月別アーカイブ: 2011年3月

立ち上がる人間性の輪

この事態に至って、人の温かさや優しさ、人間性が、強くなってきていますね。

事態の深刻さや過酷さが厳しければ厳しいほど、そうした思いやりがはっきりと見えてきます。

世界各国からの祈りと寄付と援助。被災した人同士の思いやりと助け合い。流れてくる情報を見ると、人の潜在的に持っている偉大さに改めて感動します。

たった今、九州の友人から、「何かあったらこちらに避難してください、いつでも待ってます」とのご連絡を頂きました。避難するしないは別として、こうした温かい心遣いや思いやりが、とても心に響きます。もつべきものは良き友だと改めて思います。

いま、日本の至る所でこうした温かい交流、絆の確認、本当の優しさや思いやりが起こっています。

→ https://docs.google.com/document/pub?id=1UmFXi9xxYkZcNLIC-q4RsdrbhCDk8PisESXoxlGmRCY&pli=1

 

東電の福島原発の問題が刻一刻と深刻化していますが、この問題にしても、数十年も前から、とても分かりやすい説明で、そのいい加減さと不完全さと不正義さが訴えられてきたにもかかわらず、それに関心を持たずに、推進派と称する権威者の言うがままにさせてきてしまったわれわれ国民にも責任の一端はあると思います。

東電や原発メーカーや政府を責めるのではなく、事態がここに至ってしまったからには、何とか事態が改善するように、応援し祈るよう努力したいと思っています。

今は、試練の時期で、頑張りどきなんだと思います。権威に依存するのではなく、自分で自分の家族と愛する人たちを守るために、できることを精いっぱいすることが大切なんだと思います。こういう時だからこそ、人の本当の力が試されているのだと私は思います。

願わくば、人として助け合い、誇りを持って、たくましく、しぶとく、この事態に対処していきたいと思っています。皆さんも共にがんばりましょう。

被害状況が続々と明らかに

 弊社のお客様の大震災に関する被害状況が続々と明らかになってきています。東北に工場を持つお客さんは、工場が津波に侵されたとのこと。工場自体は、踏みとどまったようですが、周辺の家屋がすべて流され、壊滅状態だそうです。連絡の取れない社員も何人かいらっしゃるとのこと。言葉を失います。現在、本社社員も、一部しか出勤できない状況の中で対応に追われている状況です。被災されていらっしゃる方々を思うと胸が痛みます。当社では、4月上旬に弊社主催で新入社員研修をする予定だったのですが、その内定者たちは、無事を確認できたものの、引っ越しどころかライフラインが確保されていない状況なので、まさにサバイバルの現状です。だから、4月はもちろんのこと、当面の出社は不可能でしょう。もちろん、予定していた新入社員研修も開催できません。

 弊社も、当企業さんだけではなく、4月に予定していた研修は、すべてキャンセルとなりました。もちろん、3月末に実施予定だった大学のサークルリーダー研修もキャンセルです。何しろ、大学では、卒業式も中止となっている状況なのです。弊社としても、この繁忙期においてすべての仕事がなくなってしまうことは、相当厳しい状況であり、5月以降の予定も立たないので、非常に大変な状況なのですが、被災者の方々が置かれている現状を見ると、その位のことは、ぜいたくな悩みと言えるでしょう。今までも様々な困難を乗り越えてこれたように、これからもきっと乗り越えられるだろうと思っています。

現在、被災地で被害にあわれた方々は、生存をかけたまさに戦いの真っただ中にあります。また、福島では、原子炉の暴走を食い止めるために、東電関係の作業員や自衛隊の隊員たちが、まさに命がけで戦っています。未来を絶たれるほどの被ばく量を受けながらも使命のために自らを犠牲にして戦うスタッフの方々は、まさに勇者です。

そこまでの被害を受けていない私たちは、気をしっかりと持って、いろいろと不自由や不都合があるとは思いますが、人を責めることなく、出来事を責めることなく、今できることを最大限一生懸命にすることが大切なのだと思います。

乗り越えられない試練などありません。試練は、乗り越えられる準備が整ったときに与えられる人生の教材なのだろうと思います。だからこそ、決してあきらめることなく、集中をとぎらすことなく、捨てることなく、絶望することなく、この困難に立ち向かっていきたいと思っています。

皆さんも、大変な困難の中にあられると思いますが、明けない夜はありません。大丈夫、何とかなりますよ。ともに、気をしっかりと持って戦い抜きましょう。

東北関東大震災について

東北関東大震災において、明らかになる被害状況に直面し、言葉もありません。

被害にあわれて、亡くなられたたくさんの方々のご冥福をお祈り申し上げます。

また、被災されて、被害にあわれた方々も、寒さと空腹の中で、きっと不安の中にいらっしゃることと思います。厳しい状況を思うと胸が痛みます。心から応援しております。頑張ってください。

