いわずに おれなくなる
ことばでしか いえないからだ
いわずに おれなくなる
ことばでは いいきれないからだ
いわずにおれなくなる
ひとりでは 生きられないからだ
いわずにおれなくなる
ひとりでしか 生きられないからだ
まど・みちお「百歳日記」より
年別アーカイブ: 2010年
自己分析
自己分析は、しっかりと探求するといい。
しかし、今出てきた結論に、安易に飛びついて、自分を決めつけてはいけない。
自分は、常に発展途上にあり、ゴールにあるわけではない。
自分をいも虫だと思い込んでいる人は、
どんなに自分を自己分析しても、
芋虫以上の自分を決して発見できない。
しかし、数カ月もたつと、思いもよらない奇跡が起こり、
全く想像もつかなかった蝶へと変身するのだ。
自分を種だと思い込んでいる人は、
どんなに自分を自己分析しても、
みすぼらしい種以外の自分を決して発見できない。
しかし、水と温度と日差しを得れば、思いもよらない奇跡が起こり、
全く想像もつかなかった花を咲かせるのだ。
人は、断じて無力ではない。
その可能性と潜在性は、想像をはるかに超えて大きい。
大切なことは、自分を分析することではなく、
その可能性を開花させるくらいの壮大な志なのだ。
自己分析よりも自己プロデュースこそが大切なのだ。
自分の人生の力強さを信じて、どんな自分に成りたいのかを考え、
幸せに向けての第一歩を踏み出そう。
あなたにはそれを実現するに値する十分な力があるのだから。
崇高な夢
「へこたれずに、崇高な夢を求めなさい」 根岸栄一(ノーベル化学賞受賞)
採用面接で問われるもの=ヴィジョン
採用面接において問われる重要なポイントの一つに”キャリアヴィジョン”があります。採用担当者は、本人の問題解決能力や人間関係能力に興味があることはもちろんですが、それ以上に興味があるのが本人の夢やヴィジョンなのです。採用面接において買っているのは、その時その場の本人の能力というよりは、潜在的な可能性であり、その可能性を引き出す最も基軸となるものが本人の志や自身なのだと考えているからです。
また、ヴィジョンを持っている学生は、プロ志向であるのに対して、ヴィジョンを持たない学生は、ぶら下がり志向とみなされる恐れもあります。
就活は、自分の幸せのためにするものであり、親や世間に言われたからするものでも怖いからするものでもありません。人は、幸せに生きるに値する十分な力量と可能性を持っている存在です。自分の人生の力強さを信じて、自分の幸せ、夢、志をしっかりと固めて、採用面接に立ち向かってほしいところです。
地球外生命の可能性を広げる
地球外生命の可能性広げる…異質の細菌発見
(2010年12月3日07時04分 読売新聞)
. 生命に必須と考えられていたリンの代わりに、有毒なヒ素を活用して、成長、増殖できる珍しい細菌を、米航空宇宙局(NASA)などのチームが発見した。
地球上の生物とはまったく異なる地球外生命体がいる可能性を大きく広げる成果で、3日付の米科学誌サイエンスに発表される。
新型の細菌が見つかったのは、米カリフォルニアにある塩水湖のモノ湖。研究チームが、この細菌を研究室内で培養したところ、リンの代わりにヒ素しかない環境でも細菌が成長。細胞内を詳しく調べたところ、遺伝子やたんぱく質など生物の体を構成する重要な成分であるリンが、ヒ素に置き換わり、成長を続けていることが判明したという。
研究チームは「炭素や水素、酸素、リンなどが、これまで生物に不可欠と考えられていたが、そうでない生物もいることが分かった。生命は想像以上に多様で柔軟性がある」としている。
(2010年12月3日07時04分 読売新聞)
今まで常識とされていた生命の必須要素以外のヒ素を食べて生きる菌が発見されたとのこと。地球上の生命の常識が覆されたことになり、大きな発見なのだろうと思います。生命は、地球上にだけあるわけではないという可能性を示唆したというところでしょうか。個人的には、この広い宇宙に生命が地球だけにしか存在しないなどという考え方がどうかしていると思っているので、こうした発見は当たり前と感じてしまいますし、もっと大胆な発見を発表してもいいのではと少々物足りなさも感じてしまいますが、これも、真実に向けての第一歩なのでしょう。素晴らしい第一歩に祝福しなければなりません。これからの研究に期待したいと思います。
