<こころざしの重要性 その1(キャリアスキル演習(プレゼンディスカッションスキル演習)最後にあたって)>
さて、講座の最後に当たって、みなさんに改めて”こころざし”の重要性についてお話したい。
「私は一体何のために生きるのだろう?」
この問いは、とても厳しい問いである。いったん問いかけたら、答えが出るまでは、止むことはない。しかし、その問いにだけは、満足のいく答えを出すことなど不可能だ。だからこそ、「何のために生きるのか?」の問いかけは、危険が大きく、立ち向かっていくためには勇気が必要である。しかし、みなさんには勇気をもって、この問いに取り組んでもらいたい。
難しい問題だからこそ、危険な問題だからこそ、真剣に向き合う時には、強烈なエネルギーと情熱が心の奥底からやってくる。この情熱こそが青春の証なのだ。危険を避けて、どうせ考えても無駄だからと、この問いから背を向けて、流される生き方を選んだ時から、ひそかに老化が始まるのだ。
「戸を叩け、されば開かれん。」
聖書の言葉にもあるとおり、問いをかけられたものには、必ず答えはやってくるものである。
「何のために生きるのか?」この真剣な問いかけの今の自分の答えとなるものこそが”こころざし”である。志は、自分の理想、夢、あこがれ、育みたい人間性、哲学、最高のバージョンの人生である。