ヴィーナス通信2013年春号

 弊社よりヴィーナス通信と言うメールマガジンを四半期に一回リリースしております。つい先日、今年の春号を配信しましたので、このブログでもご紹介します。
 以下、ヴィーナス通信2013年春号です。

【ヴィーナス通信 2013年春号】

新しいスタートの4月。駅には定期券を購入する長い列ができていますね。新入社員のみなさんも、少しずつ会社に慣れてきているのではないでしょうか?
本当に大変ご無沙汰いたしました。ヴィーナスアソシエイションの手塚美和子です。
みなさまお変わりなく、お元気でご活躍の事と存じます。
ずいぶん長い期間、おやすみを頂いておりました。
また今年から、ヴィーナス通信を再開いたします。
お仕事の合間の時間にお読み頂き、何かのヒントとなれれば幸いです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

そして、お知らせを3つほど・・・。

①弊社ホームページを、大幅にリニューアルしました!ぜひ一度、ご訪問ください!!
⇒ http://venus-association.com

②弊社より出版しております単行本「実践就活マニュアル」に加筆し、電子書籍版として、
全5巻で発売させていただきました!
ご興味がございましたら、こちらもぜひご覧頂ければと存じます。
⇒ http://venus-association.com/a-publication/

③アトランティックプロジェクト説明会を開きます。
2013年6月27日(六本木)
詳細は、下記ご案内をご覧ください。

今回、2013年春号のテーマは、「自尊心とプライドの違い」です。 『電子出版版実践就活マニュアル』より抜粋です。

それでは、気分も新たに2013年春号の発信です!

☆☆☆☆☆☆テーマ「自尊心とプライドの違い」☆☆☆☆☆☆☆☆
ヴィーナスアソシエイション出版「電子書籍版 実践就活マニュアル 第1巻」 第2章より一部抜粋

(前章「1.自尊心の重要性」に引き続き)
2.自尊心をめぐる誤解

ところで、自尊心には、多大な誤解がある。よく自尊心は、傲慢さ や自惚れと同一視されてしまう。 自尊心を高く持つことは、鼻もち ならない生意気で傲慢な危ない人間になることだという勘違いが あり、だから、自尊心はよいものと言うよりは、悪いもの、持つべき ではないものという思い込みがあるのだ。

しかし、実は、自尊心と傲慢さは、まったく違うものであり、似て非なるものである。

本当の自尊心を持っている人は、腰が低く礼儀正しく友人がたくさん いる人が多い。しかし、だからと言って卑屈であるわけではない。 本当の自尊心は、自分を尊い存在と思えると同時に、相手も大切な存在と感じるので、謙虚であり、思いやりがある紳士淑女として堂々と生きることにつながるのだ。

一方、傲慢さやうぬぼれは、自分を尊いとは思えないので、 相手につまらない存在だと思い込んでいる自分の真相を知られて しまうことを恐れている。だから、自分の欠点を他人に隠そうとしたり、 欠点などないふりをしようとして、無理をしてしまうのだ。だから、 傲慢な人は、自信があるからそうなっているのではなく、 自尊心が欠落しているからそうなると言えよう。

日本では、この自尊心と傲慢さは、同じようなものと同一視されてしま っているところが多々あるが、これは、はなはだしい勘違いであり、 思い込みである。英語では、自尊心と傲慢さは、はっきりと言葉で違え て認識してる。自尊心は、Self-esteemであり、傲慢さは、Prideと表現さ れて、それぞれは、全く違うものであると認識されているのだ。

Self-esteem(自尊心)とPride(プライド)の違いを整理してみると、 次の事が言える。

<Self-esteem(自尊心)>
・自信に由来する
・自分の存在そのものを尊いと感じる
・欠点も含めて自分を受け入れられる
・失敗にめげずチャレンジング
・基本的に安心

<Pride(プライド)>
・劣等感に由来する
・他者と比較して、自分が上(下) と感じる
・自分の欠点の存在を許せず責める
・失敗を恐れて防衛的、保守的
・基本的に不安

