年別アーカイブ: 2023年

ポリヴェーガル理論⑤「自分らしく生きるとは」

 ポリヴェーガル理論の立場から考えると、人には、もちろん人としての自分が存在していますが、ストレスモードになると恐怖と怒り、渇望というネガティブな感情で動く動物的、獣的な存在、さらに、生命の危機に陥ると絶体絶命モードになり、凍り付き、解離を旨とする爬虫類的な存在が発現してくることになります。

 すなわち、私と言う存在には、人としての自分、動物的獣的自分、爬虫類的自分が存在していると言えましょう。

 前節で、獣的自分や爬虫類的自分が現れるのは太古の昔からの危機対応方法として学んできた生命の叡智であり、狭い了見で裁き、責めるべきではないこと、それは、決して弱さではなく、むしろ誇らしいこと、サバイバルの叡智の結果として起こっていることで、受け入れて、逆に感謝して、尊重するべきものだとポージェス博士は主張されていると申し上げました。

 確かにそのとおりであり、進化の結果として確立された自律神経系のシステムに、人間の都合で文句を言うべきではありません。まずは、それらの反応を受け入れて、尊重するという態度は大切だと言えましょう。

 しかし、だからと言って、獣的自分や爬虫類的自分に人生を乗っ取られてよいというわけではありません。人は人だからです。人としての玉座に人以前の進化状態の存在を座らせて、自分の人生を支配させて良いというわけではないのです。

 自律神経系にも、進化のヒエラルキー(腹側神経系>交感神経系>背側神経系)があるように、自分のありかたにもヒエラルキーがあります(人>動物>爬虫類)。その秩序や序列を乱すことは決して健全ではないのです。

 恐怖、絶望、悲嘆、怒り、憎しみ、暴力衝動は、本来動物的、獣的自分に備わった属性です。その気持ちをあるがままに認めその強い影響力が作用することを一時的部分的に許すことはあったとしても、それを自分そのものと勘違いしてそのままに発散することは、人としての自然な生き方ではありません。

 それは獣的、爬虫類的なあるがままであって、決して人間としてのものではありません。自分の中の獣的存在や爬虫類的存在を上手に指導し、導く必要があるのだと言えましょう。

 自分の中の獣的存在や爬虫類的存在を指導し、導くためには、大前提として、このポリヴェーガル理論が役に立つでしょう。

 ポリヴェーガル理論は、自分の中にそのような人以前の進化状態の存在があることを決して否定したり、非難するのではなく、受け入れ、尊重し、誇りに思うべきだと考えています。

 それらは、肉体に刻印されている進化の体系であり、危機的な状況に応じて、自分の意志や認識の範囲外で、独立的、半独立的に自分を守ろうと反応するものであり、進化の叡智の結果として存在しているものなのだということをまずは理解することが大切だと考えています。

 すべては、いまのここから始める必要があります。たとえ現状が地獄のように感じられても、現在においては、そこが出発点であり他に道はないことを受け入れ、現実に向き合い、心を開き、自分自身を探求することが大切だ考えているのです。

 

【参考文献】

・「ポリヴェーガル理論入門」ステファン・W・ポージェス 著 春秋社

・「身体はトラウマを記録する」べッセル・ヴァン・デア・コーク 紀伊国屋書店

・「身体に閉じ込められたトラウマ」ピーター・A・ラヴィーン 星和書店

【関連記事】

ポリヴェーガル理論①「ポリヴェーガル理論とは」

ポリヴェーガル理論②「進化プロセスを記憶する身体」

ポリヴェーガル理論③「認識や判断ではなく生理学的反応」

ポリヴェーガル理論④「人が人として生きられない時 トラウマの呪い」

ポリヴェーガル理論⑤「自分らしく生きるとは」

ポリヴェーガル理論⑥「自分らしさを取り戻すために」

ジャニーズだけではない

ジャニーズの性加害問題について、連日大々的に報道されています。史上最大の性加害問題の一つだともいわれていますよね。

この件は、ずいぶん以前から数名の告発者によって暴露されてきたことですが、まったく問題視されていませんでした。マスコミがまともに取り上げなかったからです。せっかくの勇気ある告発に対して誰も関心を持たなかったものですから、被害者は増え、事態はどんどん深刻なものになってしまいました。

