今君が直面している世界は、さまざまなかたちの「破壊」をまだ人間がしつづけている時代にある。
それは戦争や犯罪といった集団レベルの破壊だけではなく、個人の心の中も同じ状態にある。
きみもぼくも、まだ自分の意識の深いふちで、さまざまな破壊行為を繰り返している。
ヒトはまだ、自らの心を何らかのネガティブな意識で傷つけて破壊してしまう。
そして次の瞬間には、その割れてしまった心のかけらを手にとって途方にくれている。
なんでこんなことをしてしまったのだろう、と思いながら。
「永遠という名の一瞬」 十和音響 著 徳間書店出版 より引用