被害状況が続々と明らかに

 弊社のお客様の大震災に関する被害状況が続々と明らかになってきています。東北に工場を持つお客さんは、工場が津波に侵されたとのこと。工場自体は、踏みとどまったようですが、周辺の家屋がすべて流され、壊滅状態だそうです。連絡の取れない社員も何人かいらっしゃるとのこと。言葉を失います。現在、本社社員も、一部しか出勤できない状況の中で対応に追われている状況です。被災されていらっしゃる方々を思うと胸が痛みます。当社では、4月上旬に弊社主催で新入社員研修をする予定だったのですが、その内定者たちは、無事を確認できたものの、引っ越しどころかライフラインが確保されていない状況なので、まさにサバイバルの現状です。だから、4月はもちろんのこと、当面の出社は不可能でしょう。もちろん、予定していた新入社員研修も開催できません。

 弊社も、当企業さんだけではなく、4月に予定していた研修は、すべてキャンセルとなりました。もちろん、3月末に実施予定だった大学のサークルリーダー研修もキャンセルです。何しろ、大学では、卒業式も中止となっている状況なのです。弊社としても、この繁忙期においてすべての仕事がなくなってしまうことは、相当厳しい状況であり、5月以降の予定も立たないので、非常に大変な状況なのですが、被災者の方々が置かれている現状を見ると、その位のことは、ぜいたくな悩みと言えるでしょう。今までも様々な困難を乗り越えてこれたように、これからもきっと乗り越えられるだろうと思っています。

現在、被災地で被害にあわれた方々は、生存をかけたまさに戦いの真っただ中にあります。また、福島では、原子炉の暴走を食い止めるために、東電関係の作業員や自衛隊の隊員たちが、まさに命がけで戦っています。未来を絶たれるほどの被ばく量を受けながらも使命のために自らを犠牲にして戦うスタッフの方々は、まさに勇者です。

そこまでの被害を受けていない私たちは、気をしっかりと持って、いろいろと不自由や不都合があるとは思いますが、人を責めることなく、出来事を責めることなく、今できることを最大限一生懸命にすることが大切なのだと思います。

乗り越えられない試練などありません。試練は、乗り越えられる準備が整ったときに与えられる人生の教材なのだろうと思います。だからこそ、決してあきらめることなく、集中をとぎらすことなく、捨てることなく、絶望することなく、この困難に立ち向かっていきたいと思っています。

皆さんも、大変な困難の中にあられると思いますが、明けない夜はありません。大丈夫、何とかなりますよ。ともに、気をしっかりと持って戦い抜きましょう。

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