もちろん加害者が、責任を負うべきものですが、問題なのは加害者だけではありませんよね。知っていながらそれを全く報道することが無かったマスコミも責任重大です。

マスコミは、多くの大衆の常識を作り上げる力があります。みな、マスコミが言うように認識し、考え、行動するようになるのですよ。だから、マスコミは、大きな権力と責任がある。

ジャニーズの問題は、マスコミが単に知らなかったということではなく、それに触れると何かと都合が悪くなるので、言うべきなのに言わなかったという理由であり、自分の都合のために意図的にもみ消したということなんだろうと思います。

マスコミの持っている社会的責任、使命に反する行為であり、結果的にマスコミも加害者側だった、加害者とグルだったと言われても仕方がありません。その意味でジャニーズの問題は、加害者だけの問題ではなく、マスコミも同罪なのだと思います。私たちは、マスコミが、善意と使命感だけで仕事をしているわけではなく、自分の都合のためには平気で隠し事をしてうそをつくのだということを理解しておかなければなりません。要するに、マスコミの言うことをうのみにしてはいけないということなのだと思います。

マスコミが意図的に、問題を無視したり、歪曲して報道してきたことは、ジャニーズに限られたことではありません。原発問題、ウクライナ問題、米国情勢、BRICSなどなど、まだまだたくさんの罪を背負っていると思います。

今日は、その中の一つ、とても大きな問題であるコロナワクチン問題についての勇気ある発言を紹介したいと思います。一般社団法人ワクチン問題研究会が設立され、昨日の2023年9月7日に記者会見が行われました。その記者会見の中で、代表理事であり、京都大学名誉教授であり、また医師でもいらっしゃる福島雅典先生の発言です。

発言の中で、先生は

「マスコミが聞いてくれない、聴いてくれたらこんなことにならなかったはずだ。…これは薬じゃない。核酸医薬と言われるまったく不完全な、薬でもないものをばらまいて、あえて言いましょう、殺人ですよ、虐殺が起きたと言っていい。これは生物兵器によるホロコーストに近いんじゃないですか。」

と、強烈な発言をされています。見て見ぬふりをしてきた、又はうそをついてきたマスコミの在り方を強く非難しています。ここまでのことを言うからには相当の覚悟がおありなのだと思いました。勇気ある発言だと思います。とても大切な知見だと私は思っており、当ブログでも紹介したいと思います。

感謝と言うこと

 先月末7月31日に妻の母、私にとっての義母が亡くなりました。

 8月4日に通夜、昨日5日に葬儀と告別式を執り行いました。

 親族や友人にお集まりいただいて、少ないながらもやさしく温かい雰囲気の中で執り行われました。ご列席いただいた皆様には心から感謝申し上げます。

 お葬式全体を通して読経を上げていただいたのは、横須賀長願寺のご住職でした。

 心のこもったお経で、とても精妙なしめやかなお葬式となりました。

 故人もきっと喜ばれたと思います。

 私が今の会社を立ち上げてサラリーマンを退職し独立したのは39才の時でした。明けの明星のように時代をリードする会社でありたい、人を勇気づけ元気を取り戻してもらえるような会社でありたいと願って、志高く立ち上げたものの、経営は決して楽ではありませんでした。

 お客様は少なく、商品もまだまだ力不足であり、まったく軌道には乗れませんでした。そうした不安定で危険な綱渡りをしていた時に支えてくださったのが義母でした。ずいぶんお金の無心をしたと思います。今、当社がこうしてあることができるのは、実は、ひとえに義母の当時の犠牲があったからなのです。義母は、顔色一つ変えずに、嫌味も一つ言わずに、ニコニコと大切な大切なお金を貸してくれたものです。

 おかげさまで、会社は軌道に乗り始め、現在は、多くのお客様と自信のある商品に恵まれて、日々楽しく仕事をさせていただいております。これもひとえに義母のおかげでした。本当にありがとうございました。

