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オンラインショップ開店

昨日、弊社のオンラインショップを開店しました。
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以前からネットショップを開きたいと願っていたのですが、ネットショップは、基本的に複雑なプログラムで作られており、私が従来から組んでいたhtml文書とは全く性質の違う難しいものなので、手を出せないでいたのです。

しかし、今年に入ってから、個人向けの商品もどんどん出していきたいし、グローバルにも展開していきたいとの思惑があり、インターネット店舗開設に向けて、挑戦した次第です。

このオンラインショップは、業者に頼ることなく、自前で作成しています。eccubeというすぐれたオープンリソースがあり、それをもとに作り上げました。一部、カスタマイズのためのソフトを購入、利用していますが、総額で4万円弱程度であり、相当の低コストで完成させることができました。

もしこうしたサイトをはじめから業者に依頼して作るとしたら、よくわかりませんが、数十万、数百万かかるのではないでしょうか。

実は、数年前にも挑戦したことがありますが、当時は、プログラムのあまりの難しさに、さじを投げてしまっていましたが、今回、eccubeをはじめとするいろんな出会いがあり、運よく開店にこぎつけることができました。

とてもうれしいです。

今後、店舗を生かしながら、より大きく仕事を広げていきたいと思っています。頑張ります!

大変な大雪です!

こんな雪は、関東では初めてではないでしょうか。

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自宅兼事務所の庭の様子ですが、これはもはや雪国です。

まだふりやんでいませんので、もっと積もるかもしれません。

こんなときは、観念しておとなしくしているに越したことはありませんね。

皆さんくれぐれもお大事になさってくださいね。

 

大学サークルリーダー講座(20140206)

都内大学のサークルリーダー講座を担当してきました。概要は以下の通りです。

【大学サークルリーダー講座概要】

(テーマ) 「自分らしく輝くサークルリーダーとなる」

(ねらい)

   ①リーダーシップの原点となる自信と誇りの重要性を学ぶ。

   ②コミュニケーションのスキルを学ぶ。

    ・コミュニケーションの重要性

    ・コミュニケーションの改善ポイント

   ③リーダーシップのスキルを学ぶ。

    ・チーム力を引き出す前向きな生き方

    ・信頼関係をはぐくむ

       ④サークルリーダーとしての志・目標をつくる。

 

 新たに任命されたサークルリーダーであり、どんなことをすればよいのか、そもそも私でいいのかといった不安を抱えている人も中に入るわけですが、本講座で、リーダーとしての心構えやすべきこと、スキルを学び、自信と勇気をもってリーダーとして活躍していくための基礎を固めることが本講座のテーマとなります。

 50名程度の学生たちが集まってくれましたが、すばらしいメンバーのおかげで、すばらしい学びの場となりました。

 研修後、アンケートを書いてもらったのですが、すばらしいコメントもあり、以下、学生たちの感想をご紹介します。

【大学サークルリーダー研修感想】

・コミュニケーションが大切だと知れたが、短い時間の実習後の打ちとけさに驚いた。コミュニケーションや人と触れ合う大きさに時間は関係ないと感じた。

・今回、このプログラムに参加したことで、これから新サークル部長として、どのようにメンバーと接していくべきか、どうしていくべきか、またサークルだけではなく、人生のことについても知って行けたと思う。

・資料もそうでしたが、説明がとても聞きやすかったです。話が全部直接心に入ってくるようでした。私たちのように今後のヴィジョンに迷いがある人にとっては救いのような機会です!またお願いします!

・今後どのように行動していくべきか、目標がハッキリ見えました!!

・今日一日でコミュニケーション力が身に付き、多くのことを学べた。他人の意見を聞くことで自分では気づかなかったことも気づくことができ、新しい発見ができた。グループメンバーにほめられた部分は伸ばしていきたいと思う。

・サークルリーダーとして、同活動していくか不安でしたが、自尊心を持つことや目標を持つことなど、具体的なアドバイスがあり満足しました。

・様々な発見がありました!自分に少し自信が持てるようになりました。リーダーとしても、これからの私としても、今日学んだことを思いっきりいかしていきたいです!!

