宇宙に生命

 第2の地球?20光年先に最も似た惑星(読売新聞.com 2010年9月30日より引用)

 

【ワシントン=山田哲朗】太陽系外の惑星の中で、最も地球に似た惑星が発見された。

 生命の生存に適した条件を備えていると考えられる。米カリフォルニア大などの天文学者が29日、専門誌「アストロフィジカル・ジャーナル」に発表した。

 この惑星は、地球から20光年の距離にある小さな恒星「グリーズ581」のまわりを公転している。恒星のわずかなふらつきをハワイの望遠鏡で11年間観測し、惑星の存在を割り出した。

 この恒星系には惑星は少なくとも6個あるが、新たに見つかった惑星は恒星との距離がちょうどよく、水が液体の状態で存在していると推測される。片方だけが常に恒星の方を向いており、気温は70度~零下30度の間という。地球の3倍の質量で、重力も適当なため大気も保たれていると考えられ、これまでに見つかった約500の系外惑星の中で、最も生物の生存に適している。

(2010年9月30日11時21分  読売新聞)

 

 これは素晴らしい発見ですね!地球と同じタイプの惑星ですから、水も空気も海も空も大地もある。気温も生命現象が不可能といえるほど高すぎず低すぎず、生き物にとっての環境が程よく整った星である様子です。これは、生命がいないというほうが難しい。単純な生命だけではなく、植物や動物、もしかしたら、・・・、などと想像は膨らみますよね。

 しかし、広い宇宙、夜空に数え切れないほどの星が存在している大宇宙の中で、人間の様な生命が存在している場所は、地球しか存在しないだなんて、いったいどんなこじつけでそういう通論になってしまっているんだか分りませんが、私は、とんでもない間違えだと思いますね。

 以前、暗黒物質の話題で当ブログでも取り上げたことがありますが、物理学の世界では、私たちが目で見て認識している物質=私たちが認識できている素粒子は、宇宙全体の数%に過ぎず、70%以上が暗黒エネルギーと呼ばれる未知のエネルギーによって、20%以上が暗黒物質と呼ばれる未知の物質によって占められていると考えられています。

 ですから、私たち人間は、実際のところ、宇宙の90%以上の存在が認識できない現状であり、いろんなことが分かっているつもりでいても、本当のことは何一つわかっていないのですよ。そんな未発達な認識の力を持って宇宙には地球以外には人間は存在しないだなんて、よくそんな傲慢な断言ができたもんだとあきれてしまいます。

 生命の現象は、人間の想像をはるかに超えて力強くたくましく可能性に満ちている。宇宙には、想像をはるかに超えるほどの生命が花開いているのかもしれませんね。地球は、孤独ではないのかもしれません。

 ところで、この惑星は、地球から20光年の距離とのこと。とても遠そうですが、宇宙的には近い距離ともいえます。いつか、この惑星に行って、その美しい姿を見てみたいですね。もしかしたら、地球にはないような温泉もあるかもしれません。宇宙をまたにかけた温泉旅行です!なんてロマンチックなんでしょうか。行ってみたいですね、宇宙温泉!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)