本当のプライド

「本当のプライドってのは、看板でも肩書きでもない。自分の仕事に対して抱くもんなんだ。会社が大きくても小さくても、肩書きが立派だろうとそうじゃなかろうと、そんなことは関係ない。どれだけ自分と、自分の仕事に責任と価値を見出せるかさ」

陸王 (集英社) 池井戸潤 より抜粋

 

人間尊重のリーダーシップ ~同志へのメッセージ~

人には、全く性質の異なる2つの動機がある。

一つは、『自分には、何かが欠けている。欠けているものを手に入れなければ苦痛であり、恐怖であり危機である。 だから何としてでも獲得しなければならない。』と言う信念に基づく欲求だ。
それは、不安と恐怖にたきつけられる渇望であり、欠乏動機と呼ばれる。

もう一つは、『自分には充分な力と価値がある。自分の素晴らしさを表現したい。未知なることに挑戦したい。』 と言う信念に基づく欲求だ。
恐怖の束縛から自由となった人に訪れる情熱であり、人本来のまさに魂の欲求、実存動機と呼ばれる。

多くのマネジメントは欠乏動機を利用してきた。
欠乏動機による管理とは、あめとムチによる管理とも言える。
恐怖心に働きかけるリーダーシップは、やろうと思えばだれにでもできる簡単な方法であり、
一旦行い始めると確実に効くこと、安定的であり将来の予測を立てやすいと言う強みがある。
しかし、反面、メンバーのモチベーションは低下し、
防衛的かつ攻撃的風土を助長するので、官僚主義が跋扈し、生産性や成長性は、必ず頭打ちとなる。

多くのリーダーは、厳しい競争にさらされており、不安と恐怖の中にいる。
強力な圧力が常にかけられており、心無い攻撃により、心身ともに満身創痍だ。
だから、その多くが、自尊心の糸が切れると、いとも簡単に恐怖心に首を垂れることになる。
『自分は、みじめで孤独な力ないダメ人間だ。自分もそうであるように、他人もそうだ。 自分は被害者であり、こんなに苦しんでいるのだから自分を守るためなら、人を傷つけても許される』 と信じ込み、恫喝を使うことに躊躇がなくなる。
自らが恐怖の代理人となるのだ。
あめとムチを使い始めた当初は、目覚ましい効果が出るので、どんどんその傾向を強めるが、 遅かれ早かれ、必ず頭打ちとなり、結果的には、自ら奮った力によって滅ぼされることになる。

しかし、その困難を乗り越えた実存動機を哲学とするリーダーも存在する。
実存動機によるリーダーシップとは、人を大切にして、人の持っている素晴らしい潜在性と可能性を信じ、 引き出そうとするリーダーシップだ。

実存動機を哲学とするリーダーの歩む道は平坦ではない。

人を大切にしたからと言って、相手がそれに応えてくれる保証はない。
そうしたからと言って、誰にも褒められるわけでも応援されるわけでもない。
むしろ、皮肉屋から「お人よしの間抜けな奴」冷笑されることもあるだろう。
実存のリーダーには、そんな痛み、不信感を乗り越える勇気が必要だ。

また、人の心からのやる気と能力は、本質的に不安定だ。
良い時は奇跡的な成果を出すが、悪い時は、永く無力だ。
実存のリーダーには、そんな浮き沈みをものともしない強い忍耐力と信念が必要だ。

さらに、人の可能性にかけるということは、将来の見通しも立ちづらいと言うことだ。
実存動機による成長は、まさにイノベーションによる成長だ。
まったく新しい商品の開発、新しい顧客との出会いによる、ある意味で奇跡による成長だ。
しかし、奇跡は、コントロールはできない。
奇跡を、事前に予測することはできない。
だから、未来の計画を立てることができない。
本質的に、実存動機は、管理とは相性が合わないのだ。

しかし、ひとたび実存動機が機能し始めた組織には、奇跡が起こる。
メンバーのハートは鼓動し始め、目の輝きが明らかに変わる。
分離感が癒され、心が開かれ、情熱と叡智が交流を始める。
現状の課題と問題点が、偏見によるゆがみを経ることなく、その真実が分かり、対処される。
今までは想像もしなかったような全く新しいアイデアや工夫が、 日常のあらゆる仕事の場面で創造され、実践されて、あっという間に現実が変わっていく。
結果的に、生産性と創造性は、想像を超えて高まり、奇跡的な成長を遂げていくことになる。

