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就活グループワーク面接対策講座が始まります

 今日から、就活対策講座、グループワーク面接対策講座が始まります。当講座では、就活対策の中でも特にグループワーク面接と呼ばれる面接の対策を勉強し練習する展開となります。2種類の講座を各3回ずつ、計6回にわたって実施していくことになります。

 多少は上向いたといえ、やはり、今年も、就職活動環境は厳しいといえます。しかし、どんなに厳しい環境でも、内定を多数取れる学生はいます。逆に、とれない学生は、どんなに頑張ってもとれない。一体この違いはなぜ生まれてしまうんでしょうか?内定を取れる学生と取れない学生の違いは一体何なのでしょうか?

 よく言われることで、成績、実績、才能、容姿、など本人の属人的な要素が挙げられる場合が多いと思いますが、実は、私が就活指導にかかわってきた体験から分かってきたことは、こうしたことは、就活の成否にあまり関係がないということ。どんなに成績や実績があっても、内定を取れない学生はとれません。逆に、どんなに成績が悪くても誇れる実績がなくともとれる人はとれるのです。内定を取れるかどうかの違いは、実はそうした要件ではなく、ひとえに準備なのだろうと私は思っています。

 就活は戦いですよ。だから、勝つためには、強い武器と防具が必要なのです。なめてかかって、たいして準備もせずに、たいした武装もせずに、ピクニックにでも行くつもりで就活に出陣する学生たちが、ことごとく敗れ去っていくわけです。一方で、その厳しさをじゅうぶんに知り、万全に準備を整えて、最強の武器と防具を身に付けた学生たちは、オーラ自体も変わってくる。必ず勝ち残ることができるのです。

 だから、今回の様な就活対策講座に参加して、学び練習するということは、大きな意味がある。学生たちには、せっかくのチャンスなので、私が学んできた勝利のためのノウハウをすべて伝えきれるよう、しっかりとした武装に一役買えるよう頑張りたいと思います。

 内定を取るためのもう一つのポイントは、まさにコミュニケーションなんだろうと思います。私のお客さんで人事採用に長年携わっている人が、私に教えてくれたことですが、採用に当たってもし迷った時に最終的に判断基準とすることは、「その人と一緒に飲みたくなるかどうか」だそうです。要するに、一緒に仕事をしたくなるかどうか、語り合いたくなるかどうか、心が通じ合えるかどうかが最終基準だということ。もし、学生たちに超能力があって、どんな問題もたちどころに解決できるスーパーパワーがあったとしても、新入社員時に諸先輩からかわいがってもらえなければ、仕事も覚えられないし、何の役にも立てません。まさに、コミュニケーションの力がどうしても必要なのですよ。グループワーク面接講座は、こうしたコミュニケーションスキルが問われるものでもあります。だから、今回の講座でも、コミュニケーションスキルを高めるためのあらゆる方向性を探っていきたいと思っています。

 短い時間ではありますが、学生たちの勝利に貢献できるように、しっかりと頑張ってきたいと思います。では、行ってまいります。

就活講座week

 今週一週間は、すべて、いろんな大学の就活講座でスケジュールが埋まっています。今日は、T大学の授業、明日は、J大学のキャリアアドバイザー、そして水曜から土曜日までは、新たにJ大学でグループワーク面接対策講座を担当することになっています。グループワーク面接講座は、全6回の講座であり、来週まで続きます。どれも、やりがいのある講座であり、担当できることが光栄であり、良き講座となるように一生懸命に頑張りたいと思います。

 と言うわけで、本当に忙しい日程となります。当ブログも、更新できない時もあるかもしれません。後ほど講座のご報告をしたいと思います。こうご期待。

就活解禁

 昨日から、3年生の就活が解禁されましたね。例年よりも2カ月遅れで、しかも、一斉に活動開始となったせいで、リクナビがパンクするなど、一部に混乱もあったようです。学生たちも、現状の厳しさをじゅうぶんに知っているので、勢いよく活動を開始したのでしょう。確かに、就活は、並大抵ではありませんよ。多分人生の中で数回あるかどうかの強烈な試練なのではないでしょうか。

