砂の上の足跡
メアリースティーブンソン
ある夜、私は夢を見た。
夢の中で、私は神とともに浜辺を歩いていた。
空には、私の人生のさまざまな場面がフラッシュのように映し出される。
そのそれぞれの場面で、私は2人分の足跡が砂浜についているのを見た。
ひとつは私のもの、そしてもうひとつは神のものだった。
私の人生の最後の場面が映し出されたとき、私はそれまでの人生の足跡を振り返ってみた。
驚いたことに、何度も私の人生の中で足跡が1人分しかない時があることに気がついた。
そして、それは人生でもっとも暗く悲しい時期ばかりだったのだ。
私は神に尋ねた。
「神様、あなたは仰いました。一度私があなたについていくと決めたなら、あなたはずっと一緒に歩いてくださると…
しかし、私が最も辛い時期に、砂浜には1人分の足跡しかありませんでした。
なぜ私が最もあなたを必要としているときに、私からお離れになっていたのか理解できません。」
神は答えた。
「いとしいわが子よ、
私は、お前が最も苦しい試練の最中にいる時にも決してそばを離れることはなかった。
1人分の足跡しかなかった時は、私がお前を背負って歩いたのだよ。」
年別アーカイブ: 2011年
徐々に変わる風向き
朝日新聞 天声人語. 2011年10月10日(月)付
震災後、ひどい略奪が起きない日本を世界は称賛したが、人影が消えた被災地は出店荒らしや空き巣にやられていた。どさくさこそ稼ぎ時とみるのは、こそ泥ばかりではない▼「人々が精神的なよりどころも物理的な居場所も失って、無防備な状態にあるそのときこそ、彼らにとっては世界改変の作業に着手するチャンスなのである」。近刊『ショック・ドクトリン』(ナオミ・クライン著、幾島幸子・村上由見子訳、岩波書店)の一節だ▼彼らとは、戦争や内乱、災害などの混乱に乗じ、改革と称してひともうけを企(たくら)む勢力を指す。筆者のカナダ人ジャーナリストは、イラク復興に群がるグローバル企業を取材して執筆を決めたという▼茫然(ぼうぜん)自失の人々をよそに、彼らは権力に取り入り、白紙に好きな絵を描く。惨事便乗の商売は途上国に限らない。財政難で強まる官から民へ、市場任せの風潮も好機らしい。俗耳になじんだ「小さな政府」への異議に、ざらりとした読後感が残った▼震災も「彼ら」には商機だろう。そこには生活と街と産業の再建にもがく住民がいて、予算がつけば総額十数兆円の復興計画が動き出す。東北3県は、スーツ姿の火事場泥棒にもご用心である▼「強欲の自由」は、各国で貧富の差を広げ、職なき若者の怒りは本家本元の米国にも広がった。自由競争の功は多々あれど、過ぎた市場信仰は社会に不安定の災いをもたらす。すでに深手を負った被災地ぐらい、部外者の金もうけとは無縁の場所でありたい。 (以上、朝日新聞より引用)
今月10日の朝日新聞天声人語からの引用です。文中、ショックドクトリンについての言及がありますね。ショックドクトリンとは、『「惨事便乗型資本主義=大惨事につけこんで実施される過激な市場原理主義改革」のことであり、戦争、津波やハリケーンなどの自然災害、政変などの危機につけこんで、あるいはそれを意識的に招いて、人びとがショックと茫然自失から覚める前に、およそ不可能と思われた過激な経済改革を強行する(『』内amazon商品案内より引用)』政治手法を言うそうです。ナオミクラインさんとおっしゃる方が、岩波書店より新刊を出版しており、その中では、アメリカとグローバル企業などが進めてきた手法とのこと。
戦争や自然災害、政変などの危機に付け込んで、あるいはそれを意図的に招いて、自分の都合の良い施策を強引に押し通そうとする。まさに悪魔的な手法です。本によるとこのような手法をアメリカやグローバル企業等が多用してきており、現代社会の混乱の元凶ともなっているとのこと。
以前ならば、こうした話は、陰謀論などのレッテルを貼られて、異端扱いされており、大マスコミで取り上げられることなど全くなかったのですが、今回は、新聞の天声人語に引用されるようになっている。時代は変わってきたのですね。
こうした、今までは闇に隠されていた悪意や強欲さが明るみに出てきて、広く知れ渡ることは、本当に素晴らしいことだと思います。こうした話は、以前から数多くの名著があり、勇気ある少数の先駆者が告発してきたのですが、背景に必ず利権や権力の問題があり、マスコミは、それに楯突くことを恐れて、関与していなかったように思えます。しかし、次第次第に風向きが変わってきたのでしょう、勇気あるプロが発言するようになってきたように思えます。