さらに、現在でも被災されて救助を待たれている方々がたくさんいらっしゃるだろうと思います。とにかくいち早く救助の手が差し伸べられますことをお祈り申し上げます。

ただ、幸いなことに、大きな被害がなかった関東でも、決して予断は許しません。今日からの計画停電で、関東圏の交通機関がマヒしている状態であり、弊社の東京都稲城市も、10時から1時にかけて、停電となり、電話もできなければ、コンピュータも扱いづらくなると思います。お客さんとのアポなど外出が難しくなるかもしれません。すでに、近所の学校では、しばらく休校にするという放送が流れています。これは、非常事態です。

特に、停電当初は、何が起こるか分からないので、うかつには外出しないほうが良いでしょう。

原発の問題など、未解決の問題が山積みでもあり、まだ、大震災は終わっていません。私たちも気を引き締めて、十分に注意深く行動する必要があると思います。

皆さんも、ぜひ、御身を大切に、ともにこの困難を乗り切りましょう。幸いなことに被災しなかった私たちには、今後の生活を立て直していく使命があると思います。決してあきらめたり後ろ向きになることなく、この困難に立ち向かっていきましょう。

地震報告

驚くほど大きな地震でしたが、こちら(東京都稲城市)では、全員けがもなく、被害もなく、おかげさまで無事でした。近隣の街並みも見渡しましたが、見る限りでは、被害もなく、無事なようです。

東北のほうでは、相当大きな被害が起こっているようです。都内でも、電車がまったく動かない状況の様で、帰宅できない人たちが多数いらっしゃる様子です。

また、まだ余震も頻発しており、安心できません。

とにかく気をつけて、最も安全な方法をとられますように。

 皆さんのご無事を祈ります。

 

 

p.s. 連絡をくださる皆さんへ

電話が込み合って、全くつながる気配がありません。

メールならば、連絡がつくようです。

PCのメールに注目をしてください。

携帯のメールは、センターに問い合わせなければ、

せっかくこちらから送信できても着信できないと思います。

携帯の場合、必ず、メール>iモード問い合わせ

で着信があるかどうかを確認してください。

新入社員研修打ち合わせラッシュ(20110311)

 昨日も、今年で3年目のお付き合いとなる企業さんと、新入社員研修の件で打ち合わせをさせていただきました。弊社のお客さんは、みんな社員を大切にして、真剣に育てようとする意志の強い企業さんばかりで、担当者の皆さんは、本当に前向きで真剣に打ち合わせに参加していただきました。当日も、マナー訓練などでお手伝いを頂き、たくさんのお手伝いを頂くことになります。一緒に良い研修を作り上げられるよう、頑張ります。

 ところで、最近よく聞く話で、新入社員は、導入研修だけではなく、フォローアップ研修も必要だという話が良く話題に出てきます。実際に職場に入ってから、言葉遣いやマナー面の乱れ、低いモチベーション、単純なミスや報告の不足などでいろんな問題を起こしているようです。

 弊社では、そのような問題の背景に、心の疲れと迷いがあると考えています。彼ら彼女らは、上記の問題について、本気になればやれるのですよ。本気になれない状況にあって、自尊感情が低くなり、前向きな思いや希望が弱くなってきている状況なのだろうと考えているのです。多分、『会社やめようかな』等と考える若者も少なくはないはずです。だから、弊社では、フォローアッププログラムとして、心の疲れをいやし、元気と勇気と信頼(自信)の回復をテーマとした展開のプログラムを提供しています。昨日打ち合わせた企業さんでも、今年の11月頃にフォローアップ研修を実施したいとの意向を伝えてくれました。

 日本の若者は、確かに少々手がかかるかもしれませんが、ダイヤモンドの原石であり、磨けばとてつもなく輝く存在です。企業サイドも、弊社のお客さんのように、あせらずに、しっかりと丁寧に教育をしてあげてほしいところですよね。

肩の力を抜いてみよう

肩の力を抜いてみよう

寒さで縮こまった筋肉をほぐしてみよう

頑張って何とかしようとする気持ちを和らげてみよう

体の奥で張っている筋をなだめてみよう

知らず知らずのうちに身につけてしまったこだわりを手放してみよう

今をじゅうぶんに味わってみよう

こんなに天気の良い日は

悩むのがもったいない

さて、山の上で咲き始めた花々に出会いに行こう

キャリアアドバイザーに行ってきます

 今日は、キャリアアドバイザーを担当する日です。今期は今日も含めてあと2回となります。来期もオファーが来ており、担当させていただくことになりました。大変光栄なことで、また1年頑張って担当していきたいと思います。

