年別アーカイブ: 2011年

忠実であるべきもの

  何よりも忠実であるべきものは、あなたの志だ。
  他者の権威、規模の大きさ、力の強さにひざまづいてはいけない。
 
  あなたは、あなたの人生の王様や王女様であり、
  決して脇役や召使いではない。
 
  今のあなたは、貧しく、小さく、頼りない状況かもしれない。
  しかし、だからと言って、熱いハートを失う必要はない。
 
  貧しいからこそ、気高い理想を貫こう。
  小さいからこそ、可能性を信じ、成長を楽しもう。
  弱いからこそ、胸を張って勇気を持って生きる生き方がかっこいいのだ。
 
  あなたがどんなにみじめな状況にあっても、志を捨ててはいけない。
  あなたの志が、どんなに周りから嘲笑されようと、志によせる信頼を失ってはいけない。
  あなたは、外部の権威に従うのではなく、自分の志に従うべきなのだ。
 
  あなたが、あなたの自信を砕き、あなたを絶望に追い込む者たちに負けることなく、自分の志を守り、信じ通した時、あなたの思いは実現する。
 
  奇跡の源泉は、外部の権威ではなく、あなたの中にこそある。
  さあ、奇跡に向けて、一歩踏み出そう。
 

内定率過去最低(20110121)

    大卒の就職内定率68.8%、過去最低 12月1日時点 

                     asahi.com 2011年1月18日15時3分
 今春卒業を予定している大学生の昨年12月1日時点の就職内定率が68.8%と、調査が始まった1996年以降で最低となったことが18日、文部科学省と厚生労働省の調査で分かった。初めて7割を下回り、景気が低迷するなかで00年前後より厳しい「超就職氷河期」に入っていることが改めて示された。

 12月1日時点の内定率は、「就職氷河期」とされた00年前後でも70%台半ばを維持していたが、リーマン・ショック後の08年から下落し、今回は過去最低だった09年からさらに4.3ポイント減。この2年だけで10ポイント以上減少した。不況下で企業が採用を絞る傾向が続いており、文科省は「先行きも見通せず、厳しい就職環境が続きそうだ」とみている。卒業時点の内定率が過去最悪とならないよう、厚労省とともに卒業直前の学生を対象に集中的に就職活動を支援するという。

 調査は全国の国公私立大62校を抽出し、約5千人を対象に、就職希望者に対する内定者の割合を調べた。

 男子は前年同時期より2.9ポイント減の70.1%、女子は5.8ポイント減の67.4%で、いずれも過去最低を更新。特に女子は08年80.5%、09年73.2%から急落しており、就職の険しさが目立っている。文系は3.7ポイント減の68.3%。「就職に有利」とされてきた理系でも7.3ポイント減の71.3%で、文理別でも最低を記録した。

 地域別でみると、6地区中、北海道・東北を除く5地区が下落。中部が8.0ポイント減の61.7%で、落ち込みぶりが際立っている。関東は4.3ポイント減の72.1%。

 大学生の内定率は昨年10月1日時点で57.6%と、過去最低に落ち込んでいた。2カ月たっても改善の兆しは見えず、年末が迫っても3割以上が就職先が決まっていない異例の状況だ。高倍率の大企業や有名企業に就職活動が集中する一方で、求人中の中小企業に十分に学生が集まらない「ミスマッチ」も内定率低迷の一因と指摘されている。産業界には海外の学生や外国人留学生の採用を広げる動きもあり、「景気がよくなっても日本の学生の就職枠がどこまで拡大するか分からない」(文科省)との声もある。(井上裕一)

 

 

 就職氷河期を超える厳しさで、すさまじく過酷な現状が見えてきますね。これでは、学生たちがかわいそうです。一生懸命に頑張っても全然可能性が見えてこない学生たちの胸中を察すると、胸が痛みます。自分の努力ではどうしようもない時代の荒波にのみこまれている状況ですよ。とにかく頑張れと応援するしかできないのが歯がゆいですね。