就活で落とされても自分を責めるべからず
就職活動において、落とされる事は、相当厳しいストレスである。なぜ落とされたのかについての詳しい説明があるわけではなく、また、断られるにしても、1社や2社で済むことではない。悪くすると50社100社と断られてしまう。これだけ落とされると、自分に何か根本的な欠点があるのではないだろうか?自分が内定を取れる会社など存在しないのではないだろうか?などとあれやこれやとマイナスに思ってしまい、どんどん落ち込んでしまうものである。
しかし、怯んではいけない。落とされているのは、あなた自身ではない。人事採用担当者は、あなたそのものやあなたの本質を評価しているわけではない。そのような深い次元のものは、人事担当者にはわからないのだ。そもそも考えてみて欲しい。あなたのすばらしい本質的な人間性や大いなる可能性、潜在性について、あなたの家族や友人でも本当のところを知っている人がどの程度いるのだろうか。そうした事柄は、どんなに長く付き合ってもなかなかわかりづらいものである。ましてや5分や10分しか会わない他人がそんな深い本質的なところを見抜けるわけがないのだ。そんな能力は、超能力者でも持ってないだろう。人事採用担当者が見ているものは、あなたそのものではなく、あなたが表現するものだ。採用面接においてあなたが表現するものとは、要するに自己PRと志望動機だ。しかもそれぞれ1分程度で表現するものだ。そんな表現を聞いて、人事担当者は、あなたがいい人だとか落とす人だとかを判断している。要するに、相当な誤解が採用の現場では起こっている。だから、あなたが落とされたとしたら、それはあなたが誤解されたからなのだ。
だから、あなたが誤解されないような表現が必要となる。あなたが落とされたのは、あなたそのものが悪いのではなく、あなたの表現が稚拙なのだ。自分の表現を反省しブラッシュアップすべきであって、自分を決して責めてはいけない。だから、例え落とされても、自分を責めて落ち込むのではなく、あなたの表現をさらに徹底的に練り上げて磨き上げて最強の武器と防具にしよう。努力は人を裏切らない。徹底した準備があれば、必ず難関を突破する事が出来る。落とされたショックは相当大きい事はわかるが、いつまでもくよくよせずに前向きに超強気に立ち向かっていこう。
しかし、もし徹底的に準備をしたのに落とされたとしたら、それは、あなたの問題ではなく、相手の企業の問題だ。あなたとは相性が会わない企業なのだ。そんな企業は、もしも内定をもらっても、あなたの幸せにはつながらないだろう。相性の合わない会社に落とされることは、逆に幸運である。こちらから願い下げと思うべきだろう。
地球外生命の発見?
NASA:地球外生命体は… 「宇宙生物学上の発見」で会見へ ネット中継も
2010/11/30 毎日新聞 mainichi.jp
米航空宇宙局(NASA)は29日、宇宙生物学上の発見に関する会見を12月2日午後2時(日本時間同3日午前4時)に開く、と発表した。
「地球外生命体の証拠の探索に影響を与えるであろう、宇宙生物学上の発見」について議論するという。
会見はNASA本部で行われ、その様子はNASAテレビやNASAのサイト上でネット中継される。
「地球外生命体の証拠の探索に影響を与えるであろう宇宙生物学上の発見」って一体何なのでしょう?どんな発表がなされるのでしょうか?楽しみです。
信頼関係は隠し事をなくすことを通して
米、情報管理体制の見直しを指示 機密流出で
2010/11/30 8:13 日経新聞 nikkei.com【ワシントン=弟子丸幸子】米ホワイトハウスが内部告発ウェブサイト「ウィキリークス」に大量の公電などの機密文書が流出した問題を受け、機密情報の管理体制を見直すよう全省庁に指示したことが29日、分かった。米行政管理予算局(OMB)が通達を出した。省庁ごとに情報分野の専門家によるチームを立ち上げ、機密情報の取り扱い方法の総点検にあたる。
OMBは通達でウィキリークスへの文書漏洩(ろうえい)は「米国の安全保障への重大な損害」と強調した。機密情報へのアクセス権限を徹底して見直すとともに、持ち運びが可能な記録媒体へのデータのダウンロードを大幅に制限することなどを検討する。各省庁が特設するチームはインテリジェンス(情報)対策、安全保障、情報保全の専門家で構成するよう指示した。
