カテゴリー別アーカイブ: ⑨名言・故事

起こるべくして起こる

好雪片片不落別處  (碧巌録)

 

和訳:好雪片片別処に落ちず

 

読み方:こうせつへんぺんべっしょにおちず

 

意味:雪の一ひら一ひらは、

    (落ちるべきところに落ちているのであって)

    間違えたところに落ちてはいない。 

不確定なことを受け入れる

「不確定なことに導かれることは良いことなんです。

貴方は不確定なことを受け入れることができますか?

貴方の人生に何が起こるのかを知っているべきだと決め込まないで、わからないこと、不確定なことを受け止めるのです。」

 エックハルトトール

知恵と愛

自分の中を覗き込み、

そこには何もないと見たとき、

それは知恵である。

私が自分の外を見、

私とはすべてであると見たとき、

それは愛である。

この二つの間に

私の人生は流れるのだ。

 

   ニサルガダッタ・マハラジ

愛されている

誰に承認されなくても、誰から愛されなくても、

すでに僕たちは全員、存在全体から受け入れられ、愛されている。

でなければ、一瞬たりとも生きてはいられない。

「いまここ」阿部敏郎著 より引用

生きるということ

いまやっていることが何であれ、

そこに心をこめて、深く自覚している状態を

「禅」というんだよ。

それこそが生きるということ。

何をやるかが問題じゃない。

どんな自分でそれをやっているか、それが大切なんだ。

 

「いまここ」阿部敏郎より引用

愛が起こるとき

思考は、その感情的で感傷的な中身ともども、愛ではない。

思考は常に、愛を否定する。

思考は記憶に基づいている。しかるに、愛は記憶ではない。

思考は、その本性上、分離的なものである。

時間と空間、分離と悲嘆の感覚は、思考過程から生まれる。

それゆえ、思考過程が終わるときに初めて、愛がありうるのである。

「生と覚醒のコメンタリー」クリシュナムルティ

静謐さとは

静謐さは、禁欲や克己をもってしては生まれない。

それは、あるがままの実相を理解することによって生まれるのである。

あるがままを理解するには、即座の気づき(アウエアネス)が必要である。

なぜならば、あるがままの実相は、決して静止していないからである。

「生と覚醒のコメンタリー 1」クリシュナムルティ