・今、就職活動中で、就職できる気がしない、や、社会人としてやっていけるかという不安でいっぱいでした。しかしそんな不安は無用だと今日の研修を通して思いました。長時間本当にありがとうございました。

・リーダーに必要な資質というより、人生についての考え方が変わるきっかけとなりそうです。

・話が全部自分が悩んでいることと重なり、全部が印象的でしたが、「幸せになるために生まれてきた」や「ミラクルは起こる」というお言葉が印象的で勇気づけられました。

・新2年で代表、人員不足など、さまざまな懸念があったが、他にも同じ境遇の団体がいることを知り、少し安心した。そして、これから、運営面をしっかりし、より大きく、より充実したサークルになるよう努めていこうと思った。

 

すばらしいメンバーのみなさん、共に学べて、とても楽しかったです。皆さんなら、かならずや素晴らしいリーダーとしてチームをよく引っ張っていけるでしょう。応援しています共にがんばりましょう!

立て続けに起こるイノベーション

最近の日本人の科学者による2つの快挙の記事をご紹介します。

 

新万能細胞―常識を突破する若い力

朝日新聞web 2014年1月31日02時03分より引用
   
 輝かしい新星が現れた。

 理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダー(30)らのグループが、まったく新しい万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の作製に成功した。

 筋肉や神経など、さまざまな細胞に変化できるのが万能細胞だ。万能性があるのは、生命の初期である受精卵など、特殊な細胞に限られるというのが生物学の常識だった。

 だが近年、万能細胞を人の手で生み出す研究が進み、すでに、受精卵を壊してつくるES細胞、山中伸弥・京都大教授らが遺伝子を導入する方法で開発したiPS細胞がある。

 STAP細胞の大きな特徴は、弱酸性の液体に浸すなど細胞を外から刺激することで、ずっと簡単につくれるところだ。

 一昨年英科学誌ネイチャーに論文を投稿した当初は突き返された。だが追加の証拠をそろえ、掲載にこぎ着けた。最初に拒絶した専門家は「何百年にもわたる細胞生物学の歴史を愚弄(ぐろう)している」と激しい意見を付けてきた。これはいまや最大級の賛辞と読まれるべきだろう。

 まさに教科書を書き換えるような大発見である。

 博士号をとってわずか3年。若い小保方さんの研究過程は、決して順風満帆ではなかった。

 「誰も信じてくれない中で、説得できるデータをとるのは難しかった」「泣き明かした夜も数知れないですが、今日一日、明日一日だけ頑張ろうと思ってやっていた」と振り返る。

 化学畑の出身で、生物学の既成概念にとらわれず、自らの実験データを信じた。一人また一人と周囲の研究者を味方につけ、数々の壁を乗り越えた。

 変わってきたとはいえ女性の働きづらさが指摘される日本で、これほど信念に満ちた研究成果を上げた小保方さん、そして彼女を支えた共同研究者のみなさんはすばらしい。

 「21世紀は生命科学の時代」といわれ、日本政府も力を入れる。小保方さんの属する理研の発生・再生科学総合研究センターは00年に神戸市にできた。基礎研究から治療への応用まで、再生医学を総合的に進める態勢づくりが結実したようだ。

 特大ホームランを放った小保方さんに限らず、きっと同じように「もう一日だけ」と頑張っている研究者がたくさんいるだろう。そう考えると、日本の科学への希望も膨らむ。

 教科書を学ぶ学習を卒業し、教科書を書き換える研究の道に進む。強い信念と柔らかな発想に満ちた若い世代の飛躍を、もっともっと応援したい。

 

 極めて自然に近い形で作られた万能細胞であるので、応用の可能性も壮大です。きっと医学の根本を変えてしまうかもしれません。大快挙と言えましょう。それにしても、小保方さんのスタンスは素晴らしい。あきらめない心、仲間との協力、まさに勇者としての成功譚です。

 もうひとつすごい記事をご紹介します。これも、がんの克服につながる大発見です。

 