今、時代は大きく変わろうとしている。
むき出しのエゴイズムは、消費者から嫌われ、高い意識の経営が評価され、株価を上げる時代となっている。
原始的な資本主義から、高い意識の資本主義へと、静かに、ゆっくりと変わろうとしている。
そのような中で、求められるリーダーシップは、まさに、実存動機を哲学とするリーダーシップだ。

しかし、あめとムチによる欠乏動機のリーダーシップではなく、人間本来の可能性を引き出す人間尊重のリーダーシップ という理想を担える存在は、そう多くはない。
その数少ない存在の中の一人は、あなただ。

被害者意識に甘えて、強い分離感に身を任せてはいけない。
勝つべきものは、相手ではなく、自分自身なのだ。
皆がそうだからと言って、絶望に身を染めてはいけない。
一隅を照らす光となるのだ。

あなたには、泥沼に落ちようとしている仲間を救い出す責任がある。
知っているなら、あきらめても手を緩めてもいけない。
真に仲間を守る戦士になるのだ。

あなたは、断じて欠点だらけの無力な存在ではない。
あなたの潜在性と可能性は、今の想像をはるかに超えて大きい。
その可能性を信じてみよう。
自分にするように、仲間の可能性も信じてみよう。
奇跡への一歩はそこから始まるのだから。

青年会議所でリーダーシップ講座

来る10月29日に、リーダーシップ公開講座を担当することになりました。主催は、牛久青年会議所です。

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こうして担当させていただけることは、大変光栄なことです。

集まって下さった皆さんが、楽しく、リラックスをして、充実した価値ある時間を過ごせますよう、しっかりとがんばりたいと思います。

 

失敗を怖がらない

「こころみるというのは、一度でうまくいくことを期待しないということだ。
科学者が行う実験と同じで、それは、行動の結果から学ぶことが中心となる行為なのだ。」

『チームが機能するということはどういうことか』エイミー.C.エドモンドソン 英治出版

平和記念公園で思ったこと

先日、広島に出張する機会があったので、その足で平和記念公園に行ってきました。

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原爆ドームです。さまざまな写真では見ていましたが、実物を見ると、とてもリアルです。

原爆による破壊の前は、こんな建物だったそうです。

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美しい大正ロマンの漂う美しい建物だったのですね。ずいぶん大きな建物だったようですが、残った部分はほんの一部だということが分かります。

鉄筋の頑強な建造物が一瞬で粉々に破壊される、原爆の破壊力は、まさに激烈です。

広島平和記念資料館の中も拝観しました。

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フラッシュをたかなければ写真を撮っても良いとのことでしたので、少しだけ取らせていただきましたが、記念館の展示が、あまりにも悲しく、痛々しく、むごたらしいものがあり、二の句が継げない状況になってしまい、写真どころではありませんでしたね。

被災者のぼろぼろになった衣服も展示されていましたが、その衣服が小さいのです。子供なのです。いたいけな子供たちが、衣服がこんなにボロボロになるほどの熱風を受け、ある子は即死し、ある子は重篤なやけどを負った状態で助けもない中で苦しんだのです。

犠牲者の多くは、戦闘員ではなく、罪のない市民であり、弱い女性や子供たちだったのです。

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この惨状を見るにつけ、私は、原爆を落としたことは、愛のない暴力であり、間違いであり、どんな言い訳も効かない取り返しのつかない狂気であると感じました。

展示の中には、蝋人形で原爆の投下直後の被ばく被害の状況を描いている被爆再現人形が展示されていました。

大やけどを負った被害者たちが、ぼろ雑巾のようにやぶけた皮膚をたれ下げながら腕を前に掲げて、燃え盛る破壊尽くされた街をさまよっている様子がリアルに描かれています。その悲惨さ、痛み、苦しみは、見ている人の胸に強く迫るものがあります。

しかし、実は、この展示は、近々撤去される予定だそうです。

撤去の理由は、一般的には「怖すぎるからだろう」と考えられています。

公式的には「凄惨な被爆の惨状を伝える資料については基本的にありのままで見ていただくべきという方針」によるものだということです。要するに、この展示は、作り物であり、事実をありのままに描いたものではないので撤去するとのことです。

