kindle本「自尊心が全てを変える」 ③日本人の自尊心は病んでおり、心には痛みが潜んでいる

(以下、kindle本「自尊心がすべてを変える」より抜粋)

③日本人の自尊心は病んでおり、心には痛みが潜んでいる

しかし、残念なことに、この自尊心について、日本では大変大きな問題を抱えていると言われています。

結論から言えば、さまざまな国際比較の意識調査から、日本人は、世界の中で、自尊心が低く、自分に対して否定的、自虐的な傾向が大変強いということが分かってきています。

日本人は、世界一自分はダメ人間だと想い、計画を立ててもやりとげる自信がないと感じており、世界一孤独感を感じており、世界一夢を持てないと思っているのです。

日本人には謙譲の美徳と言うものがあり、こうした意識調査では、自分を良しとすることができないのだと主張する人がいますが、自分をダメだと感じ、人と関われずに引きこもり、希望を持つことができない心情は、決して健全な謙虚さではありません。

謙虚さと自虐は違うのです。謙虚さは、自分も他人も大切な存在だと思える心情であり、末永く良き人間関係が続く可能性がありますが、自虐の人はそうではありません。

自虐の人は、初めのうちは腰が低く謙虚な人のようにふるまえますが、時間がたって関係性が近くなればなるほど、自分に対するやり方を人間関係にも投影するようになり、自分に攻撃的であるように、近づいてきた他人に攻撃をするようになってしまうので、末永く良い人間関係をはぐくむことが困難なのです。

さまざまな考え方がありますが、私は、日本人の自尊心には、問題があると考えています。
自分が嫌いであり、自分は愛されておらず、いなくても良い存在なのだと感じている人が多いのではないかと考えております。

自分のことを好きになるという当たり前のことができないがゆえに、生きづらさを感じている人、困難を抱えている人が多いのではないかと感じているのです。
 

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