 実は、現代っ子は、そうした試練にあまりさらされてきていません。だからこそ、直面する現実が甘くないことを思い知らされて、徹底的に打ちのめされてしまう学生たちも多いのではないでしょうか。しかし、意味の無い苦労などなく、痛い体験は、すべて成長の糧につながっていくものです。とんでもないほど厳しい状況は、可哀そうでもありますが、ピンチとチャンスは、準備が整った人にやってくるもの、乗り越えられない壁などないのだということをしっかりと腹にすえて、頑張ってほしいと思います。

 就活は、まさに戦いです。戦いには、勝つためのノウハウがある。勝つための武器と防具を揃えなければ、甚だ不利となります。しっかりと作戦を練って、武器と防具を磨きあげて、準備を整えれば必ず勝てる。私は、勝利に向けての応援をしたいとおもっています。学生たちが、本当にそう生きたい人生への第一歩を踏み出せるよう、お手伝いをしていきたいと思います。

続々と内定報告

 大学のキャリアアドバイザーとして、学生たちの就職相談に乗っていますが、9月の後期から相談に来るようになった学生たちが、続々と内定報告に来てくれています。学生たちの嬉しそうな顔、充実感、誇らしげな様子を見ると、こういう仕事ができる喜びをあらためて感じ入る次第です。

 それにしても、学生たちは本当に立派だと思いますね。だいたい50社~100社程度は回っているでしょう。ことごとく面接で落とされて、自分に何か根本的な欠陥があるのではないかとまで思いこみ、こんな自分に受かる所なんかないんじゃないかと絶望し、ショックと悲しみと不安と恐怖の中で泣きながらふさぎこんでいても、いつまでもそうしていて許されるわけではなく、暴風雨の心のままで就活戦士として、戦いの場に繰り出していく。そもそも、そんな心境の時に、人の話を聴いてアドバイスを受けようなどという気持ちには、ふつうはなかなかならないものですよ。しかし、学生たちは、そんな逆境の中でも、未知のアドバイザーの門戸をたたき、謙虚に方法を訪ねようと一歩踏み出してくるのですから。だから、よっぽどの覚悟と勇気と危機感を持って来るのでしょう。しかし、私は、苦しくてしょうがない時に、諦めてしまうのではなく、それでも前に向かって、泣こうがわめこうが前に向かって一歩踏み台していくことが大切なんだろうと思います。その最後の一歩に勝利の女神さまは、きっと共感してくれるんだろうと思います。だから、学生たちは、とうとう自分の頑張りで、勝利の女神の協力を得られたんだろうと思います。私ができたことは、ほんのわずかなこと。勝利するための原則と基本的なノウハウを提示できただけで、あとは、それを生きた武器にして戦いぬいたのは学生たち。そんなたくましい学生たちに、私は、敬意を表したいと思います。本当に立派ですよ。

 やはり、悲しいけれども、苦労こそが人を育てる王道なのですね。こうした厳しい体験を通して、一回りもふたまわりも人間として大きくなったように感じます。このやればできるんだという体験をぜひ大切にして、これからの人生、たくましく、幸せに生きてほしいですね。心から応援したいと思います。

反原発を掲げる勇気ある企業

      原発国民投票を特集した「通販生活」CM断る

                       2011年11月29日 asahi.comより引用

原発の是非について国民投票を呼びかける特集をした雑誌のCM放送をテレビ朝日が断っていた。同社の早河洋社長が29日の定例記者会見で明らかにした。

 カタログハウス社の雑誌「通販生活」秋冬号(11月15日発売)の30秒CM。「原発、いつ、やめるのか、それとも いつ、再開するのか」――。黒い画面に流れる白い字幕のメッセージを俳優の大滝秀治さんが読み上げる構成で、最後に巻頭特集が「原発国民投票」であることを伝える。

 テレビ朝日によると、10月下旬、広告会社を通じてカタログハウス側から、ニュース番組「報道ステーション」とトーク番組「徹子の部屋」で放送したいとの打診があり、社内で検討した結果、断ったという。

