福島第一原子力発電所における1号機から4号機までは、危機的な状況であり、5号機と6号機も予断を許しません。福島第二と女川原発も、冷温停止に至ってはいるものの、周辺の放射能汚染で作業ができなくなってしまった場合は、すぐに危機に陥ってしまう状況です。まさに、ヤマタノオロチです。
日本は、こんなに恐ろしい化け物を作ってしまったのです。それらに関心を持たずにやりたいようにやらせてきてしまった我々にも責任があると思います。これを機に、原発についてしっかりと見極める必要があるでしょう。参考になるwebサイトをご紹介します。よろしければご覧ください。
http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html
http://www.jca.apc.org/mihama/rosai/elmundo030608.htm
http://diamond.jp/articles/-/11514
現状を見る限りでは、すべてが冷温停止に至ることは極めて難しい。ヤマタノオロチは、スサノオさまがやっつけてくれましたが、それに匹敵するくらいの奇跡が必要です。私たちは、最悪の事態を見越して、行動する必要があると思います。
チェルノブイリの時は、半径300kmまで居住禁止になりました。福島第一から300kmと言うと、神奈川、山梨、長野まで含まれます。最悪の状況になれば、関東以北は、人体に危険な放射能で汚染される可能性があります。もちろん、私の自宅兼事務所である東京都稲城市も200kmの位置にあり範囲内です。
危機をあおるわけではありませんが、だからと言って、現状を見ずに受身で依存的にのんびりといるのも良くありません。自分の身は自分で守らなければなりません。愛する家族もしかりです。どんな状況になっても、生きている限りは、頑張って生きなければなりません。だから、できれば、どんな事態になっても窮地に追い込まれないように、準備をお願いいたします。私たちは、危機が起これば、車に非常用品を詰め込んで西に逃げます。
人には、正常化バイアス(偏見)という傾向があり、強い刺激があっても落ち着こうとし大したことがないと思い込んでしまう勘違いの傾向があります。現状は決して大したことがない状況ではないと私は思います。大変な危機状況ですよ。だから、皆さんも、最悪に備えて、最善を尽くしてください。お互いに、この困難を頑張って乗り切りましょう!