がんの征圧は間近か!? – 鳥取大、悪性度の高い未分化がんを正常細胞に転換
    デイビー日高  マイナビニュース2014/01/28より引用
 
鳥取大学は1月25日、クローニングしたRNA遺伝子に関連して発現変動する単一の「マイクロRNA」を悪性度の高い未分化がんに導入したところ、容易に悪性度を喪失させることができ、正常幹細胞へ形質転換できることを発表した。

成果は、鳥取大 医学部病態解析医学講座 薬物治療学分野の三浦典正 准教授らの研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、1月24日付けで英オンライン総合学術誌「Scientific Reports」に掲載された。

三浦准教授は、自身のクローニングした遺伝子がRNA遺伝子であり、がんの第1抗原と目されてきた「ヒトテロメレース逆転写酵素遺伝子(hTERT)」と関連して、特に未分化なヒトがん細胞において、その発現を制御させる性質を持つ特異な遺伝子として、また発がんやがんの悪性度に関わる遺伝子として機能解析をこれまでしてきた。

また、「未分化型悪性黒色腫」でも当該RNA遺伝子が増殖抑制できることを、製剤候補として「ハイドロゲル」や「アテロコラーゲン」を用いて確認してきた。そして今回、そのRNA遺伝子を「shRNA法」という遺伝子発現を抑制する手法により、10種程度のヒトマイクロRNAによって発現変動することが究明されたのである。そしてその1つ1つをがん細胞の中へ導入することで、最もがんを制御できる有効なものが検討された次第だ。その結果「miR-520d」が三浦准教授らが”驚異的”とも表現する現象を誘導したのである。

2012年2月に、京都大学の山中伸弥教授らが当初iPS作製に使用した「293FT細胞」、または未分化な肝がん細胞、膵がん細胞、脳腫瘍、悪性黒色腫細胞で、球状の幹細胞または「がん幹細胞様」の細胞へ容易に変化させ、その細胞は「P53」というがん抑制遺伝子を高発現していることが見出されている。それまでは、マイクロRNAのがんや再生医療の報告として、「miR-302」family、「miR-369」「200c」に関して多数種の併用でリプログラミングの試みがなされているが、1つでこのような効果をもたらす報告はなかった。

今回の研究では、まず未分化な肝がん細胞がmiR-520dにより、12時間程度でP53、Nanog、Oct4陽性の細胞へ変化し、miR-520d導入細胞がマウスでそのがんとはまったく異なる組織(奇形腫や正常肝臓組織)を形成したり、腫瘍をまったく形成しなかったりすることが確認されたのである。高分化型がんでも1カ月程度で同様の細胞へ変化することも判明した。

このことは、悪性度の高い低分化なものほど容易に良性形質になりやすいことを意味するという。この結果からメカニズムの解析が進められると同時に、治療的効果の検討も行われており、脱メチル化による脱分化誘導がその原因の1つであることが証明された。

ほかのがんでも派生元の細胞の性質をより強く持つまったく異なる細胞へ形質転換できることから、多くの未分化ながん細胞で有用な分子であることがわかったとする。たった1つの生体分子が、このように劇的にがん細胞の状態を変えてしまうことは、がん根絶の夢が目前に来ており、この領域の研究および製剤開発が推し進められることで早期に実現する可能性が高まったとした。

 

 私は専門外なのでよくわかりませんが、要するに、がん細胞を健康細胞に転換できる遺伝子を発見(開発?)したということなのでしょう。しかも、悪性度の高いものほど効果があるということらしいので、大変な快挙です。この研究が順調に進んだら、まもなくがんは、撲滅することになるでしょう。

 まさに2大快挙です。まったく新しい、想像もつかないような未来の幕開けともなるかもしれませんね。2つの研究にエールを送りたいと思います。

就活関係の仕事

 大学の就活講座や就活塾など、就活関係の仕事でバタバタしております。就活戦線も、ちょうど本格化している昨今、学生たちには頑張ってもらいたいと思います。

 おかげさまで、昨年度の私の授業を受けてくれた学生たちも、成功裏に就活を終了した者も多く、中には、数百人の内定者の中でトップ合格した学生もおります。内定式で内定者の代表として宣誓のプレゼンをしたそうです。素晴らしい学生たちにかこまれて、私も幸せ者です。