今回、ウィキリークスに流出した文書は約25万点にのぼる。28日の公開を皮切りに、米国の在外公館発の公電内容が続々と明らかになっており、米政府が対応に追われている。
政府の機密が暴露されてきていることで、大騒ぎになっていますね。個人的には、こうした暴露は、大いに賛成です。だいたい、政治や外交に隠し事やうそが必要だという考えが当然で一般的であるという認識自体がおかしいのですよ。日常の家族や友人、ご近所同士の関係で、国家が抱えているような大量のうそや隠し事があるでしょうか?もしそんな闇が日常にあったとしたら、相当なストレスになりますし、正直、生活しづらくてしょうがないですよ。そもそも国民には真実を知る権利があるのですから。
信頼関係というものは、取り繕ったり演技をしたりしてはぐくむものではなく、うそや隠し事のない正直なコミュニケーションを通してはぐくむことができるもの。この一件で、米国は信頼を失ったといわれていますが、その意味では、こうした暴露は、世界に蔓延している相互不信の雰囲気を逆に改善していくのではないかと私は思いますね。
温暖化、戦争、飢餓、テロ、など、今の世界は、待ったなしの危機にさらされています。そんな世界に蔓延する闇を解決していくためには、闇に闇をぶつける(戦う)ことではなく、闇に光を当てること、暴露することが一番効果的な方法の一つであると私は思います。うそや隠し事のすべてをオープンにする必要はないとは思いますが、今の政治には隠し事が過剰なほど多いと感じています。願わくば、こうして強引に暴露するやり方ではなく、自発的にオープンにしていくスタイルに変わっていってほしいと願います。
キャリア教育「グループワーク面接対策講座」が始まりました
J大学で、就活対策 グループワーク面接対策講座が始まりました。2種類の授業をそれぞれ3回ずつ計6回にわたる講座です。概要は以下の通り。
【グループワーク面接対策講座】
<1回目>
(ねらい)
1.グループワーク面接を突破するためのスキルを学ぶ。
2.就活に必要なコミュニケーションスキルを学ぶ。
(内容)
1.採用面接の進み方と対策
2.グループワーク面接に立ち向かうために
①グループワークの基盤は信頼関係
②感情に支配されるのではなく、感情の主人となる
③勝つ人や目立つ人が採用されるわけではない
④小さな勇気が未来を開く
⑤初期の面接は減点法
3.グループワーク面接の採用基準とチェックポイント
4.チームワークの要素と自分の強み
5.実習「ポスターを復元せよ」
6.就活を勝ち抜くためのポイント
<2回目>
(ねらい)
1.グループディスカッション面接を突破するためのスキルを学ぶ。
2.就活に必要なコミュニケーションスキルを学ぶ。
(内容)
1.グループディスカッションとは
2.グループディスカッションに参加する心構え
3.グループディスカッションの標準的な展開
4.私のグループディスカッションへのかかわり方
5.グループディスカッションの討議テーマとかかわり方
6.演習「グループディスカッション」
7.グループディスカッションに立ち向かうための3カ条
各回に80名ほどの学生が集まってくれています。やはり厳しい環境を背景として、危機感を持って真剣に立ち向かってくれる学生ばかりです。学生たちにとって少しでも糧になる勉強となるように一生懸命に頑張りたいと思います。
異常ともいえるほどの厳しい就活環境であり、こんなに苦しい体験を強いられる学生たちが本当にかわいそうですが、人生に起こることで意味のないことなどないとよく言われています。学生たちも、いつかは、この時代に生まれてよかったと心から思える時がきっと来るのだろうと思います。そう思えるような人生を送る手助けができればと願っております。頑張っていってまいります。
リーダー研修とコミュニケーション研修を担当しました(20101126)
大阪のN社にて、リーダー研修とコミュニケーション研修を担当しました。概要は以下の通りです。
【N社リーダー研修】
<プログラムの目的>
テーマ「力強く魅力的なリーダーとなるために。」
