弊社の新入社員研修プログラムであるアトランティックプロジェクトの打ち合わせに行ってきます。今日の顧客は、弊社から講師を派遣するのではなく、自社内のスタッフが講師になって、プログラムを展開する内製化に挑戦されます。
内製化までのステップは、マニュアルを購入し当該企業で研修当日のレジュメを作り、リハーサルをして、最終の調整のための打ち合わせの段階で、私がうかがってアドバイスをするという段取りです。今日は、その最終調整のための打ち合わせの訪問となります。
アトランティックプロジェクトは、良く、組織実習としての派手な実習だけなのではないかと勘違いされることがあるのですが、実は、キャリアヴィジョンの形成、企業人としての心構え、マナー言葉遣い、などもテーマとした総合的なプログラムなのです。全部で5つのセッションに分かれており、企業編、営業編、プロジェクト編、プレゼンテーション編、発掘編、キャリアヴィジョン編と展開できるようになっております。今日お伺いするお客さんは、そのすべてのセッションを実施されることになっています。リハーサルの段階で、特にプログラムの力を発揮した魅力的なセッションは、キャリアヴィジョン編だとのこと。実は、本プログラムを作成した時に、最もメインテーマを担ったセッションはキャリアヴィジョン編なのです。キャリアヴィジョン編は、地味ではありますが、最も大切なメッセージ性をもったセッションで、「何事にも自信と誇りを持って、勇気をもって挑戦すること」「困難があっても簡単に諦めないこと」「人は自分が思っているほどちっぽけな存在ではないこと」「人は断じて無力ではなく、想像をはるかに超えた可能性があること」といったメッセージを新入社員たちには伝えてあげたい、そんな強い願いをもってこのプログラ完成させたものでした。そのようなキャリアヴィジョン編を担当者の方々に最も魅力的であると感じていただけて、とても嬉しかったのです。きっと、担当スタッフの皆さんも、私がプログラムを作成した時に感じた情熱を共感していただけたんだろうと思います。
しかし、こうしてプログラムを内製化するということは、会社にとって本当に良いこと。弊社にとっては派遣で担当させていただいた方が、それは売り上げ的には圧倒的に良いのですが、お客さんにとっては、内製化のほうがよっぽど効果的ですよ。なぜならば、費用が圧倒的に安い。しかも、練習を積めば、プロの品質と遜色ない研修を展開できる。さらに、自社が本当に伝えたいことを伝えられる。またアレンジも容易で、目的に最もフィットするプログラムにできる。さらに、ノウハウが蓄積して、自社の財産になる。
弊社としても、お客様に喜んでもらうことが、売り上げよりも大切なこと、今後も、内製化の支援をしていきたいと思っています。
今日は、最終段階の打ち合わせでどんな話合いができるのか、楽しみです。では行ってまいります。