月別アーカイブ: 2010年10月

コミュニケーション研修を担当します

 明日は、小売大手の労組主催のコミュニケーション研修を担当します。概要は以下の通りです。

【Kコミュニケーション研修】

 <プログラムの目的>
  「コミュニケーションスキルを高め、チームのすばらしい可能性を引き出す。」

      1.コミュニケーションの原点である自信と誇りの重要性について学ぶ。
      2.コミュニケーションの重要性と意義を学ぶ。
      3.コミュニケーションを改善するためのポイントを学ぶ。

<プログラムの内容>1:00~5;00

  セッション1「自信と誇りの重要性」

  セッション2「コミュニケーションの重要性」

 セッション3「コミュニケーションの改善ポイント」

 

 当労組さんでは、6年前にも研修を担当しており、今回は、その時の改訂版のバージョンアッププログラムとなります。6年前のプログラムを思い出していただき、再び選んでいただけたことは、大変光栄なことです。日々お忙しくいらっしゃる皆さんが、一同に会するせっかくのチャンクでもあり、充実した素敵な学びの場となれるように、一生懸命に頑張りたいと思います。では、行ってまいります!

 

 

就活対策講座「志の重要性」

 「そもそも、あなたは、何のために就職したいのだろうか?」

 実は、採用担当者が、あなたと会う当初に知りたい事は、この質問の答えである。

 あなたなら、この質問にどう答えるだろうか?この答えには、典型的な答え方が2つある。

 ひとつは、「就職しないと生活できないし、将来が不安だから」という答え方だ。不安や恐怖にたきつけられて、どこでもいいから内定を得ようと奔走し、内定を得たならば、解雇されないようにしっかりと頑張ろうとする志向を持った学生の答え方である。こうした志向を「就社志向」と呼んでいる。

 一方で、「自分にはその道のプロとして輝きたいという夢がある。その夢を実現するために就職したい。」という答え方もある。会社にぶら下がるのではなく、自分の夢を主体的に追い求めようとする生き方を志す学生の答えである。こうした志向を「就職志向」と呼んでいる。

 採用担当者は、応募者が、就社志向なのか就職志向なのかを早めに見極めて、就社志向の応募者は、どんどん断ろうとする。ぶら下がり志向ではなくプロ志向、就社志向ではなく就職志向の学生を選ぶのだ。就職できない恐怖や将来が不安な学生の気持ちはわかるが、それから逃れようともがく学生は、至って不利であり、早い段階で敗退する事になってしまう。就活で勝利を目指す学生は、プロ志向、就職志向が必要なのだ。

 私の知り合いで、長い間人事畑を歩んできた人事部長がいる。彼は、「実は、最終面接まで残る学生は、何も話さなくとも、ただ座っているだけで判る。」と言っていた。「勝ち残る学生は、何も語らなくとも、雰囲気が違う」そうなのだ。私が、「その様な雰囲気は、どうすればできるのでしょうか?」と聞いたとこ、「きっと志があるかどうかでしょうね」と答えてくれた。

 志や夢を持って、それを生きようとする人は、見る人が見ればわかるのだ。考えても見て欲しい、2人の人が待合室で座っているとする。一人は、自信が折れて、あせっており、どこでもいいから内定を取りたがって前のめりになって緊張している。もう一人は、自分の夢に向けて希望に燃えており、自身に道で自然であり堂々としている。そうした2人を見比べると、素人目にも違いがわかるだろう。人事部長の不思議な感覚も、うなづけるものがあるだろう。

 就職活動において必要なものの第一は、「こころざし」=「自分の夢と幸せのために就職をするのだという心構え」である。

就活対策講座「就活を勝ち抜くために必要なこと」②

だから、もしあなたが面接で落とされたとしたら、それは誤解で落とされたのである。あなたにどんなにすばらしい可能性があったとしても、もしあなたの表現する自己PRが拙いものであったとしたら、あなたは拙い人だと思い込まれるのだ。それは、真理ではなく誤解なのだが、面接の現場では誤解が真実となる。とても恐ろしい現実である。

採用面接において、勝ち抜くためには、あなた自身を無理に変える必要は無い。あなた自身は既にすばらしい宝なのだ。ただ、面接に勝ち抜くためには、そのすばらしさを誤解されないように表現する必要がある。

すなわち、就活に勝ち抜くために必要な要素は、準備なのだ。

就活で内定を取れる学生に共通するものは、能力でも才能でも、ましてや容姿でもない。就活で内定を取れる学生に共通する要素は、すなわち”準備”である。準備が整わない学生は、どんなに能力があっても才能があってもすばらしい実績があっても内定を取れない。逆に、どんなに不器用で誇れるものが無いと思い込んでいる学生でも、徹底的に準備を整えていけば、必ず内定につながる。準備を整えれば、恐れるものなど無いのだ。

