年別アーカイブ: 2011年

組織風土診断の仕事を受注しました

 東京のクライアント企業さんから、組織風土診断の仕事を頂きました。組織風土診断は、それに費やすエネルギーと時間がとてつもなく、あまり積極的に営業展開している商品ではありませんが、教育研修を通して、深くかかわっていただけている企業や医院さんとは、より効果的に企業文化を高度化させていくための基盤として、こうした仕事を担当させていただいております。

 今回のクライアンさんは、社員総数が800人弱ですので、作業ボリュームの大きな大変な仕事です。しかし、それによって、会社の未来を変える力を持っている、夢と可能性も相当大きな仕事です。こんなに大切な仕事を託してくださるということは、弊社に大きな信頼と期待を寄せてくださっているということ。その信頼に応えるべく、しっかりと頑張って良い仕事をしたいと思います。

 スケジュールでは、年内にアンケート集計をして、来年早々に報告書を完成させ、報告会は、2012年3月中となっています。

 研修とは毛色が違う仕事ですが、もともと私は、経営コンサルタントとしてこの業界に参加したものでもあり、決して苦手な仕事ではありません。一生懸命に頑張りたいと思います!

依然低い内定率

    大卒予定者の就職内定率59.9% 過去2番目の低さ 

                           asahi.com 2011年11月18日

 
 来春卒業予定の大学生の就職内定率(10月1日時点)は59.9%と、文部科学省と厚生労働省が18日発表した。過去最低だった前年同期(57.6%)を上回ったものの、過去2番目の低さ。前年度は、最終的な就職率も過去最低の91.0%だった。文科省は「わずかに光が差したが、依然厳しい状況」としている。

 全国の国公私立大62校の4770人を抽出し、就職希望者に占める内定者の割合を調べた。就職希望率は前年同期より3.3ポイント増の76.9%。全国の来春卒業予定者数(約55万人)にあてはめると、約42万3千人が就職を希望し、その4割にあたる約17万人が内定を得られていない計算だ。

 内定率は、全国の6地域すべてで上昇した。北海道・東北56.9%(1.3ポイント増)、関東64.9%(3.9ポイント増)、中部55.9%(4.0ポイント増)、近畿61.4%(0.9ポイント増)、中国・四国53.5%(0.5ポイント増)、九州52.6%(1.1ポイント増)となっている。国公立は67.4%(4.2ポイント増)、私立は57.4%(1.6ポイント増)だった。

 (以上、asahi.comより引用)

 

 

 10月時点での内定率が過去2番目の低さだったとのこと。内定率というものは、分母が4年生の総人数ではなく、就職を希望することを表明している4年生の数なので、進路が明確ではないけれども就職希望と学生課に言ってない学生も相当数いることを考えると、実際の内定率はもっともっと低いはずです。多分実態は、50%程度なんだろうと思います。

 おおよそ2人に1人は、現時点で内定を取れていないという現実。本当に厳しいですね。どんなに頑張ってもなかなか内定にこぎつけずに、おとされるショックと絶望の中、泣きたいくらいに不安で苦しい中でも、なんとか立ち向かっていこうとする学生たちの心境を思うと、胸が痛みます。

 これは、学生たちの問題と言うよりは、社会経済の問題でもあります。学生たちには、就活がうまくいかないからと言って、自分を責めるのではなく、こうした異常事態ともいえる経済社会環境の中で、自分はどう生きるべきなのかを、単に就職という範疇だけではなく、さまざまな視点から模索することが大切なんだろうと思います。

 先日まで、ブータン国王が来日されてましたが、当ご夫妻のご様子をみると、本当に幸せそうでいらっしゃる。ブータンは、伝統文化を重んじ、人間のつながりを大切にして、グローバルな競争社会からは一線を画して独自の文化を築き上げており、結果、国民総幸福量では、世界一となっています。

 単に競争に勝ち抜くという生き方ではなく、もっともっと人間らしい本質的な生き方があるのだという可能性を示唆してくださっているのだろうと思います。

 学生たちも、こんな時代だからこそ、自分で情報を集め、真実を学び、自分らしい骨太の生き方、時流に流されるのではなく、筋の通った生き方を探求してみる必要があるのかもしれませんね。

 苦しむ学生たちが、本当に良い方向性、可能性を発見できますように、そして本当に良い人生を歩むために良きことが起こりますように祈りたいと思います。

ノキアの新商品戦略

ノキアの新商品コンセプトがすごい!映像がありますので、ご紹介します。

 

 