 早河社長は「特集自体はいいと思うし、雑誌としては問題ない」としたうえで、日本民間放送連盟(民放連)の放送基準にある「報道番組のCMは番組内容と混同されないようにする」「社会・公共の問題で意見が対立しているものはできるだけ多くの角度から論じる」という取り決めに抵触する恐れがあると説明。加えて、国民投票の制度は憲法改正についてのみ定められていると指摘し、「原発国民投票という表現は、それがすぐ可能であるような誤解を与えないか」とも語った。

 「原発の賛否両論を毎日のように取り上げる番組の前後でこういうCMが流れるのは違和感がある。(トーク番組でも)国民投票の点からどうだろうかと思う」と早河社長は話す。

 関係者によると、このCMに対しては、「報道ステーション」を放送しているテレビ朝日系列各局も民放連基準などを理由に難色を示したという。

 カタログハウス社によると、放送を断られたCMは「通販生活」秋冬号の宣伝としてつくったもので、同社としては「意見広告ではない」との立場という。現在は、この問題の前から使ってきた通常のCMの末尾に「秋冬号」の表紙が出てくる映像をテレビ朝日で流している。

 同社の広報担当者は「テレビ朝日の考査の判断で断られたことで、こちらがコメントする立場にない。オンエアできなかったことは残念だ」と話している。放送されなかったCMはネット上などで話題になり、カタログハウスは自社のホームページで公開している。

                                 以上、asahi.comより引用
 

 

 こうした反原発を堂々と唱える企業は、立派だと思いますね。私は、尊敬します。私自身は、福島原発のような事件を起こして、その恐ろしさと利権の不自然さを知ったあとでは、とてもじゃないけど原発擁護なんて気持ちは微塵も起きません。それによってどんなに生活が不便になろうとも、私は、今あるすべての原発の停止と廃止、新規原発建設の禁止を訴えたいと思っています。多分、国民の大多数がそう思っているんじゃないでしょうか。利権がらみで何としても原発を維持し、新規を作っていきたいと言っているのは、ほんの少数なのではないでしょうか。しかし、その少数が権力を持っているのでたちが悪い。必ず、権力を利用して上手にさまざまなメディアを操り、反原発の気勢をそいで、自分たちの意図通りにしていこうとするでしょう。最悪のパワハラ、いかれた悪趣味のモンスターたちですよ。

 現実に、反原発を堂々と唱える山本太郎さんの様な人たちは、仕事を干されるなど、さまざまな障害に遭って苦労をしています。そういうリスクを承知の上で、反原発を唱えようとする通販生活や東京新聞、城南信金やソフトバンクなどの企業や人たちには、敬意を表したいと思います。こういう勇気ある正直ものたちこそ、信頼に値する人たちなんだろうと思いますね。

 最後に、通販生活が放映したかったCMをご紹介しましょう。

 

反原発ロック

反原発ロック。熱いメッセージです。聞いててハートがふるえてきました。ぜひ聞いてみてください。

 

内定者研修アトランティックプロジェクト(20111127) アンケート

 内定者研修として、弊社プログラム、アトランティックプロジェクトを実施してくださったお客様にフォローに行ってきました。立派な研修報告書をまとめてくださっており、本来ならば、私の方でまとめなければならないのですが、ご厚情に甘えて、プログラムの反響を聞かせていただいてまいりました。

 一通り聞かせていただいて感じたことは、当社スタッフの皆さんが、このアトランティックプロジェクトを心から大切にしてくれているということ。内定式と言う大切な時期に行う重要な研修として、真剣に盛りたてようとしてくださっているということを実感して、本当にありがたく、また光栄に思った次第です。こうした素晴らしいお客様がいらっしゃるからこそ、プログラムが生きてくるのだということを改めて実感いたしました。