わたしは、それを聞いて、いかがなものだろうかと唸ってしまいましたね。

事実をありのままに伝えていないとの見解ですが、本当に体験された痛みを直接的にありのままにに理解できる優れた教材であるように私には思えます。あのような意味深い展示物は、つまらない理由で撤去すべきではないと思います。

実は、私は、ガス爆発で、両手上腕部と顔面を大やけどしたことがあります。

両手上腕部は、肘から指先まですべて3度のやけどを負ったので、部分的には、被爆者の方々と似た体験をしたことになります。(もっともその重傷さ、苦しみは、被爆者の方々の足元にも及びませんが)

3度のやけどとは、やけどの中で、最も重症な症状であり、真皮を超えて皮下組織まで損傷を受けており、治癒後も色素沈着やケロイドが残ってしまうほどの深さのやけどのことを言います。

私は、そのようなやけどに両腕全体がなってしまったことがあるのです。

やけどをすると、水膨れになることはご存じだと思います。私の場合は、腕全体が水膨れになった状態になりました。ですから、事故直後は、自分で腕を触ると皮膚がグズグズであり、ちょっとした衝撃で皮膚が破れ、垂れ下がってしまう状況でした。だから、再現人形のけがの状況はとてもよくわかります。

それから、展示では被爆された方が、腕を幽霊のように前に突き出して歩いてますよね。

体験談を聞いてみると、被爆直後の街では、実際に多くの人たちがそうした腕を前に出した状態で逃げ惑っていたそうです。

その前に腕を突き出して歩く様子ですが、なぜ腕を前に突き出して歩くかお分かりですか?

それは、やけどで腕全体が真皮むき出しの状況になると、皮下組織の毛細血管が損傷しており、腕を心臓より下げると、毛細血管が膨らんで、腕が破裂してしまうような痛みが起こるからです。

風船が空気で膨らんで破裂してしまうように、腕を心臓より下げると、血圧で毛細血管が膨らんで、まさに腕全体が“パン”と破裂してしまいそうな強烈な痛みが起こるのです。ですから、腕を心臓より下に下げることができずに、幽霊のように前に掲げる姿勢を取らざるを得ないのです。

私も、やけどを負った後、しばらくは全く同じ状況になりました。ベッドで寝ている時は傷まないのですが、トイレに行くときなど、所要で立ち上がる時は、腕を下げることができずに幽霊のように前に突き出して歩いていたものです。(実際にトイレをする時はどうしたかって?実は、まったく腕を下げられないわけではありません。時間をかけてゆっくりゆっくり下げると何とか下げることができるのです。だからトイレをする時は、脂汗を流しながら痛みと格闘し、ものすごい時間をかけてでなければすることができなかったのです。ちなみに、当時の私は、顔全体が包帯にくるまれており、腕全体も包帯で、白い浴衣を着ていたので、当時の私が歩いていた姿を見た人は、相当な恐ろしい思いをしたかもしれません。)

そのような体験があるので、被爆再現人形の描いている状況は、私にはとてもよくわかるのです。

しかし、帰ってから、前に腕を突き出す姿勢の理由について、インターネットで調べてみると、その正しい理由がほとんど伝えられていないのですね。これは、私にとっては衝撃でした。あれだけ多くの人たちが体験した無理のある姿勢の理由、ただでさえ疲れ切っており、痛み苦しみの中で腕を上げることは、なおのこと疲れて苦しかったろうに、そうせざるを得なかった悲しい理由、その痛みやつらさが、現在ではもはや誰もわからないのです。

もしかしたら、そうした正しい理由が分からないので、再現人形のリアリティが分からずに、作り物と感じてしまうのかもしれませんね。とても残念なことです。

私は、だからこそ、こうした展示は、後世に伝え残しておくべきだと思いますね。話によると、この展示物を作った作者は、多くの被爆者の体験に耳を傾けて作ったとのこと。

人は、体験に耳を傾け、体験から学ばなければなりません。

人の体験よりも権威者の言うことに耳を傾ける、感じることや正直な思いよりも強い権力の言うことを盲目的に信じる。そのような傲慢で卑屈な態度でいるからこそ、こうした悲劇が起こってしまうのではないでしょうか。