ところで、準備には、①心構えの準備 と ②実践的な武器と防具の準備 の2つの要素がある。それぞれについて、詳細を検討していこう。

 

<関連記事>

就活対策講座「就活を勝ち抜くために必要なこと」①

就活対策講座「就活を勝ち抜くために必要なこと」②

 

 

<関連書籍>

 

単行本『実践就活マニュアル』

電子書籍版『実践就活マニュアル 第1巻 就活に必要な心構え』

就活対策講座「就活を勝ち抜くために必要なこと」①

そもそも、就活を勝ち抜くために必要な事とは何だろう?どうすれば、厳しい就活戦線に勝ち抜く事が出来るのだろう?どんな学生が、内定を獲得しているのだろう?いったい何が、内定に結びつく秘訣なのだろう?

それは、才能なのだろうか?

それは、容姿なのだろうか?

それは、体力や知力などの能力なのだろうか?

それは、資格などの技能なのだろうか?

長年にわたり就活戦線に立ち向かう学生のアドバイザーとして経験し学んだ事は、就活において成功する秘訣は、才能や能力や、ましてや容姿なんかではないという事。実は、そうした属人的な要因は、面接担当者には、見抜けないのだ。

考えても見てもらいたい。どんなに人を見抜く能力を持った人でも、たとえ超能力を持った人でも、たかだか数十分の面接時間で、その人のすばらしい潜在性や可能性を見抜く事なんか出来ない。

採用担当者が見ているものは、その人そのものではなく、その人が表現するものである。

要するに、その人が表現する自己PRによって、その人のよしあしを決めているのだ。たかだか1分程度の自己PRで、その人を評価し、判断しいている。

もちろん、その人そのものと、その人が表現する自己PRは、似て非なるものである。自己PRでは、その人の素晴らしさのほんのひとかけらも表現することはできないだろう。すなわち、採用面接の現場では、途方も無い誤解が起こっているのである。(続く)

 

<関連記事>

就活対策講座「就活を勝ち抜くために必要なこと」①

就活対策講座「就活を勝ち抜くために必要なこと」②

 

<関連書籍>

 

単行本『実践就活マニュアル』

電子書籍版『実践就活マニュアル 第1巻 就活に必要な心構え』

劉暁波氏 ノーベル平和賞受賞!

       ノーベル賞委員長、中国に「人権」改善求める 

                   (2010年10月8日21時21分  読売新聞)

 【オスロ=大内佐紀】ノーベル賞委員会のヤーグラン委員長は8日の記者会見で、中国で服役中の民主活動家・劉暁波氏へのノーベル平和賞授与の理由について、「今、中国での人権抑圧に目をつぶれば、世界での(人権の)基準を下げることに直結する」と述べた。

 中国に人権状況の改善を求めると同時に、中国が「世界第2の経済大国」となるに伴い、人権批判を弱める国際社会に警鐘を鳴らした。

 委員長は「経済などの権益のため、人権という普遍的価値の基準を下げることがあってはならない。だからこそ、我々が声を上げた」と述べた。

 中国外務次官が6月に同委員会のルンデスタッド事務長と会談した際、劉氏に授賞しないよう事前に圧力をかけたと報じられたことについて、「毎年のように(委員会に)圧力はかかる。よくあることだ」と認め、中国政府に限らず、人権抑圧国が自国の反体制活動家に平和賞を授与しないよう何度も働きかけてきたことを明かした。ソ連で民主化を訴えた物理学者アンドレイ・サハロフ博士(1975年)、ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさん(1991年)、イランで人権擁護を訴える弁護士シリン・エバディさん(2003年)のいずれが受賞した時も、出身国は同委の決定に猛反発した。

 

 中国の民主化運動の活動をしたとして中国共産党に投獄されている劉氏がノーベル平和賞を受賞しました。受賞した劉さんも賞を提供したスウェーデンにも大きな拍手を贈りたい思います。

 中国共産党は、チベットの問題、ウイグルの問題、法輪功の問題、など、多くの人権問題を抱えている国であり、現実に行われていることを調べれば調べるほど、想像を超える恐ろしい現実が起こっていることに慄きます。外国にも伝わってくるほどですから、そこで住んでいる人であれば、中央政府の意向に逆らったとしたら、どんな理不尽な暴力にさらされてしまうのかは、痛いほどに分かっていると思いますが、劉さんは、そのような環境の中であっても、自分の信念を貫いて活動を展開した人です。私は、本当に勇者だと思います。

