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拡がる善意の輪

   参上、星飛雄馬! 男女4人?ミカンや文房具贈る asahi.com 2011年1月13日8時29分
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 徳島市内の児童養護施設や徳島県石井町の役場に12日までに、漫画「巨人の星」の主人公「星飛雄馬」や、漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗る人たちから福祉に役立ててほしいと、贈り物が届けられた。

 「ただ今参上 星飛雄馬!!」

 11日午後8時ごろ、徳島市福島1丁目の児童養護施設「阿波国慈恵院」の女性職員が、玄関に置かれた段ボール箱3個を見つけた。うち1個に張られた封筒には、「星飛雄馬」を名乗る手紙があり、「徳島の子供達にも笑顔を/正直者にLOVE&ピース」のメッセージがあった。

 箱の中の「善意」は、ミカン10キロに、大量の文房具とお菓子。防犯カメラに、30~40代とみられる男性2人、女性2人の姿が映っていたという。山口憲志院長(73)によると、年に5、6回、食べ物などを匿名で置いていく人がいるが、漫画のキャラクターを名乗る人は初めてで、「気持ちがうれしい。ありがたく使わせてもらいます」。施設にいる2~18歳の子ども73人に手渡す。

 また、12日午前11時ごろには、中年女性が、併設する保育園の敷地内に新品のランドセル二つを置き、立ち去った。午後1時過ぎに女性の声で、「小学校に入学する子どもに渡してほしい」と電話があったという。

 

 タイガーマスクに始まる善意の輪がどんどん波紋を広げていますね。このせちがらい資本主義の中で、これだけの温かい思いが潜んでいたんですね。人間の奥深さと優しさに感動します。

 それにしても、タイガーマスク、星飛雄馬、矢吹丈、仮面ライダー、山下清、肝っ玉母さん、などなど、みんな古き良き日本のヒーローばかりです。やはり、昭和のヒーローは今も心の奥に生きているんですね。きっと寄付をした人たちは、昭和の人間性豊かだったころの子供心をまだ熱く持っている人たちなんだろうと思います。私もとっても共感しますね。感動をくれた方々に、感謝をしたいと思います。

古き良き日本の思いやり

山陰豪雪:大渋滞でおにぎり差し入れ ツイッターで感謝 毎日新聞 2011年1月7日2時30分 
 
 記録的な大雪で、島根県安来市内の国道9号でも車が大渋滞した。

 鳥取・島根両県をむすぶ国道9号が記録的大雪で大渋滞していた2日未明、車の列に、コンビニエンスストアのおにぎりが無料で配られた。渋滞で店舗に届けられない食品を、コンビニ社員が一台一台回って配ったものだった。インターネットの短文投稿サイト「ツイッター」には、感謝の書き込みが残されている。

 おにぎりを配ったのは、コンビニチェーンの「ポプラ」(本社・広島市)の島根県安来市の集配センター。国道9号沿いにあり社員5人が雪かきをしたが、大雪で配送トラックも出られない状態だった。渋滞を見た社員は「困っている人に配れないか」と本社に相談して了承を得て、2日午前0時ごろから2時間かけて、約600~700個を約200台の車に配ったという。

 ツイッターには「コンビニ配送のトラックの人が、もう届けられないからと、大量のおにぎりを窓から差し入れてくれて、沸く車内。今年初のちゃんとしたごはん……! ありがとうございます」などとする書き込みがあった。

 ブログなどでは、鳥取県大山町での出来事とするものが相次ぐが、ポプラ本社が把握するのはこの1件のみ。大渋滞の間には、見かねた地元住民が炊き出しのおにぎりを配るなどの例が他にもあった。

 同社は6日、「我が社も混乱の中でやったことであって、周りの皆さんもさまざまな支援をされている」とコメントした。【矢追健介】 以上毎日新聞より引用

 