 義母が調子を悪くし始めたのは、ちょうどコロナの出始めのころでした。骨粗しょう症で入院し、治療したものの歩けなくなってしまったのです。階段や段差が多い家では現実的に生活することができないので、施設に預けることになりました。施設では良く面倒を見てくれていたのですが、ちょうどコロナの時期と重なり、まったく面会に行くことができませんでした。3年間預けっぱなしとなってしまった次第です。頂いたご恩に何も報いることができずに、逆に悲しい思いを強いてしまった次第です。

 施設の中で、義母はどんどん体調を崩してしまい、今年の3月から食事をとることができなくなり、6月末に施設を出て病院に入院し、その一か月後7月31日に息を引き取られた次第です。

 葬儀を執り行いながら、義母への感謝の思いと同時に、どうしても申し訳なさ、罪悪感がぬぐい切れずに、とても穏やかで聖なる雰囲気の中で、やさしく温かく癒される雰囲気の中で葬儀は執り行われていったわけですが、何かもやもやとするものを拭い去ることができなかったのです。

 昨日、初七日の法要で一連のお葬式がひと段落したわけですが、葬儀が終わってご住職とお話をさせていただいた折に、そのもやもやを思い切って話してしまいました。

「ありがとうと言う気持ちと同時に、ごめんなさいというきもちがあるんですよね」

そうしたら、ご住職が思いもよらないことを言ってくれたのです。

「ありがとう は、ごめんなさい と言うことなんだよ」って。

ありがとうは、「感謝」と言うことですが、

「感謝」と言う漢字にレ点を打ってさかさまにすると、

「謝(あやまる)を感じる」ということ、

すなわち、ごめんなさいと言うことなのだとおっしゃるのです。

私は、そのことを聞いて、思わず涙がこぼれてしまいました。

実は、ありがとうの背景には、その割にはしてやれることが少なかったという後悔、

むしろ迷惑をかけてしまったという罪悪感が織り込み済みなんだということを理解したのでした。

それにしても、日本語は美しい、こんなに深い意味が隠されていたなんで全く知りませんでした。

 私が感じたもやもやは、実は超古代の人たちも感じていたことであり、漢字を通して連綿と語り継がれてきた感情だったのですね。なんと、もやもやがあったのは、私だけではなかったのです。

 ご住職のお話をお聞きして、何かそれでいいんだよ、と言ってもらえたような気がして、許されたような気がして肩の荷が下りた気がして涙が止まりませんでした。

 今回の義母のご葬儀は、こうした、とても大切なことを私に教えてくださった機会でもありました。本当に私は恵まれており、ありがたいことだと感じ入った次第です。

 かあちゃん、本当にありがとう、そしてごめんなさい。 合掌

 

オンライン講座「ポジティブ心理学」をリリース

 当社は、オンライン教育の配信サイトデリバル」を運営されている株式会社ファシオさんとご縁を頂いて、当社のオンライン講座をデリバル上で発表させていただいております。

 オンラインによる教育を実現できるオンラインスクールのシステムは、当社の夢の一つであり、ずいぶん昔からいろいろな勉強と挑戦をしていたのですが、セキュリティやコンテンツ管理の問題など、乗り越えられない問題が多く、頓挫しておりました。

 どうしたものかと思いあぐねていたところに、ファシオさんからお声をかけていただいたのでした。

 実際にファシオさんの運営される「デリバル」を拝見すると、本当に見事に作られており、私の理想とするクオリティを越えたシステムを構築されていらっしゃる。コンテンツを発表される企業さんも利用されている企業さんもいずれも信頼のおける優良企業ばかりであり、私どもとしても願ってもないチャンスを頂けたことになります。

 昨年度、よろこんで仲間に入れていただき、「デリバル」の公式チャンネルとして当社のオンラインコンテンツを発表させていただけることになりました。

 当社ヴィーナスアソシエイションのデリバルにおけるトップページはこちらとなります。

デリバル  ヴィーナスアソシエイションtop

 当社として、こうしたチャンスを頂けていることは、本当に光栄なことと思っております、ファシオさん本当にありがとうございます。

 さて、昨日、そちらのデリバル上で、当社の新しいコンテンツを発表させていただきました。

ポジティブ心理学」です。

 当社としてとても大切にしている考え方、理論、哲学であり、当社を代表する講座の一つでもあります。多くの方々にご覧いただいて、自分らしく輝く生き方の糧としていただければと願っております。

 実は、昨年にも一つ講座をアップしております。「自尊心の重要性」です。

 これで、デリバル上で発表できている講座は、2つとなりました。

 今後は、もっともっとたくさんのコンテンツを発表して、できれば、組み合わせることによって研修プログラムとして紹介できるようになればと志しています。

 オンライン教育も、当社の大切な今後の方向性、夢の一つであり、ファシオさんのデリバルは、その夢を実現できるとても大切なツールであります。せっかくいただいたチャンスを生かして、今後もがんばっていきたいと思っています!