 報告書の中で、受講者たちの感想もたくさん記載されていました。ここで、その一部をご紹介しましょう。

内定者研修「アトランティックプロジェクト」感想>

・自分自身や相手に対してのコミュニケーション方法など知ることができるだけではなく、仕事や社会人としての心構えなど大切なことをたくさん学ぶことができた。

・働くことに対して不安で胸がいっぱいでしたので、入社前に研修が受けられたのは本当に助かりました。研修を通して、自分自身を見つめる良い機会になりました。

・ユニークな内容で楽しませて頂きました。友達もたくさんできましたし、採用担当の皆さま方や先輩社員とも仲良くなれたと思っております。

・仕事、プロジェクトと言ったものが実際にどのような流れで行われるか、そのためにはどんなスキル、注意が必要か、ほんの少しだが感じ取ることができた。これからの自分の社会人生活に役立つ、役立てたいことを学ぶことができた。

・みんなとの意思統一がいかに大切かを学ぶことができ、またプロジェクトを完成した時の達成感を味わうことができた。作成において、前段階の計画策定がしっかりしているかどうかが一番重要なところだなと感じた。今後、いろいろなプロジェクトを行う際に、策定という土台をしっかりさせる重要さを知ることができ、とても良かった。プロジェクトの動きが、シミュレーションしながらも追うことができ、経験を積むことができたので、自分の成長が実感できた。

・将来プロジェクトメンバーになり各々の担当に分かれるにあたって、このような分かりやすい研修を用意してくれたことは、練習という意味でも本当に助かった。設計、情報のまとめ、はたまたプロジェクトリーダーの全体のまとめなど、まさにチームワークが試される研修だった。内容としてとてもユニークで楽しめた。

・プレゼンは、器用な人がうまくやるのだと思っていたが、誠実さ、情熱が大事だと思った。プレゼン大賞を取ったチームは確かに器用ではなかったかもしれないが、誠実さや情熱は伝わってきた。スマートさよりも真摯さが大切だということを学んだ。

・(プレゼンテーション編において)聞いている人に、いかに分かりやすく端的に伝えるかという難しさを実感した。また、人の心を打つプレゼンほど、素朴なものが多いという話を聴いた後に、他の人のプレゼンを聞いたら、なるほどその通りだなと思った。大事なのはテクニックではなく、心で伝えることだと大いに学んだ。

・今後どのようなビジネスパーソンになっていくのかを再確認できたことが収穫であった。最初の三年間は現場において徹底的に修業をし、早い段階で能動的に仕事を行えるようになろうと思う。そのためには、仕事以外のプライベートの時間においても、知識の習得のため資格試験をうまく活用し、高いモチベーションを維持していきたいと考えている。愚直にこつこつと自己研さんを積み重ねていくことが大切なため、日々の生活をしっかりと引き締めメリハリのある生活習慣、生活環境を構築していこうと思う。

・仕事のことだけではなく、自分の人生や将来と言った広い視野でキャリアを考えるというところが新鮮であった。目先の小さな目標ももちろん大切だが、夢と言ってもいいような大きな目標も自分の人生を輝かせるために、胸の内に持ち続けたいと思った。また、同僚のみんながどのようなことを考えているのか、ほんの少しだが触れることができ、刺激になった。

・仕事の流れを理解することができ、少しだが、働くことに対しての不安を和らげることができた。

・研修全体は大いに満足でした。私が思っていた以上の収穫があり、また、内定者とのつながりも深くなったために、今回参加して本当に良かったと感じております。4月から行われる研修もこのメンバーと頑張り、会社に貢献できるよう努力してまいりたいと思います。

 

素晴らしい感想を書いてくれた内定者の皆さん、素敵なコメントをありがとう。しっかりと卒業して、4月にまた会いましょう。今後の大活躍を心からお祈り申し上げます。

アトランティックプロジェクト フォロー

今日は、10月末に内定者研修としてアトランティックプロジェクトを実施してくださった顧客のアフターフォローに行ってきます。

 当企業さんでは、本プログラムを実施していただくのが、5回目となりました。こうした大切なプログラムを担当できますこと、大変光栄なことだと思っております。

 通常であれば、10月上旬に実施していたのですが、ことしは、3.11の影響もあり、10月下旬に押しての実施となりました。採用担当者の皆さんは、想定外のことが多数起こっている年であり、相当大変でいらっしゃったことだと思います。そんな多忙の中でも、この2日間の研修中、内定者に対して温かくしっかりと対応されていらっしゃったことが印象的でした。

