就活で落とされても自分を責めるべからず

 就職活動において、落とされる事は、相当厳しいストレスである。なぜ落とされたのかについての詳しい説明があるわけではなく、また、断られるにしても、1社や2社で済むことではない。悪くすると50社100社と断られてしまう。これだけ落とされると、自分に何か根本的な欠点があるのではないだろうか?自分が内定を取れる会社など存在しないのではないだろうか?などとあれやこれやとマイナスに思ってしまい、どんどん落ち込んでしまうものである。

 しかし、怯んではいけない。落とされているのは、あなた自身ではない。人事採用担当者は、あなたそのものやあなたの本質を評価しているわけではない。そのような深い次元のものは、人事担当者にはわからないのだ。そもそも考えてみて欲しい。あなたのすばらしい本質的な人間性や大いなる可能性、潜在性について、あなたの家族や友人でも本当のところを知っている人がどの程度いるのだろうか。そうした事柄は、どんなに長く付き合ってもなかなかわかりづらいものである。ましてや5分や10分しか会わない他人がそんな深い本質的なところを見抜けるわけがないのだ。そんな能力は、超能力者でも持ってないだろう。人事採用担当者が見ているものは、あなたそのものではなく、あなたが表現するものだ。採用面接においてあなたが表現するものとは、要するに自己PRと志望動機だ。しかもそれぞれ1分程度で表現するものだ。そんな表現を聞いて、人事担当者は、あなたがいい人だとか落とす人だとかを判断している。要するに、相当な誤解が採用の現場では起こっている。だから、あなたが落とされたとしたら、それはあなたが誤解されたからなのだ。

 だから、あなたが誤解されないような表現が必要となる。あなたが落とされたのは、あなたそのものが悪いのではなく、あなたの表現が稚拙なのだ。自分の表現を反省しブラッシュアップすべきであって、自分を決して責めてはいけない。だから、例え落とされても、自分を責めて落ち込むのではなく、あなたの表現をさらに徹底的に練り上げて磨き上げて最強の武器と防具にしよう。努力は人を裏切らない。徹底した準備があれば、必ず難関を突破する事が出来る。落とされたショックは相当大きい事はわかるが、いつまでもくよくよせずに前向きに超強気に立ち向かっていこう。

 しかし、もし徹底的に準備をしたのに落とされたとしたら、それは、あなたの問題ではなく、相手の企業の問題だ。あなたとは相性が会わない企業なのだ。そんな企業は、もしも内定をもらっても、あなたの幸せにはつながらないだろう。相性の合わない会社に落とされることは、逆に幸運である。こちらから願い下げと思うべきだろう。

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