8月6日の8時15分、一瞬のすさまじい爆発によって、多くの子供たち、女性、老人、戦闘員ではない善良な市民たちが、深刻な被害を受けました。ある人たちは即死し、ある人たちは重度なやけどを負い、皮膚がずる剥け、真皮むき出しとなり、痛くて腕を下げられない状態で灼熱の中を逃げ惑いました。真皮むき出しの皮膚にとって、あらゆるものが痛みの原因となります、そよ風さえも激痛の原因です。特に照りつける太陽にさらされた痛みは筆舌に尽くしがたいものがあります。しかし、真夏の太陽は容赦なく照り付け、日陰となる一切の建造物が破壊された中で、水も食料もなく、助けもない中で腕を前にかざす無理な姿勢で逃げ惑わざるを得なかったのです。さらに、放射能の影響で希望すら破壊されていった被害者の方々の痛みや苦しみはいかほどだったでしょうか。

そのような悲しくつらい体験を正確に理解するにつけ、あらゆる権威の言う言い訳は詭弁に聞こえます。

エノラゲイで原爆を落とすことに関わった人たちは、どのような顔でこうした体験を聞くのでしょうか。体験を聞いた後、いま言っている言い訳を良心の呵責なしに言うことができるのでしょうか。

どのような理由があれ、私は、原爆は、常軌を逸した狂気であり、悪魔的な暴虐、間違いだと思います。もう2度とこうした悲劇が起こらないことを広島の地で心から願った次第です。

8月6日、原爆の犠牲となられた多くの方々の痛み、悲しみが癒されますように、心からご冥福をお祈り申し上げます。

合掌

アトランティックプロジェクト新規開拓キャンペーン

現在、弊社の経営シミュレーション体験型新入社員研修プログラム「アトランティックプロジェクト」の新規顧客開拓キャンペーンを実施中です。

今年の9月6日に体験説明会を開催するので、それに向けて参加いただける教育担当者の方を募集すべく、がんばっているところです。

おかげさまで、アトランティックプロジェクトは、発表以来2016年現在で、116社採用、6500人受講の実績となっております。

・経営シミュレーションによる楽しくエキサイティングな体験を通して大切なことを学べる、

・皆で協力して作成した作品が、本当に風に向かって走るので、強烈な達成感を感じる、

・内製化が可能であり、低予算で高いクオリティの研修を実施できる、

・現代の若者の問題(早期離職、成長格差)の根本原因に対処できる、

などと、大きな好評を頂いております。

自画自賛ではありますが、私としては、このアトランティックプロジェクトが大好きであり、本当に力のあるプログラムだと思っておりますので、多くのお客さんにご利用いただきたいのです。

多くの機会を得て、今の若者たちに、元気と勇気と信頼を提供し、自分の人生を大切にすること、キャリアを力強く育むこと、逆風になんか負けないことをしっかりと教えてあげたいのです。

いま、そんなチャンスを頂けるお客様を開拓中です。

ちょうど、今頃でしたら、新入社員のフォローアップ研修や内定者研修で新しい企画を検討されている人事教育担当者の方もいらっしゃるかもしれません。

きっとお役にたてると思います。ぜひご検討ください!

 

【経営シミュレーションによる体験型新入社員研修「アトランティックプロジェクト」説明会概要】

アトランティックプロジェクトとは

⇒http://venus-association.com/a-program/atlanticproject/

説明会概要

⇒http://venus-association.com/a-program/atlanticproject/setumeikai-ap.htm

○開催日   2016年9月6日(火)

○時 間   午後1:00~5:00

○料 金   無料

○会 場  一般財団法人 産業人材センター『霞会館』

(地下鉄日比谷線「六本木」下車徒歩7分)

○概要

「アトランティックプロジェクト」は、学生から企業人への意識転換をテーマとした総合新入社員研修プログラムです。

また、組織実習として、チームビルディング、コミュニケーション等をテーマとした研修やマネジメント研修としても活用できます。

導入していただいた多くの企業の皆さまから続々と大きな反響と高い評価をいただいております。

本説明会では、実際に実習をご体験いただいて、内容と雰囲気をご理解頂けるようにご案内いたします。

リーダー研修を担当しました(20160607)

