足跡

        砂の上の足跡

               メアリースティーブンソン

 

ある夜、私は夢を見た。

夢の中で、私は神とともに浜辺を歩いていた。

空には、私の人生のさまざまな場面がフラッシュのように映し出される。

そのそれぞれの場面で、私は2人分の足跡が砂浜についているのを見た。

ひとつは私のもの、そしてもうひとつは神のものだった。

私の人生の最後の場面が映し出されたとき、私はそれまでの人生の足跡を振り返ってみた。

驚いたことに、何度も私の人生の中で足跡が1人分しかない時があることに気がついた。

そして、それは人生でもっとも暗く悲しい時期ばかりだったのだ。

私は神に尋ねた。

「神様、あなたは仰いました。一度私があなたについていくと決めたなら、あなたはずっと一緒に歩いてくださると…

しかし、私が最も辛い時期に、砂浜には1人分の足跡しかありませんでした。

なぜ私が最もあなたを必要としているときに、私からお離れになっていたのか理解できません。」

神は答えた。

「いとしいわが子よ、

私は、お前が最も苦しい試練の最中にいる時にも決してそばを離れることはなかった。

1人分の足跡しかなかった時は、私がお前を背負って歩いたのだよ。」

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