なかなか開かぬ心の「バー」、新人はETC型
今年の新入社員は、親密になる直前まで心の「バー」がなかなか開かない「ETC型」(2010年3月26日19時39分 読売新聞)
日本生産性本部は26日、今年4月に入社する新入社員の特徴を分析した。
今年の新入社員は、厳しい就職戦線をくぐり抜けており、情報収集に必要な携帯電話の操作などはうまい。効率を重視する一方で、人とのコミュニケーションが苦手な面があるという。
このため、上司や先輩に対して、急いで人間関係を築こうとして新入社員の「心のバー」に衝突しないように「スピードの出し過ぎにご用心」と指摘している。
新入社員の命名は1973年から行っており、企業の採用担当者などから意見を聞いて決めている。
今年の新入社員は、ETC型とのこと、面白いネーミングだと思います。仕事はしっかりとできるが、心を開くのに時間がかかるとのこと、当たり前のことだと思いますね。だって、こんなに厳しい就活戦線をくぐりぬけてきた若者たちだから、そうそう警戒心はときませんよ。就活では、ほんのわずかな時間の面接における自己表現が勝負の決め手となるので、よっぽど準備とエネルギーをこめて頑張ってきたことだろうと思います。だから良い結果(内定)を出せたわけですから。
これだけの厳しい就活戦線は滅多にはないんじゃなかったでしょうか。採用側の人事担当者も未体験の厳しさだったかもしれません。そんな戦いを勝ち抜いた若者たちなのだから、問題解決能力がないわけがありません。もし彼ら彼女らが活躍できないとしたら、それは受け入れ側の問題。ぜひ大切に育ててあげてほしいですね。
今年も、アトランティックプロジェクトでの新入社員研修のシーズンがやってきます。頑張っている若者たちが、勇気と自信を持って職場に立ち向かっていけるように一生懸命応援していきたいと思います。