こうした流れは、若者たちが立ち上がり世界に広がっている格差問題のデモ、中東の政権交代、原発の闇の告発、などなど、すべてにかかわっているように私には思えます。一見、混乱の様相を深めている世界情勢ですが、意外に本当の民主主義の未来は近くにあるのかもしれません。願わくば、平和的に、ジェントルに真実がオープンになっていくこと、変化が進行していくことを願いたいと思います。
大学第3講目
今日は、大学の第3講目の授業です。テーマは、自己探求。ファイブファンクションと言う弊社オリジナルの自己分析ツールを使って、自分の強みと弱み、人間関係のとり方、今後の方向性などについて、探求をしていく内容です。
ファイブファンクションは、10数年前に作り上げた診断ツールであり、人の基本的な特徴、能力や傾向とそれが人間関係の中でどう生かされているのかについての分析をすることができるものです。
カウンセリングや研修の場で良く使っており、もうすでに、数千人以上の方々に使ってもらっていると思います。集計表自体は、単なる数値の一覧表なのですが、それを読み解くと、その人の人生における喜怒哀楽、さまざまな要素が紐解かれていくので、個人的には、大切にしている分析法です。
今日は、これを使って、講座を展開していくことになります。学生たちにとって、自分らしく力強い人生を生きる上での有意義な学びとなるように頑張りたいと思います。
アトランティックプロジェクトのフォローに行ってきます
今日は、弊社の新入社員研修プログラム、アトランティックプロジェクトをご利用いただいたお客様のアフターフォローに行ってまいります。
当該企業様では、自社内講師でプログラムを実施されており、完全に内製化されています。アトランティックプロジェクトは、体験型の経営シミュレーションプログラムであり、運営には、準備と勉強が必要ですが、当企業様では、それを見事に乗り越えられて、自社講師で完全内製化をして実施されているのです。
内製化には、多くのメリットがあります。まずは、大きな経費の節減となること。研修の講師派遣の料金は、それなりに高くついてしまいますが、それを自社内講師で賄えるのですから、劇的にコストが低減します。
次に、社内のノウハウの蓄積となること。見るのとやってみるのとでは、大きな違いがあり、実際に自分で講座を担当するようになると、確かに、いろんな勉強と準備が必要となります。しかし、そのような困難を乗り越えて、研修をやり遂げてみると、やってやれないことは無いことに気づくと同時に、その体験を通して得た知識とノウハウの膨大であることに気づくはずです。また、自分自身の手で本当に伝えたい大切なことを伝えられる喜びとやりがいは大きく、スタッフの方々の大きなモチベーションとキャリアアップにつながっていくはずです。そのような体験智や成長は、会社にとっても大きな宝となっていくでしょう。
最後に、プログラムをカスタマイズしやすいということ。パッケージのプログラムをそのまま実施することももちろん効果はありますが、それを、自社の目的と状況に合わせて、本当にそうしたい形の教育プログラムにカスタマイズすることは、研修効果の飛躍的な向上をもたらすでしょう。また、そうした創意工夫は、会社のノウハウとして、どんどん蓄積し、改善していくことができる。きっと、一番会社にとって必要な研修プログラムを組むことができる人は、その会社の担当者なのだろうと思います。その意味でも、外部講師ではなく、社内スタッフが頑張ってみることは、とても価値があることだと思います。
弊社では、こうした内製化を、基本的に応援し、バックアップさせていただいております。もちろん、売り上げ的には、講師派遣で担当させていただくことがありがたいのですが、お客様のニーズによって、喜んでいただける方法を考える必要があるだろうし、長期にわたってお付き合いしたいと願っているので、本音でかかわれる関係を育んでいきたいとも願っているからです。