 山陰の大雪の際に、記事にあるポプラ社をはじめ、多くの人たちの善意が寄せられて、立ち往生で苦しんでいる人たちの大きな助けとなったようです。新年早々、心が洗われるような出来事ですね。古き良き日本を垣間見たような気持ちです。

 最近は、目をふさぎたくなるような事件も相変わらずありますが、タイガーマスク騒動といい、優しさと粋な思いやりを感じさせてくれる出来事が増えてきている気がしますね。日本にもまだまだこうした思いやりがたくさん残っているのですね。むしろ、いろんな痛みや失敗を経て、こうした日本人らしさが回復してきているのかもしれません。

 人も捨てたものではないし、人間関係も捨てたものではないということを教えてくれる事件でした。こうしたことを教えてくださった方々に感謝です。

新年早々

 新年早々、ぎっくり腰をやってしまいました。私にとっては、生まれて初めての体験で、ほぼ3日間、身動きが取れない状態になってしまいました。なんと、ぎっくり腰はこんなに痛くて不自由になるんです。知り合いでなってしまった人が、つらそうにしている様子は以前から知っていましたが、ここまで厄介なものだとは思いませんでした。もしかしたら、ぎっくりになった人に冷たかったかもしれません。なってみて初めて分かる人の痛みとはよく言ったものです。

 私の妻は、よくぎっくりになるので、この痛みをよく知っているのでしょう。要介護5だと言いながら、何から何まで介護してくれて、ホント助かるやら情けないやらで複雑な心境でした。今まで妻がぎっくりになった時は、「あっ、そう。早く整体に行って直したら。」とそっけない言いまわしで、介抱など何もしなかった私は、少々気まずく、少々反省し、そんな冷たい仕打ちをされてきたにもかかわらず、かいがいしく介抱してくれることに感謝した次第です。

 今日で、4日目となり、ようやく痛みが引いてきました。そんなわけで、今日が初もうでとなります。新年早々大変な体験をしてしまいました。人生はバランス。痛いことがあれば楽しいこともある。これだけ痛い思いをしたのですから、きっともっともっといいことが年内にはたくさんあることでしょう。そんなことを願いながら、今年一年頑張っていきたいと思います。

地球外生命の可能性を広げる

     地球外生命の可能性広げる…異質の細菌発見

                 (2010年12月3日07時04分  読売新聞)

. 生命に必須と考えられていたリンの代わりに、有毒なヒ素を活用して、成長、増殖できる珍しい細菌を、米航空宇宙局(NASA)などのチームが発見した。

 地球上の生物とはまったく異なる地球外生命体がいる可能性を大きく広げる成果で、3日付の米科学誌サイエンスに発表される。

 新型の細菌が見つかったのは、米カリフォルニアにある塩水湖のモノ湖。研究チームが、この細菌を研究室内で培養したところ、リンの代わりにヒ素しかない環境でも細菌が成長。細胞内を詳しく調べたところ、遺伝子やたんぱく質など生物の体を構成する重要な成分であるリンが、ヒ素に置き換わり、成長を続けていることが判明したという。

 研究チームは「炭素や水素、酸素、リンなどが、これまで生物に不可欠と考えられていたが、そうでない生物もいることが分かった。生命は想像以上に多様で柔軟性がある」としている。

(2010年12月3日07時04分  読売新聞)

 

 

 今まで常識とされていた生命の必須要素以外のヒ素を食べて生きる菌が発見されたとのこと。地球上の生命の常識が覆されたことになり、大きな発見なのだろうと思います。生命は、地球上にだけあるわけではないという可能性を示唆したというところでしょうか。個人的には、この広い宇宙に生命が地球だけにしか存在しないなどという考え方がどうかしていると思っているので、こうした発見は当たり前と感じてしまいますし、もっと大胆な発見を発表してもいいのではと少々物足りなさも感じてしまいますが、これも、真実に向けての第一歩なのでしょう。素晴らしい第一歩に祝福しなければなりません。これからの研究に期待したいと思います。

地球外生命の発見?