 景気が回復基調にあり、企業の採用数も増えているので、学生たちにとってはよきチャンスとなっています。今年度の学生たちも、追い風に甘えることなく、自分の人生の中でも最も大切なターニングポイントの中の一つであるこの就活の時期をしっかりと立ち向かっていってほしいと思います。

 単に内定を取るのではなく、トップ合格するつもりで挑んでほしいですね。

 今日も、就活塾関係で、学生が弊社にきてくれます。しっかりと応援したいと思います。

成層圏からの初日の出

北海道在住の若者が、成層圏からの初日の出(2014年1月1日)に成功し、その映像が公開されているのでご紹介します。

 

この映像を撮影するための機材は、ほとんどホームセンターなどでまかなったそうです。だから、費用は2万5千円とのことです。

見事な発想と工夫ですよね。こういうことに挑戦する若者がいることは、心強く感じます。素敵な映像をありがとうございます。

2014年明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。

家族とともによき年越しをすごし、弊社も今日から仕事始めとなります。

今年も、健康で仲良く楽しくよき仕事をたくさんしていきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

今日は、さっそく大学の授業です。

テーマは、前向きに生きることの重要性です。

それでは、行ってまいります!

良いお年をお迎えください

とうとう年の瀬ですね。年月の巡りゆく速さに驚いてしまう今日この頃です。

おかげさまで、今年も、健康で家族仲良く、よき仕事に恵まれて、幸せに過ごすことができました。

これも、ご縁のある皆さんのおかげです。ほんとうにありがとうございました。

今年は、ちまたではお休みも長いようで、きっとゆっくりと英気を養える

よきお正月となることでしょう。

私どもも、ゆっくりと過ごしたいと思います。

とは言え、今日はこれから大掃除だとか、何だとかかんだとかでばたばたしそうです。

年明けは、6日からの仕事始めとなります。

仕事始めは、大学での授業からとなります。

それでは、みなさん、本年中は、お世話になり、誠にありがとうございました。

新年度もどうぞよろしくお願いいたします。

どうぞ、良いお年をお迎えください。

あらゆる心の闇は自尊心の欠如より生まれる‐②

 なぜ自尊感情の欠如が、ストーキングや虐待などの心の闇につながるのでしょうか?その根本原因を一言で表すとすると、「人は、自分にするように人にする」という言葉に還元できるといえましょう。

 人の人間関係のとり方やマナーは、その人が自分に対して常にしている態度の反映となります。

 私は、自分とどう向き合っているのでしょうか?

 私は、自分の身体や感情、感覚や思考に対して、どうかかわっているのでしょうか?それらとどう向き合っているのでしょうか?

 たとえば、感情をコントロールするために自分の内面で行っているマネジメント手法はどのようなものでしょうか?抑圧的でしょうか、開放的でしょうか、強権的でしょうか受容的でしょうか、やっかいな感情を拒絶しているのでしょうか受け入れているのでしょうか、湧き起ってくる気持ちに対して敵対的なのでしょうか共感的なのでしょうか、感情に向き合う態度は厳格なのでしょうか寛容なのでしょうか?

 自分の身体機能をコントロールするために自分はどんなことをしているのでしょうか?酷使しているのでしょうかいたわっているのでしょうか、自分の身体要件に文句を言っているのでしょうか感謝しているのでしょうか、自分の欠陥に厳罰を下しているのでしょうか勇気づけているのでしょうか?

 自分の人生に対して自分はどう考えているでしょう?祝福しているでしょうか?苦々しく思っているでしょうか?感謝しているのでしょうか?呪っているのでしょうか?