 また、火中の栗を拾うような振る舞いとなる今回の賞を提供したスウェーデン政府も勇気ある決定だと思います。きっと、ノーベル賞の様な賞が本当に貢献できるとしたら、こうした形の貢献であり、本当に素晴らしいことではないかと私は思います。

 世界の人たちも、この一件をスルーするのではなく、他人事と思わずに、世界の中で人権がどう扱われているかについて、しっかりと関心を持つべきだと思いますね。また、願わくば、中国共産党も、自分たちの在り方を反省する機会とすべきでしょう。

 世界を変える力は、まさにこうした勇気から生まれてくるのだと思います。こうした勇者たちにエールを送ると同時に、心から世界平和を祈ります。

発展途上の自分を愛するということ

自分が不完全だからといって、嘆いてはいけない。

地球上で、完璧な人など存在しない。

どんなに美しい人であっても、あの静謐な満月の美しさに勝るものはない。

どんなに明るく元気で力のある人であっても、あの圧倒的な太陽の力強さに勝るものはない。

どんなに神聖な予言者でも、大自然や宇宙の神秘に勝ることはできない。

上には上があり、人間には到底及びもつかない壮大さがある。

完璧になろうとすることは、そのすべてを手に入れようとすること。

自分の素晴らしい環境や才能に感謝することなく、

つまらない欠点を責めて文句ばかり言うということ。

それは、とても傲慢だということなのだ。

人は、発展途上なのだ。

完璧ではないので、欠点はあるかもしれないが、

断じて無力ではない。

人は、人として力強く幸せに生きるための十分な力がある。

その潜在性と可能性は、文字通り無限大なのだ。

もう少し背が高ければ、もう少し頭が良ければ、もう少し力があれば、

などとケチくさいことを言ってはいけない。

発展途上の自分を愛するのだ。

それがどんなに欠点にあふれ問題に満ちていても、

あなたは、地球でたった一人の存在。

宇宙の歴史の中でたった一回の存在。

とてつもなくかけがえのない大切な存在なのだ。

そんな自分を大切にしよう。

発展途上の自分を受け入れて、本気で生きてみよう。

奇跡はそこから始まるのだから。

内定者研修を担当しました(20101007)

 2日間にわたって、東京の大手IT企業グループで、内定者研修を担当してまいりました。プログラムは、弊社のアトランティックプロジェクトで、受講された内定者のみなさんは、15名。素晴らしいスタッフの皆さんと受講者の皆さんのとともに、充実した良き学びの場を展開できたと実感しております。研修の概要は次の通りです。

 

Kグループ内定者研修「アトランティックプロジェクト」概要】

<テーマ> 自分らしく輝く魅力的なビジネスパーソンとなるための第一歩を踏み出す。

<ねらい>
  1.企業活動の全体像を理解する。
  2.コミュニケーションとチームスキルを体得する。
  3.プレゼンテーションスキルの向上を図る。
  4.ビジネスパーソンに必要な知識(損益のしくみ、仕事の進め方、組織のしくみ、等)について学ぶ。

<日程> 2日間

<スケジュール>

初日  午前中「第1部 キックオフ編」   午後「第2部 プロジェクト編」

2日目 午前中「第3部 プレゼンテーション編」   午後「第4部 キャリアヴィジョン編」

 

 受講者は、現在大学生であり、2日間という長時間にわたる研修は、生まれて初めてのことだろうと思いますが、集中をとぎらすことなく、真剣に講座に向かってくれました。おかげさまで、本当に素晴らしい充実したエネルギーの高い学びの場とすることができました。本当にありがとうございました。

 プログラムは、4部構成であり、第一部でチームを作り、第二部でプロジェクトを遂行し、その結果できあがったアトランティックカーを第三部でプレゼンテーションを行い、第4部でプロジェクト全体の成功を祝うと同時に将来のヴィジョンを定める、といった一連のプロジェクトチームシミュレーションを展開する展開となりました。

 回を追うごとに、内定者たちは、絆が強まり、どんどんよいチームへと変貌を遂げて行く様子が手に取るように分かりました。今年の内定者たちは、個性が強く、魅力的な個々人であると同時に、あくが強いメンバーでもあるので、チームとしてうまくやれるかどうかの心配がありましたが、そんな懸念を払しょくするように、見事なチームワークを成し遂げてくれたと思います。メンバー個々人も、当初はどことなく固い様子だったけれども、展開とともにどんどん自由になり、表情が変わり、持ち前の元気さと明るさをいかんなく発揮して、それぞれのステップで要求される課題を見事に乗り越えてくれました。中でも、創作実習的な要素の強いプレゼンテーション編において、ゼロから何かを作り出すという最も難しい課題に挑戦し、見事な作品を生み出してくれたことが印象的でした。各チームのプレゼンテーションは、それはみごとなものであり、あんな短時間で準備したとは思えないほどの完成度の高さであり、笑いと感動とドラマのある素晴らしい結果を残してくれたと思います。

