職場リーダー研修を担当しました(20130212)

 S社労働組合 職場リーダー研修を担当いたしました。概要は以下の通りです。

【職場リーダー研修概要】

<テーマ>「新しい時代をリードする職場リーダーとなるために」

<ねらい>

      1.新しい時代の労働組合の哲学とあり方を学ぶ。

      2.自信と誇りの重要性を学ぶ。

      3.コミュニケーションスキルを学ぶ。

      4.価値観の対話のスキルを学ぶ。

      5.”こころざし”の重要性を学ぶ。

<内容>

セッション1 新しい時代の労働組合の哲学とあり方

 ①新しい時代の労働組合の哲学

 ②B動機のリーダーシップに基づく新しい労働組合の在り方

セッション2 組合員のキャリア支援の基盤となる自信と誇りの重要性

セッション3 組合活動の基盤となるコミュニケーションスキル

 ①コミュニケーションの重要性

 ②コミュニケーションの改善ポイント

セッション4 職場リーダーに必要な価値観対話のスキル

セッション5 リーダーシップの基盤となる”こころざし”の重要性

   ①前向きに生きる

   ②志を定める

 

 会場は鹿児島、2日間にわたるプログラムでした。

 時代の激変とともに労働組合のあり方が問われるようになってきています。従来の「組合員を守るために経営と戦う」といったあり方、もちろんそうしたあり方も大切なのですが、果たしてそれだけでいいのだろうかという問いが今起こっています。

 そうした時代背景の中で、組合の新しい方向性とあり方、および、そのような組合を導くリーダーに必要な要素を探求することをテーマとするプログラムでした。

 新しい時代の組合のあり方には、様々な考え方があると思いますが、私どもは、組合員の本当に幸せな自分らしく力強い職業人生を後押しし、支援するという理想を追求することこそ新しい労働組合のあり方なんだろうと考えております。

 こうした考え方、スタンスは、①成功の保証がないこと ②成果が見えづらいこと ③見通しが立ちづらいこと から、説明責任を引き受け、ポリシーを貫き通すことが、非常に大変であり、リーダーにとって勇気と根気と苦労が必要な哲学なのですが、S社の組合リーダーのみなさんは、こうしたリスクを引き受けたうえで、組合をより真実味ある人間的な、本当に組合員に役に立てるものであるあり方に導くべく、今回の研修を導入された次第です。

 こうした組織の変容を促す勇気ある施策を実現している組合リーダーのみなさんに感服し、敬意を表すると同時に、そうした大切な教育プログラムを担当させていただけましたことを大変光栄に思っております。

 メンバーのみなさんは、私たちがややもすると忘れてしまっている大切なもの=情熱、熱い志、不屈の精神、強さ、一本気、思いやりと優しさ を兼ね備えている誇り高い紳士淑女、気の置けない仲間たちであり、決して器用であるわけではありませんが、信頼のおける頼りがいのある素晴らしいリーダーたちでした。

 鹿児島、桜島の気高さ、雄大さ、強さ、温かさの風土に共通するものがあるような気がいたしました。

 素晴らしいメンバーのみなさん、本当にありがとうございました。またこのプログラムの導入と運営にあたって一方ならぬご支援をいただいた皆さんに心から感謝いたします。本当にありがとうございました。

 厳しい時代ではありますが、こうした素晴らしい人財があれば、どんな困難も乗り越えていけるはずという強い思いを確信できました。みなさん、ともに、よき未来を拓くべく、頑張りましょう。本当にありがとうございました。

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