③マイルストーンとしての目標
目標とは、ヴィジョンに向けてのマイルストーンであり、中間地点におけるありたい目安です。
前述のとおり、ヴィジョンが、本当にそうしたい喜びを伴うリアルゴールだとしたら、目標は、たいていの場合は、ヴィジョン実現のための苦労や努力や犠牲という位置づけになることが多いのではないでしょうか。
しかし、職場の中で、多く見かけるのが、まさにこの目標であり、この目標の向こう側にあるヴィジョンは、背景画として注目されていないのです。
確かに目標は大切であり、無視することはできませんが、それだけでは、機械的な生命力のない職場ともなりかねません。やはり、リーダーとしては、仕事の意義、大胆な夢、希望と喜びを語る必要もあるのではないでしょうか。
夢を語るためには、勇気が必要です。実現の確信がなければそうそう語れるものではありません。しかし、勇気こそがリーダーに期待される特性であります。勇気と情熱をもって夢を語っていこうではありませんか。