 一連の体験を通して、会社経営の全体像と、そのドラマティックでロマンティックな側面、仕事の厳しさと本質的な面白さ、チームと仲間の素晴らしさと大切さ、そして、自分自信の素晴らしい潜在性と可能性を学びとることができたのではないかともいます。

 受講してくれた内定者の皆さんは、これから社会人としてのいろんな体験が待ち受けているのだろうと思います。そんな体験の中には、うれしいことばかりではなく、大変でつらいものもあるかもしれません。しかし、どんな体験であれ、大きな志に向けた糧であるということを忘れずに、乗り越えられる冒険に付き物の障害なのだということを忘れずに、勇敢に立ち向かい、力強く自分らしく幸せなキャリアをはぐくんでもらいたいと切に願います。素晴らしいメンバーのみなさん、ともに幸せに生きましょう!

 最後に、ご協力いただいたスタッフのみなさん、そして受講者のみなさん、本当にありがとうございました! 

今日から3日間連続で講座です

 今日は、大学のキャリアの授業で、明日から2日間は、大手IT企業の内定者研修です。当企業では、今年で4年目の内定者研修です。今年も担当できますこと、大変光栄に思っております。今年も素晴らしい充実した講座となるように頑張りたいと思います。

 そんなわけで、しばらく更新ができません。研修を頑張ってまいります!

宇宙に生命

 第2の地球?20光年先に最も似た惑星(読売新聞.com 2010年9月30日より引用)

 

【ワシントン=山田哲朗】太陽系外の惑星の中で、最も地球に似た惑星が発見された。

 生命の生存に適した条件を備えていると考えられる。米カリフォルニア大などの天文学者が29日、専門誌「アストロフィジカル・ジャーナル」に発表した。

 この惑星は、地球から20光年の距離にある小さな恒星「グリーズ581」のまわりを公転している。恒星のわずかなふらつきをハワイの望遠鏡で11年間観測し、惑星の存在を割り出した。

 この恒星系には惑星は少なくとも6個あるが、新たに見つかった惑星は恒星との距離がちょうどよく、水が液体の状態で存在していると推測される。片方だけが常に恒星の方を向いており、気温は70度~零下30度の間という。地球の3倍の質量で、重力も適当なため大気も保たれていると考えられ、これまでに見つかった約500の系外惑星の中で、最も生物の生存に適している。

(2010年9月30日11時21分  読売新聞)

 

 これは素晴らしい発見ですね!地球と同じタイプの惑星ですから、水も空気も海も空も大地もある。気温も生命現象が不可能といえるほど高すぎず低すぎず、生き物にとっての環境が程よく整った星である様子です。これは、生命がいないというほうが難しい。単純な生命だけではなく、植物や動物、もしかしたら、・・・、などと想像は膨らみますよね。

 しかし、広い宇宙、夜空に数え切れないほどの星が存在している大宇宙の中で、人間の様な生命が存在している場所は、地球しか存在しないだなんて、いったいどんなこじつけでそういう通論になってしまっているんだか分りませんが、私は、とんでもない間違えだと思いますね。

 以前、暗黒物質の話題で当ブログでも取り上げたことがありますが、物理学の世界では、私たちが目で見て認識している物質=私たちが認識できている素粒子は、宇宙全体の数%に過ぎず、70%以上が暗黒エネルギーと呼ばれる未知のエネルギーによって、20%以上が暗黒物質と呼ばれる未知の物質によって占められていると考えられています。

 ですから、私たち人間は、実際のところ、宇宙の90%以上の存在が認識できない現状であり、いろんなことが分かっているつもりでいても、本当のことは何一つわかっていないのですよ。そんな未発達な認識の力を持って宇宙には地球以外には人間は存在しないだなんて、よくそんな傲慢な断言ができたもんだとあきれてしまいます。

 生命の現象は、人間の想像をはるかに超えて力強くたくましく可能性に満ちている。宇宙には、想像をはるかに超えるほどの生命が花開いているのかもしれませんね。地球は、孤独ではないのかもしれません。

 ところで、この惑星は、地球から20光年の距離とのこと。とても遠そうですが、宇宙的には近い距離ともいえます。いつか、この惑星に行って、その美しい姿を見てみたいですね。もしかしたら、地球にはないような温泉もあるかもしれません。宇宙をまたにかけた温泉旅行です!なんてロマンチックなんでしょうか。行ってみたいですね、宇宙温泉!