 上の映像の製品は、すでに実現しているようですが、下の製品は、今は企画段階なのでしょう。それにしても、すごいことを考えるものです。センスと言いクリエイティビティと言い、感服しますね。このような作品が実際に売り出されたら、私は買いたい!でも、携帯ストラップホールをつけてもらわないと、私の場合、すぐに落としてしまうのです。そんな野暮なニーズは聞いてもらえないんだろうな。

内定を得られていない4年生へ

 先日のキャリアアドバイザーの日に、ある学生が内定報告に来てくれました。その生徒は、相談に初めて来たときには、一目で疲れきっている様子が分かり、自信が折れていて、伏し目がちの落ち込んだ雰囲気を漂わせていたものです。

 確かに、就活は、大変ですよ。一生のうちで一度か二度あるかどうかの強烈な試練なのではないでしょうか。今までの受験のように、自分の頭脳だけではなく、自分の生き様や人間力そのものが評価の目にさらされて、しかも、1社や2社だけではなく、数十社、百数十社と言う多くの企業から拒否されてしまうというショッキングな事態に直面してしまうのですから。

 当初は、就活を甘く見ていた学生たちも、全く歯が立たない厳しい現状に直面して、真剣に生き方、生まれてきた意味について深く考えざるを得なくなる。今、内定が決まってない学生は、そんな逆境のさなかにいるのだろうと思います。

 しかし、就活は戦いの場。呑気に物見遊山にでも出かける心境で、大した準備もせずに戦いの場に出かけてしまった自分が問題だったのですから、ここは、気を取り直して、新しい情報を仕入れ、しっかりと勝利の方法を学んで、準備を再構築し、リベンジマッチに挑まなければなりません。

 就活は、プレゼンテーション力が、一番重要なポイントです。要するに、面接における質問に対する答え方が最も合否を決める決定的な要因になるのです。ですから、プレゼンテーションの出来が未熟で説得力がなければ、どんなに多くを回ってもうまくはいきません。就活では、下手な鉄砲は、数を打っても当たらないのですから。

 勝利につながるプレゼンには、秘訣があります。まずは、あらゆる質問を、①自己PR と ②志望動機 としてとらえること。採用担当者が聞きたいことは、実は、その2つしかありません。その2つについてさまざまな切り口から聞いてくるのです。なぜ、そんなに多くの切り口から聞くのかと言うと、学生のその2つが、本物かどうか?筋が通っているかどうか?信頼に値するかどうか?を確かめるために聞いてくるのです。だから、「あなたの自己PRは?」「あなたの長所と短所は?」「人からどんな人だって言われる?」「あなたの性格は?」の質問に対して、全然違う答えを出してはいけない。すべて自己PRポイントとして決定した要素を貫いて応えていかなければならないのです。また、「最近興味を持ったことは?」「理想的な企業人とはどんな人?」「良い○○(公務員など)のあり方は?」などの質問に対して、的外れな一般論を言ってもいけません。それらの質問で問われているのは、あなたの志望動機なのです。だから、あなたにとっての志望動機として、あなたにとっての入社後の夢を語っていかなければならないのです。

 秘訣の2つ目は、ヴィジョナリーであるということ。ヴィジョンの無い学生は、ぶら下がり志向であり、本当は就職などしたくないのだけれども、そうしないと怖いから焦ってしていると見なされてしまいます。就職は、自分の幸せのためにするものであり、怖いからするものではありません。その際、自分の幸せって何?の答えに相当するものがヴィジョンです。その会社に入社して、本当に幸せになれたとしたら、どんな存在となっているのか?どんな教育を受けて、どんな能力を育み、志望企業のどんな特徴(商品力、営業力、結束力など)を活かして、どんな場でどんな人を相手にどんな大活躍をしているのか?などについて、企業研究を徹底的に行い、自分の将来像をイメージして書き出し、具体化してみましょう。そのように真剣に考えた自分の夢が、まさに志望動機となるのです。

 冒頭に紹介した学生は、相談に来た時に、そのような内容を話し、具体的な資料を渡して、参考にしてもらうよう伝えたのですが、その後、学生は、それらの課題に真剣に取り組んでくれたそうです。その結果、戦う姿勢を取り戻し、準備を再構築して自信を取り戻し、リベンジマッチに参入してほんの2週間程度で、志望企業から内定を得られました。

 今、苦しんでいる大学4年の就活生たちに言いたいですね。決してあきらめてはいけない。苦しい時にこそ、泣こうがわめこうが、前を向いて一歩踏み出していくことに意義があること、もう駄目だと思ったときにこそ一歩踏み出した時にようやく勝利の女神がやってくるのだということ。どんな人にも勝機はあるのですよ。勝利する力がないのではなく、勝機を得られるほどの準備が整っていないというだけなのです。しっかりと戦う体制を整えれば、勝てるのです。新たな情報を仕入れて、しっかりと腰を据えて勝利の方法を学び、見通しを立てて、リベンジマッチに挑みましょう。

さざんかが満開です

自宅兼会社の庭にあるさざんかが満開です。

DSCF1669.jpg

なかなかかわいらしいでしょう!毎年この時期に花を咲かせれくれて、楽しませてくれています。

DSCF1670.jpg 花言葉は、「困難に打ち勝つ」だそうです。確かに、ものさびしい秋の終わり、厳しい寒さに向かうこの時期に、けなげにこんなに優しく咲くんですから、その意味もわかる気がしますね。

 さざんかにちなんで、今年世界や日本に起こった多くの困難を乗り越えられますように!