 まさに、そうした内面で行われている自分の自分に対するマネジメントのあり方や方法が、外面の人間関係や社会性に反映していくことになります。自分を大切にしている人は、基本的に自分にするように人を大切にしますし、自分に厳しい人は、基本的に自分にするような厳しさを他人にも求めるでしょうし、自分を攻撃する人は、他人にも攻撃的となるでしょう。

 自尊感情が欠如している人は、概して自分に対して抑圧的、拒絶的、攻撃的です。自分は何かが欠けている力のない価値のない存在であると思い込み、欠乏を満たさなければ苦痛や死の危機に見舞われると信じ込んでおり、不安と恐怖にたきつけられて、必死に自分の内面をコントロールしようとしています。自分の欠点などの不快な側面を嫌悪し、攻撃し、言うことを聞かせようと操作的、脅迫的に関わる一方で、影と戦って影を消滅させることができないように、その努力は、永遠に報いられることはなく、結果として、自分の内面で強い分離意識と絶えざる葛藤に苦しめられることになります。

 そのようなプロセスを経て、自尊感情が欠如しており、自己否定が強烈な人は、自分の内面をマネジメントすることに対して絶望しており、責任を持てない混乱の状況にあります。まさに、心神喪失の状況にあり、自分の中で発生する悪感情をもてあまし、絶えざる苦痛と痛みを体験することになるのです。

  ストーキングや虐待などの問題行動は、まさにそうした内面の不安と恐怖、痛みと絶望の反映と言えましょう。

 また、そうした犯罪行為は、関係性が自分に近いと認識できればできるほど激化、頻発します。

 自分とは遠い存在であり、他人であると認識する人には、自分にするような劣悪なマナーで関係を持つことは控えがちとなります。なぜならば、自分の内面で起こっていることは、健全で正常だとは思っておらず、自信がないので、そのような方法を、社会的な人間関係に反映させることは自分にとって得にはならないし危険だと考えているからです。

 しかし、自分と近い存在であり、自分の延長上の存在だと認識する相手に対しては、話は全く違ってきます。まさに、相手は他人ではなく自分であり、自分にふるう暴力を相手にふるうことに対して遠慮や躊躇がなくなります。自分にするように、相手の不快と感じる側面を嫌悪し、攻撃し、言うことを聞かせようと操作的、脅迫的に関わるのです。

 悲劇なことは、ストーキングにしろ虐待にしろ、相手が憎くてやっているのではなく、根本的には、相手が自分だと思えるくらいに愛するからこそやってしまっていることです。

 なんと、相手を愛するからこそ相手を攻撃してしまうのです。相手を愛すれば愛するほど葛藤は深まり、相手を傷つけてしまうことになります。

 この不幸なダイナミズムは、早く終わらせなければなりません。

あらゆる心の闇は自尊心の欠如より生まれる‐①

虐待、ストーキングなど、日々のニュースで悲しい事件が頻発しています。

なぜこうした事件が起こるのでしょうか?

様々な視点からこうした事件の原因となる加害者の特徴や心理が研究されています。

私どもは、数ある考え方の一つとして、あらゆる心の闇の根本原因は、自尊感情の欠如より生まれると考えています。

健全なハートは、「自分の存在は、根本的に価値があり、尊ぶに値する大切な存在である。」と感じており、「欠点を含めてありのままの自分を受け入れて愛することができる」ので、それほど嘘や虚飾で自分を飾りたてる必要性も感じないし、「自分の人生は、十分な力があり、今後も何とかなる、大丈夫」と感じているので、それほど強烈に自己防衛を強める必要を感じる必要がなく、また、何かを武器と防具として、自分以外のものに依存する必要性も感じないので、基本的にオーブンでこだわりが少なく、人間関係の場でも過剰な緊張はしません。

しかし、何らかの理由で自尊感情を損ねてしまい、自分はダメ人間で生きる価値などないと強く思い込んでしまった人は、事情が全く変わってしまいます。

自尊心の低い人は、その人の内面で、自分自身を攻撃する思考が常に自分を傷つける言葉を放っており、まさに、自己嫌悪の状態にあります。自己嫌悪と謙虚さとは、全く異なるものであり、謙虚さは健全であり、自分も大切だからこそ相手も大切だと認識していますが、自己嫌悪は自分を全く受け入れずに嫌っているという決して健康的ではない心情です。

そして、自分の内面で起こっているそうした強烈な葛藤は、時を経て、外部へと問題が波及してしまうことになるのです。