不条理に勝つ

 昨日のTBSのドラマ「私は屈しない」を見ました。先般の障害者向けの郵便物の不正事件に巻き込まれた村木厚子さんの一連の体験をドラマにしたものでしたが、実に見事に作られていて感動しました。

 ドラマを見て感じたことは、やはり、検察の暴走ぶりですね。まずは、全く罪のない人なのにもかかわらず、言いがかりをつけて起訴すること。本人がやってないし言ってもないことを作文し、脅して承認させること。結果的に、巧妙な罠を仕掛けて無実の人を有罪に、白の人を穢していくこと。これは、れっきとした犯罪ですよ。どうして検察がこんなことをしたかったのかについてはドラマでは触れられていませんでしたが、どんな理由にせよ、この振る舞いがどんなに醜いことなのかは、きっと本人が一番よく知っていると思います。大坪被告や前田被告は、できれば、すべての事情と背景と動機を正直に語るべきなんだろうと思います。

 そんな醜い人たちの中で、決して屈することなく正直を貫いた村木さんが、本当に立派だと思いました。これも、家族の愛情と支えがあってこそのことなのだということも、ドラマでよくわかりました。やっぱり正義と愛は勝つのですね。

 昨日、符号を一致したように、小沢さんが起訴されました。マスコミが、さんざん政治と金というキャッチで小沢さんにレッテルを張ってきたので、世間一般のマスコミに疑問を持たない市民は、「小沢さんは悪い人なのになんでつかまらないのか」と思っている人も多いのだろうと思いますが、私は、少々疑問を持っています。別に私は小沢さんが好きなわけではありませんが、今回の事件は、村木さんの事件と相当類似しているように思っています。もし小沢さんが潔白だとしたら、小沢さんを悪者にして追い込んでいることがどれだけ罪深いことか。いずれにしても、真実が明らかになり、本当の正義が通ることを願います。

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