   NASA:地球外生命体は… 「宇宙生物学上の発見」で会見へ ネット中継も

                2010/11/30 毎日新聞 mainichi.jp

 米航空宇宙局(NASA)は29日、宇宙生物学上の発見に関する会見を12月2日午後2時(日本時間同3日午前4時)に開く、と発表した。

 「地球外生命体の証拠の探索に影響を与えるであろう、宇宙生物学上の発見」について議論するという。

 会見はNASA本部で行われ、その様子はNASAテレビやNASAのサイト上でネット中継される。

 

 

「地球外生命体の証拠の探索に影響を与えるであろう宇宙生物学上の発見」って一体何なのでしょう?どんな発表がなされるのでしょうか?楽しみです。

信頼関係は隠し事をなくすことを通して

     米、情報管理体制の見直しを指示 機密流出で
                2010/11/30 8:13 日経新聞 nikkei.com

 【ワシントン=弟子丸幸子】米ホワイトハウスが内部告発ウェブサイト「ウィキリークス」に大量の公電などの機密文書が流出した問題を受け、機密情報の管理体制を見直すよう全省庁に指示したことが29日、分かった。米行政管理予算局(OMB)が通達を出した。省庁ごとに情報分野の専門家によるチームを立ち上げ、機密情報の取り扱い方法の総点検にあたる。

 OMBは通達でウィキリークスへの文書漏洩(ろうえい)は「米国の安全保障への重大な損害」と強調した。機密情報へのアクセス権限を徹底して見直すとともに、持ち運びが可能な記録媒体へのデータのダウンロードを大幅に制限することなどを検討する。各省庁が特設するチームはインテリジェンス(情報)対策、安全保障、情報保全の専門家で構成するよう指示した。

 今回、ウィキリークスに流出した文書は約25万点にのぼる。28日の公開を皮切りに、米国の在外公館発の公電内容が続々と明らかになっており、米政府が対応に追われている。

 

 

 政府の機密が暴露されてきていることで、大騒ぎになっていますね。個人的には、こうした暴露は、大いに賛成です。だいたい、政治や外交に隠し事やうそが必要だという考えが当然で一般的であるという認識自体がおかしいのですよ。日常の家族や友人、ご近所同士の関係で、国家が抱えているような大量のうそや隠し事があるでしょうか?もしそんな闇が日常にあったとしたら、相当なストレスになりますし、正直、生活しづらくてしょうがないですよ。そもそも国民には真実を知る権利があるのですから。

 信頼関係というものは、取り繕ったり演技をしたりしてはぐくむものではなく、うそや隠し事のない正直なコミュニケーションを通してはぐくむことができるもの。この一件で、米国は信頼を失ったといわれていますが、その意味では、こうした暴露は、世界に蔓延している相互不信の雰囲気を逆に改善していくのではないかと私は思いますね。

 温暖化、戦争、飢餓、テロ、など、今の世界は、待ったなしの危機にさらされています。そんな世界に蔓延する闇を解決していくためには、闇に闇をぶつける(戦う)ことではなく、闇に光を当てること、暴露することが一番効果的な方法の一つであると私は思います。うそや隠し事のすべてをオープンにする必要はないとは思いますが、今の政治には隠し事が過剰なほど多いと感じています。願わくば、こうして強引に暴露するやり方ではなく、自発的にオープンにしていくスタイルに変わっていってほしいと願います。

紅葉が美しい

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 私が非常勤講師として担当している大学には、隣に関係する大きなお寺があります。私は、授業の前に、毎回このお寺にお参りしているのですが、この時期は、紅葉が美しい!

 禅のお寺でもあるので、雰囲気があり、手入れも行き届いています。

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 素敵ですね!

