福をお祈り申し上げます。

また、被災されて、被害にあわれた方々も、寒さと空腹の中で、きっと不安の中にいらっしゃることと思います。厳しい状況を思うと胸が痛みます。心から応援しております。頑張ってください。

さらに、現在でも被災されて救助を待たれている方々がたくさんいらっしゃるだろうと思います。とにかくいち早く救助の手が差し伸べられますことをお祈り申し上げます。

ただ、幸いなことに、大きな被害がなかった関東でも、決して予断は許しません。今日からの計画停電で、関東圏の交通機関がマヒしている状態であり、弊社の東京都稲城市も、10時から1時にかけて、停電となり、電話もできなければ、コンピュータも扱いづらくなると思います。お客さんとのアポなど外出が難しくなるかもしれません。すでに、近所の学校では、しばらく休校にするという放送が流れています。これは、非常事態です。

特に、停電当初は、何が起こるか分からないので、うかつには外出しないほうが良いでしょう。

原発の問題など、未解決の問題が山積みでもあり、まだ、大震災は終わっていません。私たちも気を引き締めて、十分に注意深く行動する必要があると思います。

皆さんも、ぜひ、御身を大切に、ともにこの困難を乗り切りましょう。幸いなことに被災しなかった私たちには、今後の生活を立て直していく使命があると思います。決してあきらめたり後ろ向きになることなく、この困難に立ち向かっていきましょう。

地震報告

驚くほど大きな地震でしたが、こちら(東京都稲城市)では、全員けがもなく、被害もなく、おかげさまで無事でした。近隣の街並みも見渡しましたが、見る限りでは、被害もなく、無事なようです。

東北のほうでは、相当大きな被害が起こっているようです。都内でも、電車がまったく動かない状況の様で、帰宅できない人たちが多数いらっしゃる様子です。

また、まだ余震も頻発しており、安心できません。

とにかく気をつけて、最も安全な方法をとられますように。

 皆さんのご無事を祈ります。

 

 

p.s. 連絡をくださる皆さんへ

電話が込み合って、全くつながる気配がありません。

メールならば、連絡がつくようです。

PCのメールに注目をしてください。

携帯のメールは、センターに問い合わせなければ、

せっかくこちらから送信できても着信できないと思います。

携帯の場合、必ず、メール>iモード問い合わせ

で着信があるかどうかを確認してください。

肩の力を抜いてみよう

肩の力を抜いてみよう

寒さで縮こまった筋肉をほぐしてみよう

頑張って何とかしようとする気持ちを和らげてみよう

体の奥で張っている筋をなだめてみよう

知らず知らずのうちに身につけてしまったこだわりを手放してみよう

今をじゅうぶんに味わってみよう

こんなに天気の良い日は

悩むのがもったいない

さて、山の上で咲き始めた花々に出会いに行こう

日本人の自己イメージと現実のギャップ

    国際アンケ「日本のイメージは世界最高」…中国で「なぜだ!?」
                          サーチナ 1月28日(金)17時44分配信

 中国の軍事情報メディア「鼎盛軍事網」は27日付で、「なぜ日本の国際イメージは世界トップなのか?」とする記事を掲載した。米タイム誌が実施した「国家イメージ」の結果を受け、日本が世界的に評価されている理由を分析した。

 タイム誌は56カ国に住む12万人を対象にアンケートを実施し、世界の主要20カ国の国際イメージをランク付けした。トップは日本で77点を獲得。以下、ドイツ(72点)、シンガポール(71点)、米国(64点)の順で、中国は62点を獲得して第5位だった。日本は2007年から4年連続で第1位だった。

 「鼎盛軍事網」は、「中国のイメージの方が日本よりもよいとしたのは、中国とパキスタン人だけ」という米国における研究調査を紹介。同調査によると、その他に調べた14カ国すべてで、日本のイメージの方が中国よりもよかったという。

 記事は、「歴史問題や領土問題などから、中国人の日本人に対する評価は常に揺れている。中国側は過去の日本軍国主義が中国に与えた傷を非難しているが、他の国には影響を与えていないようだ」と分析した。

 現在の日本がイメージを高めている理由のひとつとして、中国および東南アジア諸国連合(ASEAN)の大部分の国などに多額の援助を続けており、そのほとんどが無償援助であることを挙げた。

 日本が世界から評価されるもう1つの理由として、日本の経済力や科学研究への積極的な姿勢を挙げた。その土台にある教育レベルについて「初等教育の入学率は100%、中等教育の入学率は99.5%と世界トップ。1911年の時点で、6年間義務教育の就学率は98%を達成。基礎教育の着実な浸透が民度の高い日本国民を作りだし、経済発展へとつながったのだろう」と分析した。(編集担当:畠山栄) 

以上、サーチナニュースより引用

 

