キャリアアドバイザー年内最終日

 私は、毎週火曜日大学のキャリアアドバイザーを担当しておりますが、今日で、年内の最終日になります。やはり、就活環境が厳しいせいか、毎週相談に来てくれる学生がたくさん来てくれます。ただ、3年生が中心で、4年生が相談に来ないのが少々心配です。まだ内定を取れない学生は、あきらめずに相談室に足を運んでみてください。こういう苦しい時にこそ、前向きに運ぶ一歩が重く、貴重なのです。共にがんばりましょう。

 しかし、今年は、就活史上まれにみる逆境の年でした。この傾向は、来年も変わらないでしょう。学生たちにとって試練はまだまだ続きますが、必ず突破口はあるはず。全面的にバックアップして勝利に向けて応援していきたいと思います。

大学の授業も大詰め

私が担当する授業の1つが、大学1年生向けのキャリア教育「キャリア形成論」です。半期の2単位の講座で、後期に毎週月曜日、2クラス担当しているのですが、とうとう大詰めです。残すところ、今日と来週の2講義だけとなりました。今日のテーマは、「ヴィジョンの作成」です。夢を見づらい時代といわれてますが、こういう時代だからこそ、大志をもって生きることが勇気ある気高い生き方となるのだと思います。学生たちには、理想を胸に、自分らしく生きる上での基軸となるヴィジョンをしっかりと持って力強く時代を生き抜いてほしいと願っています。今日、そんなお手伝い、本当にそう生きたい生き方の後押しができるように頑張ってきたいと思います。では、行ってまいります。

アトランティックプロジェクトのリサイクル作業

弊社新入社員研修プログラムのアトランティックプロジェクトのリサイクル作業をしています。

実家の両親に手伝ってもらっての作業です。

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大変な仕事を文句も言わずに相当作業量の多い猛烈な仕事をしてもらっており、本当にありがたく、感謝しております。

おかげさまで、今年も、出荷体制を整えて、安心して年を越せます。今日は作業の大詰めです。頑張ります!

道を開くために

「一度だって命がけでなかったことはないのです。

 そうでなければ、道は開けません。

 それが神様の願われていることならば、

 必ず道は開けるのです。」

 

 マザーテレサ

(「マザー・テレサ 愛の花束」PHPブックより引用)

就活グループワーク面接講座を担当しました

J大学で、就活グループワーク面接講座を担当しました。2ステップの授業をそれぞれ3回ずつ、計6回にわたって実施しました。概要は以下の通りです。

 

【就活グループワーク面接対策講座】

<1回目>

(ねらい)

1.グループワーク面接を突破するためのスキルを学ぶ。

2.就活に必要なコミュニケーションスキルを学ぶ。

 

(内容)

1.採用面接の進み方と対策

2.グループワーク面接に立ち向かうために

 ①グループワークの基盤は信頼関係
 ②感情に支配されるのではなく、感情の主人となる
 ③勝つ人や目立つ人が採用されるわけではない
 ④小さな勇気が未来を開く
 ⑤初期の面接は減点法

3.グループワーク面接の採用基準とチェックポイント

4.チームワークの要素と自分の強み

5.実習「ポスターを復元せよ」

6.就活を勝ち抜くためのポイント

 

<2回目>

(ねらい)

1.グループディスカッション面接を突破するためのスキルを学ぶ。

2.就活に必要なコミュニケーションスキルを学ぶ。

 

(内容)

1.グループディスカッションとは

2.グループディスカッションに参加する心構え

3.グループディスカッションの標準的な展開

4.私のグループディスカッションへのかかわり方

5.グループディスカッションの討議テーマとかかわり方

6.演習「グループディスカッション」

7.グループディスカッションに立ち向かうための3カ条

 

各回とも70名~80名の学生が集まってくれました。環境が厳しいだけに、真剣そのものです。

ワークを見ていると、J大学の学生は、本当に良い学生ばかりですね。

よく、プロジェクトチームの中で、とりたてて技術スキルはないのだけれど、人間的に温かく、人を勇気付けたりコミュニケーションを良くしたりしてチームを元気づけることによって、その人がいるだけでチームが明るくなり、結果的に納期が早くなったりよい作品ができたりなどの大きな成果につながる人がいますが、J大学の学生は、まさにそういう人たちだと思います。エコや高い意識をもった企業活動を期待されているこれからの企業にとっては、こうした人たちこそが会社の宝になるのではないでしょうか。採用担当者の方々には、学生たちのこうした人間性をぜひ評価してほしいですね。

いずれにしても、こんなに厳しい時代に、好むと好まざるとにかかわらず立ち向かわなければなりません。学生たちにとっては、台風の中に踏み込むような心境でしょう。大変だと思います。しかし、いつか、こうした時代に生まれてよかったと思える日がきっと来るはずです。こうした苦しみにもきっと必ず意味があるのだから。だから、しっかりと苦労をして、逃げずに立ち向かって、全力で頑張ってほしいと思います。私もできる限りバックアップしてあげたいと思います。