○Self-esteem(自尊心)は、自信に由来するのに対して、Pride(プラ イド)は、自信の欠如=劣等感に由来する。だから、本当の自尊心は、決して傲慢ではない。礼儀正しい紳士淑女であり、自分も大切にすると同時に仲間も大切にする。 一方、プライドは、本当の自分は欠点だらけで弱く、嫌な奴だと思い込んでいるので、それがばれないように隠したり、逆にあたかも強くふる まったりするので傲慢、うぬぼれとなる。

○Self-esteem(自尊心)は、自分の存在そのものに価値があると感じる のに対して、Pride(プライド)は、他者との比較において、自分が上(また は下)と認識する。 だから、プライドは、自分の価値がいつも他者との比較の中で決定する ので、自分の価値は、常に揺らいでおり、脅威にさらされている。 一方、自尊心は、自分の価値を認識するのに他者は必要ない。 他者がどうあれ、自分の尊さには揺らぎがないのだ。

○Self-esteem(自尊心)は、欠点も含めて自分を受け入れて尊重すること ができるが、Pride(プライド)は、自分に欠点があることを許せない。 自尊心は、発展途上の自分が好きであり、自分が完璧ではなくともそれを自然に受け入れることができる。だから、他人にも完璧さを求めないし、欠点ある他人を快く受け入れる。 一方、プライドは、自分に欠点があることを許せないので、他者から欠点を指摘されると猛烈な恐怖と怒りを感じる。だから、完璧になどなれるわけが ないのに、完璧ではない自分でいることが不安であり落ち着かなく、欠点を隠そうとして傲慢になる。自分の欠点を憎むように、他人の欠点にも敏感で それを嫌う。だから、他人にも完璧さを求め、基準を押し付け、矯正しようとする。

○Self-esteem(自尊心)は、失敗にめげることなく、前向きにチャレンジングに生きるが、Pride(プライド)は、失敗を恐れて防衛的、保守的に生きる。だから、プライドの人生は、壁を作り、分離感を強め、引きこもり、攻撃的に被害者又は加害者として生きるが、自尊心の人生は、壁を乗り越え、分かち合い、知恵と愛と勇気をもって創造者として生きる。

○したがって、Self-esteem(自尊心)は、日常が安心と喜びであるのに対して、Pride(プライド)は、日常が不安と恐怖との戦いである。

3.プライドではなく自尊心を持って生きるべし

基本的に、人が成長する方向性として、欠点を矯正するよりも長所を伸ばす事、 自信を砕くのではなく自尊心を育む事の方が、結果的に大きな成果につながる。

影は、目立つので、つつきたくなるが、日のあたる側面のほうが圧倒的に大きい事を忘れてはならない。人は、確かに欠点を持っている完璧ではない存在であ るが、断じて無力ではない。その人の可能性や潜在性は、人の見立てや思い込みよりも、はるかに大きいのだ。

それをちっぽけにしか見れないのは、そう認識す るエゴの器量のなさ、自身の勝手な絶望から来る偏見と言えよう。そんな勘違いの罠に陥ってはならない。人は、断じて欠点だらけの無力な存在ではない。影より輝きの方が圧倒的に大きく、その潜在性と可能性は、想像を はるかに超えて、壮大なのだ。

そんな自分に自信を持って生きよう。完璧な存在になどなる必要はまったく無い。
「もう少し背が高ければ自信がもてるのだけど・・・」
「もう少し頭がよければ自信が もてるのだけど・・・」
などとけちくさい事を言ってはいけない。人には欠点がつき物であり、完璧になどなれないのだ。完璧になろうとすること自体が傲慢ともいえよう。

人は、皆、発展途上の存在であり、完璧になどなることは、そもそもできない。
発展途上の自分を大切にしよう。
あなたは発展途上で十分なのだ。
発展途上の自分を信じてみよう。
発展途上とは言え、あなたには今あなたの想像をはるかに超えた可能性がある。
あなたの人生は思っている以上に頼もしい力がある。
そんな力と可能性を大切にしよう。

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