今日は、まさに、内製化に成功されたお客様の実施後のフォローに行ってまいります。アトランティックプロジェクトの研修自体は、大成功だったとお聞きしております。どんなエピソードが起こったのか、お聞きすることが楽しみです。
では、行ってまいります。
飢餓問題の原因
(以下、単行本「To be yourself」ヴィーナスアソシエイション出版 より引用)
国連食糧農業機関(FAO)によると、2001~2003年の飢餓(栄養不良)人口を年間平均8億5400万人と推定されています。日本の人口がおよそ1憶2700万人ですので、世界では、日本の全人口の7倍弱の人々が、栄養不良や飢えで苦しんでいることになります。
うち8億2千万人がアフリカや東南アジアなどの開発途上国、2500万人が旧ソ連地域など過渡期にある国々、そして900万人が先進国の人々です。
また、そのうち3億5千万人以上が子どもたちです。飢えを原因として毎日、2万5千人が命を落としており、そのうち5歳未満の子どもの割合が72%、なんと1万8千人にものぼる子供たちが飢餓で毎日なくなっています。今こうしている4.8秒のうちに一人の子供が、飢餓でなくなっていることになるのです。
同じ地球で生きる人たち、これだけ多くの私たちの仲間たちや子供たちが、空腹で苦しみ、絶望のうちで亡くなっていくことを、いつまでも見過ごすわけにはいきません。私たちは、何とかこの飢餓問題に立ち向かっていかなければならないのです。
では、いったいどうして、こうした悲劇が起こってしまうのでしょうか?皆さんは、どんなことが理由で、このような飢餓問題が起こっていると思いますか?真っ先に考えられることが食糧不足。世界の人口が多すぎて、地球上で作り出す食料の量が足りないという理由が思いつくのではないでしょうか。
実は、この考えは、単なる勘違い、思い込みなのです。地球の生産性は、私たちの想像をはるかに超えて大きく、世界の総食糧供給は、現在でも、地球の全人口を養うに十分な量を確保できています。世界の総食料生産量を世界人口で割ると、一人当たり、毎日2kg程度の食糧を供給することができるので、もし本当に余すことなくみんなが口にしたならば、痩せるどころかメタボリック症候群を心配しなければならないほどの量で、世界は、むしろ多すぎる食糧が生産されているのです。
それでは、なぜこのような悲惨な飢餓問題が起こってしまうのでしょうか?紛争などの人為的災害、地震や津波、洪水、干ばつなどの自然災害、貧困など、さまざまな理由が取りざたされていますが、本質的には、地球の豊かさを分かち合うことができていないということにつながると考えられます。
私たちが日々暮らしているシステムは、完璧ではなく、あり余る食糧がありながらも、それを分かち合うことができずに、飢餓で死亡する人々に手を差し伸べることができないでいるのです。
アフリカでは、サハラ地方の国々で、2億1,300万もの人々が飢えに苦しんでいる一方で、盛んに食糧が輸出されています。1960年代末から70年代初頭にかけて、西アフリカ諸国で史上最悪の干ばつに襲われたときも、12.5億ドルもの食糧が輸出され続けました。
また、先進国のアメリカは、世界の富の25%を所有する大国であり、食糧においても豊かで、毎年穀類の過剰生産に頭を痛め、輸出に力を入れているほどの食料供給力を持っています。しかし一方で、TheFreePress2003年12月19日の記事によると、米国民の8人に1人、約3,460万人が貧困状態で、しかも、約3,100万人のアメリカ国民が、次の食事を入手する手段を持たない「飢餓状態」にあると伝えています。
日本では、経済的に豊かであり、食料の多くを輸入に依存しています。その輸入量は、全国民が必要としている量をはるかに超えて多く、世界1の食物輸入大国です。ただし、食糧が豊かで飽食の恩恵を受けている一方で、食べ切ることができずに多大な食料を捨てています。農水省によると、2002年度の食品産業全体の廃棄食品は約1,131万トンで、家庭で出される廃棄食料と合わせて2,300万トンもの食品が残飯として捨てられていると報告されています。その量は、世界の食料援助の総量を上回り、この量をカロリーに直すと、途上国の5,000万人分の年間食料に匹敵するのです。
これは、一体どういうことなのでしょうか?
餓えて亡くなる人たちは、なぜ、そこまで貧しいのでしょうか?