社会人に成りたくない若者

先日、大学の就活講座で、「社会人になることが楽しみな人?」と問いかけたところ、手を挙げた学生が、たった一人。

「それでは、本当のところ、社会人になることが、いやだなと感じている人?」と聞いたところ。ほぼ全員が手を挙げていました。

理由を聞いたら、見かける社会人は、みんなつらそうで幸せそうじゃないとのこと。確かにそういう事例をたくさん見ていたら、社会人になどなりたくはないでしょう。もっともなことだと思います。

しかし、うーん、これは、ゆゆしき問題ですね。就活に向かっている学生の多くは、「実のところ、社会人になどなりたくはないけれども、ならないと大変なことになり、怖いので、一生懸命に就活をする」ということなのでしょう。本当のところそうしたくないけど、そうしないと怖いのでする。なんと悲しい現状でしょうか。

これは、夢を持てない若者を責めるというよりは、楽観的には到底なりえない社会を作り上げた、現代社会のリーダーや大人たちが責めを負うべきでしょう。

しかしながら、どんな社会環境であっても、夢を持てないということはない。志を持たない理由を環境や他人のせいにすることもできないのも事実です。もしも、天使に囲まれている社会で生きていたならば、幸せで素晴らしい未来を描くことはいとも簡単にできるし、そうした未来の実現を容易に信じることもできるでしょう。しかし、そのようなヴィジョンを持つことは、当たり前であり、偉くもなんともないのです。現代の様なストレスの多い危険な社会だからこそ、気高い志を持つことは努力と勇気が必要であり、そう生きようとすることは、大いなる冒険と偉大な生き方となるのですよ。だから、現代社会の様々な問題は、冒険譚に付き物の悪役であり、乗り越えられるべき障害であり、成長への踏み台なのです。だから、犠牲者となって絶望に染まるのではなく、勇者となって希望に向かわなければなりません。

そもそも、就活は、怖いからするのではなく、自分の幸せのためにするもの。自分の幸せにつながらない内定だったら何の意味もないのです。

怖がらずに、勇気を持って立ち向かい、真剣に生きれば、必ず未来は開ける。

人は、必ず幸せになれる。

そう生きるための十分な力量が人にはある。

だから、自分の幸せをあきらめてはいけない。

自分が幸せじゃなかったら、他人に真の貢献などできるわけがない。

幸せになることは、人にとっての責任なのですよ。ぜひ若者には、自分の本音で幸せなヴィジョンを描いてほしいですね。忠実であるべきものは、権威や恐怖ではなく、自分自身のヴィジョンなのですから。

 

いわずにおれなくなる

いわずに おれなくなる

ことばでしか いえないからだ

 

いわずに おれなくなる

ことばでは いいきれないからだ

 

いわずにおれなくなる

ひとりでは 生きられないからだ

 

いわずにおれなくなる

ひとりでしか 生きられないからだ

 

まど・みちお「百歳日記」より

自己分析

自己分析は、しっかりと探求するといい。

しかし、今出てきた結論に、安易に飛びついて、自分を決めつけてはいけない。

自分は、常に発展途上にあり、ゴールにあるわけではない。

自分をいも虫だと思い込んでいる人は、

どんなに自分を自己分析しても、

芋虫以上の自分を決して発見できない。

しかし、数カ月もたつと、思いもよらない奇跡が起こり、

全く想像もつかなかった蝶へと変身するのだ。

自分を種だと思い込んでいる人は、

どんなに自分を自己分析しても、

みすぼらしい種以外の自分を決して発見できない。

しかし、水と温度と日差しを得れば、思いもよらない奇跡が起こり、

全く想像もつかなかった花を咲かせるのだ。

人は、断じて無力ではない。

その可能性と潜在性は、想像をはるかに超えて大きい。

大切なことは、自分を分析することではなく、

その可能性を開花させるくらいの壮大な志なのだ。

自己分析よりも自己プロデュースこそが大切なのだ。

自分の人生の力強さを信じて、どんな自分に成りたいのかを考え、

幸せに向けての第一歩を踏み出そう。

あなたにはそれを実現するに値する十分な力があるのだから。

採用面接で問われるもの=ヴィジョン

 採用面接において問われる重要なポイントの一つに”キャリアヴィジョン”があります。採用担当者は、本人の問題解決能力や人間関係能力に興味があることはもちろんですが、それ以上に興味があるのが本人の夢やヴィジョンなのです。採用面接において買っているのは、その時その場の本人の能力というよりは、潜在的な可能性であり、その可能性を引き出す最も基軸となるものが本人の志や自身なのだと考えているからです。

 また、ヴィジョンを持っている学生は、プロ志向であるのに対して、ヴィジョンを持たない学生は、ぶら下がり志向とみなされる恐れもあります。

 就活は、自分の幸せのためにするものであり、親や世間に言われたからするものでも怖いからするものでもありません。人は、幸せに生きるに値する十分な力量と可能性を持っている存在です。自分の人生の力強さを信じて、自分の幸せ、夢、志をしっかりと固めて、採用面接に立ち向かってほしいところです。