カテゴリー別アーカイブ: 05.詩・メッセージ

虹の戦士

「虹は、すべてのものの中におられるあのおかたからの メッセージなのだ。

すべての人間がひとつの家族のようにつながることとを虹は教えている。

さあ、あの山の頂にお行き、わたしにつながる愛しい者よ。

どうやったら虹の戦士になれるか、 行け、 行って学ぶがよい。

愛と喜びをみんなの間にひろげることだけが、

この世界の憎しみを理解と優しさに変えることができる。

この世からいっさいの戦争と破壊をなくすために、

残された道はもはやそれひとつしかない。」

「虹の戦士」William Willoya , Vinson Brown著より引用

なぜならその日にこそ byカリール・ジブラン

人の目を曇らせるベールは、それを編んだ者の手で取り払われる。

耳をふさぐ粘土には、それをこねた者の手で、穴が空けられる。

そして人は見えるようになる。

そして人は聞こえるようになる。

それでも、それまで見えなかったことを嘆きはしない。

聞こえなかったことを悔いたりはしない。

なぜならその日にこそ、人は、あらゆるものに隠された秘密を知るのだから。

そして、光を祝福するように、闇をも祝福するのだから。

 

          「預言者」カリール・ジブランより抜粋

地球で最も偉大な力 byマザーテレサ

考える時間を持ちなさい
祈る時間を持ちなさい
笑う時間を持ちなさい

それは力の源泉
それは地球でもっとも偉大な力
それは魂の音楽

遊ぶ時間を持ちなさい
愛し、愛される時間を持ちなさい
与える時間を持ちなさい

それは永遠に続く若さの秘密
それは神が与えてくれた特権
自分勝手になるには1日は短すぎる

読書する時間を持ちなさい
親しくなるための時間を持ちなさい
働く時間を持ちなさい

それは知識の湧き出る泉
それは幸福へ続く道
それは成功の価値

施しをする時間を持ちなさい
それは天国へと導く鍵

「マザー・テレサ語る」早川書房
カルカッタの孤児の家の壁にかかっている看板より

カエルの祈り(アントニー・デ・メロ)

かえるの祈り  「蛙の祈り」(アントニー・デ・メロ著 裏辻洋二訳)より抜粋

ある夜、兄弟ブルーノが祈っていると、食用ガエルの鳴き声がうるさくてかなわない。気にすまい、無視しようと努めたが、気の散るのはどうにもならない。そこで彼は窓から顔を出して叫んだ。
「静かにしろ、祈っているのだから。」

兄弟ブルーノは、聖者の誉れが高かったので、彼が一喝するや、あたりはしんと静まり返った。

生けるものはすべて固有の声を持っており、その声が祈りに具合の良い沈黙を生み出すのである。祈っているブルーノの中に別の響きがわき起こってきた。
「もしかして神は、おまえの唱える祈りと同じくらい、カエルの鳴き声を喜んでおられるのではないか。」
「カエルの鳴き声がなんで神を喜ばせるんだ」と、ブルーノは心中冷ややかに答えた。
ブルーノの中にさらに響き続ける声が言う。「神はなぜ、音なるものを作り出したと思うか。」

「よし、その答えを見つけだしてやろう。」ブルーノは窓から身を乗り出して叫んだ。
「さあ、歌うんだ。」
食用ガエルの調子のそろった鳴き声は、近隣のカエルというカエルの声を呼び集め、天空を震わせた。
ブルーノがこの音を全身を耳にして聴いていると、カエルの鳴き声は神経に障る物音ではなくなってきた。
鳴き声に抗うことをやめると、この鳴き声こそが夜の沈黙をいっそう豊かにしていると気づいたのである。

こうしてブルーノの心は、生まれて初めて宇宙と調和した。
彼は祈るということの内実をとらえた。

気を以って聴く

「気を以って聴く」    荘子

 

(原文)
若一志。
無聴之以耳、而聴之以心。
無聴之以心、而聴之以気。
聴止於耳、心止於符。
気也者虚而待物者也。
唯道集虚。
虚者心斎也。

(読み方)
なんじ志しを一にせよ。
これを聴くに耳を以ってするなく、これを聴くに心を以ってせよ。
これを聴くに心を以ってするなく、これを聴くに気を以ってせよ。
聴くは耳に止まり、心は符に止まる。
気なる者は虚にして物を待つ者なり。
ただ道は虚に集まる。
虚者は心斎なり。

(意訳)
心を静かに集中しなさい。
耳で聞くのではなく、心で聴きなさい。
心で聴くのではなく、気で聴きなさい。
耳では音しか聴けず、心では気持ちしか聴けない。
気は、虚(空っぽ)であり、あらゆるものを受け入れることができる。
真実は、ただ虚であるときにのみ姿を現す。
虚であることこそが神聖な心をもたらすのである。