研修や出張が続いており、なかなか当ブログが更新できませんでした。追々、担当した研修の様子など、報告していきたいと思います。

今回は、S労働組合全国組織のリーダー研修の模様をご紹介します。

【S労働組合連合会リーダー研修】

<プログラムの テーマ> 「前向きでたくましいチームを育むリーダーとなる。」

< プログラムのねらい>
①前向きな考え方の重要性を学ぶ。
②効果的なチームワークに必要な要素を学ぶ。
③力強いチームの基盤となる信頼関係の育み方を学ぶ。

<プログラムの内容>
セッション1 「前向きな考え方」
セッション2 「チームワークに必要な要素」
実習「ストロータワー」
セッション3 「信頼関係の育み方」
実習「風の卵の物語」

受講されたメンバーの皆さんは、80名弱。全国の労働組合で、幹部として活躍されているリーダーの皆さんが一堂に会するとても大切な研修会です。そのような場を担当させていただけますこと、大変光栄なことだと思います。

実は、今回の研修は、2度目であり、また当組合さんとは、ずいぶん長くご縁を頂いており、メンバーの中には、何度かお会いさせていただいている方々もいらっしゃいます。研修の前に名簿を頂き、初めての方、再会の方、いろんな方とお会いできますことをとても楽しみにしておりました。すばらしいメンバーの皆さんや、ご尽力いただいたスタッフの皆さんのおかげで、とても素敵な充実した楽しくエキサイティングな学びの場となりました。メンバーの皆さん、スタッフの皆さん本当にありがとうございました。

今回の研修は、リーダーシップの中でも、シェアードリーダーシップと呼ばれるチームリーダーシップスキルに焦点を当てたプログラムでした。

シェアードリーダーシップとは、リーダーの資質や要件をテーとするものと違って、チーム全体を対象として、チームメンバーの一人一人の力を引き出し、チーム全体としてどう輝いていくことができるのかをテーマとしています。

ですから、シェアードリーダーシップでは、メンバーへの深い関心と理解、個性に応じた役割分担と権限移譲、本音で話せるオープンマインドと良好なコミュニケーション、相互成長を促すフィードバックシステムなどが、大きなテーマとなってまいります。

参加メンバーの皆さんは、普段から実際に現場で、力強くリーダーシップを発揮されていらっしゃる方々ばかりであり、リーダーの資質やスキルは十分についていらっしゃる方々ばかりです。ただ今回は、自分の後輩や部下をどう育成していくのか、どう輝かしていくことができるのかに焦点が当たっているので、自分のことはさることながら、後輩や部下の指導に問題意識や課題を持っていらっしゃる方々に、なにがしかのヒントを得てもらうことが大きなテーマとなりました。

プログラムを通して、

・健全な自尊心こそが、良きチームを作る原点。

・前向きで、ねばり強く、明るく元気な風土は、教育によって育むことができる。

・逆に、無力感、後ろ向き、不平不満、分離感の風土もリーダーの在り方で作ってしまうこともある。

・勇者の人生には、困難はつきもの。痛みや苦痛は避けられないが、乗り越えられない壁もなければ、意味のない苦労もない。

・あなたは、思いのほか愛されている。きっと道は開ける。自分を信じて堂々と生きよう。

そんな大切なことを学ぶことができたと思います。

すばらしいメンバーの皆さん、特に、実習「ストロータワー」でのドラマが印象的でした。一定のルールのもので、一定の制限のある素材を使って、一定の強度を持つストロータワーを立てることが課題であり、その高さを競うという内容の実習です。今回は、通常では考えられない高さの作品、まさにモンスター級の作品を、全チームが作り上げて、まさに奇跡が起こったようでした。

こうした奇跡を起こす類まれなるちからを持っているみなさん。決してそうは見えませんが、心根の優しい皆さん。凛として筋が通っているみなさん。そんな皆さんとともに学ぶことができて、とても楽しく、光栄でした。本当にありがとうございました。

全国組織でもあり、東日本大震災、熊本の地震、など、折り重なる災害に、さまざまな被害を受けていらっしゃる方々もおいでですが、明るく前向きに立ち向かっている姿に感動を致しました。本当に何が起こるかわからない時代ですが、皆さんでしたら、どんなことでも大丈夫だと感じました。決して恵まれた時代ではありませんが、ともに、がんばっていこうではありませんか。