 昨日の雪は、心配していたほど積もることはなく、今日はまったく姿を消しました。これで安心して出かけられます。

 今日は、どんな学生たちが相談に来てくれるのか?学生たちにとって良きアドバイスとなるよう頑張っていってまいります。

大雪です

自宅兼会社の2階からの風景写真です。

DSCF0144.jpg

私は、出身が北海道の夕張で、豪雪地帯の出なので、雪の降る様子で、積もる程度が何となくわかるのですが、今日の子の降り方は、落ちてくる雪の勢いが結構激しいのです。これは、結構積もるかもしれません。

雪の真っ白の景色は美しいのですが、明日キャリアアドバイザーで出かけなければならないので、それが少々心配です。

ところで、天気予報では今日は雨だったと思いますが、皆さんのところは、どんな感じですか?雪が降っているのは、多摩地区だけなのだろうか?

まあ、今日は、覚悟を決めて在宅仕事に徹します。

「夢を」と15歳の私に励まされ

     「夢を」と15歳の私に励まされ
                 朝日新聞 2011/3/4朝刊『声』より引用

夢を追いかけていますか―15歳の私の言葉が20歳の私の胸にぐさりと突き刺さった。来年、就活を迎える私は景近、そのことで悩んでばかりいた。どのような仕事が自分に合い、どの会杜が良いのか。就職決定には何が必要で、大学2年の私は今何をすべきなのか。そんなことを毎日考えるが、答えは見つからず、将来への不安は高まるばかりだった。

 成人式を迎えた私に1通の手紙が届いた。「20歳の私へ。夢を追いかけていますか?充実した毎日を送.っていますか?やりたいことを諦めていませんか?後悔しないように、やりたいことには挑戦してください。……ずっと私は私を応援しています」。15歳の時、5年後の自分へ宛でて書いた手紙だ。中学の同窓会が保管し送ってくれた。

 私ははっとした。将来のため、今何かをやるのではない。私のやりたいことが未来へとつながっていくのだ。やりがいを感じられるものこそが、きっと自分の未来をつくる。前を向くことは大切だが、自分を常に見つめて一歩一歩進んでいこう。 

                     以上、朝日新聞 2011/3/4朝刊『声』より

 

 

 今朝の朝刊の『声』欄に、素敵な記事があったのでご紹介します。ご覧の通り、就活に取り組もうとする学生さんの記事で、20歳の女性の方の投稿です。

 就活を迎えて何をすべきか戸惑っているときに、15歳の自分からの手紙が届いたとのこと。その手紙には、夢をあきらめていませんか?と問いかけられていたとのこと。なんて素敵なドラマなんでしょうか。きっと彼女にとって、今最もしなければならないことは、不安と焦りでやみくもに動くことではなく、腰を据えて自分の夢や志をしっかりと明確にして、それに向けての作戦を練ることなんでしょう。

 あたりまえなのかもしれませんが、最も見えなくなる大切なこと、そんなことを教えてくれたのが、15歳の私だったのです。もちろん、手紙を大切に扱ってくれた同窓会の方々や、5年間という歳月が手伝ってくれてのことでしょうが、まさに、奇跡なんだろうと思います。素敵なドラマだと思いますね。

 本人も気づかれたとおり、今固めなければならないことは、まさに、自分の夢なんだろうと思います。

 いったい自分は、どんな社会人に成りたいのか?

 これから年を取って、いつか死に向かおうとするとき、いったいどんな自分だったならば、納得して死ぬことができるのか?

 自分が一生貫きたい価値、人間性とは何か?

 どんなあり方を実現したいか?どんなことを成し遂げたいか?

 どんな人間関係に恵まれたいか?どんな家に暮らして、どんな幸せを実現していたいか?

 どんな仕事を通してどんな貢献を世界に提供していきたいのか?

 そんな志をしっかりと固め、その夢を貫こうと腹を据えて、それを実現するための最高の職場を探す。まさにその活動を就活というのです。決してそうしないと怖いからするものでもないし、周りから言われるからするものではない。自分の幸せのためにするものなですから。

 最近の採用担当者の学生に対する要望は、主体性を持ってほしいということ。主体性とは、逃げることではなく追いかけること。従うことではなく自ら生きること。他人の目標のためではなく、自分の目標のために活動するということ。そんな前向きな生き方が主体的な生き方なのであり、採用担当者は、学生にそういう資質を求めているのです。まさに、この学生さんが気付いたことは、的を得ているのだろうと思います。

 ぜひこの気づきを大切に、自分をしっかりと持って、厳しい戦いではあるけれども、ひるまずに頑張ってほしいですね。素晴らしい記事をありがとう。応援しています頑張ってください!