ニューヨーク大学リハビリテーション研究所の壁に書かれていた詩

力を与えてほしいと神に祈ったのに
     謙虚さを学ぶようにと弱さを授かった

より偉大なことが出来るようにと健康を求めたのに 
     よりよきことが出来るようにと病弱を与えられた

幸せになろうとして富を求めたのに
     賢明であるようにと貧困を授かった

世の中の人々から賞賛を得ようとして成功を求めたのに
     得意にならないようにと失敗を授かった

人生を享受しようとあらゆるものを求めたのに
     あらゆることを喜べるようにと命を授かった

求めたものは一つとして与えられなかったが願いは全て聞き届けられた

神の意に添わぬ者であるにもかかわらず、
        心の中で言い表せないものは全てかなえられた

私はあらゆる人の中で最も豊かに祝福されていたのだ

 

詠み人知らず

自由とは

自由とは、自らに由ること
他を頼りとするのではなく、自らを頼りとすること
依存するのではなく、自立するということ
変化を待つのではなく、変化を起こすということ
施しを待つのではなく、施すということ
観客になるのではなく、主人公になるということ
陰に生きるのではなく、光の中で生きるということ
創造を待つのではなく、創造主となるということ
あきらめるのではなく、希望に燃えるということ
恐怖に従うのではなく、喜びに従うということ
偽の自分(エゴ)に従うのではなく、本当の自分に従うということ
戦うことではなく、受け入れるということ
孤立するのではなく、関係性に生きるということ
否定することではなく、理解するということ
求めるのではなく、手放すということ
許されることを請うのではなく、許すということ
愛されることを願うのではなく、愛されていることに気づくこと
愛を疑うのではなく、愛を受け入れるということ
愛を期待するのではなく、愛するということ
愛を信じるのではなく、愛になるということ

あなたに必要なこと

   あなたに必要なこと

人生に奇跡と栄光をもたらすものは何か?

それは、決して特別な才能でも超能力でもない。

あなたはすでに偉大なる成功をもたらすための十分な才能と力量を備えている。

あなたの中には、今はまったく想像もつかないほどの奇跡がまどろんでいる。

あなたに必要なことは、特別な防具や武器を身につけることではなく、

ただそのことを知ること。

自ら絶望し、恐怖することをやめることである。

 

厳しい試練を乗り越えてきた偉大なる勝者たちは、このことを知っている。

彼らは、道は拓けることを知っている。

未来は、自分で創造できることを知っている。

自分には、乗り越えられない苦難はないことを知っている。

そして、一歩を踏み出す勇気こそが未来を拓く宝であることを知っているのだ。

 

七難八苦、癒しようがない悲しみ、

痛み、憎悪、救いようのない絶望、乗り越えられない壁、…、

人生の中に訪れるのは、礼儀正しいお客様ばかりとは限らない。

しかし、決してうろたえてはいけない。

青い鳥は、決してどこか遠くにいるわけではない。

創造性の根源は、今ここに、あなたの中にこそある。

あなたの中にまどろんでいる可能性は、途方もなく強く大きい。

あなたに必要なことは、ただそのことを知ることである。

自分に対する信頼と信念が、

粘り強さ、協力者、新しい出会い、奇跡を引き寄せることを覚えておきなさい。

あなたに必要なことは、特別な何かではなく、自分を愛し、心から信じることなのである。

受け入れるということ

                      受け入れるということ

受け入れるということ、それは、拒絶することとは違う。

拒絶することは、受け入れないことであり、受け入れることではない。

受け入れること、それは、同意することとは違う。

同意することは、他者の言うことを正しいと自分が思うことであり、

受け入れることは、他者がそれが正しいと主張していることを理解することである。

同意していなくとも受け入れることはできる。したがって、受け入れることと従うことは違う。

受け入れたからといって、従う必要はまったくない。

また、従うことは受け入れたことの証明ともならない。

受け入れなくとも従うことはできるからだ。

受け入れることは、好きになることとも違う。

好き嫌いは実はたいした問題ではない。

食べ物の好みが時とともに変わるように、好き嫌いは移ろいゆくもの、本質的なものではない。

乗り越えられるのだ。

 

受け入れるとは、相手のありのままを受け止めて、ありのままを理解すること。

受け入れるとは、相手を裁いたり、操作したり、変えようとすることではない。

そのままの相手を、そのままに理解しようとすることである。

受け入れることは、途方もない大きな力を持っている。

それは、北風ではなく太陽の力。暴力ではなく、優しさの力。

改善の力ではなく、革命の力なのだ。

受け入れることは、分離感をいやすということ。

あなたがいったん受け入れることを始めたら、あなたと世界の間で存在していた幻想の壁、断絶、分離の緊張が和らぎ、癒され、内と外が共鳴し始めることに気づくだろう。

不安や恐怖は、分離感の申し子。

分離感が弱まれば、不安や恐怖も鎮まる。

受け入れることは、不安と恐怖の根本をいやすのだ。

受け入れることを通して、あなたは、より自由になり、より自分らしく輝くようになる。

あなたが変われば、周りも変わる。

あなたの輝きを受けて、あなたがかかわる人たちが、次第に、微妙に、根本的に変わってくることを次第にあなたは気づくだろう。

受け入れることは、愛するということ。

愛するということは、まさに、太陽の力。

自分も他人もより自分らしく自由で輝かしく力強いあり方へと優しく変容を促すのだ。