コミュニケーション研修を担当しました(20140603)

 労働組合のコミュニケーション研修を担当してまいりました。概要は以下の通りです。

 

【労働組合コミュニケーション研修】

<テーマ> 「コミュニケーションとチームビルディング」

 

<ねらい>

 1.コミュニケーションの基盤となる自尊心の重要性を学ぶ。

 2.コミュニケーションの重要性を学ぶ。

 3.コミュニケーションの改善ポイントを学ぶ。

 

<内容>

 1.自尊心の重要性

  ・古から伝えられてきた自尊心の重要性

  ・現代においても重要なテーマである自尊心

  ・自尊心を巡る誤解

  ・自尊心の日本における現状

  ・欠点を責めるのではなく長所を伸ばそう

  ・できないという呪いにとらわれてはいけない

  ・人の可能性は想像をはるかに超えて大きい、自尊心をもって堂々と生きよう。

 

 2.コミュニケーションの重要性

  ・コミュニケーションは、信頼関係をはぐくむ。

  ・信頼関係は、チームの偉大な力と可能性を引き出す。

 

3.コミュニケーションの改善ポイント

  ・機関車型のチームと新幹線型のチーム

  ・新幹線型のチームとなるために必要なコミュニケーション

  ・コミュニケーションスキルは、技術ではなく生き方

  ・自尊心、勇気、あきらめない心

 

 会場は、都内。約70名のメンバーのみなさんで実施いたしました。

 本研修は、不思議なご縁をもとに開催に至った研修です。

 実は、私は、30年くらい前に、とある研修プログラムの講師養成のビデオに出演しているのですが、今回の研修の主催のリーダーである執行委員長が、そのビデオをご覧になられて、しっかりと覚えていてくださっていたのです。そんなご縁もあり、いろんな話し合いのプロセスを経てまとまった企画でした。

 執行委員長は、哲学の通った人間性を大切にするリーダーです。小賢しいテクニックを嫌い、正直で飾らないコミュニケーション、思いやりや人間性を大切にしたポリシーを大切にされていることが、よくわかります。

 リーダーとして、コミュニケーションや人間性を大切にするスタンスを取ることは、そんなに簡単なことではありません。どちらかと言えば、冷たく、頭がよく、アメとムチで厳格に部下たちをコントロールできる人の方が、高い評価を受ける時代です。人間性を前面に押し出したからと言って、それに応えてくれる保証なんかありません。忍耐強く、人の情熱に本当の火がつくことを待たなければなりません。その間、効率一辺倒の現代の風潮のプレッシャーや攻撃にさらされることもあるでしょう。そんなリスクに立ち向かってでも、自分の信じる大切なもの、思いやりや信頼と言った哲学を揺るがせずに貫く必要があるのですから。

 委員長は、まさに、そんな人間性のリーダーです。だからこそ、弊社のようなコンセプトに共感して、大切な研修の場を担当させていただけるのです。大変光栄なことだと感謝しております。

 それから、この研修のご縁を取り持ってくれた友人のTさん。なんと、私と誕生日が同じなのです。同じ年の生まれと言うだけではなく、月も日も同じなのです!私も長く人生生きておりますが、そこまで誕生日が一致する人と出会ったのは初めて。顔も体つきも性格も何もかも全然違う2人ですが、なぜか何となく共通するものを感じるのは、運命なのでしょうか?本当に不思議なご縁の巡り会わせに感謝です。

 さて、研修ですが、午後1時半から5時までと言う短い時間でしたが、組合リーダーのみなさんのものすごいパワーと個性と明るさで、本当に楽しく、エネルギッシュで、暖かい雰囲気の、知的で元気な場となりました。

 70名の参加者は、男性であり、全国の組織のリーダーのみなさんです。要するに、親分ばかりであり、研修開始当初は、親分たちの男っぽさと迫力でむんむんしており、気の小さい私は、少々圧倒されて、いったいどうなることかと少々心配しておりました。

 しかし、いったん対話が起こり、仲間として活動が始まると、快くメンバーを受け入れ、陽気に課題に立ち向かい、見事に問題を解決してくれました。

 今回のプログラムは、そうそうたるメンバーが集まるとのことだったので、弊社として、最も難易度の高い実習を用意しており、今回のように即席のチームで事に当たった場合、クリアーできる可能性は、ほとんど少なく、成功することはミラクルに近いものがあったのですが、実際の結果は、ほぼ全チームが成功であり、まさにミラクルが起こりました。

 体験学習の場合は、実習がうまくできようができまいが、それは大した問題ではなく、成功であれ失敗であれ、体験から学ぶことが大切で、できたできないはとやかく言うべきではないのですが、今回のメンバーの皆さんの見事な結果には、本当にびっくりしました。

 問題解決型の実習であり、それを解決するためには、きちんと話すこと、しっかりと聴くことと言った基本はもちろん、アイデアを生かす、問題解決のための工夫をする、戦略的な見地に立つ、へこたれない、あきらめない、挑戦する、などの高度なスキルが必要であり、今回のメンバーのみなさんは、そうした素晴らしいスキルを兼ね備えた方々なんだということがよくわかります。

 結果的には、明るく陽気で力のある、個性的でクールで情熱的で、厳く顔に似合わず優しく温かい、楽しく一致団結したよきチームだなぁと実感した次第です。

 こうした、素敵な場を共にできましたこと、本当に光栄に思っております。ご協力いただいたスタッフのみなさん、共に学んだメンバーのみなさん、本当にありがとうございました。今後とも、ともに頑張ろうではありませんか!

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