この時期になると、大学の授業も折り返し地点です。おかげさまで、素晴らしい学生たちと素晴らしいお寺のご利益で、授業は順調です。本当にありがたいこと。後半もしっかりと頑張ります。

新しい銀河系の形

     天の川銀河の中心部にガンマ線の「泡」
    AFPニュース 2010年11月12日 13:05 発信地:ワシントンD.C./米国

 
   【11月12日 AFP】天の川銀河の中心部に、ガンマ線を放射する2つの巨大な「泡」を発見したとする論文が、9日の天体物理学誌「The Astrophysical Journal」に発表された。

 米ハーバード・スミソニアン天体物理学センター(Harvard-Smithsonian Center for Astrophysics)の天文学者Doug Finkbeiner氏らが、米航空宇宙局(NASA)が公開したフェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡の観測データを分析していたところ、2個の「泡」を発見した。

「泡」が広がっている範囲は、おとめ座からつる座までの5万光年、全天の半分以上に及んでいた。起源は数百万年前までさかのぼるとみられる。

■エネルギー源の謎

 ガンマ線は、光線の中で最もエネルギーが高い。08年に国際プロジェクトとして観測を開始したフェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡には、これまでで最高のガンマ線検出能力がある。

 研究チームは現在、これらの「泡」の成立過程について分析を進めているが、2個の縁がいずれもはっきりしていることから、大量のエネルギーが比較的短期間に放出された跡と推測されるという。

 放出されているエネルギーの源は謎のままだが、研究チームは2つの可能性を指摘する。1つは、ほかの銀河でも観測されているように、天の川銀河中心部の超大質量ブラックホールが放出したジェット粒子である可能性だ。あるいは、爆発的な星形成の際のガス流出によってこれらの「泡」が生じた可能性もあるという。(c)AFP/Jean-Louis Santini

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                     Image:NASA Goddard

 

 

 最近は、宇宙に関して、どんどん新しい事実が明らかになってきていますね。月や火星には従来の想定以上に水があること。暗黒物質や暗黒エネルギーの発見。そして、今回は、銀河系の新しい姿が発見されたとのこと。これは、すごいことですよ。従来の銀河系のイメージががらりと変わりますよね。それにしても5万光年にわたる泡!とてつもない大きさです!そもそも泡って何なんでしょうか?いったいなぜできて、どんな物質からできていて、その中ではどんなことが起こっているのか?謎は深まります。今後の研究に期待したいですね。

ぶれない生き方

  「余計なお金はいらない」カナダの老夫婦、宝くじ9億円の大半を寄付
                        msn産経ニュース 2010.11.5 10:25
   http://sankei.jp.msn.com/world/america/101105/amr1011051026005-n1.htm

3日、宝くじの当選金を寄付したカナダ・ノバスコシア州のアレン・ラージさん(左)と妻のバイオレットさん=AP カナダの老夫婦が宝くじで約1120万ドル(約9億円)の大当たり。ところが「余計なお金はいらない」とほとんどを寄付したことが分かり、大きな話題になっている。地元メディアなどが4日報じた。

 老夫婦はカナダ東部のノバスコシア州に住む元溶接工のアレン・ラージさん(75)と妻のバイオレットさん(78)。ことし7月、49個の数字から6つを選ぶ宝くじが大当たり。

 ところがラージさん夫妻は「旅行好きでも、夜遊び好きでもない」とほとんどを寄付することを決断。「万が一の時のために」と2%(約1800万円)を貯金した上で、残りはバイオレットさんががんの手術を受けた病院、赤十字、地元の教会、消防などに寄付した。

 ラージさんは「もともと金持ちじゃないし、退職後の蓄えも十分。これまでのつましい生活で幸せ」と淡々としている。(共同)

 

 

 記事に感動したので、ご紹介します。9億円ものお金の大半を寄付したとのこと。なかなかできることではありません。この世の中には、こんなにぶれないしっかりした人もいるのだと感服しました。この世もまだまだ捨てたものではありませんね!