 内定者たちも、さわやかな若者たちで、穏やかな風貌振る舞いの中で、熱い情熱を持っており、いざとなると負けん気でどんな課題でも乗り越えてしまうたくましさを持った若者たちでした。

 今日は、感想文のレポートもまとまっているとのこと、どんな反響だったのか、拝見するのが楽しみです。では、行ってまいります。

スキャナを新調しました

 スキャナを新調しました。

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 富士通のscansnap1500aです。昨日、地元のケーズ電機で購入し、開封して、少しだけ遊んでみましたが、スキャナーは、10年くらい前にキャノンの製品を買って、ずっとそのまま使っていたので、その進化ぶりに驚いてしまいました。

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何しろ、速い!しかも、何でも読み込むんですよ。A4はもちろんのこと、名刺、年賀状、レシートまでそのままスキャンできるんです。しかもただ読み込むだけではない。たとえば、レシートならば、読み込んだシートから、店名、商品名、日付、料金などを解析し、仕分けて、家計簿にすることもできる。これは、本当にびっくりです。そんなことができるのですから、もちろん文章も、文字などをデジタル変換して、あとで検索できるようにする、名刺も、デジタル変換して、顧客名簿にできるなど、結構優れものです。

 

 いっそのこと、弊社も、紙資料の全部をデジタル化しようかな、いやその前に、全然整理がついてない写真類をデータ化しよう、などと夢を膨らませてます。今後、どんな活躍をしてくれるのか、楽しみです。

プリンセストヨトミ

 「プリンセストヨトミ」を見ました。名優たちのシブさと映画全体から伝わる集中力にしびれましたね。不思議な深い感動を受けました。

 大坂夏の陣で徳川に滅ぼされた豊臣がかわいそうだという理由だけで、生き残った豊臣の子孫をひそかに守り続けるために作られた大阪国。その大阪国の国民となるためには父親から死の際に使命を託されて後世につなげていくということ。そうした形でひそかに使命を持ち、いざという時には何をも投げ出して豊臣を守るために立ち上がる大阪中の人たち。立ち上がるといっても、何か戦いをするということではなく、ただ集まり、みんなで問題解決を応援する。だからと言って、守られている豊臣の子孫は、自分がそうだとは夢にも思っていない。周囲は、そうだと知っていても、普通の子供として、愛し、しかり、地域の宝として育てる。大したことをするわけではないけれども、プリンセストヨトミを心から愛し、大切に育てるためだけに、ばかばかしいくらいに大真面目で一生懸命で誠実で正直に使命を勤めようとする大阪国のたくさんの人たち。そんな素朴な愛、大いなる愛に深く感動しました。

 映画を見ていて、もしかしたら、日本自体が、こうした守る国なのかもしれないなんて思いましたね。いにしえから伝わる大切なものを愛し、大したことができるわけではないけれども、子子孫孫へとその思いを伝え、そんな大切なものをまもるために、ばかばかしいくらいに大真面目で一生懸命で誠実で正直に使命を勤めようとする国、太古から伝わる数え切れないほどたくさんの神社仏閣、地域の権現様、それを愛し、お祭りし、静かに手を合わせる人たち、まさに日本自体がそんな国なのかもしれないなんて感じました。

 実は、万城目学さんの原作は読んでおり、原作として楽しませていただいていたのですが、これを映画化するという話を聞いたとき、正直、難しいのではないかと思っていました。話が荒唐無稽であり、また、盛り上がるような戦いのシーンもありません。映画としての華の部分が少ないストーリーなのですよ。もちろん、物語は、とっても面白くて感動しましたけど、それを映画で表現することは、至難の業だと思っていましたが、実際に見てみて、見事に作り上げられてるなと感心しました。日本映画も捨てたものではない。この映画のクオリティは、相当高いものがあると私は感じましたね。映画製作にかかわったすべてのスタッフの方々に、良い映画をありがとうと感謝したいと思います。

 お勧めですよ、プリンセストヨトミ!