 弊社では、自己イメージが与える大きな影響に注目しており、自己イメージの健全化が、自分らしく力強く輝いて活躍していくための最も基本的で重要なテーマであると考えております。自己イメージは、良くも悪くも魔法のようにその人の生き方に強力に作用するのですが、必ずしも、真実であるわけではないのです。単なる勘違いであり、思い込みであることが多い。この記事も、まさにそのようなことを端的に教えてくれます。

 日本人の自己イメージは、世界の中でも、もっとも貧しく矮小で否定的だといわれています。要するに、日本人は、世界一自信がないのです。どういうわけだか分りませんが、さまざまなアンケート結果から分析すると、謙虚さとは違う自虐としての自信の無さが浮き彫りになってくるのです。そんな自己イメージが真実かというと、実はそうではない。今回のアンケート調査のように、世界で最も良い印象を持たれている国民が日本なのですよ。このギャップは、相当大きいものがありますね。

 現実は、愛され良く思われているにもかかわらず、嫌われておりバカにされていると思い込んでいると、相当勘違いの世界の中で生きざるを得なくなり、せっかくのチャンスを台無しにする可能性が大きくなります。もっとリアリティを見る必要があるのです。

 良く研修の中で言わせていただいておりますが、人は確かに欠点はあるけれども、断じて無力ではない。本気を出せば、どんな人でも、本当に素晴らしい仕事をやり遂げる力がある。だから、勝手に自分はダメ人間だなんて思いこんではいけないのです。自分の潜在性や可能性を大切にすべきなのだと私は思います。

 この記事にもある通り、日本人は、自分で思っている以上に評価されている。だから、もっと自信を持つべきだと思いますね。堂々たる紳士淑女として世界に向けて自らを発信していくべきだと思いますよ。日本人にとって必要なもの、それは、英語力やプレゼンスキルの前に、自信と誇りなんだろうと思います。

あしたのジョーを見てきました

昨日、あしたのジョーを見てきました。あしたのジョーと言えば、私のことどものころのベストドラマの一つ。あの矢吹丈の危なっかしい屈服しないちょっと悲しくてかっこいい生き方が、子供心に強烈に響いたものでした。

そういうすごいアニメというのは、なかなか実写化が難しいものだと思いますので、今回も、あまり期待せずに行ってみましたが、実際に見てみると、本当に素晴らしい映画でしたよ。アニメにはない実写の迫力とリアリティが伝わってきて、感動しました。

原作では、力石徹というジョーのライバルの減量シーンが鬼気迫るものがあってとっても印象的でしたが、実写版でも、すさまじいものでした。解説を読んでみると、力石役の伊勢谷友介さんは、4日間断食をしたうえで、サウナでもう汗が出ないほど絞り切ったそうです。もう本当のボクサー並みですね。軽量のシーンでは、実際に体もガラガラになっていましたよ。あれは、CGではなく、リアルだそうです。プロの役者さんの心意気、魂を感じさせられました。

昭和のアニメは、ストイックでどうしようもなく熱くて直球なんですね。昭和のにおいと熱いおやじっぽいパワーを頂きました。素晴らしい映画に感謝です。

不条理に勝つ

 昨日のTBSのドラマ「私は屈しない」を見ました。先般の障害者向けの郵便物の不正事件に巻き込まれた村木厚子さんの一連の体験をドラマにしたものでしたが、実に見事に作られていて感動しました。

 ドラマを見て感じたことは、やはり、検察の暴走ぶりですね。まずは、全く罪のない人なのにもかかわらず、言いがかりをつけて起訴すること。本人がやってないし言ってもないことを作文し、脅して承認させること。結果的に、巧妙な罠を仕掛けて無実の人を有罪に、白の人を穢していくこと。これは、れっきとした犯罪ですよ。どうして検察がこんなことをしたかったのかについてはドラマでは触れられていませんでしたが、どんな理由にせよ、この振る舞いがどんなに醜いことなのかは、きっと本人が一番よく知っていると思います。大坪被告や前田被告は、できれば、すべての事情と背景と動機を正直に語るべきなんだろうと思います。

 そんな醜い人たちの中で、決して屈することなく正直を貫いた村木さんが、本当に立派だと思いました。これも、家族の愛情と支えがあってこそのことなのだということも、ドラマでよくわかりました。やっぱり正義と愛は勝つのですね。

 昨日、符号を一致したように、小沢さんが起訴されました。マスコミが、さんざん政治と金というキャッチで小沢さんにレッテルを張ってきたので、世間一般のマスコミに疑問を持たない市民は、「小沢さんは悪い人なのになんでつかまらないのか」と思っている人も多いのだろうと思いますが、私は、少々疑問を持っています。別に私は小沢さんが好きなわけではありませんが、今回の事件は、村木さんの事件と相当類似しているように思っています。もし小沢さんが潔白だとしたら、小沢さんを悪者にして追い込んでいることがどれだけ罪深いことか。いずれにしても、真実が明らかになり、本当の正義が通ることを願います。