 しかし、こんな厳しさの中でも内定を取れたと報告に来てくれる学生たちがいますが、彼ら彼女らに共通する要素は、しっかりとした準備を整えていたということ。就活環境がここまで厳しくなると、むやみやたらに企業訪問をしても内定にはつながりません。下手な鉄砲数打ちゃ当たるといわれますが、私の体験では、絶対にあたりません。内定を取るためには、強い武器と防具が必要であり、練りに練られた戦略が必要なんです。しかし、私も、以前営業をしていたときに、なかなか売り上げが上がらずに苦しんでいたときにしたことは、とにかく数を多く当たるということ。追い込まれると、あせってしまって、早くこの状況から救ってもらいたくて、考えることをせずに、動き回ってしまうんですよね。結局、その時は、疲れきって動かなくなり、作戦を練り直す時間をもたざるを得なくなってしまったことから好転しました。だから、今苦しんでいる学生に勧めたいことは、いったん腰を据えて、戦略と戦い方を練り直すことです。今まで落ちてきたということは、今までのやり方がうまく機能していないということなので、その延長で活動しても、なかなか期待通りにはことが運びません。1週間くらい休みを取って、作戦を練り直してみたほうが良いかもしれません。戦い方が書かれている就活本を改めて見直して見ることも必要でしょう。就活本も、1冊だけではなく、複数冊を買ってみて、自分なりの戦略と戦い方を固める必要があります。そのくらいの投資はしたほうが良いですよ。また、一人で考え、練り直すというよりは、学校の就職アドバイザーや専門家など、多くの人にアドバイスを求めたほうが良いでしょう。就活で成功した友人や先輩に意見を聞いてみるのもよい方法です。私でよければ、いつでも力になります。縁ある学生も縁がなかった学生も遠慮なしに相談に来てほしいですね。もちろん、ボランティアで応援します。

 大変な状況であることはよくわかりますが、頑張れば必ず未来が開けるものです。くじけずに前向きに頑張っていきましょう。頑張れ学生たち!

アトランティックプロジェクトの別バージョン

 おかげさまで、アトランティックプロジェクトは、弊社の新入社員研修プログラム、経営シミュレーションによるリーダー研修プログラムとして、広くご利用いただけるようになってきました。本当にありがたいことだと思っております。いろんな形でのご利用が多くなるにつれて、ユニークなご要望もいただくようになりました。その中の一つが、「短時間で、損益計算を含まないシンプルな組織実習とならないだろうか」というご要望です。労働組合などの研修やシンプルなコミュニケーション研修の実習としてご利用いただきたいというニーズによるものです。そのようなお問い合わせにお応えして、アトランティックプロジェクトの別バージョンを開発しました。プログラム構成は以下の通りです。

 

【アトランティックプロジェクト 短時間バージョン】

<ねらい>

 ・効果的な組織の在り方を学ぶ。

 ・コミュニケーションスキルを学ぶ。

 ・効果的なマネジメントの在り方を学ぶ。

 ・リーダーシップスキルを体得する。

 

<時間>2.5時間

 

着々と進行中

新刊プロジェクトが着々と進んでいます。現在、完成度は、1/2程度でしょうか。なんとしても出版を4月の新学期には間に合わせなければなりません。そのためには、3月上旬までには出稿、印刷に取り掛からなければなりません。そのためには、2月の中旬までには原稿を完成させて、校正に入らなければなりません。とは言え、その間で、研修や営業の仕事がいろいろ入っていますので、少々急がなければなりません。気ばかり急いてしまいます。頑張らなくっちゃ!

新刊に向けて

現在、新刊を作成中です。私がいま大学で担当しているキャリアスキル演習のテキスト向けに企画している本ですが、一般的な就活本としても利用してもらえるようになっています。出版目標は、今年の4月です。現在、頑張って作成中です。来期に間に合うためにも頑張ります!

破壊の時代

今君が直面している世界は、さまざまなかたちの「破壊」をまだ人間がしつづけている時代にある。

それは戦争や犯罪といった集団レベルの破壊だけではなく、個人の心の中も同じ状態にある。

きみもぼくも、まだ自分の意識の深いふちで、さまざまな破壊行為を繰り返している。

ヒトはまだ、自らの心を何らかのネガティブな意識で傷つけて破壊してしまう。

そして次の瞬間には、その割れてしまった心のかけらを手にとって途方にくれている。

なんでこんなことをしてしまったのだろう、と思いながら。

「永遠という名の一瞬」 十和音響 著 徳間書店出版 より引用

拡がる善意の輪

   参上、星飛雄馬! 男女4人?ミカンや文房具贈る asahi.com 2011年1月13日8時29分
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 徳島市内の児童養護施設や徳島県石井町の役場に12日までに、漫画「巨人の星」の主人公「星飛雄馬」や、漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗る人たちから福祉に役立ててほしいと、贈り物が届けられた。

 「ただ今参上 星飛雄馬!!」

 11日午後8時ごろ、徳島市福島1丁目の児童養護施設「阿波国慈恵院」の女性職員が、玄関に置かれた段ボール箱3個を見つけた。うち1個に張られた封筒には、「星飛雄馬」を名乗る手紙があり、「徳島の子供達にも笑顔を/正直者にLOVE&ピース」のメッセージがあった。

 箱の中の「善意」は、ミカン10キロに、大量の文房具とお菓子。防犯カメラに、30~40代とみられる男性2人、女性2人の姿が映っていたという。山口憲志院長(73)によると、年に5、6回、食べ物などを匿名で置いていく人がいるが、漫画のキャラクターを名乗る人は初めてで、「気持ちがうれしい。ありがたく使わせてもらいます」。施設にいる2~18歳の子ども73人に手渡す。