現在飢えで苦しんでいる人たちの70%程度が農村地帯に住んでいると言われています。ですから、十分自給自足が可能なはずですが、翌年の種子・肥料・農薬の購入(絶対に買わなければならないシステムになっている)や借金の返済などのために、現金収入を得る必要があり、作物の大半は、輸出に回さざるを得ません。その結果、彼らの作物は、その大半が先進国に輸出されて、家畜の飼料やバイオ燃料として使われます。彼らは、一生懸命に働いても、自分達が食べることもできないくらいのごくわずかな収入しか得られないのです。
貧しい人たちに最低限の生活も保証できないほどの生活を強いている企業や世界経済システムは、現状のような飢餓を生じさせてしまう仕組みは問題であると指摘されつつも、自由競争の名のもとに、このような悪循環を止めることをしないで、利潤追求を貫いてしまっているのです。
そして、最終消費者である先進国の人たちは、そのような過程を経て輸入した食材をもとにして生産した安くておいしい食べ物を自由に購入し、食べきれなければ廃棄してしまうのです。もちろん、もともとの農産物生産者たちが、そこまでの困難にさらされているとは知らずにそのようなライフスタイルを作り上げてしまっているのです。
私たちは、そのつもりはなくとも、現実的に4.8秒に一人の子供を飢餓で死なせてしまうような犠牲を途上国に強いておきながら、一方で、その子供たちを十分に救えるだけの大量の食糧を捨ててしまう社会システムを作り上げてしまっています。決して悪意で作っているわけではありませんが、そのシステムは、古く、欠点が多く、機能不全に陥っていると言えましょう。
飢餓問題は、多くの人たちが問題を認識し、対策の必要性を叫ぶ声が草の根で広まってきています。募金や国際支援など、具体的な行動も起こってきました。しかし、開発途上国の飢餓人口は減るどころか、1年に400万人のペースで増えています。問題は、深刻で、根深くとっても手強いのです。しかし、今後に向けて、このシステムは、変えていく必要が間違いなくあります。このような悲劇を私たちは許すべきではないし、今後に向けて、飢餓問題を、国際社会、我々みんなが協力し合って解決していく必要があるのです。
飢餓は殺人に他ならない
(以下、映画「ありあまるごちそう」より引用)
「飢餓の状況は非常に深刻だ。
毎日10万人が亡くなる。飢餓もしくは飢餓に関する死だ。
5秒に一人10歳未満の子供が餓死し、ビタミンA欠乏で4分に一人が失明する。
昨年国際食糧農業機関(FAO)が年次報告書を出した。
これは、ローマに本部を置く国連の専門機関だ。
昨年は、8億4200万人が栄養失調に苦しみ、仕事が出来ず、家庭生活や性生活も損なわれた。
さらにその前年は、8億2600万人だった。飢餓が増えているという事だ。
FAOが出したその報告書によると、今の世界経済なら問題なく120億人を養える。
という事は-
飢餓は殺人にほかならない。」
国連特別報告者 ジャン・ジグレール
映画「ありあまるごちそう」より引用
後期キャリアアドバイザーが始まります
今日から、J大学の後期キャリアアドバイザーが始まります。キャリアアドバイザーとは、カウンセリングのように、30分間、1対1で学生の就活相談にのり、就活で勝利するためのアドバイスをしていく仕事です。早いもので、担当するようになってから、もうすでに4年目となります。来年の3月までは、毎週火曜日は、このキャリアアドバイザーの仕事となります。今年も、学生たちにとって、猛烈な逆風が吹いているわけですが、少しでも、有利に就活戦線を戦いぬけるように、よきアドバイスをしたいと思います。では、行ってまいります。
新入社員フォローアップ研修を担当しました(201110)
T社の新入社員フォローアップ研修を担当してまいりました。2日間にわたって、全国各地から集まってくれて、素晴らしい学びの場を展開できました。研修の概要は以下の通りです。
【T社新入社員フォローアップ研修概要】
(テーマ) 「力強く輝く中堅社員に向けての第一歩を踏み出す。」
(ねらい)
①入社から現在までを振り返り自分の課題を整理する。
②企業経営の全体像を学び、全体から見た自分の役割を理解する。
③本音で関わる対話力を高める。
④自己理解を深め、自分の長所と短所を把握する。
⑤力強いキャリアを導くキャリアヴィジョンを設定する。
<プログラムの構造>
セッション1「入社から現在までを振り返る」(1時間)
セッション2「企業経営の全体像」(4時間)
<実習「アトランティックプロジェクト」>
①組織編成
②経営計画の策定
③プロジェクトの遂行
④決算とふりかえり
セッション3「本音で関わる対話力」(2時間)
①価値観のコミュニケーションの留意点
②実習「高価な薬」
③仕事の質とコミュニケーションの質
セッション4「自己理解を深める」(1.5時間)