大学の講座 第6講目です

 今日は、大学のキャリア講座の授業の第6回目です。全14回の半期の講座ですので、早くも、来週で、折り返し地点です。

 今日のテーマは、コミュニケーションの改善ポイントについて。先週の講座で、コミュニケーションが、企業経営においても、キャリア形成においても、就活においても、極めて重要なテーマであることを学んだのですが、今週は、それを受けて、それでは、その大切なコミュニケーションをどうすればより改善できるのかについて、体験を通して学びたいと思っています。

 私自身の考え方は、コミュニケーションのポイントは、テクニックではなく哲学であるということ。人と人との関係は、小賢しさで操れるものではありませんし、そんなことを弄していては、疲れるし長続きもしません。そんな小細工よりも、もっと骨太の生き方=自信を持つこと、あきらめないこと、勇気を持つこと、誠実であること、そんな哲学が大切なんだろうと思っています。

 今日は、そんな哲学をメッセージとして伝えていきたいと思います。では行ってまいります。

1並びの記念日

 今日は、2011年11月11日ですね。みごとな1並びの日です。特に、11時11分11秒は、猛烈な1並びなので、わくわくしますね。皆さんは、この瞬間をどうやってお過ごしになりますか?私は、静かに座って、世界の平和や家族と友人たちの健康と幸せを祈ろうと思っています。

 1は、始まりの数字。すべての痛みと苦しみと不幸が終わり、新しく、幸せな世界となりますように。

スマホにしました

 昨日、携帯電話を新しいものに変更しました。スマートフォンへの変更であり、とうとう私もスマホデビューです。

DSCF1644.JPG  

 画面右が今まで愛用の携帯であり、左が新しい携帯です。今までの携帯は、ガラパゴス携帯と呼ばれ、進化が亜流に流れてしまい、この先は、衰退のみの運命だとのこと。携帯電話と言えば、このような形とスタイルしか思い浮かばない私ですので、時の経つ速さに目が回るような気持ちです。ともあれ、今までどうもありがとう。

 新しい方は、ギャラクシーというそうで、韓国のサムソン電気の商品です。正直、私は、少々国産にこだわっているところがあり、日本製の良いスマートフォンを探していたのですが、性能と言い、重さと言い、スピードと言い、私が見る限りでは、この商品に勝るものがありません。日本製の製品は、ゲームができたり音楽が聞けたり等など色んな特典が付いてますが、私の様なビジネスマンは、そんなものはいらない。要するに、スマホに期待するのは、小さいコンピュータなのですよ。だから、スピードと容量と使い勝手(重さなど)が良ければよい。シンプルな要件なので、日本の優秀な技術力なら何とかなりそうですが、現実には、残念ながら勝てていませんでしたね。

 日本の電機メーカーは、個人的には愛着があるので、ぜひ頑張ってほしい。現状では、小手先のテクニックで対処しているように見えてしまう。もっと真正面からニーズをとらえて、王道の堂々たる商品を出してほしいですね、それなら、少々価格が張っても、私は買いますよ。がんばれ、日本企業!なんてことを考えさせられた機種変更でした。

平和への祈り(鞍馬寺)

     平和への祈り(鞍馬寺)

 

テロはやめよう 戦争もやめよう

どちらも無慈悲で残酷だ

真の平和を願ってひたすら祈ろう

 

現象の根源

世の中の現象にはその源がある。現象への対応だけでは何事も解決しない。「源清らかざれば末清からず」 現象の源を清めない限り同じことを繰り返す。

根源は人間の意にある

恨みと報復の意がわき上がる時も心を静め、真実の道理を弁えて行動すべきである。みだりに命を奪い、傷つけ会うことは行ってはならない。

みんな結ばれている

地球上は羅網の世界である。人と人、人と自然、国と国、たがいに網の目のように連なり響き合う。己れひとりだけ、自国だけということはあり得ない。互いに関わり合っている。

 

およそこの世において、怨みは怨みによりてしずまることなし、怨みをすててこそしずまるなれ。これ不変の真理なり(「法句経」)