 また、12日午前11時ごろには、中年女性が、併設する保育園の敷地内に新品のランドセル二つを置き、立ち去った。午後1時過ぎに女性の声で、「小学校に入学する子どもに渡してほしい」と電話があったという。

 

 タイガーマスクに始まる善意の輪がどんどん波紋を広げていますね。このせちがらい資本主義の中で、これだけの温かい思いが潜んでいたんですね。人間の奥深さと優しさに感動します。

 それにしても、タイガーマスク、星飛雄馬、矢吹丈、仮面ライダー、山下清、肝っ玉母さん、などなど、みんな古き良き日本のヒーローばかりです。やはり、昭和のヒーローは今も心の奥に生きているんですね。きっと寄付をした人たちは、昭和の人間性豊かだったころの子供心をまだ熱く持っている人たちなんだろうと思います。私もとっても共感しますね。感動をくれた方々に、感謝をしたいと思います。

古き良き日本の思いやり

山陰豪雪:大渋滞でおにぎり差し入れ ツイッターで感謝 毎日新聞 2011年1月7日2時30分 
 
 記録的な大雪で、島根県安来市内の国道9号でも車が大渋滞した。

 鳥取・島根両県をむすぶ国道9号が記録的大雪で大渋滞していた2日未明、車の列に、コンビニエンスストアのおにぎりが無料で配られた。渋滞で店舗に届けられない食品を、コンビニ社員が一台一台回って配ったものだった。インターネットの短文投稿サイト「ツイッター」には、感謝の書き込みが残されている。

 おにぎりを配ったのは、コンビニチェーンの「ポプラ」(本社・広島市)の島根県安来市の集配センター。国道9号沿いにあり社員5人が雪かきをしたが、大雪で配送トラックも出られない状態だった。渋滞を見た社員は「困っている人に配れないか」と本社に相談して了承を得て、2日午前0時ごろから2時間かけて、約600~700個を約200台の車に配ったという。

 ツイッターには「コンビニ配送のトラックの人が、もう届けられないからと、大量のおにぎりを窓から差し入れてくれて、沸く車内。今年初のちゃんとしたごはん……! ありがとうございます」などとする書き込みがあった。

 ブログなどでは、鳥取県大山町での出来事とするものが相次ぐが、ポプラ本社が把握するのはこの1件のみ。大渋滞の間には、見かねた地元住民が炊き出しのおにぎりを配るなどの例が他にもあった。

 同社は6日、「我が社も混乱の中でやったことであって、周りの皆さんもさまざまな支援をされている」とコメントした。【矢追健介】 以上毎日新聞より引用

 

 山陰の大雪の際に、記事にあるポプラ社をはじめ、多くの人たちの善意が寄せられて、立ち往生で苦しんでいる人たちの大きな助けとなったようです。新年早々、心が洗われるような出来事ですね。古き良き日本を垣間見たような気持ちです。

 最近は、目をふさぎたくなるような事件も相変わらずありますが、タイガーマスク騒動といい、優しさと粋な思いやりを感じさせてくれる出来事が増えてきている気がしますね。日本にもまだまだこうした思いやりがたくさん残っているのですね。むしろ、いろんな痛みや失敗を経て、こうした日本人らしさが回復してきているのかもしれません。

 人も捨てたものではないし、人間関係も捨てたものではないということを教えてくれる事件でした。こうしたことを教えてくださった方々に感謝です。

大学の成績つけの仕事(20110111)

今日は、担当している大学の成績をつける仕事をします。多分、今日明日の2日間の作業となると思います。一生懸命に授業に参加してくれて、一生懸命に勉強してくれた学生なので、すべての学生を優にしたいのですが、大学のルールがあり、そうはいきません。私の場合は、優劣の判定は、出席と提出物という客観的な物差しで決めています。素晴らしい学生に優劣をつけることは複雑な心境ですが、不公平のないように間違いがないように慎重に丁寧につけていきたいと思います。

労働組合向けの研修プログラムを開発中

 現在、労働組合向けの研修プログラムを開発中です。以前から懇意にしていただいている私の友人の発案であり、彼は、労組時代の体験を基盤にして現在の仕事を展開しており、彼の発案と後押しをいただいて、今プログラムを設計しているところです。

 経営環境が、以前とは全く変わってしまった現在、労働組合の存在意義が問われる時代ともなりました。新しい環境の中で、労組はどうあるべきなのか?労組の友人との対話や、労組関係のお仕事を通して分かり始めたことは、組合員の幸せなキャリアを後押しするキャリアサポートリーダーであるべきだということ。こんなあり方や基軸が見えてきました。弊社なりのこの視点をもとにして、人事とは異なった視点から組合員の元気と勇気と信頼の回復を促し、自分らしく力強いキャリアを後押しし、幸せな人生を歩む応援ができる素晴らしい職場リーダーをはぐくむための教育プログラムを本格的に開発しようと思います。詳細は、後日またご報告いたしましょう。こうご期待!