ひと段落つきました

 当社は、新入社員研修向けのプログラムとして、アトランティックプロジェクトという経営シミュレーションのプログラムを提供しており、3月から繁忙期が続いておりましたが、ここにきてひと段落がつきました。

 目の回るような忙しさでしたが、おかげさまで大過なく乗り越えることができました。

 現在、ご縁を頂いたお客様のフォローに回っているところですが、どちらの研修でも、新入社員にとって意義深い研修、楽しく良き仲間を得ることができた研修だったと感想を頂いております。

 今年は、コロナが5類になったこともあり、研修スタイルは、ほぼ対面形式でした。私どもの強みは、体験学習を通したチームビルディングやコミュニケーション研修にあります。体験学習は、オンラインでも可能ではありますが、やはり、顔を合わせることができる対面形式に勝るものはありません。本年度は、私どもの強みを大いに生かしてダイナミックで楽しいパワフルな研修を展開することができたと思います。

 こうして、仕事を通してお客様に喜んでいただけることは、光栄でこの上ない喜びです。こうして良き学びの場ができたのも、ご支援いただいたご担当者の方々のおかげであり、温かいご協力、ご尽力のおかげです、本当にありがとうございました。

 また、共に学んだ受講者の皆さん、すばらしい皆さんのおかげで、とても充実した楽しくパワフルな学び、経験ができました。本当にありがとうございました。新入社員の迎えるこれからの現実は決して甘いものではありませんが、皆さんなら大丈夫、必ず乗り越えていけるでしょう。

 皆さんが、上手に職場にとけこんで、大活躍をしていくことをおいのりしています!

今日から前期授業の開始(2023)

 今日から、担当している大学の前期の授業が始まります。「プレゼン・ディスカッションスキル」をテーマとした講座で、就職活動に役立つプレゼンスキルや対話スキル、チームスキルを学びます。
 全15回の講座で、最終講は、7月17日です。いつもあっという間で、例年本講座が始まると、あっという間に夏になります。
 学生たちにとって、本講座が、有意義な価値ある講座になるようがんばりたいと思います。
 最近、感染症、戦争、経済破綻など、何やら世相がやたらにきな臭くなってきており、まさに黙示録の様相を呈していますが、願わくば、本講座が終わるまで、大過なく過ごせますように。そして、学生たちとともに、平和で充実した楽しい学びができますように!

アトランティックプロジェクトのシーズン

 今月に入ってから、オンライン研修のお仕事をたくさんいただいており、とても忙しい日々を過ごしております。
 コロナ禍によって、いろんな困難がやってきましたが、オンライン研修を開発できたことだけは、とてもとてもうれしい出来事でした。
 オンラインでは人間関係は学べないと思い込んでいましたが、オンラインだからこそ、直接会えない制約の中でこそ、思いやりややさしさが浮かび上がり、人間関係の本質的な尊さを学び、人間関係に対する信頼を回復できるような気がします。
 今月末まで研修の流れが続き、充実した日々を過ごさせていただいております。

 片や、当社の一番の売れ筋であるアトランティックプロジェクトのシーズン、4月の新入社員研修のシーズンもやってきております。
 今年も、おかげさまでたくさんの企業様にご活用いただけております。
 現在、研修と並行して、抜かりなく準備を進めている最中です。
 今年は、5月の末までお仕事を頂いております。
 充実した良き学びの場となるよう一生懸命に頑張りたいと思います!