①信頼関係を育むコミュニケーション=フィードバックと自己開示
②実習「15人の勇者」
③自分とチームの無限の可能性
セッション5「ヴィジョンを作る」(1.5時間)
①力強いキャリアを育む前向きな生き方の重要性
②ヴィジョンを作る
T社は、テレビ番組の制作にかかわる技術スタッフの人材会社であり、新入社員たちは、すでに、番組製作にかかわる様々な現場で専門技術者として活躍しています。今回は、入社半年のこの時期に、入社から現在を振り返り、リフレッシュを図って、今後の中堅社員としての力強い活躍に向けて第一歩を踏み出してもらうことをテーマに実施しました。
実は、当社において、私は新入社員研修も担当していたので、彼ら彼女らとは、久しぶりの再会でした。どんな様子か楽しみにしていましたが、見事に成長を遂げていたようで、顔つきが変わっていることにすぐに気付きました。大人っぽく、仕事人のしっかりした顔つきになっていたのです。やはり、苦労は人を育てるのでしょう。現場で磨かれて、しっかりと一人前の顔つきになっているのです。立派に仕事をしているんだなぁと思い、とっても嬉しくなりました。
講座を進めていく上でも、彼ら彼女らの成長ぶりは、良く分かり、問題にかかわるときの真剣で逃げない態度、愛きょうのあるヒューマンスキル、きちんと理解し合おうとする対話力など、入社当初のあり方とはずいぶん違う、プロとしての力をつけてきていることが、良く分かりました。
少々完璧主義で慎重なところもありますが、それも新入社員の時代は、大切な美徳なのでしょう。逆に講座の中で学んだ志の重要性と作成した自らのヴィジョンを胸に、たくましく力強く、未来を切り開いていってくれるものと確信しました。
メンバーの皆さんは、本当に”いい奴ら”であり、職場でもきっとかわいがられて頼りにされてくるでしょう。これからの大いなる活躍が楽しみです。このまま、初心を忘れずに、自分の人生やキャリアを大切にして、しっかりと頑張ってほしいですね。また、若手社員研修などの機会で再開できることを楽しみにしています。
現在は、大変な経済社会環境の激変の真っただ中にありますが、みなさんでしたら、大丈夫。どんな壁でも乗り越えららますよ。共に、頑張りましょう。そして、共に、幸せになると同時に、関わるすべての人たちの幸せに貢献しようではありませんか。皆さんのこれからの大いなる活躍をお祈り申し上げます。
新人フォローアップ研修を担当します
明日から2日間、新入社員のフォローアップ研修を担当してまいります。概要は以下の通りです。
【T社新入社員フォローアップ研修概要】
(テーマ) 「力強く輝く中堅社員に向けての第一歩を踏み出す。」
(ねらい)
①入社から現在までを振り返り自分の課題を整理する。
②企業経営の全体像を学び、全体から見た自分の役割を理解する。
③本音で関わる対話力を高める。
④自己理解を深め、自分の長所と短所を把握する。
⑤力強いキャリアを導くキャリアヴィジョンを設定する。
<プログラムの構造>
セッション1「入社から現在までを振り返る」(1時間)
セッション2「企業経営の全体像」(4時間)
<実習「アトランティックプロジェクト」>
①組織編成
②経営計画の策定
③プロジェクトの遂行
④決算とふりかえり
セッション3「本音で関わる対話力」(2時間)
①価値観のコミュニケーションの留意点
②実習「高価な薬」
③仕事の質とコミュニケーションの質
セッション4「自己理解を深める」(1.5時間)
①信頼関係を育むコミュニケーション=フィードバックと自己開示
②実習「15人の勇者」
③自分とチームの無限の可能性
セッション5「ヴィジョンを作る」(1.5時間)
①力強いキャリアを育む前向きな生き方の重要性
②ヴィジョンを作る
T社では、新入社員研修も担当しており、メンバーのみなさんとは、半年ぶりの再会となります。半年でどれだけ成長されたのでしょうか。会うのが楽しみです。入社して半年のころは、たいていの場合、仕事が楽しくて生き生きしているというよりはむしろ、急激な環境変化についていくのが大変で、大きなストレスを抱えて苦しんでいるというほうが、ピッタリなのではないでしょうか。もしかしたら、少々疲れているかもしれません。そんな彼ら彼女らの疲れを癒し、元気と勇気と自信を回復して、力強い中堅社員へと一歩踏み出してもらえるような、そんなターニングポイントにしていけたらと志しております。せっかくの素晴らしいチャンスでもあるので、良い研修となるように、一生懸命に頑張ってまいりたいと思います。
というわけなので、今週は、ブログは更新できません。来週にまたご報告をいたします。楽しみにしていてください。
今を大切に生きるということ
先を見て点(体験や学び)をつなげることはできません。
振り返ってのみつなげることができるのです。
だから、点(体験や学び)は、未来でつながっているのだと信じないといけません。
スティーブ・ジョッブス