1.価値観の対話のポイントを学ぶ。
2.志の重要性を学ぶ。
<プログラムの内容>
セッション1「価値観の対話」
①価値観の対話の留意点
②実習「高価な薬」
③小講義「受け入れることの重要性」
セッション2「志の重要性」
①新しいマネジメントの在り方
「あめとムチによるマネジメント」から「ヴィジョンによるマネジメント」へ
②私のヴィジョン
【N社コミュニケーション研修】
<プログラムの目的>
テーマ 「チームの持っている素晴らしい可能性を引き出し、チーム力を高める。」
ねらい ①チームや組織を活性化するために必要な要素を学ぶ。
②コミュニケーションとリーダーシップのスキルを学ぶ。
③効果的なマネジメントに必要な要素を学ぶ。
④経営センス(感覚)について理解を深める。
<プログラムの内容> 実習「プロジェクト”C”」
前回の記事でも書いたとおり、N社の研修は、今年で5年連続5回目となります。全社員を対象としている年一回の行事的な研修でもあり、とても大切な位置づけとなっており、そのような場を担当できますこと、本当に光栄に思っております。今年のプログラムは、事前に先方のスタッフの皆さんと何度も打ち合わせをして練りに練ったプログラムでした。事前のトライアルなど、多くのお手数と御意見打ち合わせをしていただいたおかげで、本当に素晴らしい学びの場を展開できたのではないかと思います。ご支援いただいた皆さん、本当にありがとうございました。心から感謝申し上げます。また、プログラムが無事に成功できただけではなく、おかげさまで、新しい実習も開発できたという弊社にとってうれしいイノベーションも起こりました。本当にありがとうございました。
さて、ここで、少しN社をご紹介させてください。N社は、大手生保の特例子会社という位置づけの会社です。社員の大半の方々が障がいを持たれた方であり、会社は、障がい者の皆さんに対して、仕事をしやすい環境を整備し、バックアップしていく体制を整えているのです。ですから、社屋全体に徹底した気遣いが行き届いており、コピー機の高さ、トイレの設計、バリアフリーなどはもちろんのこと、たとえば、階段に関しても、車いすを利用できるような設計になっています。もちろん手すりも完備されています。
また、廊下も、色覚に障がいのある方のために、壁と床と天井の違いがはっきりとわかるようなデザインとなっています。
N社は、その業績が認められて、業容を拡大し、実は、昨年、旧社屋の隣に新しい社屋を建て増ししました。新社屋は、ちょうど旧社屋と同じ大きさなので、従来の2倍の大きさになった次第です。これだけの特例会社の規模は、日本においては他にはありません。まさに、日本一の会社となったわけです。新社屋の建設に伴って、旧社屋の内装もすべて改築してきれいになりました。
まるでホテルの様な落ち着いたオフィスです。
こうした気遣いと思いやりは、単にハードウエアに限ったものではなく、経営陣や管理者のみなさんのマネジメントにも洗練されたクオリティの高い思いやりが行き届いています。社員スタッフに深い関心を持ち、よく理解して、本当に必要な支援を丁寧にしていく素晴らしいリーダーの皆さんです。
今回の研修では、難しいグループワークを導入し、できるできないは別として、難しい課題に挑戦する運びとなったのですが、受講された皆さんは、皆さん情熱的にその課題に挑戦し、見事に乗り越えることができました。そのグループワークを観察させていただきわかったことは、まさに、思いやりと心遣いが全社に行き届いているのだということ。お互いに痛みを知っている人間として、クオリティの高い優しさと思いやりをもって人とかかわっているのです。まさにコミュニケーションとはこういうことを言うのだろうと改めて実感いたしました。きっと、この会社で起こっている思いやりを日本全体の会社で実現できたら、きっと国力が大幅に高まるでしょう。さらに、全世界に広げたら、必ず平和ですべての人が幸せに生きられる別世界が実現できることでしょう。思いやりには、相当大きな可能性があると思いました。
こうした素晴らしい会社の研修を担当できましたこと、心から光栄に思っております。N社の皆さん本当にありがとうございました。また、来年、プログラムを練り上げて挑戦したいと思います。また来年お会いしましょう。