学会で発表してきました

 私は、神奈川県のT大学で、3つのキャリア関係の授業を担当しています。その中の一つが業界研究と言う授業です。
 業界研究の授業では、「業界や会社を理解し社会人として輝いて活躍するためのポイントを学ぶ」をテーマに、7人のゲストスピーカーをお呼びしてお話をお聞きする内容となっております。
 ただ、ゲストスピーカーのお話をお聞きするだけではなく、学生たちも企業研究をしてゲストスピーカーの皆様はじめ生徒たちの前で発表する手順となっております。
 さて、昨年度の授業のゲストスピーカーに、福祉業界の先生としてA先生もお招きしておりました。授業では、前半30分が学生たちの研究発表で、後半60分がA先生のご講演をしていただきました。すばらしいご講演で聴講した学生全員がとても良い学びができたと喜んだ次第です。
 ご講演の後、研究発表した学生たちとA先生で感想などのお話をしてくださったのですが、その中で、A先生から、
「今度、日本〇〇実践学会の研究大会があるから、その分科会で、今回の(学生たちのプレゼン)内容の発表をしてはどうか」というお話をいただきました。A先生は、当実践学会の理事長もおつとめになっていらっしゃるのです。
 思いもよらないお申し出で、とても驚いたのですが、もし本当に発表させていただけるとしたら、学生たちにとって貴重な機会であり、授業を担当する私としてもとても光栄なことでもあります。
 その後、〇〇実践学会の皆様からもご了承を頂き、また、大学の教務課にも話をしたところ、課外授業と言う形で実施することができるようになりました。
 そのようなプロセスを経て、正式に、学生たちが、学会で研究発表のプレゼンをさせていただく運びとなった次第です。
 発表者は、いずれも大学の3年生の5人です。
 何しろ、授業と言うとても短い時間の中で研究し、まとめあげたものであり、正式な研究学会の発表としては、他に発表される諸先生方のような充実した内容とはなっておりません。
 勢いで、是非にとこのお話を進めてきた私ですが、会場の本格的な雰囲気、他の諸先生方のしっかりされている研究発表を見るにつけて、とてもとても不安になってきた次第でした。

 分科会の6発表の中での4番目でしたが、とうとう順番が回ってきて、発表に入った次第ですが、なんと、私の想像をはるかに超えて学生たちが立派だったのでした!!
 内容も、ずいぶん詰めてきており、姿勢を正して前を向き、しっかりと声を出して、堂々たるプレゼンを展開したのです。
 私は、それを見て、ちょっと感動してしまいました。不覚ながら、少し涙ぐんでしまいました。
 子供の大きな舞台での発表を見る親御さんの気持ちがとてもよくわかったような気がします。

 学生たちは、この大きな舞台でこれだけしっかりとプレゼンをするために、ずいぶん練習を重ねたのだろうと思います。緊張して昨晩はよく眠れなかった学生もいたようですが、プレッシャーに負けずに、見事に乗り越えてプレゼンを成功させました。本当に立派な勇者たちだなぁと思いました。

 オーディエンスの方々も、結構厳しい質問など他のプレゼンでは出ていたのですが、とても暖かい思いやりのある感想や質問もいただき、本当にありがたかったです。終了後は、わざわざ我々のところにお越しいただいて、「感動しましたよ」と温かく感想を言ってくださった方もいらっしゃいました。本当にありがたいことだと思います。

 今回の発表は、学生たちにとって、とても良い思い出、体験になったと思います。ちょうど、来月の4月から4年になる学生たちであり、就活の本番に入っていくことになりますが、きっと、今回の体験は、良き糧となると思います。
 また、私にとっても、とても良い経験、学びになりました。人は、やはり、すばらしい!ということを実感した出来事でもありました。このような学びをさせてくれた実践学会の皆さん、オーディエンスの方々、そして、学生たちに心から感謝したいと思います。ほんとうにありがとうございました。

 学生の勇者諸君に幸多かれ!

自由とは

「君の幸せが他の誰かがやったりやらなかったりすることにかかっている時、
 君は罠にはまっているんだ。
 なぜなら、他の人々が考えることや行なうことを、
 君がコントロールすることはできないからさ。
 でもね、自分の喜びは他人にかかっているのではないということがわかったら、
 その時には本当に自由になれるんだ」
 
 「サラとソロモン」エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス 著 ナチュラルスピリット 出版